あなたは、
夜勤をうまく乗り切る方法を知りたい
夜勤の仕事を効率化する方法が気になる
夜勤前後の過ごし方を知りたい
このようにお考えではありませんか?
たしかに、夜勤は大変な仕事であるため、手を抜きながらうまく乗り切る方法が気になりますよね。結論からお伝えすると、手抜きしながら夜勤を乗り切る方法はあります。
しかし、同時に手を抜くリスクも存在します。
そこでこの記事では、
介護職が夜勤で手抜きする5つのリスク
介護職の夜勤を手抜きせずに乗り切る8つの方法
介護職が夜勤で手抜きしても仕事を進められる3つのポイント
介護職の夜勤に必要な生活リズムの整え方
について、解説しています。
この記事を読んで、夜勤の乗り切り方や手抜きのリスクを知ることで、今後の取り組み方が変わるでしょう。
介護職が夜勤で手抜きする5つのリスク
介護職が夜勤で手抜きする5つのリスクは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
利用者に事故が起こる
介護職が夜勤で手抜きする1つ目のリスクは、「利用者に事故が起こる」です。
手抜きすれば、利用者の転倒や転落などの事故リスクが上がります。
具体的に手抜きが考えられるポイントは、以下のとおりです。
- 歩行が不安定な利用者に付き添わない
- ベッドから落ちそうになっていても姿勢を直さない
- 水などで地面が濡れていても拭かない
- ナースコールが鳴っていても対応しない
以上のポイントを注意しないと起こりうる事故は、以下のとおりです。
- 転倒
- 転落
- 骨折
- 打撲
- 出血
転倒や転落をしたときは、出血や骨折などの危険があるため、利用者の対応をしないのはリスクに直結するでしょう。
やるべき仕事を忘れる
介護職が夜勤で手抜きする2つ目のリスクは、「やるべき仕事を忘れる」です。
手を抜いて業務にあたっていると、介助以外にやる仕事を忘れてしまうときが意外にあります。おしぼりを巻いたり、モップ掛けなどの雑務を後に回すと、起床介助の直前で思い出すこともあるため、覚えているうちに済ませてしまいましょう。
他の職員から信頼されなくなる
介護職が夜勤で手抜きする3つ目のリスクは、「他の職員から信頼されなくなる」です。
たとえば、利用者の排泄介助を行う際に毎回パットを交換せずに他の職員へ引き継ぐと、痕跡からパット交換をしていないのがバレてしまいます。1度悪い噂が広まると、人間関係にも悪影響があるため、なるべく目立つ行動はやめておきましょう。
自分が楽するために手を抜きすぎてしまうと、他の職員が大変な思いをし、信頼を失うリスクにつながります。
利用者から嫌われる
介護職が夜勤で手抜きする4つ目のリスクは、「利用者から嫌われる」です。
利用者を介助しているとき、真面目に対応しないと、利用者からの評判も悪くなります。利用者も、介助のときに職員がどういった対応をするかみているため、手を抜きすぎてしまうと、感じ取られてしまうでしょう。
利用者から嫌われてしまうと、他の職員や上司への苦情につながる可能性もあるため、介助するときは手を抜かず対応してください。
施設側とトラブルになる
介護職が夜勤で手抜きする5つ目のリスクは、「施設側とトラブルになる」です。
真面目に業務をしないことで、利用者に多くの事故が起きてしまうと、施設側から注意喚起される可能性があります。利用者の家族によっては、事故に敏感であるため、家族からの訴えにより施設側から介護士へ業務を見直すように言われます。
手を抜いて仕事する姿勢が評判になってしまうと、施設側とのトラブルにも発展するため、注意が必要です。
介護職の夜勤を手抜きせずに乗り切る8つの方法
介護職の夜勤を手抜きせずに乗り切る8つの方法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
仕事をゲーム化して楽しむ
仕事をゲーム化すると、手を抜くことなく夜勤を乗り切れます。ゲーム化することで、時間を忘れて仕事に没頭できるからです。
ゲーム化するとよい方法は、以下のとおりです。
- 夜間から朝方までとおして、トイレに行く利用者の人数を予測する
- ナースコールが鳴る部屋を予想する
以上の方法で業務をこなしていくと、普段と違う気分で仕事に取り組めるため、よい気分転換にもなるでしょう。
短いゴールを設定する
介護職の夜勤は、短いゴール設定をすると手を抜かず乗り切れます。短いゴールを達成していくと、やる気の維持につながるからです。
ゴールをいくつかに分けて設定することで、達成感を得ながら業務を進められるため、オススメです。
たとえば、
- 1つ目のゴールは、21時から2時まで
- 2つ目のゴールは、2時から7時まで
以上のように決めておき、短期目標をクリアしていくことで、モチベーションの維持にもつながります。
新しい介助方法で介助してみる
新しい介助方法で介助すると、普段と違う感覚で夜勤を乗り切れます。介助方法を変えることで、気分転換につながるからです。
長い時間拘束され、同じ介助方法だけで業務を進めていると、飽きて集中が続かないときがあるでしょう。新しい介助方法で利用者を介助してみると、飽きにくくなるだけでなく、発見や学びがあるため、メリットも多くあります。
研修などで学んだ内容を活かせるタイミングでもあるため、ぜひ試してみてください。
眠気対策を用意する
眠気対策するのも、夜勤を乗り切る上で重要です。眠気に負けないようにすることで、集中力を維持できるからです。
ストレッチなどで体をほぐすと体温が上がり、交感神経が活発になるため、眠くなりにくい状態をつくれます。長い時間をかけて1度にすべてやっても眠気は感じるため、時間をあけて少しずつ行うと、効果的です。
仮眠方法を身につける
夜勤を乗り切るには、正しい仮眠方法を身につけるのも大切です。うまく仮眠がとれると、業務への取り組み方が変わるからです。
仮眠時間は、30分から2時間以内が効果的といわれており、30分寝るだけでも集中力が非常に変わります。夜勤中の仮眠は必要ないと感じる方もいるかもしれませんが、寝ておくと明け方の調子も良くなるため、なるべく眠るようにしておきましょう。
食事に気をつける
食事に気をつけることで、夜勤の乗り越え方に変化がでます。食べるものによって、夜勤中の眠気に影響があるからです。
夜勤前に脂が多い食事をとりすぎると、眠くなったり体がだるくなったりするため、消化の良い食事をとるようにしてください。健康によい食事の場合、副交感神経が優位になり、リラックスした状態で夜勤に臨めます。
良いコンディションのまま夜勤を乗り切れるため、体への負担も減るでしょう。
勤務時間を変える
長い時間働いている場合、短くすると夜勤を乗り切るのにつながります。長時間の夜勤は、心身への負担が大きいからです。
一般的に勤務時間の分け方は、以下のとおりです。
種別 | 勤務時間 | |
長時間の夜勤 | ■介護老人保健施設 ■特別養護老人ホーム(従来型) ■特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム) ■認知症対応型共同生活介護(グループホーム) | 17:00〜10:00 |
短時間の夜勤 | ■特別養護老人ホーム(ユニット型) | 22:00〜7:00 |
長時間の夜勤に比べると、短時間夜勤や日勤は収入が減ってしまいます。しかし、体を壊してしまうと結果的に収入は予想以上に減少するため、リスクを考えた上で長時間の夜勤を続けるか決めましょう。
長時間の勤務がツラくなった場合は、短時間への夜勤や日勤に切り替えるのも検討してみてください。
介護を押し付けない
利用者に介護を押し付けてしまうと、結果的に自分の負担になります。職員の行動により、利用者が落ち着かなくなってしまうからです。
夜勤中、あまり寝付けずに起きている利用者がいるのは不思議ではありません。そんな利用者に無理やり寝てもらおうとしても、利用者からすると納得できない状態であるため、結果的に眠れなくなるでしょう。
利用者が覚醒しても、納得してもらえるよう冷静に対応すれば、眠ってくれる可能性は高くなります。介護を押し付けるのは最終的に自分がツラくなるため、利用者本位で対応してみてください。
介護職が夜勤で手抜きしても仕事を進められる3つのポイント
介護職が夜勤で手抜きしても仕事を進められる3つのポイントは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
必要物品を用意しておく
必要物品を用意しておけば、夜勤で手抜きしても順調に進められます。
円滑に業務を進めていく上で、もっとも大切なのは準備です。排泄介助で使うパットなど、必要な物品をあらかじめ用意しておけば、わざわざ都度探すことなく効率的に業務を進められます。
緊急時も瞬時に物を用意でき、すぐに対応できるため、必要物品は先に用意だけしておくのがオススメです。
利用者を落ち着かせておく
利用者を落ち着かせておくのも、夜勤を楽に乗り切るコツの1つです。
利用者が寝るまでは興奮させずに、穏やかに過ごしてもらうのが重要であるため、認知症の方への対応には注意する必要があります。認知症の方は、発症している認知症のタイプによって、不穏状態になるきっかけが変わります。
就寝前に不穏状態になってしまうと、夜中も寝ないで徘徊などをする可能性が高くなるため、必ず落ち着いた状態で寝てもらうようにしましょう。
雑務を済ませておく
夜勤を楽に乗り切るときは、済ませるべき雑務を早めに終わらせておくとよいでしょう。
介護施設で行う雑務は、以下のとおりです。
- おしぼり作り
- ゴミ捨て
- モップ掛け
- 机や椅子の消毒
- タオルのセット
- お茶の用意
一部ですが、これだけの雑務があり、やるべき仕事は多いです。以上のような雑務を早朝まで溜め込んでしまうと、1度に処理する必要があり、時間もかかってしまいます。
業務を円滑に進めるために、夜勤中に少しずつ進めておくと自分が困らず、結果的に手を抜きながら仕事ができます。
介護職の夜勤に必要な生活リズムの整え方
介護職の夜勤前後での生活リズムの整え方は、それぞれ違います。
について、解説します。
夜勤前の過ごし方
夜勤前は、時間に余裕があるため、普段より夜ふかしをする方が多いでしょう。
しかし、なるべく普段と同じ生活リズムを心がけてみてください。普段と違う流れで過ごしてしまうと、夜勤明けの体力回復が遅れてしまったり、生活リズムが大きく崩れてしまったりするからです。
遅くとも0時までには寝るようにして、生活リズムが崩れないのを意識してみてください。
夜勤後の過ごし方
夜勤後も、夜勤前と同様に時間があり、予定を入れる方も多くいます。
アドレナリンが分泌していて、行動意欲も高まっているため、休もうと考えにくい状態です。しかし、なるべく3〜4時間ほどの仮眠をオススメします。
仮眠時間は、夜の睡眠に影響しない程度の3〜4時間が理想と言われていますが、個人差もあります。夜勤明けの仮眠時間は、自分で睡眠時に測ってみて、活動に問題ない睡眠時間を把握しておくとよいでしょう。
著者の「夜勤 手抜き」に関する失敗談
著者が手を抜いた夜勤をしたことで、体験した失敗談をお伝えします。
昔に経験した失敗は、雑務を後回しにしたことで、早朝に多くの業務をこなす必要があったときです。
そのとき私は、雑務は途中で少しずつやろうとしていましたが、他の業務をこなしているうちに雑務を忘れてしまっていました。
利用者の起床介助をする前に思い出し、まとめて終わらせたため、非常に疲れた思い出があります。
雑務は、覚えているうちにやっておくと自分が楽できるため、早くやれるものは放置せずに済ませてしまいましょう。
まとめ:介護職の夜勤はポイントを押さえてゲーム化すれば、手抜きせずに乗り切れる
今回は、介護職の夜勤は手抜きせずに乗り切れるか解説しました。
結論からお伝えすると、介護職の夜勤は手を抜いて乗り切る方法があります。
うまく手抜きすると楽に夜勤ができますが、リスクも存在するため注意が必要です。
夜勤前後の過ごし方を見直し、夜勤中に手を抜いてよいポイントと、手を抜くことで発生する問題を確認して夜勤に取り組むようにしましょう。
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