あなたは、
50代で未経験の介護職の仕事を覚えられるようになりたい
若い同僚に迷惑をかけていないか気になる
体力的に介護職を続けられるかが不安になる
このようにお悩みではありませんか?
たしかに、新しい職場で仕事を覚えるのは大変で、50代からの介護職は特に不安が大きいものですよね。結論からお伝えすると、50代の介護職が初めて仕事を覚える方法は、以下のとおりです。
- 仕事を分けて覚える
- メモを上手に活用する
- 業務の流れを理解する
- 利用者の情報をまとめる
- 積極的に質問する
そこでこの記事では、
50代未経験の介護職員が仕事についていけないと感じる5つの理由
50代介護職が初めて仕事を覚えるときに効果的な5つの方法
50代未経験者が介護の仕事を覚えられないときの4つの対処法
50代介護職が体力の限界を感じたときの6つの対処法
50代介護職が転職するタイミング
介護職未経験者が働きやすい施設3選
について、解説しています。
この記事を読んで、仕事を覚えるための参考にしてください。
50代未経験の介護職員が仕事についていけないと感じる5つの理由

50代未経験の介護職員が仕事についていけないと感じる5つの理由は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
覚える業務が多いから
多くの50代未経験者は、仕事の内容を覚えきれないと感じています。利用者の個人情報から介助技術まで、一度に習得すべき知識が膨大にあるからです。
朝食の時間だけを見ても、食事の準備から体調確認、投薬管理や食事介助と、複数の業務があります。利用者によっての体調や好みの違いにも、配慮しなければいけません。初めからすべてを一度にこなすことは困難であるため、業務は着実に覚えていけば問題ありません。
仕事を覚える段階から、楽しようと考えるのだけはやめておきましょう。周りは新人の働く姿勢を見ており、手を抜いているとすぐに発覚します。
まずは真摯に目の前のお仕事と向き合い、階段を登るようにスキルアップしていくのをオススメします。
臨機応変の対応が必要になるから
新人職員は、計画通りに仕事を進める難しさを日々感じています。利用者の体調変化など予想外の事態が起きたとき、臨機応変に対応しなければならないからです。
起床介助で着替えを手伝っているときに、別の利用者さんが転倒すれば、すぐに対応を切り替える必要があります。体調不良の訴えがあれば、予定していた入浴介助の順番を変更することも必要です。
このような判断力は経験でしか身につかないため、慣れないうちは戸惑ってしまうでしょう。困ったときは独断で動かず、確認の意味もこめて先輩職員に聞くようにしてみてください。
専門的なスキルが求められるから
介護の仕事では、未経験でもすぐに専門的な技術が必要になります。職員の経験年数に関係なく、利用者には同じ質の介護サービスを提供しなければならないからです。
食事介助では誤嚥を防ぐための姿勢管理、移動介助では転倒を防ぐための正しい支え方といった、多くの技術が必要になります。基本的な技術は、焦らずに一つずつ身につけていけば良いのです。
未経験の場合は、周りの先輩職員もサポートしてくれるため、真摯に取り組む姿勢を示しましょう。分からないことがあるときは、具体的にどのようなポイントが理解できないのかを明確にしてから、質問してみてください。
質問ができない環境があるから
年下の先輩に質問することに、抵抗を感じる人もいます。年齢差があることで、お互いに遠慮する気持ちが生まれてしまうからです。
たとえば、20代の先輩職員に介助方法を教わるとき、素直に不明点を聞けないときがあります。教えている側も、年上の職員に対して必要な指摘をためらってしまう可能性もあるでしょう。
介護業界では経験年数が重要であるため、年齢に関係なく分からないことは、積極的に質問しましょう。遠慮する気持ちを持ち続けていると、コミュニケーションも円滑にとれず、業務に支障がでるケースがあります。
まずは、心を開いて話してみるところから始めてみるのも、オススメです。
指導体制が整っていないから
指導する体制が整っていないと、未経験の職員にとっては精神的な負担につながる可能性があります。適切に指導されないことで、不信感や不安が募ってしまうからです。
忙しい時間帯には、基本的な説明を受けられないときもあります。先輩職員によって教え方が違うのも新人職員に負担をかけ、結果的に正しい方法が分からなくなってしまいます。困ったときには3つの対処法があるため、解説します。
先輩職員によって指導内容が違うときの対処法は、以下のとおりです。
- 指導内容のメモを取る
- 先輩職員の前では指導された内容のみを実践する
- 上司に指導内容が違うことを相談する
メモを取るのは基本であり、指導された証拠にもなります。上司に相談する際にも使えるため、メモはしっかりとっておきましょう。
それぞれの先輩職員の前では教えてもらった介助のみを実践することで、聞いた内容を理解しているのを間接的に伝えられ、トラブルを避けられます。
問題が起きるような状況が続き、働くのが難しい場合は、教育体制の整った職場への転職も検討してみましょう。
50代介護職が初めて仕事を覚えるときに効果的な5つの方法

50代介護職が初めて仕事を覚えるときに効果的な5つの方法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
仕事を分けて覚える
その場で聞いた説明をすべて覚えることは、誰でも難しいです。一度にすべての業務を覚えようとするのではなく、小分けにして吸収するようにしてみてください。たとえば更衣介助をする際は、いくつかの手順に分けて考えるのが大切です。
更衣介助をするときの手順は、以下のとおりです。
- 声かけ
- 服を用意する
- 服を脱いでもらう
- 服を着てもらう
- 服をしまう
このように分けて、一つずつみていくと覚えやすいでしょう。介助そのものが大事なのではなく、どのように介助するかをチェックしてみてください。
メモを上手に活用する
大切なポイントはメモを取り、後から見返せるようにしましょう。メモは箇条書きで要点だけを書くと、あとで見返すときに分かりやすくなります。
メモ帳は常に携帯し、気づいたことや学んだ内容をすぐに書き留められるようにしておきましょう。業務中にメモが取れない場合は、休憩時間や仕事が終わってから、まとめるのをオススメします。
仕事をしているときにメモを取っていると、同僚や上司から真面目に働いていると評価されるメリットもあります。積極的に活用するのがオススメです。
業務の流れを理解する
一日の業務の流れを把握することで、次の仕事の準備がスムーズに進みます。大まかな動き方を覚えることで、準備すべき物品なども理解できるでしょう。
朝の申し送りから始まり、食事介助、入浴介助、レクリエーションなど、それぞれの業務がいつ頃行われるのかを確認します。時間の流れが分かると、簡単に準備を進められ、落ち着いて仕事に取り組めます。慣れてくると、あとの業務が円滑に進むように、先回りもできるようになります。
日々の業務内で何度も実践し、経験を積むことで、柔軟に動けるようになるでしょう。
利用者の情報をまとめる
利用者の特徴を理解するのは、質の高い介護をするうえで欠かせません。メモや自分でノートなどを用意し、情報をまとめる習慣をつけましょう。
名前や性格、好みの食べ物、介助するときの注意点など、具体的な情報を書き留めておきます。普段から情報をまとめておくことで、利用者に合わせた適切な介護ができるのです。
利用者との会話で新しく知ったことも記載し、ノートを更新していくと良いでしょう。作成したノートは介助だけでなく、会議のときにも情報の正確性を上げるためにも活用できます。
人間の記憶では曖昧な情報になってしまうため、道具を使いこなし、確かな情報を伝えると信頼性も上がるでしょう。
積極的に質問する
分からないことはそのままにせず、積極的に質問しましょう。業務に支障が出ないよう、朝礼の前や業務終了後など、適切なタイミングで質問するのがオススメです。
質問をするときは、自分が困っていることや分からないことを具体的に伝えましょう。たとえば「Aさんへの介助がよく分かりません」ではなく、「Aさんの車椅子への移乗の仕方が分かりません」というように伝えると、聞き手もスムーズに理解できます。
経験豊富な先輩職員は、親切に教えてくれるはずです。たくさん質問することで、より早く仕事を覚えられるうえに、真面目に取り組む姿勢が評価されます。的確な答えを出せるように、分かりやすい内容で質問するのを忘れないようにしましょう。
50代未経験者が介護の仕事を覚えられないときの4つの対処法
50代未経験者が介護の仕事を覚えられないときの対処法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
毎日の仕事を振り返る
仕事の内容を確実に覚えるためには、その日に学んだ内容をメモに残すのが大切です。説明を聞くだけで、すべてを覚えるのは難しいからです。
メモは箇条書きにするなど、後で見返したときにすぐに内容が分かるようにまとめておきましょう。休憩時間や帰宅後の時間を使い、メモの内容を整理するのがオススメです。
気になったことや分からないことは、その場で上司や先輩に質問することが効果的です。年下の先輩に質問するのは気が引けるかもしれませんが、自己判断は避けましょう。
業務の目的や理由を考える
介護の仕事をするときは、利用者へ介護サービスを提供する目的を考える必要があります。理由や目的を考えたうえで業務にあたらないと、仕事内容の理解につながらないからです。
業務を理解しないと、仕事を覚えるのが遅れてしまいます。なにも考えずに覚えようとするのではなく、「なぜこの仕事をする必要があるのか?」といった視点を持つことが大事です。
たとえば、利用者への内服介助をするとき、多くの施設は飲んだ薬の空袋を保管し、チェックシートに名前を記載します。この動作をただ覚えるよりも、「利用者が間違いなく薬を飲めたかを確認するのが目的」と理解すれば、記憶にも残るでしょう。
1つ1つの業務には必ず意味や目的があるので、覚えるよりも理解するのを優先しましょう。
上司や先輩職員のやり方を吸収する
経験豊富な先輩職員の仕事ぶりを吸収するのは、介護の質を高めるうえで、非常に重要です。さまざまな技術を活用することで、利用者への安全な介助が可能だからです。
最初は先輩職員の真似をし、徐々に自分らしいやり方を見つけていくのがよいでしょう。できる仕事が増えていくことで、仕事への意欲も高まります。
「なぜあのやり方でやっているんだろう?」といった疑問を感じたときは、たくさん質問するとスキルアップにもつながります。
役立つ資格をとる
介護職員初任者研修や、介護福祉士などの資格を取得すれば、専門的な知識が身につきます。資格の勉強をとおして、介護の技術や知識を深められるでしょう。
資格を持っていることで周囲からの信頼が高まり、任される仕事の幅も広がっていきます。働きながら少しずつ、資格の取得を目指してみてください。
施設側としては、職員が資格を保有していたほうが外部へのアピールにもなるため、積極的に援助してくれるでしょう。
50代介護職が体力の限界を感じたときの6つの対処法
50代介護職が体力の限界を感じたときの6つの対処法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
正しい姿勢で介護する
身体への負担を減らすためには、ボディメカニクスと呼ばれる介護技術を身につけるのが非常に大事です。力学の原理を活用することで、職員と利用者双方の負担が軽くなります。
ボディメカニクスには、8つの原則があります。原則にそって介助をすれば、安全な介護ができるだけでなく、利用者との関係も良くなります。
ボディメカニクスの8原則は、以下のとおりです。
- 支持基底面積を広くとる
- 重心を低くする
- 要介護者との重心を近づける
- 要介護者の体をひねらずまとめる
- 体全体を使う
- 水平移動をする
- 手前に引く動作を意識する
- てこの原理を使う
ボディメカニクスを活用すれば、腰への負担を大幅に軽減できます。体の使い方を意識することで、日々の介護をスムーズにできます。
続けて、ボディメカニクスの注意点もお伝えします。
- 利用者に声をかけながら動く
- 利用者ができることはやってもらう
声をかけながら介助することで、利用者の不安をなくす効果があります。同時に、利用者に自分で動いてもらうことで、ADLの低下を防ぐのも目的です。利用者と職員が協力して介助を進めることで、ボディメカニクスは効果を最大限に発揮できます。
福祉用具を使って負担を減らす
移乗介助用のリフトなど、福祉用具を活用することで体への負担を大きく減らせます。利用者の状態観察や記録を簡単にする機器が、多くの施設で導入されている傾向です。
福祉用具を正しく使えると、利用者と職員の負担を減らしながらも安全に介助できるため、積極的に活用していきましょう。施設長に相談し、コスト面と必要性を具体的に説明できると、必要な用具を新しく導入してもらえる可能性があります。
運動の時間を取り入れる
介助時の姿勢による腰痛や筋肉痛を予防するためには、ストレッチを習慣にするのが効果的です。毎日の仕事の前後にウォーキングなど、軽い運動を取り入れるのもよいでしょう。
体を痛めないためにも体力づくりは急がず、できる範囲から少しずつ始めるのが大切です。休憩時間を上手に使い、体をほぐす時間を作りましょう。
YouTubeでは、ストレッチの動画も多く投稿されています。3分でやれる軽い運動から、10分程度かけて取り組む動画もあり、家でなら人の目を気にする必要もないため、オススメの運動法です。
無理なく働けないか相談する
シフト制の働き方が体力的に厳しいと感じたら、上司に相談して調整してもらいましょう。早めに相談することで、別の部署への異動など柔軟な対応が期待できます。
体調を崩してからでは遅いため、難しく感じたときは勇気を出して相談してみてください。上司も現場を統括する立場や経験者として、良いアドバイスをくれるはずです。
上司に相談しても状況が変わらない場合は、上司よりも上の責任者、もしくは別の上司に話をしてみましょう。自分の動き方が重要になってくるため、取り合ってもらえる状態をつくるのが大事です。
スキルアップして仕事の幅を広げる
現場の仕事がつらいときは、ケアマネジャーや生活相談員など、デスクワークが中心の職種にキャリアアップする方法もあります。介護経験を活かし、体への負担を減らしながら新たな職種で活躍できるでしょう。
スキルアップをしたい場合は、必要な資格の取得に向け、計画的に勉強を始めながら実務経験を積むのがオススメです。新しい仕事にチャレンジすることで、やりがいも広がっていきます。情報収集も積極的にし、他職種への理解も深めてみてください。
事務職は座っている時間が長いため、マイナスなイメージをもつ人もいるでしょう。現場で体を使って常にリスクのある働き方をするより、安全で年齢に合った働き方といえるため、前向きにとらえてみましょう。
負担を減らせる職場へ転職する
今の職場で改善が難しい場合は、体力的な負担が少ない職場への転職も検討してみましょう。デイサービスなど、夜勤のない施設を探してみるのをオススメします。
介護経験を活かせる職場は、数多くあります。自分の体力に合った環境で働けば、長く介護の仕事を続けられます。
負担が少ない職場の特徴は、以下のとおりです。
- 利用者の人数に対して職員数が多い
- 穏やかな性格の利用者が多い
- 要介護5の利用者が少ない
利用者の性格や介護度は、実際に働いてみないと分からないポイントであるため、入職前にすべて知るのは難しいかもしれません。なるべく多くの情報を得るためには、施設見学のときに職員数の配置を見たり、質問したりするとよいでしょう。
利用者とも積極的にコミュニケーションをとると、利用者の特徴を把握できるのと同時に施設側から評価も良くなります。なるべく多くの情報を得られる動きをとってみてください。
50代介護職が転職するタイミング
50代の介護職が転職するタイミングは、体力と生活リズムを合わせられなくなったときです。介護の仕事は未経験でも始めやすく、資格取得をサポートする施設も多いです。普段の介護だけでなく、職員の教育や問題解決などを積極的にすることで、キャリア形成もできます。
介護職は体力仕事でもあるため、体がついてこなくなると続けるのは難しくなってしまいます。契約や書類作成などの業務がメインになれば、続けるのも可能になる一方、キャリアを築くまでに数年かかるケースもあります。
50代が転職するときは、体力に限界を感じたときが多いため、転職先はなるべく体を使う機会が少ない仕事に就くのをオススメします。介護経験を活かせて、事務職にも関われそうな職場を選ぶと、キャリアや体にとってプラスになるでしょう。
介護職未経験者が働きやすい施設3選

介護職未経験者が働きやすい3つの施設は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
通所介護(デイサービス)
デイサービスは、未経験者でも働きやすい介護施設です。日中だけ稼働している施設形態で夜勤がないため、負担が少ない環境で働けます。
平日の朝から夕方までの決まった時間で動いている施設で、生活リズムが安定します。利用者の送迎や入浴介助、レクリエーションの補助など、簡単な仕事からステップアップができるのも魅力です。
利用者は、要介護認定を受けた人のみ利用できるため、身体介助を必要とするケースが多いです。利用者の抱えている疾患により、介助量も変わるため、実際に関わってみないと分からない部分も多いでしょう。
職員の配置は厚生労働省により、利用者15人以上までは最低1人以上を配置と決まっていて、上限はありません。つまり、利用者の人数に対しての職員数は施設の判断で決められているため、見学するときに聞いてみるとよいでしょう。
職員は多ければ多いほど協力できる環境が整っているため、体力に自信がない人はなるべく職員が多い施設を選ぶのをオススメします。
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
グループホームは少人数の家庭的な雰囲気が特徴です。利用者9人に対して職員が2~3人で対応するため、一人の利用者と向き合う時間が多くとれるでしょう。利用者数は1フロア9名と法律で決まっているため、負担が増え続けることもありません。
業務内容は、利用者と一緒に食事を用意したり、掃除をしたりと、日常生活に近い介護をします。家事の経験を活かせるのが50代の人に向いており、介護の経験がなくても取り組みやすい仕事です。
認知症の方への理解を深められる環境があり、専門的なケアも学べます。シフト制で夜勤をこなす必要はあるものの、9名しかいないため、比較的少ない負担で働けます。
注意点は、職員1人で夜勤を担当する施設が多いため、基本的には自分だけで夜勤をこなすと思っておいたほうがよいでしょう。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、介護の体制が整った施設で、「特養」と呼ばれている介護施設です。ユニット型と従来型の2種類があり、ユニット型で働けば自分のペースで落ち着いて成長していけます。
介護の基本から応用まで、幅広い内容を現場で学べるため、段階的に成長していきたい人にもオススメできる施設形態です。社会福祉法人が運営している施設であれば、待遇も良い傾向にあります。
注意点は、夜勤が業務に含まれており、グループホームよりも利用者数が多い上に対応範囲も広がることです。複数人で夜勤を担当するため、緊急時も自分だけではないメリットもあります。配置される職員数は施設によって変わるため、入職前に確認してみてください。
介護福祉士などの資格取得支援制度も整っており、効率的にキャリアアップを目指せます。
【体験談】50代未経験の介護士と働いたときに注意したこと
私が50代未経験の介護士と働いたときに注意したポイントは、焦らせないことです。50代で未経験の場合は、20代~30代の先輩職員とは違い、業務に慣れるのに時間がかかってしまう可能性があります。
未経験であれば誰でも覚えるのに時間はかかってしまうため、焦らせないように配慮し、地道に1つの業務を理解してもらいました。日々のコミュニケーションも積極的にとり、信頼関係ができるよう、工夫も必要です。
信頼関係がある職員からの指導と、そうでない職員からの指導では、理解する時間に違いが出てきます。良い関係がつくれていると、指導する側もされる側も話しやすくなり、焦らず安心した気持ちでいられるからです。
人と人である以上、信頼関係は絶対に必要なものです。指導する人される人、双方が気持ちよく仕事できるような環境が望ましいです。
まとめ:50代未経験でも工夫すれば仕事は覚えられる
今回は、50代未経験の介護職が仕事を覚える方法や、働き方について解説しました。
結論からお伝えすると、50代の介護職が初めて仕事を覚える方法は、以下のとおりです。
- 仕事を分けて覚える
- メモを上手に活用する
- 業務の流れを理解する
- 利用者の情報をまとめる
- 積極的に質問する
50代未経験で介護職をされている人は、日ごろの業務内でメモをとったり、業務全体を把握したりすると、仕事を早く覚えられるようになります。豊富な人生経験は、介護で大いに活かせるため、どういった形で活躍できるかを考えてみるのもよいでしょう。
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