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【要チェック】訪問介護に向いてる人の7つの特徴や未経験でも始められる方法を解説

あなたは、

訪問介護に向いている人の特徴を具体的に知りたい
未経験でも訪問介護の仕事を始められるのか気になる
子育てしながら両立できるのか不安

このようにお悩みではありませんか?

たしかに、自分が訪問介護に向いてるかどうか、心配になりますよね。未経験や子育てからくる不安もあるでしょう。結論からお伝えすると、訪問介護に向いてる人は、以下のとおりです。

  • コミュニケーション能力の高い人
  • 責任感が強い人
  • 体力に自信がある人
  • 細やかな気配りができる人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 一人で仕事を進められる人
  • スキルアップを目指している人

そこでこの記事では、

訪問介護とは?
訪問介護に向いてる人の7つの特徴
訪問介護に向いてない人の4つの特徴
未経験で訪問介護士として働く方法
訪問介護で働く3つのデメリット
訪問介護で働く5つのメリット
訪問介護でよくある質問

について、解説しています。

この記事を読んで、あなたが訪問介護の仕事を始める参考にしてみてください。

目次

訪問介護とは?

訪問介護とは、支援を必要とする人の自宅を訪問し、日常生活をサポートする介護サービスです。訪問介護をする職員は、ホームヘルパーと呼ばれています。

訪問介護の主な仕事内容は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

身体介護

身体介護は、利用者の体に直接触れる介護を指します。施設での介護と大きく違うのは、利用者の暮らしに合わせて支援する点です。

利用者の日常生活で必要な身体介護は、以下のとおりです。

  • 食事のサポート
  • お風呂の介助
  • トイレの手助け
  • 着替えの介助
  • 口腔ケア
  • ベッドに臥床・離床
  • 車椅子の移動
  • 車への乗車

職員の体を使って利用者を介助することで、問題なく生活を送れるようになります。なくてはならない業務であり、技術や知識が求められるため、一定の資格が必要となるのです。

訪問介護は自立支援が目的であり、利用者のADLを落とさないように介護するのが大事です。すべて職員がやるのではなく、利用者と一緒に進める意識を忘れないようにしてみてください。

訪問介護では対応できない内容もあるため、実際に働く前に確認しておきましょう。

実施できない身体介護は、以下のとおりです。

  • 散髪
  • マッサージ
  • 受診を待つ間の付き添い
  • 職員の車を使用しての送迎
  • 趣味活動への付き添い

この5つは、免許が必要であったり、介護保険の対象外だったりして、訪問介護では対応できません。利用者に求められた場合は丁寧に説明をし、聞き入れないときは、事業所に相談しましょう。

生活援助

生活援助とは、毎日の生活に必要な家事をサポートすることです。利用者の要望に応じ、必要な支援を提供します。食べ物を口に運ぶといった、食事の補助は身体介護になります。

利用者が生活援助のみを希望する場合は、要望に合わない介護サービスを提供しないようにする必要があります。

利用者に必要な生活援助は、以下のとおりです。

  • 料理、食事の準備
  • 洗濯
  • 掃除や片付け
  • 日用品の買い物

実施できない生活援助は、以下のとおりです。

  • 利用者が使用していない部屋の掃除
  • 利用者以外の洗濯、収納、シーツ交換
  • お酒など嗜好品の購入
  • 美容院などへの付き添い
  • 銀行口座の管理
  • 話し相手

基本的に利用者以外への家事などは、すべてサービス対象外になります。お金が関係する内容もトラブルの原因になるため、くれぐれも個人の判断で引き受けないようにしましょう。

通院介助

病院への通院をサポートするのが通院介助の仕事です。タクシーに乗る際の手助けや、車椅子の準備なども含まれます。病院での受付や薬の受け取りまでが、通院介助の範囲となります。

診察室での付き添いは医療保険の対象となるため、介護保険でのサポートには含まれない場合があります。悩んだときは、訪問介護のサービス範囲内かを確認すると、分かりやすいでしょう。

訪問介護に向いてる人の7つの特徴

訪問介護に向いてる人の7つの特徴は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

コミュニケーション能力の高い人

訪問介護の現場では、コミュニケーション力が非常に大切です。利用者との会話で、その日の体調や気分の変化に気づけるからです。普段と様子が違うのを感じ取れる観察力は、コミュニケーション能力で欠かせない要素といえるでしょう。

医療機関や、ほかの介護スタッフとの情報共有も欠かせません。申し送りや記録を使い、利用者の状態を正確に伝えられる力が求められます。

自分の考えている内容を伝え、相手の話を聞きとれるコミュニケーションスキルがあることで、チームでのケアが成立するのです。

責任感が強い人

訪問介護は、利用者の命と生活を支える重要な仕事です。自宅でのあらゆる生活場面において、訪問介護は欠かせないサービスだからです。

利用者の自宅に向かうときは、「少しなら遅れても大丈夫」といった考えを絶対に持ってはいけません。利用者は、決められた時間のサービスを心待ちにしているのです。

服薬介助一つでも、大きな責任が発生します。薬を飲む前には、食前か食後かを確認し、細心の注意を払う必要があります。些細なミスが大きな事故につながる可能性もあるため、つねに緊張感を持って業務に当たらなければなりません。

体力に自信がある人

介護の仕事は、体力に自信がある人が向いているでしょう。介助をするとき、想像以上に体力を使うからです。たとえ、入浴介助では利用者の体を支えながらの作業が続き、移乗介助では腰への負担も大きいでしょう。

一日の中でさまざまな利用者宅を訪問するときも、体力が必要になります。天候や気温に関わらず、決められた時間に訪問する必要があるため、安定したサービスを提供できる体力が求められるでしょう。

風邪などで休んでしまうと、利用者が安定したサービスを受けられなくなってしまうため、自己管理も重要です。

細やかな気配りができる人

介護の現場では、小さな変化に気づく力が大切です。普段と違うポイントにどれだけ気づけるかで、サービスの質は大きく変わるからです。たとえば季節の変わり目では、利用者が体調を崩さないようにするためにも、衣類や室温に注意が必要です。

衣類や室温で注意すべきポイントは、以下のとおりです。

  • 離床してもベッドの中と温度が変わらないか
  • 季節に合った服装をしているか

高齢者は、体温や血圧の変動が激しい傾向にあります。体温が変われば血圧にも影響がおよぶため、適切な服装で過ごしてもらい、変動がない状態をつくりましょう。

四季に合う服装をするのは、体調を整えながら、季節を実感できる大切な習慣です。

臨機応変な対応ができる人

介護の現場では、柔軟な対応力が重要な能力の一つです。介護職で予定通りに物事が運ぶときは、少ないからです。

訪問時に利用者の体調が悪い場合は、予定していた介助を中止し、バイタルサインの確認や安静の確保を優先します。決まった予定にこだわらず、利用者の安全を第一に考えられる柔軟性が大切です。

利用者の自宅まで行くのが難しい場合でも、必要なケアを提供できないか、考える力も必要になるでしょう。介護の現場では、つねに冷静な判断で利用者の安全を第一に考えた対応が求められます。

一人で仕事を進められる人

訪問介護の現場では自分で判断し、行動する主体性が必要です。介護の状況はつねに変化し、適切な判断が求められるからです。

入浴介助中に利用者の体調変化があった場合、介助を中止するか継続するか、状況に応じた判断が必要です。体調の急変時にはすぐに上司へ報告し、指示を仰ぐ判断力も求められます。

訪問時間に遅れが出ないよう、優先順位をつけて行動することも大切です。

スキルアップを目指している人

介護の世界では、学び続ける姿勢が必要です。介護技術や福祉用具は日々進化しており、より良いケアを提供するためには、新しい知識が必要だからです。

初任者研修に合格したら、実務者研修や介護福祉士など、段階的に資格の取得を目指せます。認知症ケアの知識を深めたり、介助技術を磨いたりすることで、提供できるサービスの幅が広がります。

向上心を持ち続け、学んだ知識を実践で活かせると、質の高いケアにつながります。

訪問介護に向いてない人の4つの特徴

訪問介護に向いてない人の4つの特徴は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

状況に応じた対応ができない人

臨機応変な対応は、訪問介護の基本になる能力です。利用者の体調や気分は日々変化し、その日の状況に合わせたケアが必要になるからです。

たとえば食事介助の場合、いつもと同じペースで食事をしていても、体調が悪い日は食べるスピードを遅くしたり、量を調整したりする必要があります。利用者の状態に合わせ、事故を防ぐために対応を変えなければなりません。

柔軟に対応できないと、利用者の安全を守れないため、ケアが難しくなってしまいます。他職員のアドバイスなども参考にし、少しずつでも対応力を磨いていきましょう。

責任感のない人

訪問介護では一人で判断し、行動する力が求められます。時間や約束を守れない人は、利用者の健康や生活に悪影響をおよぼす可能性が高いからです。

一人で仕事をする時間が長い訪問介護では、責任感が必須です。体調の変化に気づいても報告を忘れると、重大な事態を見逃してしまう危険があります。

約束の時間に遅れたり、必要なケアを怠ったりすることは許されません。

大雑把な人

訪問介護には、細かい配慮と正確な作業が必要です。利用者の小さな変化を見逃したり、必要な手順を省いたりすると、予想外の事故につながる危険があるからです。

丁寧な仕事ができない人は、続けていくのが難しいかもしれません。たとえば、服薬管理で「だいたいやっておけばいい」という認識や、体調チェックの怠りは重大な事故につながる恐れがあります。

利用者の安全を守るためには、細やかな気配りと、間違いなく作業を進める力が求められます。

利用者に寄り添えない人

介護職では、相手の気持ちに共感できる力が欠かせません。この能力が不足していると、信頼関係を築けず、適切なケアができないからです。

大きな不安や心配を抱える利用者の気持ちを理解し、温かく接する姿勢が非常に求められます。人との関わりが中心の仕事であるため、訪問介護で大切なことは、人の気持ちへの配慮です。

働くときの自分の姿をイメージし、続けていけそうか、自己分析してみるのも良いでしょう。

未経験で訪問介護士として働く方法

未経験からでも、訪問介護の仕事は始められます。介護職員初任者研修の受講からスタートするのが一般的であり、介護の基本的な知識や、技術を学ぶところから始めるのが良いでしょう。

研修を受講する前に、体験就労やボランティアを利用するのもオススメです。実際の現場の雰囲気を知ることで、自分に合った仕事かどうかを判断することができます。多くの事業所では、未経験者向けの丁寧な研修制度も用意されているのです。

最初から完璧を目指す必要はありません。一つの業務を確実に覚え、できることを増やしていけば良いのです。先輩スタッフのサポートを受けながら取り組めば、着実にスキルアップを図れるでしょう。

訪問介護で働く3つのデメリット

訪問介護で働く3つのデメリットは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

1人で責任を負う場面が多い

訪問介護の現場では、自分だけで多くの判断をしなければなりません。利用者の急な体調変化や予想外の出来事に対し、適切な対応を選択する必要があります。

新人のうちは、日々の失敗が負担になり、訪問介護を辞めた理由としてあげる人もいます。しかし、経験を重ねることで、適切な判断ができるようになっていきます。

上司や先輩に相談する時間も十分にあるため、一人で悩まず積極的にアドバイスを求めてみましょう。

収入が安定しない

訪問介護は、施設での勤務に比べて収入が安定しにくい仕事です。勤務時間を自由に選べる反面、月によって勤務日数が変わってしまうことがあります。

施設では決まった日数と時間で働けるため、収入が安定します。夜勤手当などもあり、高収入を目指すことも可能でしょう。訪問介護は、給料が変動しやすいため、その点を考慮したうえで働くか決めるのがオススメです。

働き方を選ぶ際は、収入の安定か時間の自由かを、一つの指標にするのが良いでしょう。

負担が大きいケースがある

事業所の人手不足により、一人あたりの仕事量が増えるケースがあります。人手が足りていない職場だと、訪問介護のメリットである、自由な働き方ができない可能性も高くなります。

人手不足の影響で休暇が取りづらくなったり、急な勤務変更が増えたりすることもあります。働き始める前には、最低限の勤務日数や担当件数について、事業所にしっかり確認しておくのが大切です。

訪問介護で働く5つのメリット

訪問介護で働く5つのメリットは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

時間の融通が利きやすい

訪問介護の大きなメリットは、自分のライフスタイルに合わせて働ける点です。特に登録型や派遣型の場合は、働く日や時間を自由に選択できます。育児や介護との両立を目指す人にとって、理想的な職場環境といえるでしょう。

勤務時間は、平日の日中が中心です。短時間からフルタイムまで選べるうえ、複数の仕事を掛け持ちできる事業所も多いため、自分の都合に合わせた働き方が可能です。

幅広いスキルが身につく

訪問介護の現場では、さまざまな状況への対応力が磨かれます。利用者の生活環境に応じ、適切な介助方法を工夫する必要があるのです。

一人で訪問する仕事であるため、突発的な出来事への対応力も自然と身につきます。利用者が食事中に窒息を起こしそうになっても正しい判断力があれば、すぐに背中を叩いたり、吸引したりする方法を思いつくでしょう。

状況判断や問題解決の経験を重ねることで、介護の専門性が高まっていきます。

人間関係に悩みにくい

訪問介護は、利用者と職員だけで過ごす時間が長いです。施設介護のように多くの職員との連携が少ないため、人間関係でストレスを感じにくい環境がメリットといえます。

決められた時間内でケアを進められれば、具体的な手順は好きなように工夫できます。利用者に合わせた声かけや介助方法を臨機応変に考えられるため、専門職として成長できる機会が多いでしょう。

業務を覚えやすい

訪問介護の業務は、実施内容が具体的で分かりやすいのが特徴です。訪問時間や提供するケアは計画書などに書かれているため、見通しを持って仕事に取り組めます。

未経験の人でも、マニュアルどおりに進めることで安心して仕事を覚えられます。毎日こなしていけば、自信を持って介護に取り組めるようになるでしょう。

利用者の生活に寄り添える

訪問介護は施設介護と違い、利用者の日常生活に深く関われます。自宅での生活や、家族との関係性を理解すると、利用者とっての適切な支援を考えられます。

気になる変化があれば、サービス提供責任者をとおし、多職種と情報共有もできます。利用者の生活をより良くするため、直接的に関われるのは、介護職としての大きなやりがいとなります。

訪問介護でよくある質問

訪問介護でよくある質問は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

社員だと1日何件くらい担当するの?

フルタイムの職員は、1日で平均5〜6件の利用者宅を訪問します。決められた業務時間の中で余裕を持って移動し、すべての利用者に適切なケアを届けなければなりません。

介護の必要な内容は、利用者によって様々なため、訪問にかかる時間も変わってきます。多い事業所は、12件以上対応するところもあります。

子育てと両立できる?

訪問介護の現場では、子育て中の職員が活躍しています。事業所によって勤務体制は違っても、学校行事や長期休暇に合わせて柔軟に勤務を調整できる職場が多いです。

子育ての状況や希望する勤務曜日、時間帯、長期休暇の対応などについて具体的に相談し、自分のライフスタイルに合った働き方ができる事業所を見つけることをオススメします。

利用者との相性が悪いときはどうすればいい?

事業所のサービス提供責任者などに相談してみてください。現状を話し合い、担当する利用者を変えてもらうのが現実的です。利用者によっては「ダメなヘルパーだから嫌だ」などと訴え、さまざまな理由で折り合いが悪くなるときもあります。

ただし、相性が悪いからといって、自分を責めるのはやめましょう。職員と利用者が関わってみないと分からないため、難しいようであれば、違う利用者へのケアで力を発揮するのをオススメします。

利用者からの印象が悪く、困っているときは、以下の記事も参考にしてみてください。

参照記事:【注意】利用者から嫌われる介護職員の特徴10選を介護福祉士が解説

【体験談】訪問介護で大変なこと

私は、実習生として訪問介護を経験したことがあります。そのとき大変に感じたのは、休憩時間を取れないときがあった点です。

訪問介護は、利用者のケアを終えると、つぎの利用者宅に向かう必要があります。時間との戦いでもあるため、状況によっては休憩が30分のときもありました。

別の日では、喫茶店で時間をかけて昼食をとり、そのまま利用者宅へ行くときもあったため、ケアにかかった時間や訪問する利用者件数によって休憩時間は変わります。

訪問介護は給料の相場が高く、始めやすい仕事でもあります。一方で、休憩が取れない可能性があるのも、覚えておくと良いでしょう。

まとめ:訪問介護は真面目な人に向いてる

今回は、訪問介護が向いてる人について解説しました。

結論からお伝えすると、訪問介護に向いてる人は、以下のとおりです。

  • コミュニケーション能力の高い人
  • 責任感が強い人
  • 体力に自信がある人
  • 細やかな気配りができる人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 一人で仕事を進められる人
  • スキルアップを目指している人

訪問介護は、利用者の生活を直接支える大事な仕事です。時間を守ることや、確実に業務を進める能力が求められるため、大変なのと同時にやりがいのある仕事です。

未経験でも挑戦しやすいのが魅力でもあり、キャリアアップにも活かせるため、ぜひチャレンジしてみてください。

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