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【保存版】障害者グループホームで遭遇するあるある6選|現場職員の悩みを解決

あなたは、

障害者グループホームでのあるあるな出来事を知りたい
利用者との関わり方で悩むことが多い
支援の仕方が正しいのか不安

このようにお悩みではありませんか?

たしかに、障害者グループホームで働いていると、支援の方法や利用者との関わり方に不安を感じるときはありますよね。結論からお伝えすると、障害者グループホームのあるあるな出来事は、以下のとおりです。

  • 脱走をして行方不明になる
  • 感情を抑えられずに騒音を出す
  • 周りの人に暴言や暴力行為がある
  • 近所から苦情が入る
  • 虐待をする
  • 私物を盗む

そこでこの記事では、

障害者グループホームで利用者のあるあるなトラブル
障害者グループホームで職員のあるあるなトラブル
利用者が起こしたトラブルへの4つの対策
職員が起こしたトラブルへの4つの対策
障害者グループホームに向いてる人の特徴5選
障害者グループホームの世話人以外の仕事

について、解説しています。

この記事を読んで、今後の働き方の参考にしてください。

目次

障害者グループホームで利用者のあるあるなトラブル

障害者グループホームで利用者が引き起こすあるあるなトラブルは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

脱走をして行方不明になる

障害者グループホームでは、利用者が脱走をして行方不明になるケースがあります。利用者は前もって職員へ報告しておけば、自由に外出ができます。

外出の際は職員が利用者の様子を見守り、必要なときだけサポートします。利用者が自立した生活を送れる能力を維持するため、求められるときだけ支援すると決められている場所が多いのです。

外出してから帰ってこない場合は、脱走か外出なのかを職員が判断する必要があります。道に迷ったり動けなくなったりしたときは職員が捜索を始め、事態が深刻な場合は家族や警察の協力を得るときもあります。

利用者が外出から帰ってこなかったら、迅速かつ冷静な対応が求められます。

感情を抑えられずに騒音を出す

障害者グループホームの利用者は、感情を抑えられずに騒音を出すことがあります。騒音問題は、アパートやマンションで特に気を付けなければならない課題です。仕方のない生活音であっても、周囲の住民に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

利用者の中には感情が高ぶると大きな声を出したり、強い足音を立てたりする人がいます。真下の住人などには音が伝わりやすく、日常的に響かせてしまうと生活に影響を与えてしまうのです。

夜間は、特に音には気を付ける必要があるでしょう。一軒家でも窓を開けていると独り言などが近隣の迷惑になるため、職員は対策を考える必要があります。

周りの人に暴言や暴力行為がある

感情のコントロールが苦手な利用者は、周りの人に暴言や暴力をふるうときがあります。意思疎通がうまくできないことで、ストレスが溜まり、暴力行為などに走ってしまうのです。

暴言や暴力があった場合は、エスカレートする可能性を考え、早めに対応しなければなりません。職員は利用者の行動パターンをつかんでおき、危険な状況を予測しておく必要があるでしょう。

あまりに暴力などが続く場合は、強制退去も視野に入れた対応をとるケースもあります。

近所から苦情が入る

障害者グループホームでは、近隣とのトラブルが発生するときもあります。利用者の大きな声や物を壊してしまう音など、生活の中で起きる騒音が苦情の原因になることがあります。

利用者の中には、近所のごみ置き場でごみを触ってしまったり、窓から長時間外を眺めたりする人がいます。利用者にとっては自然な行動でも、近隣住民には不安や不快な気持ちを与えてしまうでしょう。

このような状況になったときは、地域との関係を深める必要があります。近隣住民向けの説明会を開いたり、日頃から丁寧な対応を心がけたりすることが必要になるのです。

障害者グループホームで職員のあるあるなトラブル

障害者グループホームで職員が引き起こすあるあるなトラブルは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

虐待をする

障害者グループホームでは、職員によってさまざまな虐待が行われることがあります。利用者の安全と尊厳を守るために、職員は虐待に対しての正しい理解が必要です。

特に体を押さえつける「身体拘束」は、絶対にやってはいけません。ほかの利用者や本人の安全のためにやむを得ない場合もありますが、必要以上の力を使うと虐待になってしまうのです。

ほかにも、威圧的な態度をとったり食事を与えたりしない行為も虐待に入ります。このような虐待は「心理的虐待」といい、形として残らないため、発見するのが難しいです。利用者の様子が変わったときは、職員の対応を見直す必要があるでしょう。

私物を盗む

障害者グループホームでは、利用者の大切な持ち物やお金が盗まれるケースがあります。利用者の部屋に鍵がないときや職員が鍵を管理している場合は、きちんとした対策を考える必要があるでしょう。

具体的な対策は、以下のとおりです。

  • お金の出し入れを記録する
  • 後見人など外部の人に協力してもらう

職員の出入りや金銭の管理を徹底することで、問題の発生を防げます。盗難が発覚した時点で盗まれた金額が多かったり、悪質な犯行と判断されたときは、警察が介入することもあるのです。

職員はいつでも盗めてしまう状況でもあるため、疑われないためにも対策は徹底しておきましょう。

利用者が起こしたトラブルへの4つの対策

利用者が起こしたトラブルへの4つの対策は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

日ごろからコミュニケーションをとる

利用者の中には、自分の気持ちを言葉でうまく伝えられない人がいます。職員との関係が十分でないと、不安から暴言や問題のある行動につながってしまうときがあります。

職員は日頃から、利用者との関わりを大切にしなければなりません。毎日の挨拶や声かけをとおし、利用者の気持ちの変化に気づけるようになると良いでしょう。利用者の好きなことに関する話題をふると、話が盛り上がりやすいのでオススメです。

意思疎通が難しいようにみえたら、職員から歩み寄るのを意識し、楽しくコミュニケーションをとるようにしてみてください。

利用者の気持ちを理解する

障害者グループホームの利用者は、それぞれ性格や行動が違います。トラブルの内容も人によって違うため、利用者の個性に合わせた対応が必要です。

利用者は抱えている障害により、コミュニケーションをとることが難しい場合もあります。職員は日頃から利用者の気持ちに寄り添い、伝えようとしていることをくみ取る能力が求められるのです。必死に話そうとしている様子であれば、職員は静かに聞く姿勢を持ちましょう。

適切な対応方法は、利用者によって変わります。職員は自分ではなく、利用者の立場になって対応するようにしましょう。

利用者が過ごしやすい環境をつくる

利用者が安心して暮らせる環境づくりをすると、トラブルの防止につながります。もし問題行動が止まらないときは、利用者からの困りごとがあるサインかもしれません。

利用者の表情や行動に変化が現れたら、細かく観察する必要があります。普段と様子が違ったり、態度が急に変わったりするときは、職員や利用者のことで困っている可能性が高いです。気になることがあれば、すぐにほかの職員と情報を共有しましょう。

職員は日ごろから利用者を注意して見守り、過ごしやすい環境をつくることが大切です。

家族への近況報告を欠かさない

障害者グループホームでは、トラブルが起きたときの記録と報告が重要です。利用者の様子や出来事を細かく記録し、家族にも状況を分かりやすく伝える必要があります。

家族に様子を報告するときは、ただ内容を機械的に伝えるのではなく、写真や動画を見せるのもオススメです。口頭だけで伝えられるよりも、普段の生活が見てすぐに分かるため、家族も報告を楽しみに待ってくれるようになるでしょう。

日々の報告は業務的なものではなく、家族とのつながりを深められる大事な機会でもあるのです。

職員が起こしたトラブルへの4つの対策

職員が起こしたトラブルへの4つの対策は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

職員間の連携を強くする

職員間のコミュニケーションは、円滑に業務を進めていくのに欠かせません。職員同士が気軽に話せる環境があると、トラブルを防げるようになります。

日々の申し送りや業務で困ったことがあるときは、いつでもすぐに相談できる職場が理想です。たとえば、利用者の異変に気づいた人がほかの職員と報連相ができれば、早い段階で適切な対応がとれます。

職員同士の円滑なコミュニケーションは、職場の雰囲気を明るくするだけでなく、利用者へのサービスの質も高めてくれるのです。

働きやすい職場環境にする

施設内でトラブルを防ぐには、職員の人数を増やすことが必要です。職員が無理なく仕事ができる環境をつくることで、結果的に利用者の安全な生活につながります。

福祉の仕事では、決められた人数を現場に配置しなければなりません。たとえば、障害者グループホームでは利用者6人に対し、1人の世話人が必要です。新人職員がいる場合は、なるべく「安心して働ける」と感じてもらえるよう、丁寧にサポートしましょう。退職を防ぐのも、人材を確保していくうえで大事な取り組みです。

職員が余裕を持って仕事ができる環境があれば、利用者に対しても、より良い支援が実現できます。

勉強会に参加して知識を深める

利用者へのケアなどを正しく理解すると、トラブルの防止につながります。職員全員が同じ考えを持ってサポートすることで、質の高い支援を実現できます。

積極的にケアについて学ぶことで、働いている職員全体の意識も上がるでしょう。特に、障害者の権利条約を確認すると、利用者の人権やプライバシーを大切にする必要性が分かります。現場では利用者の気持ちに寄り添い、適切な支援を提供できるスキルが求められるのです。

参考記事:文部科学省「障害者の権利に関する条約について」

職員が利用者の権利について正しい知識を持つことで、虐待などを防ぐことにもつながるでしょう。

地域との交流をする

利用者が安心して暮らすためには、地域との良い関係づくりが必須です。近隣とうまく付き合えていれば、大きなトラブルにもつながりにくいでしょう。地域の方とは、さまざまな方法で交流するのがオススメです。

具体的な交流方法は、以下のとおりです。

  • 地域の行事に参加する
  • 積極的に挨拶する

地域の行事に参加した際に、挨拶もかねて話すことで、お互いへの理解が深まっていくのです。障害者グループホームの行事に地域の方を招待することで、利用者さんへの理解も広がるでしょう。

地域のみなさんと良い関係を築くことで、利用者さんがより安心して地域の一員として暮らしていけます。

障害者グループホームに向いてる人の特徴5選

障害者グループホームに向いてる人の特徴は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

利用者の気持ちに寄り添える

障害者グループホームでは、利用者の気持ちに寄り添える心が大事です。相手の立場に立てる人でないと、利用者を支えるのは難しいからです。

利用者さんとのコミュニケーションは、難しいと感じることも多々あります。言葉でうまく表現できない利用者の場合、表情や仕草から「今この人は何を伝えたいのかな」と考えながら関われるスキルが必要です。

相手の気持ちに寄り添える人は、障害者グループホームで大いに能力を発揮できるでしょう。

小さな変化に気づける

利用者の小さな変化に気づける観察力は、グループホームの仕事をするうえで重要です。様子が違う点に気づけると、迅速な対応ができるからです。

いつもは元気な利用者が急に元気がなくなったり、不安そうな様子を見せたりしたときは、落ち着いて対応する能力が必要です。普段から様子をよく見て、丁寧に関わっていると変化にも気づきやすいでしょう。

どのような違いにも気づける人は職場からも重宝され、良い評価につながります。

障害に対する理解がある

障害について理解がある人は、障害者グループホームに向いているといえます。障害ごとの特徴を考え、利用者に合わせたケアを提供できるからです。

利用者が抱えている障害は、それぞれ特徴が違います。たとえば、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な人もいますが、その人らしさの一つと考えられると良いでしょう。どのような人とも同じで、ゆっくりと時間をかけて関わるからこそ、お互いの理解が深まっていくのです。

障害に対する理解は、利用者に支援をするときに欠かせないスキルです。

夜勤に入れる

障害者グループホームで夜勤に入れるのも、向いている特徴の1つです。24時間運営している施設では、夜間に働ける人が必要だからです。

夜間も利用者が安心して過ごせるよう、職員が交代で生活を支えます。夜中は体調を崩した人への対応や、身支度のサポートなど、昼間とは違う支援が必要です。

夜勤ができる人は、施設に大きく貢献することができます。夜勤手当も出るため、収入をアップすることも可能でしょう。ただし、メリットとデメリットを把握したうえで入るかどうかを決めるのがオススメです。

障害者グループホームの夜勤について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【体験談】障害者グループホームの夜勤で楽だったポイントを介護福祉士が解説!夜勤を長く続ける3つの方法も紹介

体力がついている

障害者グループホームで働くとき、健康で体力がある人は有利でしょう。利用者への支援で、体力を使う場面が多いからです。利用者の多くは、自分で身の回りのことができますが、支援が必要な場面もあります。

支援が必要な場面は、以下のとおりです。

  • 掃除
  • 買い物の手伝い
  • 外出時の付き添い

このようなサポートで体を動かす機会が多いため、体力のある人はあまり苦労しないでしょう。夜勤をやる場合も、体が丈夫な方が順調にこなせる可能性は高いです。

体力に自信があって健康に気をつけられる人は、ほかの職員から一目置かれる存在となるでしょう。

障害者グループホームの世話人以外の仕事

障害者グループホームの世話人以外の仕事は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

生活支援員

生活支援員は、利用者への介助が基本的な仕事です。食事や入浴、着替えなど、毎日の生活動作のサポートが主な役割となります。

具体的にいうと、利用者が安全に食事ができるよう見守ったり、入浴時に体を洗うのを手伝ったりします。特に食事中は、食べ物がのどに詰まってしまうと命に関わるため、注意が必要です。病院への付き添いや、利用者の相談に乗るといった業務も任されるでしょう。

生活支援員は、利用者が快適に生活を送れるよう、専門的な支援をする役割を担っています。

サービス管理責任者

サービス管理責任者は、障害者グループホームの運営全体を支える重要なポジションです。利用者の支援計画を立て、作成した計画にそって支援がされているかを確認します。

具体的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 入居を希望する方の相談や見学の案内
  • 利用者の暮らしに関する相談対応
  • 職員への指導
  • 病院・役所との連絡調整

デスクワークが中心になり、さまざまな形で現場をバックアップします。現場の職員や利用者からの信頼は、仕事をこなしていくうえで非常に重要なので、普段からコミュニケーションをとるのがオススメです。

サービス管理責任者は、利用者と職員の両方をサポートしながら、グループホーム全体の支援の質を高めなくてはなりません。

管理者

障害者グループホームの管理者は、職員の採用から経理まで幅広い業務を担当し、施設が円滑に運営できるようにします。管理者の仕事には大きな責任が伴うため、長い経験を積み、実績をあげた職員がつける役職です。

具体的な業務内容は、以下のとおりです。

  • 職員のシフト調整
  • 必要な物品の注文
  • 利用者の家族との話し合い
  • 業者との打ち合わせ

サービス管理責任者よりも、さらに事務的な仕事がメインとなるため、現場の声を拾いづらくなってしまいます。時間を空け、現場の様子を自ら観察し、理解することで周りの人からの信頼を得られるでしょう。

管理者は職員が働きやすく、利用者が安心して暮らせる施設づくりを進める重要な役割なのです。

障害者グループホームについてよくある質問

障害者グループホームについてよくある質問は、以下のとおりです。

それぞれ解説していきます。

世話人と生活支援員の違いはなに?

世話人と生活支援員は、どちらも利用者の生活を支える大切な仕事ですが、それぞれ役割が違います。

世話人の業務内容は、以下のとおりです。

  • お金の使い方を教える
  • 体調管理をサポートする
  • 困ったときの相談相手になる

世話人は、利用者が自立した生活を送れるようサポートする役割です。身体的な介助以外で生活に関わることは、世話人が対応するようになっています。

つぎに生活支援員の業務内容は、以下のとおりです。

  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助

生活支援員は食事や入浴、排泄など日常生活で必要な介助をする仕事になります。介護施設の方でいうと、「介護士」と同じような職種です。介助以外の業務を一切やらないわけではありませんが、世話人と違い、生活支援員はキャリア形成できるのが大きな魅力です。

世話人は身体的な介助がない分、体力的な負担もかかりません。しかし、ステップアップしにくく、転職するときも大きなアピールポイントにならないのが難点です。それぞれの特徴を比較し、自分に合った方を選ぶと良いでしょう。

障害者グループホームでは何が大変?

現場の声を調べてみると、一番大変なのは人間関係といわれています。障害を持っている利用者を理解するのは前提になりますが、暴れてしまうときもあるため、心身ともに疲れることも珍しくありません。職員同士でも、相性の悪い人同士で陰口を言い合ったりする場面もあります。

職場という狭い環境だと、逃げ場がないに等しいでしょう。コミュニケーションで関係性をつくったり、必要以上に関わらないなどの工夫が必要です。

夜勤が不安なときはどうすればいい?

最初の2回ほどは先輩職員がつき、2人体制でやるケースが多いです。先輩職員がいるうちに疑問に思ったところは質問し、不安点を解消しておきましょう。

夜勤をやっているほかの職員と、悩みや不安を共有するのも大事です。話し合うことで、解決につながる良いヒントを得られるかもしれません。自分にはないやり方なども吸収できるので、積極的に話すことをオススメします。

まとめ:障害者グループホームのあるあるな出来事には環境づくりが必須

今回は、障害者グループホームのあるあるについて解説しました。

結論からお伝えすると、障害者グループホームのあるあるな出来事は、以下のとおりです。

  • 脱走をして行方不明になる
  • 感情を抑えられずに騒音を出す
  • 周りの人に暴言や暴力行為がある
  • 近所から苦情が入る
  • 虐待をする
  • 私物を盗む

障害者グループホームでは利用者と職員、それぞれが引き起こすトラブルへの対処が必要です。利用者の場合は障害に対して理解を示し、職員の場合は働きやすい環境づくりが欠かせません。双方の負担を取り除き、明るい生活を送れるようにするのがベストです。

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