あなたは、
介護職で5連勤を乗り切る方法を知りたい
介護職で5連勤の疲れを軽くする方法が気になる
5連勤によるストレスへの対策を知りたい
このようにお悩みではありませんか?
たしかに、介護職は5連勤になるときがよくあり、現場では神経を張る場面も多いため、心も身体も疲れてきますよね。結論からお伝えすると、介護職のしんどい5連勤を解決する方法は、以下のとおりです。
- 有給をとって休む
- 管理者に相談する
- 施設長に相談する
- 労働基準監督署に相談する
- 転職する
そこでこの記事では、
介護職の5連勤によるしんどい思いを解決する5つの方法
介護職のしんどい5連勤を乗り切る5つの方法
介護職のしんどい5連勤を続ける3つのリスク
介護職のしんどい5連勤へのストレス対策
介護職のしんどい5連勤による疲労を軽減する方法
について、解説しています。
この記事を読んで、介護職の5連勤を乗り切る参考にしてください。
介護職の5連勤によるしんどい思いを解決する5つの方法
介護職の5連勤によるしんどい思いを解決する5つの方法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
有給をとって休む
5連勤によるしんどい思いを解決するには、有給をとって休むのが効果的です。有給を利用することで、身体的や精神的な負担を減らせるからです。
休日の作り方でオススメなのは、5連勤のあとに有給と公休をつなげる方法です。休みの入れ方によっては問題なく2連休がつくれるため、覚えておきましょう。週の中間に1日休みをいれるのも効果的で、3連勤と2連勤に分けられるため、負担を分散できます。
介護職の有給消化率は低い傾向にあり、施設の運営状況によっては申請がしにくかったり、よい反応をされないときもあるでしょう。有給申請は労働者の権利であり、事業所の申請拒否は原則禁止とされているため、必要なときは申請してみてください。
ゆっくり休むことで仕事の集中力や計画性も上がるため、忘れずに有給をとるようにしましょう。有給休暇を適度にとると、5連勤の疲れを解消し、仕事のパフォーマンスも維持できます。
管理者に相談する
5連勤によってしんどい思いを解決したいときは、管理者に相談するのがオススメです。自分の状況を伝えられれば、勤務体制の調整などにより、負担を軽減できるからです。
管理者は現場全体を把握しているため、職員の労働状況や健康状態も知っています。つらい状態であるのを説明すれば、シフトの調整や負担が大きい介助などを見直してくれる可能性があります。
とくに、1人では介助が困難な入居者を担当しているケースであれば、すぐに相談すべきです。無理して続けてヘルニアなどを患ってしまうと、私生活にも大きな影響があります。身体を壊さないためにも、早い段階で管理者に相談するとよいでしょう。
施設長に相談する
5連勤でしんどい思いをしているときは、施設長に相談するのも一つの手です。管理者よりもさらに決定力があり、スムーズに業務調整がされやすいからです。
施設長に相談すれば、人員配置やシフトの改善などが見込めるため、大きな負担軽減につながるでしょう。管理者に相談しても、施設長に話が伝わっていないケースもあるため、一度話してみるのがオススメです。
労働環境の改善は、ケアの質を向上させて施設全体の評価も上がるため、施設長も前向きになる可能性が高いでしょう。
労働基準監督署に相談する
施設長や管理者に相談しても解決しない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。内部ではなく、外部に話すことで適切な対応をとってもらえるからです。
たとえば、タイムカードを切らないように指示があったり、心身ともに仕事が継続できない状態なのに適切な対応をされなかったりしたときは、すぐに相談してください。しんどい思いで働き続けていても、外部に相談しないと実態は明かされないままで状況は変わりません。
何度か足を運ぶだけでも、施設の名前を覚えてもらえるため、徐々に対応を考えてくれます。厳しい目でみられるようになった施設には、告知なく監査が入るケースもあります。上司に相談しても変化がみられないときには、労働基準監督所への相談も検討してみましょう。
転職する
在籍している施設で働けないと感じたときは、転職も視野にいれてみましょう。施設を変えることで、今よりもよい環境で働ける可能性があるからです。
施設によっては、5連勤を組まないようにシフトを作っているところもあります。もし夜勤にあまり入りたくないと思っている場合は、年齢の若い職員が多く在籍している施設へ転職すれば、自分の代わりに夜勤に入ってくれる可能性があります。若い人は夜勤手当で稼ごうとするため、上司の許可があればシフト調整を認めてくれるでしょう。
転職はマイナスではなく、新たな経験ができるよい機会でもあるため、ポジティブに考えて行動するのがオススメです。施設選びは非常に重要となるため、面接や施設見学のときは、細かいポイントまで確認するようにしましょう。
施設見学の際に、チェックすべきポイントは以下のとおりです。
- 施設の雰囲気
- 職員同士が話している様子
- 入居者との関わり方
- 介護職員と上司が話している様子
- 職員が動くスピード
- 浴室やトイレの広さ
- 休憩室のつくり
施設見学は、働くかもしれない施設の中をみられる貴重な機会のため、自分の目でしっかり確認するようにしてください。
介護職のしんどい5連勤を乗り切る5つの方法
介護職のしんどい5連勤を乗り切る5つの方法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
仮眠をとる
5連勤を乗り切るには、仮眠をしっかりとりましょう。短時間でも眠ることで、心身の疲れを軽減できるからです。
仕事中に仮眠をとる時間があるのは、休憩時間です。休憩中は、他の職員とコミュニケーションをとる時間でもあり、多くの職員は雑談を楽しんでいるでしょう。しかし、寝ることで午後のパフォーマンスが上がるのを考えると、仮眠は積極的にとるのをオススメします。
なにより適度な仮眠は集中力を上げ、入居者への事故予防にもつながるため、結果的に仕事を円滑に進められるでしょう。とくに夜勤の場合は仮眠をとるようにしないと、夜中で覚醒しにくいため、仕事のミスも増えやすいです。寝過ぎない範囲で、30分程度の仮眠におさえておきましょう。
夜勤中の過ごし方や眠るタイミングについては、以下の記事を参考にしてみてください。
「【体験談】介護職の夜勤が怖い4つの理由や対応法を介護福祉士が解説」
楽しみをつくる
楽しみをつくると、5連勤も乗り切れるでしょう。仕事以外で楽しみの時間をもつことで、精神的ストレスのケアにつながるからです。
仕事だけの生活では、心身が疲れるばかりで、いつかは限界を迎えてしまう可能性があります。日々の生活で楽しみを見つけられる人ほどストレスへの耐性も上がるため、リフレッシュできる時間をつくってみましょう。
連勤後に予定を立てておけば、意識が仕事だけでなく、休日に向かいます。楽しみがある日を一つの目標にすると、5連勤を乗り切る大きな力となるでしょう。変動勤務が多い介護職を続けていく上で、このような考え方は役に立つため、覚えておくのをオススメします。
日にちのとらえ方を変える
5連勤を乗り切るには、日にちのとらえ方を変えるのもオススメです。考え方を変えることで、疲労感を減らすのに効果的だからです。
介護職は土日や祝日に関係なくシフトが組まれるため、そのような勤務体制で5連勤をこなしていると、日にちの感覚がなくなってきます。たとえば、水曜日に勤務するときも「まだ3日しか働いていない」と考えるのではなく、「もう3日も経った」といった具合に、日にちのとらえ方を変えるとよいでしょう。
日にちのとらえ方を変えるメリットは、以下のとおりです。
- 気持ちをリセットできる
- 改めて連勤後の過ごし方を考えられる
- 前向きな姿勢で仕事に集中できる
「あと3日で休み」と自分に言い聞かせたり、週の真ん中を折り返し地点として考えたりすることが、気持ちのリセットにつながります。この方法をやることで、最終日までの気持ちが楽になり、前向きな姿勢で仕事に取り組めます。
リラックスタイムを確保する
5連勤を乗り切るには、リラックスタイムを確保するのが重要です。自分をいたわる時間をつくることで、次の日からも仕事に励めるからです。
プライベートの時間に自分なりのリラックスタイムを用意すれば、心身のケアができるため、メンタルケアとしても役立つでしょう。
リラックスタイムの具体的な内容は、以下のとおりです。
- ストレッチ
- 深呼吸
- 半身浴
- 入浴
- アロマをたく
- 音楽鑑賞
日中であれば運動など、刺激のあるやり方も効果的です。寝る前には睡眠に影響しないよう、リラックスできるストレッチなどがよいでしょう。
質のよい睡眠をとる
質のよい睡眠をとると、5連勤は乗り越えられるでしょう。良質な睡眠は心身の疲れをとり、仕事への意欲につながるからです。
眠りの質をよくするには、寝る環境や行動が睡眠を邪魔しないように工夫する必要があります。
質のよい睡眠をとる方法は、以下のとおりです。
- スマホやPCを使わない
- 快適な温度、湿度にする
- 明かりを消す
- 寝具を自分の身体にあったものにする
- ストレッチをする
- 読書をする
- 入浴や半身浴で身体を温める
- ヨガや瞑想をする
寝る前までブルーライトを発する電子機器を使用していると、脳が覚醒してしまい、睡眠の質が悪くなってしまいます。寝る1時間前までには使用を中止しましょう。
自分専用の寝具を買うことも視野にいれてみてください。寝具を取り扱っている店舗へ行けば身長や体重を計測し、身体にあった寝具を提案してくれます。オーダーメイドで高額な料金になるため、購入が難しい場合は販売品をチェックしてみましょう。
介護職のしんどい5連勤を続ける3つのリスク
介護職のしんどい5連勤を続ける3つのリスクは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
仕事に集中できなくなる
介護職で5連勤を続けると、仕事に集中できなくなるリスクが高くなります。疲労が積み重なることで、意識が散ってしまうからです。
心身ともに疲れ、仕事に集中できなくなると、さまざまな面で業務の支障につながります。
仕事に集中できないことで発生する、業務の支障内容は以下のとおりです。
- コミュニケーション力が低下することで、入居者との会話を順調に進められない
- 入居者への介助中に事故を引き起こす
- 思考力が低下し、効率よく業務を進められなくなる
- アイデアが思い浮かばず、レクリエーションなどを企画できなくなる
- うまく仕事に取り組めないことで、ストレスがたまって冷静でいられなくなる
介護では、自分の心身状態を把握するのが非常に重要です。そのときの疲労によって取り組める業務範囲も変わってくるため、日常的に自分の身体面や精神面を見つめ直せるとよいでしょう。
睡眠不足になる
5連勤が続くと、睡眠不足になる日が増えてしまうでしょう。連続勤務をこなすことでライフサイクルが乱れ、疲労が回復されないからです。
介護職はシフト制で、さまざまな勤務形態によって組まれるため、生活リズムが安定しません。活動するとき活発になる交感神経と、リラックスするときに優位となる副交感神経がバランスよく保てなくなるため、睡眠の質も悪くなって睡眠不足につながります。
睡眠不足が続くと、頻繁に体調を崩し、勤務にも影響が出てしまうでしょう。ほかにもイライラしやすくなったり、人間関係を壊す原因にもなったりするため、最低でも7時間は眠るようにするのをオススメします。
メンタルが不安定になる
5連勤が続くと、メンタルが不安定になる可能性があります。疲れや睡眠不足により、精神的に余裕をもてなくなるからです。
仕事をしていると責任感や人間関係によって、精神面にさまざまなダメージを与えます。そのような経験は介護士や人としての成長につながる一方、メンタルに悪い影響もあるでしょう。
メンタルが不安定になることで引き起こす症状は、以下のとおりです
- うつ症状
- 不安障害
- パニック障害
- 不眠症
精神的に不安定な状態が続くと、意欲の低下や無気力、動悸など普段では感じない症状があらわれるでしょう。少しでも異変を感じたら、すぐにかかりつけ医や専門医を受診してください。近辺で専門医が見つからない場合は、紹介状を書いてもらうのも検討しましょう。
介護職のしんどい5連勤へのストレス対策
介護職のしんどい5連勤へのストレス対策は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
好きなことをする
5連勤でたまるストレスを受け流すには、好きなことをする時間が必要です。好きなことを楽しむと気分転換になり、ストレス解消につながるからです。
仕事で感じた疲労を癒すには、趣味などの時間を意識して確保するのが大切です。リフレッシュの方法は、運動や読書など人によってさまざまな過ごし方があり、楽しむときは目の前のことにだけ集中しましょう。
休日だけにやるのではなく、日々の生活でも取り組むようにするのがコツです。好きなことをしているとメンタルが安定し、仕事に前向きに取り組めるようになるでしょう。
仕事との向き合い方を変える
5連勤によるストレスを最小限にするには、仕事との向き合い方を変えるのがオススメです。責任感によって、ストレスを受ける度合いも変わってくるからです。
給料をもらって働く以上、仕事と真剣に向き合うのは大事です。真面目に向き合いすぎると必要以上に責任を感じ、大きなストレスによって精神的なバランスが崩れてしまう可能性があります。
仕事は自己管理も求められるため、成果や給料だけに振り回されず、うまく付き合っていく必要があります。真面目な性格だと、つらいときが多く感じやすいため、リラックスしながら取り組むようにしましょう。
自分のモチベーションを上げる
自分のモチベーションを上げると、5連勤によるストレスを減らせるでしょう。活気を上げることでポジティブ思考になり、ストレスへの耐性ができるからです。
仕事でかかるストレスの対策として、自分のやる気を工夫して上げるのは非常に必要です。仕事への姿勢が前向きになり、幸せな気持ちになるときも多くなります。
やる気を上げる具体的な工夫は、以下のとおりです。
- 短期目標の達成
- 好きなものを食べる
- 好きな時間を過ごす
まずは短期目標の設定をし、目標を着実にこなすことで、モチベーションが上がります。同時に立てる長期目標は、数年後など長い期間をかけて達成する目標であるため、ひとまずは短期目標の達成に力を注ぎましょう。
モチベーションの上げ方は目標達成だけでなく、スイーツなどで自分の機嫌をとるのもよい方法です。いかにやる気を上げるかが重要であるため、楽しみなイベントなどを予定しておくのもよいでしょう。
介護職のしんどい5連勤による疲労を軽減する方法
介護職のしんどい5連勤による疲労を軽減する方法は、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
リラクゼーションを受ける
リラクゼーションを受けると、5連勤による疲労は軽減できるでしょう。心身をリラックスさせることで、体力を回復できるからです。
介護職は神経を張り、緊張した状態が続くため、リフレッシュする時間を確保するのが必要です。主にマッサージやアロマセラピーなどを利用すると、心身の緊張をほぐし、疲労感も軽くできるでしょう。しっかり休むことで、仕事に対しての責任感や集中力が変わってきます。
疲労を解消しない状態が続くと仕事だけでなく、プライベートにも支障がでて、興味のあることにも消極的になってしまう可能性があります。2月に1回など、定期的に心と身体のメンテナンスをするようにしましょう。
栄養管理をする
栄養管理をすると、5連勤による疲労を軽くできます。バランスのとれた食事は、疲労回復の役に立つからです。
仕事が忙しいためにインスタント食品など、かたよった食生活だと必要な栄養がとれなくなり、体調不良につながってしまいます。日々の生活で、栄養がとれるようなメニューを意識してとりましょう。たとえば、ご飯とおかずだけで済ませるのではなく、野菜などを一品追加すると摂取する栄養素を増やせます。
ビタミンやミネラルなども免疫力の向上や、健康維持につながります。年齢や性別、体重などで必要な栄養素も変わってくるため、本やインターネットサイトなどを参考にし、献立を考えてみてください。
適度な運動をする
5連勤による疲労を軽くするには、適度な運動をやってみましょう。運動をすると、体内の血流がよくなり、疲労を感じにくくなるからです。
日常的に軽い運動をすることで、疲れにくい身体をつくれます。普段、運動しない人は負荷をかけすぎない範囲で少しずつ始めるのをオススメします。
あまり運動しない人が取り組みやすい運動メニューは、以下のとおりです。
- ストレッチ
- ウォーキング
- 腕立て伏せ
- 上体起こし
- スクワット
本格的な運動に取り組む方は、ジムを契約し、トレーナーの指導のもとで運動するのもよいでしょう。普段の生活で運動しない方は、SNSであがっているトレーニング動画をみながらやってみるのをオススメします。汗をかくとリフレッシュ効果があり、精神的にもよい影響があるため、実践してみてください。
【体験談】介護職のしんどい5連勤を乗り切るコツ
介護職は上司が作成するシフトにより、出勤する日や勤務形態が決まります。早番や日勤、遅番などに加え、夜勤も含んだ勤務構成が一般的です。
このような勤務を長期間こなしていると、少しずつ心身に疲れがたまっていきます。介護職で働く人は、自分なりに生活のメリハリをつけなければいけません。
たとえば、私の場合は4交代だったため、起きる時間も寝る時間も不安定でした。そのような生活は自律神経が崩れるため、私は可能な限り生活リズムを一定にすることから始めました。
夜勤の日には、仮眠は夜中に必ず1時間とり、帰宅してからは夜に眠れるように3時間程度の仮眠におさえるなど、工夫をしました。
食生活にも注意すると、より健康を維持できるでしょう。自分の好きな食べ物を食べるのは、メンタル面にもよい効果があると考えられます。
私の5連勤を乗り越えるコツをまとめると、以下のとおりです。
- 起床と就寝時間をなるべく一定にする
- 夜勤業務中は、仮眠を1時間とり、帰宅後は3時間程度の仮眠におさえる
- 好きな食べ物を食べる
一つでも取り入れてみて、よい変化があれば続けるのがオススメです。
まとめ:介護職でしんどい5連勤は要点をおさえれば解決できる
今回は、介護職でしんどい5連勤を解決する方法を解説しました。
結論からお伝えすると、介護職でしんどい5連勤を解決する方法は、以下のとおりです。
- 有給をとって休む
- 管理者に相談する
- 施設長に相談する
- 労働基準監督署に相談する
- 転職する
介護職で連続勤務をこなすには、体力が必要であるのと同時に精神力も強くないといけません。充実した生活を送るためにも、生活リズムのバランスを意識して保てないと苦しい毎日になってしまうでしょう。少しでも疲労や悩みを軽減できるように、自分自身のメンテナンスを欠かさないようにしてください。
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