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【経験談】特養と老健どちらが働きやすいかを体験した介護士が徹底解説!働きやすい施設に転職する5つの方法も紹介

あなたは、

特養と老健のどちらが働きやすいか知りたい
夜勤の身体的負担が心配
施設での人間関係に不安を感じる

このようにお悩みではありませんか?

たしかに、施設での勤務となると夜勤や人間関係など、新しい環境への不安はありますよね。結論からお伝えすると、特養と老健のどちらが働きやすいかは、仕事で重視するものによって変わってきます。

そこでこの記事では、

特養と老健のどちらが働きやすいかは人による
特養(特別養護老人ホーム)とは?
老健(老人保健施設)とは?
特養で働くのが向いてる特徴4選
老健で働くのが向いてる特徴4選
働きやすい施設に転職する5つの方法

について、解説しています。

この記事を読んで、あなたに合った施設を見つけてみてください。

目次

特養と老健のどちらが働きやすいかは人による

特養と老健のどちらが働きやすいかは、人によって変わります。働く人の興味や得意分野などにより、向いている施設が変わるからです。

利用者への看取り介護をしたい人は、特養が向いています。特養では、利用者と深く関わりながら最期まで生活を支えられます。介護をとおして長く寄り添いたい人は、特養を選ぶとよいでしょう。

看取り介護よりも、リハビリなどに興味がある人には老健が向いてるでしょう。入所者の在宅復帰に向け、医療面からさまざまなケアを提供します。理学療法士や看護師に興味がある人は、老健で働くのがオススメです。

働く人の希望や目標により、働きやすい施設かどうかが決まります。自分が大切にしたい働き方や将来の動きを考え、特養と老健のどちらが合っているかを考えると良いでしょう。

特養(特別養護老人ホーム)とは?

特養は、介護が必要な高齢者が生活する施設です。社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設で、従来型とユニット型の2タイプがあります。入居できるのは、要介護度が3以上で認定された65歳以上の方です。

具体的な内容については、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

仕事内容

特養で働く職員の仕事は、入居者の日常生活を支えることです。食事、入浴、トイレなどの身体的な介助が中心で、日々の健康管理も業務の範囲内です。

入居者はさまざまな介護が必要で、最期まで施設で生活される人が多いです。充実した生活を送れるよう、職員は季節に合ったお祭りやレクリエーション、体操などの行事を企画・実施します。身体的な介助のみするのではなく、生活を楽しんでもらうための動きも求められるのです。

特養の仕事は、身体介助の技術と同時に、入居者の生活を豊かにする工夫が必要になるでしょう。

平均給与

特養で働く職員の給与は、会社員とほぼ同じ水準です。毎年少しずつ給与が上がっており、資格を持っている人はさらに高い給与を受け取れます。

厚生労働省の調べによると、特養で働く職員の平均的な月給は約35万円となっています。資格を持っている人だと数千円~数万円は上乗せになるため、毎月手当が入るのを考えると、資格は持っておいたほうがよいでしょう。

引用元:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

ただし、多くの特養では夜勤込みで手取り20万円の人が多いのが現状です。上記のデータは全国の平均であり、住んでいる地域などで給与水準が変わる点には注意しましょう。

特養の仕事は、安定した給与を得られる職場の一つといえます。資格を取得すれば、収入を増やすチャンスもあります。

特養の目的

特養の目的は、入居者に安心して長く暮らしてもらうことです。家での生活が難しくなった高齢者が入居してくるため、必要な介護サービスを提供します。

施設では、職員が食事や入浴・排泄などの介助をし、入居者に自分らしい生活を送ってもらいます。運動するときも、老健ほど本格的なものではなく、楽しみながらできる簡単なメニューを提供します。入居者同士の関わりも大事にしており、行事などをとおして交流を深めてもらうのも狙いです。

特養は、入居者が問題なく生活できるように支援する施設です。最期のすみかとして、特養を選択する高齢者や家族が多くいます。

特養で働くメリット

特養は、地方自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。株式会社と比べると、経営の基盤が安定しているため、安心して働けるでしょう。

具体的なメリットは、以下のとおりです。

  • 安定した職場で長く働ける
  • 専門的な介護技術が学べる
  • 利用者と深い信頼関係を築ける
  • 夜勤の働き方に幅がある

要介護度3以上の入居者が多いため、身体介助を必要とする人が多いです。大変な思いをするときがあっても、介護の専門的なスキルが身につくのは、特養だけの魅力です。

夜勤の働き方も、施設によっては16時間制だけでなく、8時間制を取り入れている場所があります。「夜勤は可能だけど、16時間は厳しい」と感じる人は、8時間制の施設を選ぶのがオススメです。

特養は腰を据えて働ける環境で、スキルアップも可能です。老健にはないメリットが多く、家庭的な雰囲気が、働きやすさにもつながっているでしょう。

特養で働くデメリット

特養で働くときのデメリットは、心身の負担が大きいことです。入居者は多くの介護を必要としているため、職員は体を使って介助をこなし続ける必要があります。

具体的なデメリットは、以下のとおりです。

  • 体や心の負担が大きい
  • 職員の意識が低くなる
  • 機械的な業務になりやすい

最期のときを見届ける場合もあり、心への負担を感じるときがあります。身体介助の面では、職員の腰などを痛める可能性があり、注意が必要です。一度痛めてしまうと、繰り返し続くこともあるため、介助前にはストレッチをして腰痛を防ぎましょう。ボディメカニクスを意識し、介助するのも大切です。

ボディメカニクスに関しては、以下の記事でも紹介しているため、参考にしてみてください。

関連記事:50代未経験で介護職!仕事が覚えられないときの4つの対処法と続けるコツを完全解説

特養は、良くも悪くもアットホームな雰囲気が強いため、仕事への意識が低くなり、言葉遣いなどが悪くなるケースもあります。機械的な業務になるのも、やる気がなくなってしまう原因です。

このように、メリットとは別にデメリットがあるのを覚えておき、働き方を決めましょう。

老健(老人保健施設)とは?

老健は主に医療法人が運営しており、病院での治療を終えた高齢者が、自宅での生活に戻るために入る施設です。医療的なケアとリハビリを受けながら、日常生活に必要な体力や機能を取り戻せます。老健に入所できるのは、要介護度が1以上で認定された65歳以上の高齢者です。

具体的な内容については、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

仕事内容

老健の仕事内容は、入所者の自立に向けた支援です。医師や看護師、理学療法士など、様々な職種のスタッフと協力しながら仕事を進めます。

なるべく入所者ができることは見守り、難しいところだけを介助します。たとえば、食事のときはスプーンに食べ物を乗せるまでは職員がやり、口に運ぶのは入所者にやってもらう流れです。手を自分で動かしてもらえば、筋力のトレーニングになり、自宅に戻ってからも自分で食べられるようになります。

老健で働くときは、他職種との連携が重要です。在宅復帰の支援を提供できるよう、日々サポートできることを考え、情報を共有する能力が求められます。

平均給与

老健の給与は、特養に比べると少し低い金額でありながらも、福祉業界では高い傾向です。

厚生労働省の調べによると、老健で働く職員の平均的な月給は約34万円となっています。特養の平均給与は約35万であるため、1万円ほど低い計算になります。福祉の仕事でみると、高い金額で「介護業界だから低い」といったこともないでしょう。

引用元:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」

加えて老健は、待遇が手厚いケースが多いため、給与にプラスで福利厚生も期待できます。資格の取得やキャリアアップをすることで、さらに収入アップが可能です。

老健の目的

老健の目的は、病院での治療を終えた人が自宅での生活に戻れるよう、支援することです。病院と自宅の間をつなぐ施設として、介護とリハビリを組み合わせたサービスを提供します。

入所者が問題なく在宅復帰できるように、専門職が日常生活に必要な動作の練習を、体の状態に合わせて一緒に取り組んでいきます。看護師などによる医療面のケアも受けられるため、安心して生活しながらリハビリに集中できるのです。

老健は、入所者の自立を支え続ける大事な施設です。介護とリハビリ、医療的なケアをさまざまな視点から提供することで、自宅に帰れるような身体状態へと整えていきます。

老健で働くメリット

老健で働くメリットは、医療とリハビリの知識が自然と学べる点です。看護師や医師と関わる機会が多いため、専門的なスキルを身につけられます。

具体的なメリットは、以下のとおりです。

  • 在宅復帰を支援できる
  • 多職種からの学びが多い
  • さまざまな介護技術を習得できる
  • 医療的な知識が身につく
  • 夜勤でも看護師が一緒にいる

利用者の状態は常に変化するため、観察力と対応力が学べるでしょう。「先月まで全介助だった人が、今月から一部介助になった」といった変化を、チーム全体で共有できる環境も特徴です。

必要とする介護が軽い入所者もいるため、ほかの施設よりも体への負担が少ないのは魅力です。体力に自信がない人でも、無理なく働き続けられるでしょう。介護の基本から応用まで、幅広く学べる環境が整っています。

老健で働くデメリット

老健で働くデメリットは、入所者との関係が短期間になりやすいことです。入れ替わりが激しいため、さまざまな人と出会えるのと同時に深い信頼関係は築きにくい環境といえます。

具体的なデメリットは、以下のとおりです。

  • 多職種との連携による負担が大きい
  • 記録や報告書類が多い
  • 家族との情報共有がよくある
  • 業務の変化が激しい

医療的な知識が業務に関わってくるシーンもあるため、仕事に慣れるまで時間がかかる可能性があります。医師や看護師などを交えた申し送りでは、医療用語なども登場し、追いつけないときもあるでしょう。理解できないポイントがあれば、忘れないうちにすぐ質問するのがオススメです。

老健は短期集中的に支援する施設です。1人の入所者に長く寄り添いたい人には、特養の方が能力を発揮できるでしょう。

特養で働くのが向いてる特徴4選

特養で働くのが向いてる特徴は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

スキルを習得したい人

介護のスキルを学びたい人にとって、特養で働くのは向いているでしょう。現場での実践をとおし、基本から応用まで幅広い技術を身につけることができるからです。

介護士の業務範囲は広いため、身体的には大変です。しかし、業務をやっていると自然と多くの仕事ができるようになり、スキルが身についているのが実感できます。

具体的な業務は、以下のとおりです。

  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 歩行介助
  • 起床・就寝介助
  • 移乗介助
  • ベッドや車いすの移動
  • シーツ交換

このように多くの仕事をこなす必要があるため、成長も早くなります。新人研修や勉強会も多く開かれており、モチベーションを上げながら学べるでしょう。

特養での経験は、介護のプロを目指す第一歩となります。働き続けることで、介護士として大きく成長することが可能です。

入居者に深く寄り添いたい人

入居者に深く寄り添いたい人は、特養で働くのに向いています。24時間生活をサポートし、丁寧な関わりを持てるからです。

施設では、多くの入居者が長く生活するため、個人に合った暮らしを支えられます。食事の好みや生活習慣、性格なども理解できるようになり、家族のような信頼関係を築けるでしょう。ほかの職員よりも信頼されると、「あの人じゃないと話せない」といった言葉も聞こえるようになり、やりがいを感じられます。

入居者の気持ちに寄り添い、一緒に日々を楽しむ気持ちを持っている人は、特養で大いに活躍できます。

個別ケアを学びたい人

特養の仕事は、個別ケアを学びたい人にも向いています。少人数の利用者を専任スタッフでケアする環境があるからです。

ユニット型の入居者は最大で10名であるため、1人へのケアを手厚くできます。個別ケアを重視することから、それぞれの入居者に最適な介護を学べるでしょう。

特養の従来型は2003年以降、補助金が支払われなくなったため、新しくできる施設はユニット型と思ってよいでしょう。従来型か心配する必要はなく、特養=個別ケアと考えて問題ありません。

参照元:厚生労働省「全国介護保険担当課長会議資料 III 新型特養の整備」

特養のユニットケアは、家庭的な雰囲気で細かい支援ができる環境です。利用者一人ひとりの生活を大切にし、充実した暮らしができるようサポートします。

介護経験を活かしたい人

ほかの職場で経験した介護技術を活かしたい人は、特養でも活躍できます。要介護度の高い利用者が多く、専門的な介護技術が必要となるからです。

認知症の対応方法などを理解していれば、入居者が「家に帰る」と帰宅願望を訴えても、臨機応変に対処できます。身体介助をする場面でも、寝たきりの人を介助するときの動かし方を知っていることで、安全な移乗が可能です。

基本的な介護技術を持つ人なら、持ち前のスキルを特養で十分に発揮できます。どのような状況でも冷静に対応できるようになれば、介護のプロフェッショナルといってもよいでしょう。

老健で働くのが向いてる特徴4選

老健で働くのが向いてる特徴は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

在宅復帰に興味がある人

在宅復帰に興味がある人は、老健で働くのに向いているでしょう。入所者の在宅復帰を目的とし、介護だけでなく、医療面からのケアも提供しているからです。

自宅で日常生活を送るときは、食事や入浴なども問題なくできる必要があります。お風呂に入るときであれば、浴槽を問題なく跨げるようにならないといけません。そのようなときにも困らないよう、施設では下肢筋力を上げるリハビリなどを定期的にします。

在宅復帰に向けた動きを知りたい人は、老健で働くと理解が深められるでしょう。

コミュニケーションが上手な人

コミュニケーションが上手な人も、老健で働くのに向いています。特養と同じように入所者との会話をとおし、信頼関係を築く必要があるからです。

入所者の生活は決まった流れが多く、なにもしない時間が生まれるときもあります。余暇の時間を充実させるには、入所者を楽しませる行事やコミュニケーション力が欠かせません。

レクリエーションを実施するときには、伝達力があると入所者の個性や話題を引き出せます。1日をとおして「楽しかった」と思ってもらえるには、コミュニケーションを上手に図れる能力は非常に大切なのです。

コミュニケーションをうまく取れる人は、老健でも大いに活躍できるでしょう。

医療分野が気になる人

老健で働くのに向いている人は、医療分野が気になる人です。日々の業務で、医療ケアに携わることが多いからです。

老健を運営している母体は医療機関であるため、ほかの施設とは違い、多くの看護師と一緒に働くことになります。普段の業務でも胃ろうなど、医療行為をサポートするときがあるため、医療分野に興味がある人は楽しく働けるでしょう。

介護士でありながら直接的に医療ケアへ関われるのは、老健の大きな魅力です。

他職種との連携を学びたい人

老健に向いているのは、他職種との連携を学びたい人です。医師や看護師、理学療法士など、多くの医療専門職と一緒にケアができるからです。

施設では、毎日の申し送りや診察をとおして、様々な職種と情報を共有します。入所者の病状については医師から聞き、リハビリの計画は理学療法士とすり合わせます。専門職同士が密に連携を取りながら、在宅復帰に向けた支援を実現できる環境なのです。

老健は、医療とリハビリのチームケアを学べる施設です。他職種との連携をしていると、介護だけでは得られない視点が身につくでしょう。

働きやすい施設に転職する5つの方法

働きやすい施設に転職する5つの方法は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

希望の優先順位を決めておく

転職活動をするときは、仕事に求める条件の優先順位を決めておくことが大切です。優先したい項目を整理しておくことで、希望に合った職場を見つけやすくなります。

たとえば働く職場を選ぶとき、給料が良い場所なのか、それとも残業がない職場を希望するのか決めてみましょう。希望する条件次第で、利用する転職会社なども変わる可能性があるため、早い段階で優先順位を決めるのがオススメです。

転職に成功すると、新しい会社で楽しく働いている自分がいるはずです。優先順位をしっかりと決めておき、後悔のない転職を実現しましょう。

求人を見比べる

働きやすい施設へ転職するには、さまざまな施設の情報を比較するのがオススメです。職場の環境や条件は施設によって大きく変わるため、よく確認することで自分に合った職場が見つかります。

具体的に確認すべきポイントは、以下のとおりです。

  • 夜勤の回数
  • 有給休暇の取得率
  • 職員の研修制度

施設ごとの介護方針や勤務シフト、休暇制度、給与体系なども詳しく調べる必要があります。このような条件を比べることで、理想の職場が見えてくるでしょう。

転職先を決める際は、一つの求人だけではなく、幅広い選択肢から選ぶことが大切です。複数の求人を比較することで、改めて自分が優先したい条件に気づくときもあります。

求人票以外の情報も集める

求人票以外の情報を集めるのも、働きやすい職場を探すときに有効です。実際の雰囲気や働き方は、公開されている情報だけでは分かりにくいからです。

情報を集める手段としては、SNSや口コミサイトを活用するのが便利です。SNSでは、実際に働いている人の声を参考にできるため、表には出ない情報を知れます。

具体的な情報は、以下のとおりです。

  • 人間関係は問題ないか
  • 残業時間は多くないか
  • 教育体制は整えられているか
  • 給与・賞与は問題なく支払われるか
  • 休みは平等に取れているか

このような、現場ならではの情報が得られます。注意したいのは、これらの情報は参考程度に留めておくことです。中には実際の内容とは違う記載もあり、すべてが真実だと受けてしまうと、その後の転職活動にも影響があります。

転職の成功には、事前の情報収集が欠かせません。SNSや口コミなどで集められるリアルな情報こそ、働きやすい職場を見つけるのに役立ちます。

施設見学をする

入念に施設見学すると、働きやすい職場と出会えるでしょう。求人票などでは分からない職場の雰囲気や人間関係を直接確認できるからです。

施設見学や面接では、具体的な質問をして職場の実態を確認するとよいでしょう。たとえば会社側から「普段の業務で介護士は〇人配置されていますので、安心して休憩も取れます」と言われたときに、「分かりました」ではいけません。

そのようなときは、「現場が忙しい状況でも、1時間しっかり休憩を取れる環境でしょうか?」と質問することで、先方から現場の情報を引き出せるのです。また、見学時には職員同士の会話や利用者への接し方、施設内の清潔さなどもよく観察しておきましょう。

転職活動は、施設見学からスタートしています。働きやすい職場へたどり着くためには、職場見学は欠かせないものといえるでしょう。

転職エージェントに相談する

働きやすい職場を見つけたいときは、転職エージェントを利用すると効率的です。さまざまな求人を取り扱っているため、希望する職場と出会いやすくなります。

転職会社によって、得意とする求人が変わります。ある会社は、時給の高い求人が豊富にあり、別の会社では離職率の低い求人が多いといった具合です。エージェントによっては直接聞くと答えてくれる人もいるため、聞いてみるのもよいでしょう。

どのような担当者に当たるかは決められないため、相性が悪いと感じたときは、担当者の変更を申し出ましょう。

変更した方がよい担当者の特徴は、以下のとおりです。

  • 連絡が遅い
  • 返信がない
  • 話を聞かない
  • エージェント側の希望を主張する
  • 希望と違う求人を紹介してくる

担当者を変えることは問題なく、その後も転職会社を活用することは可能です。遠慮して変更しないケースが多いため、気軽に気持ちを伝えてみましょう。

介護職専門のエージェントサイトは、複数あります。情報収集のために登録しておくと、効率よく候補先を見つけられます。

【経験談】特養と老健どちらも働いた結果

私は特養と老健、それぞれ8年ほど経験してきました。実際にどちらも働いてきたからこそ、お伝えできるのは「人間関係には要注意」です。

介護は人と人の仕事なので、利用者の人間関係も問題となりますが、「働きやすい」といった視点で考えると、職員同士の人間関係を重視すべきです。職員間でトラブルが起きてしまうと簡単には収まらず、よくあるパターンとしては仲間を作り始める状況です。

そのような職場環境だと、周りの関係ない職員まで巻き込まれ、スムーズに進むはずだった仕事も進まなくなります。自分にも声がかかったときに重要なのが、陰口を聞いても同意しないことです。

具体的な返答としては、「そうなんですね」が正解です。同意も否定もしていないため、相手はつまらなく感じるかもしれませんが、一番リスクをおさえられる動き方といえます。

自分の身は自分で守らなければならないため、円滑な人間関係を築くためにも、発言には気をつけておきましょう。

まとめ:特養と老健にはそれぞれのメリット・デメリットがある

今回は、特養と老健はどちらが働きやすいかを解説しました。

結論からお伝えすると、特養と老健のどちらが働きやすいかは、仕事で重視するものによって変わってきます。

特養は看取り介護などをしたい人に向き、老健ではリハビリなどで在宅復帰をサポートしたい人に向いています。それぞれのメリットやデメリット、目的まで違うため、自分の目指す目標や働き方に合う施設選びが大切になります。

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