介護転職エージェントのデメリット5選!失敗しないための6つの方法を介護福祉士が解説

転職エージェントに登録したら、頻繁に電話がかかってこないか心配
転職エージェントは、とりあえず転職させようとしていないか気になる
紹介される施設が、働きにくい場所ではないか不安

このようにお悩みではありませんか?

たしかに、今の職場に限界を感じていても、転職エージェントに登録するのは少し勇気がいりますよね。著者の周りでも「合わない求人をしつこく勧められた」という話は多く、真面目な方ほど不安になってしまいます。

結論からお伝えすると、介護の転職エージェントの利用で注意すべきデメリットは、以下のとおりです。

  • 頻繁に電話連絡がくる
  • 希望条件に合わない施設を紹介される
  • 質の低い担当者がつくと失敗しやすくなる
  • 内定のハードルが上がりやすい
  • 施設側から過度に期待されることがある

そこでこの記事では、

介護転職エージェントのデメリット5選
介護転職エージェントを利用するメリット5選
介護転職エージェントを使わない方がいい人と使うべき人
介護転職エージェントで失敗しないための6つの方法
信頼できる転職エージェントの選び方

について、解説しています。

この記事を読んで、デメリットの防衛策を知り、後悔しない転職活動にしてください。

目次

介護転職エージェントを利用するデメリット5選

介護転職エージェントを利用するデメリットは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

頻繁に電話連絡がくる

転職エージェントは、登録した途端に何度も電話がかかってくることがあります。エージェントには競合他社よりも早く紹介し、売上につなげたいといった焦りがあるからです。

著者も、仕事の休憩中やリラックスタイムに何度も着信があり、やり取りだけで疲れてしまった経験があります。真面目な人ほど「すぐに返事をしないと」と無理をしてしまい、転職活動に抵抗を感じるようになってしまうのです。

強引な担当者の場合、「早めに返事を頂けないと応募枠が埋まってしまうかもしれません」と決断を急かしてくることがあります。エージェント側の都合でペースを乱され、冷静な判断ができなくなってしまうのは、求職者にとって大きなデメリットといえるでしょう。

希望条件に合わない施設を紹介される

希望条件に合わない施設を紹介されることがあるのも、転職エージェントを使うデメリットの一つです。エージェントの収益は、施設側から支払われる紹介手数料で成り立っており、一部の担当者は売上になりやすい施設を優先するからです。

エージェントが施設に求職者を一人紹介すると、入職する人の年収の約20〜30%が手数料として支払われます。約54万円が平均で、有資格者の場合は100万円を超えるケースもあります。

高額な報酬が動くため、夜勤のない施設が良いのを伝えても、「こちらの施設の方が人間関係が良いから」と希望とは違う施設への勧誘が起こりやすくなるのです。真面目で押しに弱い人ほど、担当者の勢いに流されてしまう可能性があるため、注意しましょう。

エージェント側の都合で動きが変わりやすく、本来の希望とは違う求人を提示されるリスクがあるのです。

質の低い担当者がつくと失敗しやすくなる

質の低い担当者にあたってしまい、転職活動が失敗しやすくなるのも大きなデメリットです。エージェントの担当者には、介護現場で働いた経験がない人もいるからです。介護福祉士の資格を取るのにどのくらい勉強が必要か、夜勤明けの体がどれほど辛いかを知らない社員も少なくありません。

現場の苦労を知らない担当者は、マニュアル通りのアドバイスしかできないため、著者が相談した時も「様子を見ましょう」といった無難な回答しかないときもありました。

知識が足りない担当者に当たってしまうと、的外れなアドバイスにより、入社後に後悔するリスクが高まります。相談をしても自分の悩みを理解していない担当者には、注意しなければなりません。

内定のハードルが上がりやすい

転職エージェントを利用すると、直接応募するよりも内定のハードルが上がりやすくなるデメリットもあります。エージェント経由で採用した場合、施設側は多額の紹介手数料を支払う必要があるからです。

もしスキルや経験が全く同じ人が同時に面接に来た場合、施設側は手数料が一切かからない直接応募の人を優先しやすいです。

しかし、直接応募なら誰でも受かるというわけではなく、施設側も最終的には人柄や適性をみます。熱意や人間性が伝わればしっかり評価されるため、エージェントを使うと必ず落ちるわけではありません。

採用コストがかかる分、施設側の判断基準が厳しくなりやすいことは、理解しておきましょう。

施設側から過度に期待されることがある

エージェント経由で入職すると、施設側から過度な期待を寄せられ、入社後にプレッシャーを感じる可能性があります。エージェントの担当者が求職者を確実に内定させるために、施設側へ必要以上にアピールをすることがあるからです。

「夜勤はまだ不安がある」と事前に伝えていたとしても、担当者が施設に対して「覚えが早いので、すぐに即戦力として夜勤にも入れます」と都合よく伝えてしまうケースがあります。

自分の実力以上にハードルを上げられてしまうと、入職後の評価が下がる可能性があるでしょう。

介護転職エージェントを利用するメリット5選

介護転職エージェントを利用するメリットは、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

条件交渉を代行してくれる

エージェントを利用する大きなメリットは、給与や勤務条件の交渉をすべてプロが代行してくれることです。担当者は施設側が「どこまでの金額や条件なら相談できそうか」といった事情を把握しているからです。

24時間体制の施設で、夜勤をしない正社員といった自分からは言い出しにくい条件も、エージェントを通すと施設に掛け合ってくれます。著者も、事前に提示された給与が低かったときに担当者へ相談したところ、提示額より1万円ほど上がったことがあります。

求職者は嫌な思いをして直接交渉する必要がなく、待つだけで有利な条件を引き出せる可能性があるため、自分の意見を伝えにくい人こそ活用しましょう。

人間関係などの内部事情が事前にわかる

転職エージェントを使うと、施設の離職率や、施設長の人柄などを事前に把握できます。エージェントは何度も施設へ求職者を紹介しているため、現場の実態を知っています。

求人票には「アットホームな職場」と書いてあっても、人間関係がひどい施設も多くあります。そのような施設に行きたくないと思う人は、エージェントを使えば「以前紹介した人が、人間関係が原因で1ヶ月も経たないうちに辞めてしまった」といった表には出ない情報を引き出せます。

担当者しか握っていない情報を知ることで、ブラックな施設への転職を未然に防げます。一人で悩むよりも、エージェントが持つデータベースを活用するほうが、安全に転職活動を進められるはずです。

好待遇の非公開求人に応募できる

ハローワークや、求人サイトに載っていない非公開求人を紹介してもらえるのは、エージェントを利用する大きな魅力です。好条件の求人は、施設が信頼しているエージェントにだけ依頼されることが多く、求人サイトでは公開されません。

しかし、施設がわざわざ求人を隠すのには、以下のような理由があります。

  • 質の高い人材を厳選して採用したい
  • 応募者とのミスマッチを防ぎたい
  • 職員に好待遇での募集を知られたくない

非公開求人の一例としては、新しい施設が開くときのオープニングスタッフや、給与水準の高い求人などです。今のつらい働き方を少しでも変えたいと思う人は、隠れた優良求人を見つけやすいエージェントを利用する価値が十分あります。

面接日程などを調整してくれる

施設との面接日程を、すべてエージェントが調整してくれるのも大きなメリットです。働きながらの転職活動は、複数の施設とやり取りをする必要があり、時間や心身の大きな負担になるからです。

施設側から指定された面接日の対応が難しいとき、エージェントに相談すれば、別日で行うよう交渉してくれます。複数の施設を同時に受ける場合も、内定を受けるかの返事をするタイミングでトラブルが起きないよう、それぞれの選考スケジュールを調整してもらえます。

負担になる部分をプロに任せることで、今の仕事に集中しながら、効率的に転職活動を進められるでしょう。

履歴書の添削や面接対策をしてくれる

プロの視点で履歴書を添削し、応募先の施設に合わせた面接対策をしてもらうと、転職を成功させやすくなります。エージェントは、過去の採用データから施設の採用基準を知っているからです。

「施設長は必ずこの質問をしてくる」や「面接官はこういうタイプの人だ」といった事前情報を元に、本番のような模擬面接をしてくれます。求職者の強みを感じられる答え方を一緒に考えてくれるため、一人で対策するよりも通過率が上がります。

面接や自己アピールが苦手な人でも、プロと万全の準備をしておくことで、自信を持って本番に臨めるでしょう。

介護転職エージェントを使う必要のない人と使うべき人

転職エージェントは非常に便利なサービスですが、現在の状況や性格によって向き・不向きがあります。どちらに当てはまるか、以下の表でチェックしてみてください。

エージェントを使う必要のない人エージェントを使うべき人
施設へ電話をかけられる時間や余裕がある人LINEなどの連絡をメインで進めたい人
施設へ直接交渉できる人条件交渉をプロに丸投げしたい人
ストレスなく内定辞退の連絡ができる人職場の人間関係や離職率を知りたい人

夜勤で疲れていたり、連絡や交渉がしづらかったりする人こそ、エージェントに丸投げして好条件の求人を探しましょう。

介護転職エージェントで失敗しないための6つの方法

介護転職エージェントで失敗しないための方法は、以下のとおりです。

それぞれ解説します。

連絡手段はLINEのみにしてもらう

頻繁に電話連絡がこないよう、最初にLINEのみでの連絡希望を伝えておくのが、おすすめです。「仕事中や家事の時間は電話に出られないので、連絡はLINEかメールでお願いします」といった説明をすれば、担当者も納得するでしょう。

テキストでのやり取りにすると、後でじっくりと内容を検討できますし、話しながら考える苦労もありません。言った言わないのトラブルを防ぐための証拠としても残るため、安心です。

事前に伝えていても、何度も電話をかけてくる担当者がいたら、求職者の希望を無視する担当者と判断できます。自分の大切な時間は、しっかり確保しましょう。

絶対に譲れない条件を伝える

「夜勤は絶対に無理」や「家から20分以内」など、自分が譲れない条件は紙に書き出し、必ず最初に伝えましょう。担当者も条件にこだわりのある求職者と判断し、合わない求人を押し付けることが減ります。

著者もあらかじめ希望条件を伝えたA社と、伝えていなかったB社で比較したところ、A社では条件とマッチする施設が多くありました。B社は、自宅から近い勤務地を紹介してくれましたが、良いところはその点だけでした。

優先順位を決めておくことで、エージェント側の都合に流されなくなるため、納得のいく職場選びができるようになります。

担当者と合わないのを感じたら変更してもらう

担当者と話していて合わないのを感じたら、我慢せずに担当者を変えてもらいましょう。エージェントにとって担当変更はよくあるため、申し訳なく思う必要はありません。

知識が足りない担当者と無理に付き合い続けるのは、転職活動を失敗させる大きなリスクになります。直接伝えるのが気まずい場合は、公式ホームページにある問い合わせフォームから連絡しても問題ありません。

「他の方の意見も聞いてみたいので、担当者を変更してください」と事務的に伝えるだけで、スムーズに変えてもらえます。転職は、その後の人生を左右する活動であるため、最高の担当者を選びましょう。

複数社に登録して検討する

エージェントは1社だけに絞らず、2〜3社を同時に使いましょう。同じ質問を複数の担当者に伝えることで、どの会社が正直に教えてくれるか分かるからです。

転職先で考えている施設の離職率について聞いたとき、A社は「特に問題ないと思います」と答え、B社は「最近、離職が続いているので、注意が必要です」と答えられた経験があります。情報を比較すると、嘘や隠し事を見抜けるようになるのです。

複数を比較することで、あなたにとって「一番話しやすく、信頼できる人」が自然と見つかります。まずは広く浅く登録してみて、誠実な担当者がいる会社に徐々に絞っていくのが、賢いやり方と言えます。

施設見学で現場を確認する

エージェントがどれほど職場を勧めてきても、最後は自分の目で確かめるようにしましょう。施設見学は、エージェントの情報が正しいかをチェックするための、答え合わせでもあります。

見学に行ったときは、以下のポイントを観察してみてください。

  • スタッフ同士が笑顔で挨拶しているか
  • 掃除が行き届いているか
  • 入居者さんの表情は明るいか

どれほど優れた担当者でも、現場の空気感を間違いなく伝えることはできません。「ここでなら長く頑張れそう」と思えるかどうか、雰囲気なども含めて確かめることが、失敗しないためのコツになります。

最終判断は自分でする

エージェントを利用し、転職活動を進める場合でも入社するかどうかの最終判断は、必ず自分でしましょう。エージェントはあくまで転職をサポートする仕事であり、入社後に求職者が苦労したとしても、その後の責任まで取ってくれるわけではないからです。

「担当者がここまで一生懸命探してくれたから、断るのは申し訳ない」といった情に流されて就職先を決めてしまうと、入社後に大きなギャップを感じ、後悔する可能性があります。

人生の重大な決断を下すのは、求職者自身です。誰かに言われたからではなく、自分が納得できる職場を選ぶことが大切です。

信頼できる転職エージェントの選び方

信頼できるエージェントを見極める一つの基準として、厚生労働省が認めた「適正な有料職業紹介事業者」の認定を受けているかを確認しましょう。これは強引な勧誘をせず、丁寧に転職をサポートしている会社だけに与えられる証明です。

2024年の新しい基準では、入社してすぐ辞めてしまった時の施設への返金ルールが、より厳しくなりました。返金のリスクがあるため、エージェント側も求職者の希望を無視した提案ができなくなっています。

加えて長年の実績があり、求職者からの支持が厚いエージェントを選ぶことも重要です。たとえば「かいご畑」や「介護JJ」などは、国から正規の「有料職業紹介事業」の許可を得ており、これまで多くの介護士をサポートしてきた安心のサービスです。

サポート体制が整っているエージェントに興味のある方は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。

関連記事:【体験談あり】人間関係で失敗しない介護転職エージェントおすすめ3選|目的別の選び方も解説

介護転職エージェントに関するQ&A

介護転職エージェントを利用する際によくある疑問を、Q&A形式でまとめました。エージェントには直接聞きづらいリアルな悩みにお答えしているため、ぜひ転職活動に活かしてください。

今の職場に内緒で登録してもバレませんか?

今の職場に内緒で登録しても、転職活動がバレることは絶対にありません。エージェントには厳しい守秘義務があり、求職者の個人情報や登録状況を外部に漏らすことは、プライバシーの観点で固く禁じられているからです。

著者も施設で働きながらエージェント4社に登録した経験がありますが、情報が漏れることは一切なく、効率よく他施設の情報を集められました。

働きながらでも安全に転職の準備を進められるため、登録だけ済ませておき、情報収集を始めておくのがおすすめです。

紹介された求人をすべて断っても本当に大丈夫ですか?

紹介された求人をすべて断っても、まったく問題ありません。転職先を選ぶ権利は求職者側にあり、エージェントが勧めた施設を検討しなければならないルールは存在しないからです。

エージェント側も調べた施設を断られるのは、最初から想定しています。だからこそ複数の候補を出し、その中から求職者に選んでもらうのが一般的な進め方です。

「せっかく探してくれたから」と遠慮し、無理に入職を検討する必要はありません。自分が本当に働きたいと思える施設が見つかるまで、探し続けましょう。

紹介される株式会社と社会福祉法人では、どちらが良いのでしょうか?

結論から言うと、安定した給与や現場への理解を求めるなら、特養などを運営する社会福祉法人がおすすめです。なぜかというと、法人の目的が大きく違うからです。

株式会社は施設の売上や、会社の利益を一番に考えるため、職員への給与還元に意識が向きにくいケースがあります。一方、社会福祉法人は福祉サービスの提供が目的です。税制面での優遇などがあり、介護職員に対する給与の支払いや、現場の苦労に対する理解を示してくれるでしょう。

著者の経験上でも、社会福祉法人のほうが待遇が手厚い傾向にありました。施設にもよりますが、求人に迷った際は法人の種類も一つの判断基準にしてみてください。

途中で転職活動をやめても違約金などはかかりませんか?

途中で転職活動をやめたり、エージェントの退会手続きをしたりしても、違約金や手数料などは一切かかりません。

「いい求人があれば転職したい」や「とりあえず相談だけしたい」といった理由で利用をストップしても、特に問題はないため、安心して使えます。合わないと思えばいつでも辞められるため、お試し感覚で登録してみるのもよいでしょう。

介護転職エージェントのデメリットを理解したうえで、賢く活用しよう

今回は、介護転職エージェントを利用するデメリットや、失敗しないための活用法について解説しました。

エージェントを利用するデメリットは、以下のとおりです。

  • 頻繁に電話連絡がくる
  • 希望条件に合わない施設を紹介される
  • 質の低い担当者がつくと失敗しやすくなる
  • 内定のハードルが上がりやすい
  • 施設側から過度に期待されることがある

転職活動をエージェント任せにすると、担当者のペースに流されて失敗するリスクがあります。絶対に譲れない条件を事前に伝え、転職先は自分で判断するようにしましょう。

エージェントを賢く使えば、効率良く優良求人を見つけられます。今回紹介したような、厳しい基準をクリアしているところを活用し、理想の職場を見つけましょう。

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