MENU

マンジャロで痩せる理由|ダイエット効果や痩せないときの対処法を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

近年、SNSを中心にダイエット薬として話題を集めているマンジャロ

もともと糖尿病の治療薬として開発された注射薬ではありますが、無理に食事制限しなくても痩せるダイエット薬としてダイエットや美容目的で使用する方が増えています。

マンジャロを使用することで食欲を抑えて痩せやすい体に導いてくれるため、自己流の運動や食事制限では痩せられなかった方におすすめのダイエット方法です。

マンジャロで痩せる理由は?

マンジャロで何キロ痩せる?

マンジャロで痩せない時の対処法は?

今回は、マンジャロで痩せる理由について解説します。

何故、マンジャロを使用することで、無理なダイエットをしなくても痩せやすくなるのか、ダイエットの効果や痩せない時の対処法について解説するのでぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

 

大村 アラン

大村アラン先生メッセージ

おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。

佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。

「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。

経歴
資格

日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医

目次

マンジャロは世界初の持続性GIP・GLP-1受容体作動薬

マンジャロは、2型糖尿病の治療薬として開発された注射薬ですが、体重減少効果が認められ、ダイエット目的でも使われるようになりました。

最大の特徴は、世界初の持続性GLP-1とGIPの2つのホルモンに同時に働きかける仕組みを持っていること。

2つのホルモンに同時に作用できるため、体重と血糖値の両方にアプローチし、高い食欲抑制や代謝改善効果を見込めます。

他のダイエット治療薬よりも高い体重減少効果を期待できるため、しっかり体重を落としたい方を中心に注目を集めています。

本項目では、GLP-1とGIPがどのように働いて効果をもたらしてくれるのか、作用機序について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

GLP-1の主な作用機序

GLP-1は、小腸から分泌されるインクレチンホルモンの一つです。

食べたものが小腸に入ると分泌されて、体に様々な変化をもたらします。

GLP-1の作用機序

  • インスリンの分泌を促進
  • 血糖値を下げるホルモン(グルカゴン)を抑える
  • 満腹中枢に作用
  • 胃の動きを遅らせる

GLP-1は、食後の血糖値が高い時にインスリンの分泌を促し、血糖値を安定させます。

インスリンの分泌が少なく血糖値が安定しないと、食事から摂取したブドウ糖が脂肪に変わりやすい状態になるため太る原因に。

また、胃の動きがゆっくりになり満腹中枢を刺激することで、満腹感が長く続き自然に食べる量を減らすことができます。

GIPの主な作用機序

GIPもGLP-1と同様のインクレチンホルモンの一つで小腸の上部から分泌されます。

GLP-1と似たような効果ではありますが、GLP-1と組み合わせることで更なる体重減少効果が見込めます。

GIPの作用機序

  • インスリン分泌を促す
  • エネルギー代謝を高める
  • 食欲抑制効果

GLP-1と同じく食後の血糖値が高い時にインスリンの分泌を促し、血糖が低い時には強く作用しないため低血糖を起こしにくいです。

監修医師のコメント
大村 アラン

脂肪細胞にも受容体があるので、脂肪細胞や筋肉のエネルギー代謝を高めて脂肪の分解を増やす効果が期待できます。
GIPはGLP-1と組み合わせることで、相乗効果により血糖や体重コントロールしやすくなるでしょう。

マンジャロは2型糖尿病の治療薬として開発されていますが、GLP-1とGIPの2種類のホルモンを作用させる効果によってダイエット効果も期待できる薬です。

週に1回使用することで、自然に食事量を減らせることで体重を減らし、太りにくい体に導いてくれます。

上記でGLP-1とGIPの作用機序について解説しましたが、本項目ではマンジャロで痩せる理由について解説します。

食欲を自然に抑制する

マンジャロの有効成分であるチルゼパチドは脳の視床下部に働きかけ、GLP-1とGIPの同時作用によって満腹中枢を活性化させます。

少ない食事や食事の途中でも、脳が「お腹いっぱい」のサインを強く受け取るため、食べ過ぎを防止できます。

強制的に食事量を減らすのではなく、自然に近い形で食欲を抑えられるのが特徴です。

満腹感が持続しやすい

マンジャロは、胃の動きを遅くして消化スピードをゆるやかにする働きがあります。

そのため、食後の満腹感が長続きし、次の食事まで空腹を感じにくくなります。

間食や過食を自然に減らすことができ、無理のない食事量のコントロールが可能です。

無理に食事を我慢するのではなく、空腹感を感じずに食事量を減らせます。

体内の脂肪分解を促進する

マンジャロには、脂肪の代謝にも働きかける効果が期待できます。

脂肪が分解されやすい環境に整えてくれるため、効率よくエネルギーとして消費し余分な脂肪が蓄積しにくい体にサポート。

健康リスクの高い内臓脂肪の減少効果も見込めるため、体の内側からも健康的に痩せやすい状態に導いてくれます。

血糖値の急激な上昇を抑える

マンジャロには、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進するため、食後の血糖値が急激に上昇するのを抑える働きがあります。

血糖値が急激に上がる、血糖値スパイクが起きると、余分なエネルギーを脂肪として溜めこみやすくなるので太る原因や動脈硬化や心臓病のリスクが高まってしまいます。

インスリンの分泌を助けることで、食後や空腹時の血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪が蓄積しやすいサイクルを防げます。

マンジャロの臨床試験の結果、投与量が増えるごとに体重減少効果が高くなることが分かりました。

マンジャロの投与量平均体重減少
5mg-7,0kg
10mg-7,8kg
15mg-9,5kg
出典:2型糖尿病患者における新規GIPおよびGLP-1受容体アゴニストチルゼパチド(SURPASS-1)の有効性と安全性:二重盲検無作為化第3相試験 – PubMed

臨床試験の結果によると、投与開始40週時点で5mgは平均-7,0kg、10mgは平均-7,8kg、15mgは平均-9,5kgの体重減少が見られました。

運動や食事制限を行わず、マンジャロ単独使用による結果のため、マンジャロには高い体重減少効果があることが分かります。

また、吐き気や下痢などの比較的軽度な副作用は見られたものの重篤な低血糖などの副作用を起こす可能性が低いため「効果の高い薬は副作用がありそうで不安」な場合でも投与しやすいでしょう。

※副作用の出方には個人差があります。

マンジャロのダイエット効果はいつから?

マンジャロは、使い始めてすぐにダイエット効果が現れるような即効性のある薬ではありません

まずは食欲が自然に減少していき、その後少しずつ体重が減少していきます。

本項目では、マンジャロの効果を実感するタイミングや継続的に使用することで現れる変化について解説します。

効果を実感するまでの目安は4~12週間程度

マンジャロ投与開始から、数週間で食欲が減少し、食事量や間食が減っていきます。

約4週間後には体重減少効果を感じ始め、約8~12週間で体重減少のピークに達するため、マンジャロの効果を実感するまでは、早くて4週間後、多くの場合8~12週間程度です。

効果の感じ方や現れ方には個人差があるものの、マンジャロのダイエット効果は少しずつ現れて、徐々に実感していくことがほとんどです。

すぐに効果が現れるのではなく、時間を掛けて自然に体重が落ちていきます。

継続的な使用で高い減量効果が期待できる

マンジャロを継続して使用することで、ダイエット効果が安定し体重減少効果が維持されやすくなります

食欲抑制や血糖値コントロール効果が長く続くことで、自然に体重が減っていくだけでなく、リバウンドしにくい体質に近づけることもメリットの一つです。

無理な食事制限や運動を取り入れなくても、マンジャロはダイエットと血糖管理を両立できます。

継続使用こそが、マンジャロの真価を引き出すポイントです。

監修医師のコメント
大村 アラン

マンジャロを一度中止した場合は、医師の判断により再開となります。
再開時は低用量から再スタートするのが一般的でしょう。
いずれにせよ副作用に注意しながら、医師の指導のもと再開してください。

マンジャロで痩せないときの対処法

マンジャロは、肥満治療において高い体重減少効果を得られる治療薬ではありますが、効果の現れ方や時期、感じ方には個人差があります。

また、全ての人に効果が現れるとは限りません。

マンジャロを使用しても思ったように痩せない時は、食事内容や運動不足などの要因が考えられます。

まずは、なぜ痩せないのか原因を調べ、原因に合った対処をしましょう。

本項目では、マンジャロを使用しても痩せない時の対処法を紹介します。

食事内容を改善する

マンジャロには、食欲を抑える効果があります。

食欲抑制効果や満腹感が長く続くことで、食事量や間食が減り自然に体重が落ちていきます。

ですが、高カロリーや糖質の多い食事を続けていると痩せにくくなってしまうため、注意しましょう。

野菜やたんぱく質を意識しながら、バランスの良い食事を摂るように食生活を改善することが大切です。

無理に食事量を減らすのではなく、食事内容を見直してみましょう。

適度な運動を取り入れる

食事内容の見直しとともに大切なのは、適度な運動です。

軽いストレッチやトレーニングでも代謝を高めて、脂肪の代謝を促す効果が期待できます。

ウォーキングや筋トレなど取り入れやすい運動から、無理のない範囲で始めましょう。

医師に相談して治療計画を見直す

思うように痩せない場合は、マンジャロの投与量が適切でなかったり正しく使用していない可能性があります。

マンジャロの正しい使用方法についての確認や用量の調整、他の治療法との併用など、必ず医師に相談して治療計画を見直しましょう。

自己判断で投与回数を増やしたり投与量を増やすことは、副作用を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

マンジャロの投与をやめたらどうなりますか?

マンジャロを止めると食欲抑制効果や血糖コントロール効果を得られなくなるため、リバウンドする可能性があります。

投与を止める場合は医師と相談して段階的に進めましょう。

マンジャロに頼らなくても理想的な体重をキープできるよう、生活習慣の見直しや他の治療法も検討することをおすすめします。

マンジャロとリベルサスはどっちが痩せますか?

マンジャロとリベルサスの体重減少効果を比較するとマンジャロの方が痩せる効果が高いです。

ですが、マンジャロとリベルサスには体重減少効果以外にも違いがあります。

薬の種類投与方法投与回数体重減少効果
マンジャロ注射週1回高い
リベルサス飲み薬毎日

投与方法や投与回数など、自分に合う方法を選択しましょう。

マンジャロには停滞期はありますか?

マンジャロには投与開始から1~3ヶ月ごろに、体重が落ちにくくなる停滞期が訪れます

停滞期は、体がマンジャロに慣れてきたサインであり一時的な現象です。

焦らずに継続して使用することで、再び体重が減少し始めるケースが多いので諦めずに使用しましょう。

まとめ

今回は、マンジャロで痩せる理由について解説しました。

マンジャロはGLP-1とGIPの2つに作用することで、高い体重減少効果を期待できる治療薬です。

GLP-1が持つ食欲抑制効果と胃の運動を遅らせる効果をGIPがサポートしながら、脂肪の代謝を改善を見込めるため、無理な食事制限や運動をしなくても自然に食欲が落ちていきます。

マンジャロは、自己流のダイエットでは痩せられなかった方やリバウンドしにくい体を目指したい方におすすめの健康的に痩せられる治療方法です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元気もキレイも叶えたいまるで「美容院」みたいに通えるクリニックです。
「この治療をしたい」「この治療だけをしてみたい」「初めての美容クリニックで不安。安心して通えるクリニックを見つけたい」そんな願いをそのまま叶えるクリニックです。髪を切りたいと思った時「美容院」を予約するように、当院も気軽に予約できる体制、金額としています。熟練のスタッフがしっかりとご対応させて頂きます。

目次