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AGA治療薬の副作用|種類別や症状別に解説

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AGA治療薬の副作用について紹介します。

AGA治療薬は、薄毛の進行を抑える効果が期待される一方で、副作用のリスクも存在します。

AGA治療薬の副作用が心配

どんな副作用があるの?

そんな方のために、本記事ではAGA治療薬の副作用をまとめました

AGA治療薬は種類や症状によって副作用や出やすさが異なるため、種類別・症状別に解説します。

また、副作用の対処法や軽減する方法についても紹介しているので、AGA治療薬の副作用に不安がある方は参考にしてください。

この記事の監修者

 

大村 アラン

大村アラン先生メッセージ

おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。

佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。

「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。

経歴
資格

日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医

目次

AGA治療薬で処方されることが多い薬には、フィナステリド(プロペシア)デュタステリド(ザガーロ)ミノキシジルがあります。

それぞれ作用の仕組みや服用方法が異なることもあり、副作用の内容や発現頻度も違います。

そこでまずは、各薬の副作用について確認していきましょう。

フィナステリド(プロペシア)の副作用

フィナステリドは男性型脱毛症の進行を抑える代表的な内服薬です。

主な副作用はとして、下記のような症状が報告されています。

フィナステリド(プロペシア)の主な副作用
  • 性機能障害
  • 肝機能障害
  • 抑うつ症状 など

性機能障害の具体例として、性欲減退、勃起不全(ED)、射精障害、男性不妊などがあります。

いずれの症状も発生頻度は低く、軽度のため服用を中止したり用量を調整することで改善するケースがほとんどです。

ただし、長期的に服用する場合は、定期的に医師の診察を受けることが推奨されています。

デュタステリド(ザガーロ)の副作用

デュタステリドは、フィナステリドよりも強力に男性ホルモンDHTの生成を抑制する、脱毛を防ぐ効果の高い薬剤です。

効果が高い一方で、副作用もやや出やすい傾向にあります。

デュタステリド(ザガーロ)の主な副作用
  • 性機能障害
  • 肝機能障害
  • 乳房の腫れ
  • 皮膚障害
  • 抑うつ症状 など

フィナステリド同様性機能障害、肝機能障害のほか、乳房の腫れやかゆみやじんましんなどの皮膚障害が報告されています。

監修医師のコメント
大村 アラン

デュタステリドはフィナステリドと比べ、特に若年層の患者に副作用が多く見られる傾向があります。
いずれも副作用の発生頻度は低いですが、服用中は体調の変化に注意しましょう。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルは血管拡張作用によって毛髪の成長を促進する薬剤で、外用薬と内服薬があります。

仕様が異なることもあり、副作用も違います。

ミノキシジル(外用薬)の主な副作用
  • 頭皮のかゆみ
  • 発疹
  • 乾燥 など

外用薬は主な副作用として皮膚症状が報告されていますが、内服薬は循環器系の症状など全身に影響する傾向があります。

ミノキシジル(内服薬)の主な副作用
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 血圧変動 など

特に、心疾患や腎疾患がある人は、内服薬の使用について医師と十分に相談してください。

また、ミノキシジル外用薬・内服薬両方に共通して、多毛症の報告があり、顔や手足に毛が増えることがあります。

上記の副作用は、薬の使用を停止することで改善されてることがほとんどです。

AGA治療薬の副作用は、薬の種類だけでなく、個人の体質や健康状態によっても現れ方が変わります。

ですが、副作用の症状を事前に理解しておくことで、不安を減らし、スムーズに対応できるでしょう。

ここでは、代表的な副作用の症状を詳しく解説します。

初期脱毛

治療開始後1~2ヶ月の間に抜け毛が一時的に増えることがあります。

これは、髪の成長サイクルの変化による自然な現象です。

初期脱毛は治療が効いている証拠でもあり、ほとんどの場合、数ヶ月で症状が落ち着き健康な毛が生えてきます。

多毛症

ミノキシジルの使用により、体毛が異常に増えるおそれがあります。

通常よりも濃い毛や太い毛が、全身もしくは特定の部位(腕や背中、顔の産毛など)に増える症例が報告されています。

これらの症状は、服用中に現れることが多く、薬を中止すれば徐々に改善するのが一般的です。

かゆみ・かぶれ・発疹

外用薬(ミノキシジル)で最も多い副作用が皮膚症状です。

頭皮など塗布部分にかゆみや赤み、発疹などが出ることがあります。

アレルギー反応の可能性もあるため、症状が現れた場合は医師に相談し、使用量の調整や薬の変更をすることが推奨されます。

動悸・息切れ

ミノキシジル内服薬では、血管拡張作用による血圧低下の影響で、動機や息切れが起こる可能性も。

動悸の発生頻度は0.9〜4%と低いものの、症状の現れるタイミングや強さ、継続時間に個人差があり、特に心疾患や高血圧の既往歴のある人は注意が必要です。

万が一これらの症状が現れた場合は、自己判断せず医師に相談してください。

性機能障害

性機能障害は、主にフィナステリドやデュタステリドによる副作用で、性欲の減退や、勃起不全(ED)、射精障害などが該当します。

動悸・息切れ同様に、発現頻度は低いものの、個人差があるので注意が必要です。

ただし、使用初期に現れる生活や性交に影響のない軽度の症状の場合は、用量の調整や薬剤が体に慣れることで改善するケースもあります。

抑うつ状態

まれにホルモンバランスの変化により、気分が落ち込んだり抑うつ状態になる場合があります。

特に、男性ホルモンDHTに作用するフィナステリドやデュタステリドなどの薬によって引き起こされることが多いです。

抑うつ状態が数週間続く場合は医師に速やかに相談してください。

肝機能障害

フィナステリドやデュタステリドの使用によって、ごく稀ですが肝機能の異常が報告されています。

下記のような症状が現れた場合、自己判断せず医師の指示に従ってください。

  • 倦怠感
  • 黄疸
  • 吐き気
  • 腹痛 など

また、肝機能障害の前兆として血液検査で肝機能数値(AST・ALTなど)の上昇が見られます。

服用中は定期的に血液検査を行い、異常が見つかれば服用中止や薬の変更を検討しましょう。

AGA治療薬で副作用と思われる症状が出ても、自己判断で薬を中止することは避けましょう。

速やかに医師に相談し、指示に従うことが基本です。

ここでは、具体的な対応策を解説します。

まずは担当医に相談する

副作用だと思われる症状が出た場合、まずは担当医に相談することが重要です。

症状の詳細や、症状が出た期間を具体的に伝えます。

自己判断で薬の使用を中止したり、気にせずに継続すると、治療効果が半減したり症状を悪化させるリスクがあります。

医師に相談することで、適切な対処を提案してくれるので従いましょう。

すぐ診察できず不安な場合は医療機関に電話を入れ、オンライン診療なら問い合わせ窓口を活用すると安心です。

薬の用量を見直す

症状が軽い場合、服用量を調整することで副作用が改善する可能性があります。

特に、性機能障害や皮膚症状は用量の調整で改善するケースがほとんどです。

ただし、服用を完全に中止してしまうと、AGAが進行してしまう恐れがあるため、自己判断を避けて医師と相談して決めることが大切です。

薬の種類を変更する

副作用が強い場合は治療薬の種類を変えるのも選択肢のひとつです。

AGA治療薬にはさまざまな種類があり、成分が異なるものへ変更したり、内服薬から外用薬への切り替えや組み合わせなどが可能です。

医師と連携して最適な治療法を選ぶことで、副作用のリスクを減らすだけでなく、効果的な治療にもつながります。

AGA治療薬の副作用を軽減する方法

副作用のリスクを抑えるためには、正規の治療薬を、正しく服用することが基本です。

また、治療の継続には医師との連携が欠かせないので信頼できる医療機関を選ぶことも大切です。

AGA治療薬の副作用を軽減する方法をまとめたので、参考にしてください。

AGA治療薬を個人輸入で購入しない

個人輸入でAGA治療薬を入手するのは安価で手軽なイメージがありますが、副作用のリスク健康被害の危険性があるため、避けましょう。

AGA治療薬の個人輸入には下記のような副作用に関するリスクがあります。

  • 偽造品や粗悪品のリスク
  • 適切・迅速な対処が難しい

個人輸入で購入できるAGA治療薬の中には、適切に管理されていないものもあり、偽造品や有効成分が足りない粗悪品が混在している可能性があります。

そのため、使用すると健康被害を招く恐れがあり注意が必要です。

また、そのような薬を使用し副作用が現れた場合に、迅速に対処できないだけでなく、適切な処置が受けられない可能性も。

医師の処方なしに、安全性の確認が取れていない薬を使用するにはこのような健康にかかわるデメリットがあるため、必ず医療機関を受診して安全に治療を受けましょう。

AGA治療薬の用法・用量を守る

処方された治療薬の用法・用量を守ることは、副作用の発現を最小限に抑える基本です。

早く効果を実感したいからと自己判断で増量したり、使用頻度を変えることは避けましょう。

医師に相談しながら必要に応じて調整してください。

他の薬と併用したい場合は医師に相談を

AGA治療薬と他の薬を併用する場合は、副作用のリスクを十分に理解し、医師と相談することが不可欠です。

併用時のリスクの具体例として、肝臓で代謝される一部の抗生物質や抗真菌薬などはAGA治療薬との相互作用で、肝機能に影響を与える可能性があります。

また、ED治療薬との併用で、性機能に関する副作用を悪化させる恐れもあります。

監修医師のコメント
大村 アラン

AGA治療薬と併用する薬剤の選択には注意が必要です。
医師と連携しながら定期的な検査も交えて治療を受けることが、副作用を抑えるために重要でしょう。

AGA治療副作用のよくある質問・Q&A

AGA治療薬の副作用の多毛症はいつまで続きますか?

個人差がありますが、服用を中止して数か月後に改善されるのが一般的です。

AGA治療薬の副作用による多毛症は、使用を初めて1~3ヶ月後に毛が濃くなる傾向があり、服用中は症状が続きます。

そして、薬を中止して数ヶ月すると、自然に改善することがほとんどです。

また、体毛の濃さには個人差がありますが、長期間残ることはごく稀です。

AGA治療薬の副作用で抑うつ状態になる確率はどのくらいですか?

薬の種類に因りますが、1%前後と低い発症率です。

フィナステリドを使用した場合、抑うつ状態の発症率はおよそ1~3%とされ、デュタステリドにおいては、1%未満とされています。

いずれも、ホルモンバランスの変化や脳内作用が関与してると考えられています。

抑うつ状態の発症は低いうえ、個人差があるため、気分の落ち込みや意欲低下を感じた場合は医師に相談することをおすすめします。

AGA治療薬の副作用で太ることはありますか?

ミノキシジル内服薬で、むくみやむくみによる一時的な体重増加の副作用の可能性があります。

フィナステリドやデュタステリドについては、体重増加の副作用の報告はほとんどありません。

ただし、ミノキシジル内服薬では血流の増加から、むくみや水分の保持による体重増加の報告がされています。

個人差がありますが、ミノキシジルを使用する際は、注意してください。

まとめ

AGA治療薬はさまざまな種類があり、種類や症状によって副作用の現れ方が異なります。

薬の種類や症状ごとに特徴を把握し、副作用のリスクを理解して使用することが重要です。

また、信頼できる医療機関で処方を受けることも大切です。

医師の指示に従い、薬の用法・用量を守りながら治療を進めることが副作用軽減のポイントでしょう。

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この記事を書いた人

元気もキレイも叶えたいまるで「美容院」みたいに通えるクリニックです。
「この治療をしたい」「この治療だけをしてみたい」「初めての美容クリニックで不安。安心して通えるクリニックを見つけたい」そんな願いをそのまま叶えるクリニックです。髪を切りたいと思った時「美容院」を予約するように、当院も気軽に予約できる体制、金額としています。熟練のスタッフがしっかりとご対応させて頂きます。

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