太もも痩せの方法を紹介します。
太ももだけなかなか痩せない
ストレッチも筋トレもやっているのに効果が出にくい
そんな悩みを抱える人は少なくありません。
太ももが痩せにくいのには、脂肪の蓄積やむくみなど様々な理由が関係しているため、原因に合う対策を継続することが大切です。
そこで本記事では、太もも痩せにおすすめのストレッチや筋トレ・グッズなど、今日から始められる方法をわかりやすく解説します。
太ももの悩みを解決したい、まっすぐ引き締まった脚を目指したいという方は、参考にしてください。

大村アラン先生メッセージ
おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。
佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。
「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。
経歴
- 佐賀大学医学部 卒業
- 久留米大学医学部附属病院
- 大手美容外科 院長/技術指導医
- 盛岡美容外科 院長
- 医療法人社団医新会 理事
- 吉祥寺アイビークリニック 院長
- おおかみ美容のクリニック 技術指導顧問
- 日比谷セントラルクリニック 技術指導顧問
- ビラビューティークリニック 院長/代表
資格
日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医
なぜ痩せない?太ももが太くなる原因

太ももが痩せない背景には、皮下脂肪の蓄積や血行不良など、いくつかの理由がある場合がほとんどです。
まずは原因を知ることで効果的な対策が取りやすくなり、無駄な労力も減らせます。
ここでは、太ももが太くなる代表的な理由を解説します。
皮下脂肪やセルライトが蓄積している
太ももは体の中でも脂肪がつきやすい部位で、特に女性はホルモンの影響で下半身に脂肪を蓄積しやすい傾向があります。
皮下脂肪が増えるとセルライトもできやすくなり、肌表面に凸凹が現れ、太く見える原因に。
放置するとどんどん固くなるため、こまめなストレッチやマッサージなど、早めのケアがポイントになります。
セルライトは血流が悪くなると発生しやすいため、運動不足や冷え性の人は特に注意が必要です。
血行不良や運動不足によるむくみ
冷え性や運動不足によってふくらはぎの筋肉が使われないと、下半身の血流やリンパの流れが悪くなり余分な水分が太ももに溜まりやすくなります。
そうしてむくみが続くと、実際の脂肪以上に脚が太く見えてしまうことも。
デスクワークだけでなく、普段の姿勢や生活習慣が影響していることも少なくありません。
大村 アラン体を動かす、こまめに水分を摂る、お風呂に入って体を温めるといった「巡り」を意識した生活がむくみを防ぎます。
骨盤の歪み
骨盤が傾いたりねじれたりすると、太ももの外側や前側に負担が偏り、筋肉が張って太く見えることがあります。
骨盤が歪む主な原因は、下記のような体の癖や姿勢の乱れです。
- 反り腰
- 猫背
- 足を組む など
もし、筋トレをしているのに痩せないという場合、骨盤の歪みが原因となっている可能性も。
まずは、ストレッチなどで骨盤のバランスを整えることが重要です。
【1週間チャレンジ】太もも痩せに効果的なストレッチや筋トレを紹介


太もも痩せに効果的なストレッチ・筋トレを紹介します。
太もも痩せの効果を高めるには、硬くなった脂肪周りの組織をほぐし、鍛えるのことがポイントです。
ここでは、誰でも取り組みやすいメニューを解説します。
継続が大切なので、まずは1日ひとつから、1週間を目指して挑戦してみましょう。
太もも痩せにおすすめのストレッチ


ストレッチは太ももの硬くなった筋肉や筋膜をほぐし、代謝アップや老廃物の排出を促します。
筋トレと組み合わせると効果的ですが、忙しい日はストレッチを行うだけでもむくみやハリを解消して脚をスッキリさせてくれます。
毎日継続しやすい3種類を紹介するので、まずはひとつ、挑戦してみてください。
バタフライストレッチ
バタフライストレッチは、股関節をゆるめ内もも(内転筋)を伸ばすストレッチです。
骨盤の安定性や股関節の柔軟性を高めるのに効果的で、下半身の血流改善やむくみ対策にも役立ちます。
床に座わる
床に座り、両足の裏を合わせます。
かかとを体に引き寄せ、背筋を伸ばす
足裏を合わせたまま、足首や足の甲を手で支えて、かかとを体のほうに引き寄せます。
座骨で座るイメージで、背骨が丸まらないように注意しましょう。
膝を外側に開き、ゆっくり前屈する
両膝を左右に開き、無理のない範囲で床に近づけます。
息を吐きながらできるところまで前屈し、自然な呼吸で、30秒~1分ほどキープしてください。
上記の流れを2~3セット繰り返すと効果的です。
反動をつけず、ゆっくり、リラックスして行いましょう。
前もも(大腿四頭筋)のストレッチ
前もも(大腿四頭筋)を柔らかくすることで、前ももの緊張が和らぎ、太ももの引き締めにつながります。
前もものストレッチには立って行うもの、座って行うものなどさまざまな方法がありますが、ここでは、寝る前やながらストレッチにもおすすめの寝て行う方法を紹介します。
横向きに寝て、上側の足首を手でつかむ
足を曲げ、体の後ろ側で足首を掴みます。
かかとをお尻に近づけ、前ももを伸ばす
手で足を引っ張り、かかととお尻を近づけます。
自然な呼吸で20~30秒ほどキープし、反対側も行います。
太ももの引き締めが目的の場合、左右で1セットを2~3セット行うと効果的です。



複数セット行う場合は、間に少し休憩を挟むと筋肉がリラックスしやすくなります。
無理をせず適度に休みを挟みながらストレッチを行いましょう。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスは太ももの裏側に位置し、柔軟性を高めることで、脂肪燃焼の促進に役立ちます。
次に紹介するのは、ももの裏が硬い人でも取り組みやすい、タオルを使用したストレッチです。
※フェイスタオルを用意してください。
仰向けに寝て、片足をまっすぐに上げる
もう一方の足は伸ばしてつま先は天井のほうへ向けます。
足の裏にタオルをひっかける
上げた足の裏にタオルをひっかけて、両手でタオルの両端をつかみます。
タオルを引いて、足裏を伸ばす
両手でタオルを引きながら、かかとを天井に突き出すように、太もも裏が心地よく感じる範囲でゆっくり伸ばします。
自然な呼吸で10~15秒キープし、ゆっくり足を下ろしたら、反対側も行います。
左右で1セットを2~3セット行うのがおすすめです。
太もも痩せにおすすめの筋トレ


つぎに、太もも痩せにおすすめの筋トレを2つ紹介します。
筋トレは、脂肪燃焼や筋力アップに効果的なので、健康的に太もも痩せを目指すならぜひ取り入れたいところ。
筋トレだけでも一定の効果は見込めますが、張りやすくなる危険性もあるので、簡単なストレッチと併用が理想的です。
ヒップリフト
骨盤をゆっくり持ち上げる動作のヒップリフトは、お尻から太ももにかけて刺激が入ります。
太ももの前側が張りやすい人に最適のトレーニングです。
仰向けに寝る
マットなどの上に仰向けになり、両膝を立てて足裏を床につけます。
膝の角度は90度に保ち、足先は腰幅から肩幅に開きましょう。
お尻を持ち上げる
両手は体の横に置き、両手は体の横に置き、息を吐きながらゆっくりお尻を持ち上げます。
膝から肩までが一直線になるように意識します。
姿勢をキープし、ゆっくり元の体勢に戻る
お尻を持ち上げたまま5~10秒キープし、ゆっくりお尻を下ろしましょう。
上記の流れをまずは10回、2~3セットを目標に取り入れましょう。
ポイントは、お尻を持ち上げているときは、お尻をしっかり締め、腰が反らないように腹筋にも軽く力を入れることです。
脚痩せだけでなく、ヒップアップ効果もあるので、後ろ姿に自信が持てるようになります。
レッグレイズ
レッグレイズは、太ももだけでなく、下腹も一緒に鍛えることができ、ポッコリお腹にもアプローチできるのが魅力のトレーニング。
仰向けに寝る
床に仰向けになり、両手は体の横に置きます。
脚を持ち上げる
両足を揃えたまま、天井に向かってゆっくりと持ち上げます。
腰が上がらないように、気を付けてください。
脚をゆっくり下ろす
脚を床につく手前まで下ろし、また天井まで持ち上げます。
脚の上げ下げをゆっくり繰り返します。
上げて下ろすまでで1回を、10~15回、3セットを目安に行います。
脚を下ろす際に床スレスレまで下げるほど負荷が強くなるので、無理の範囲で調整してください。
腰が浮きやすいので、背中をしっかり床につけるのがポイントです。
太もも痩せの食事のポイント
太ももを細くするには、運動だけではなく、食生活の見直しも欠かせません。
とはいえ、厳しい食事制限をする必要はなく、普段の習慣を少し変えるだけでも効果が期待できます。
継続しやすい食事のポイントを紹介します。
夜遅くの食事は控える
夜遅い食事は、消化が追い付かずに脂肪として蓄積されやすくなります。
また、塩分の高い食事を夜に摂ると、翌朝のむくみの原因になる恐れも。
できるだけ、夕食は早めに済ませ、就寝までに体を休めましょう。



夕食は就寝3時間前までに済ませるのが理想です。
寝る直前に食物を摂取すると肥満の原因になるだけでなく、胃腸にも負担がかかるため、早めの食事を意識しましょう。
低糖質・高タンパクな食べ物を取り入れる
糖質を控え、肉や魚、卵、大豆製品などタンパク質をしっかり摂ることで、基礎代謝が落ちにくくなります。
以下の食材はタンパク質が豊富で太もも痩せをサポートしてくれるので、意識して取り入れるといいでしょう。
- 鶏むね肉
- 豆類
- ゆで卵
- ヨーグルト など
1食あたり20gのタンパク質が目安です。
最近は、コンビニでも上記のような高タンパク食品を販売しているので、うまく活用するのもおすすめです。
早食いには注意
早食いは、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、余分なカロリーを蓄積する原因になります。
ゆっくり時間をかけ、よく噛んで食べるだけで血糖値の急上昇を防げ、食べ過ぎ防止だけでなく、消化のサポートにもつながります。
太もも痩せを効率よく行うためにも、まずは「食べ方」を意識するようにしましょう。
太もも痩せにおすすめのグッズ


運動、食事に加えて、サポートグッズを使うと、太もも痩せが効率よく行えます。
特に、むくみ体質の人やセルライトが気になる人は、サポートグッズを活用すると日々のケアのハードルが下がります。
仕事中や家事の合間に使えるアイテムもあるので、「忙しいけれど脚のケアもしたい」という人はチェックしてみてください。
セルローラー
凹凸のあるローラーを太ももに当て、コロコロと転がして使用します。
太ももをほぐすと血行が良くなり、セルライトのケアにつながります。
毎日数分続けるだけでむくみが軽くなりやすく、脚痩せの習慣として続けやすいのが魅力です。
太ももシェイパー
太ももを締め付けてサポートするスパッツタイプの着圧シェイパーは、履くだけで血流をサポートし、太ももラインの補正に役立ちます。
むくみ対策にも効果的で、長時間の立ち仕事や座り仕事の人に人気です。
シェイプアップベルト
太もも周りに巻いて使うタイプのベルトで、主に運動時に使用します。
サウナ素材で脂肪燃焼をサポートする発汗タイプや、電気刺激により筋力アップや引き締めを狙うEMSタイプなどがあります。
サウナパンツ
サウナパンツは断熱素材を使用したウェアで、発汗によりむくみ解消や代謝アップが期待できます。
また、運動と組み合わせると脂肪燃焼効果がアップします。
ウォーキングやトレーニング時はもちろん、運動する時間がない場合は、家事をする間だけ身に着けるのもおすすめ。
太もも痩せには医療ダイエットの選択肢もあり
ストレッチや筋トレ、生活習慣の見直しなど、自分で太もものケアをしてみたものの、効果が感じられない。
そんな時は、医療の力を借りる方法もあります。
医療ダイエットは、医師の指導の下、体質や原因に合わせた直接的なアプローチができるのがポイントです。
代表的なメニューには、以下のようなものがあります。
- 脂肪溶解注射
- 脂肪冷却
- HIFU
- 脂肪吸引
- GLP-1 など
医療ダイエットは、太ももだけ集中的に痩せたい人や、短期間で変化を求める人に選ばれています。



医療ダイエットはどの施術も医師が体質をチェックしながら治療を進めます。
自己流のダイエットよりも早い効果が期待できるためおすすめです。
太もも痩せのよくある質問・Q&A
まとめ
太もも痩せは、原因や体質に合った対策を続けることが重要です。
ストレッチや筋トレ、食事の見直し、グッズの活用など、無理ない範囲で組み合わせて行うことで、効率よく引き締められます。
1週間続けてみるだけでも、体の変化を実感するケースも少なくありません。
まずは、できそうなことから気軽に挑戦して、理想の脚を目指しましょう。









