比較的緩やかに減量を進めたい方におすすめなのが、メディカルダイエット薬として注目されている「メトホルミン」。
メトホルミンは、本来は2型糖尿病の治療薬として用いられている内服薬ですが、その期待できる効果や服用の手軽さからメディカルダイエットとしても話題です。
手軽に始められるメトホルミンの効果が気になる
メトホルミンはエイジング効果もあるの?
本記事では、上記のような疑問がある方に向けて、飲み薬で手軽にダイエット効果が期待できると話題の「メトホルミン」について詳しく紹介します。
2型糖尿病の治療薬としても有名な自己注射型の「マンジャロ」と比較しても、メトホルミンは内服薬であるため摂取のハードルが低く、緩やかなダイエット効果が期待できます。
また、ダイエット効果だけでなく、期待できる効果の一つに「エイジングケア」もあります。
メトホルミンの効果や使用方法など、一つ一つを丁寧に詳しく解説しますので、メトホルミンが気になる方は本記事をぜひ参考にしてください。

大村アラン先生メッセージ
おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。
佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。
「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。
経歴
- 佐賀大学医学部 卒業
- 久留米大学医学部附属病院
- 大手美容外科 院長/技術指導医
- 盛岡美容外科 院長
- 医療法人社団医新会 理事
- 吉祥寺アイビークリニック 院長
- おおかみ美容のクリニック 技術指導顧問
- 日比谷セントラルクリニック 技術指導顧問
- ビラビューティークリニック 院長/代表
資格
日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医
メトホルミンは2型糖尿病の治療薬
メトホルミンは本来は2型糖尿病の治療薬であり、ダイエットを目的に利用する場合でも、医師の診断のもと処方箋がなければ購入できないお薬です。
メトホルミンは糖尿病治療薬の中でも、認証されてから歴史がある治療薬であるため、安全性も高く評価されています。
糖が脂肪として蓄積されるのを防ぐ効果や、血糖値の急激な上昇を防ぎ内臓脂肪の減少に効果を期待できるので、近年ではダイエットを目的として服用をしている方もいます。
他の2型糖尿病治療薬の注射型のマンジャロと比較すると、メトホルミンは錠剤タイプなので、服用の手軽さも魅力の一つです。
大村 アランメトホルミンは2型糖尿病の治療薬であるリベルサスやマンジャロのようなGLP-1受容体作動薬とは異なるアプローチで、比較すると効き目が穏やかでしょう。
メトホルミンのダイエット効果


メトホルミンは2型糖尿病の治療薬としてはもちろん、期待できる効果から「メディカルダイエット」としても注目されているお薬です。
食欲の抑制や血糖値の急激な上昇を抑えたり、腸内細菌のバランスを保つ働きにも効果があるため、内側からのダイエット効果を期待できる内服薬です。
こちらの章では、メトホルミンを服用することで得られるダイエット効果について、詳しく解説します。
糖が脂肪として蓄積されるのを防ぐ


一度、糖が脂肪に変化し身体に内臓脂肪として蓄積してしまうと、そこだけを狙ってダイエットをしてをしていくのは、とても大変なことです。
まずは糖が脂肪として蓄積されることを防ぐことが大切です。
メトホルミンには、「余分な糖を溜め込まない」そして「蓄積しないように」と働く効果があります。
メトホルミンを服用することで、糖分は筋肉で消費できるように働き、糖をエネルギーとして消費できる効果が期待できます。
血糖値の急激な上昇を抑える


メトホルミンは、食事の時間に合わせて1日2回服用することで、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
食事をすると血糖値が上昇しますが、メトホルミンを服用することで、小腸での糖の吸収を遅らせる効果があるためです。
血糖値を下げる目的のお薬と比較すると、メトホルミンは効果が緩やかなため、副作用である低血糖症状を起こしにくいといった特徴もあります。
食欲を抑制する


ダイエット中に自身の意思だけで、食欲を抑制することは難しい時もあるでしょう。
メトホルミンの期待できる効果の一つに、GLP-1の分泌を促す効果があります。
メトホルミンを服用するとGLP-1が分泌されることで、満腹中枢が刺激されます。
腸内細菌の働きを整える


腸内環境が整っているかは、ダイエットをする上で気を付けたい大切なポイントです。
メトホルミンは腸内細菌の、悪玉菌と善玉菌のバランスを整える効果が期待できます。
善玉菌と悪玉菌のバランスが悪いと、腸内環境が乱れ炎症を引き起こしてしまう原因となってしまいます。
腸内環境が整うことで、肌質の改善にもいい影響が期待できるでしょう。
肝臓での脂肪酸の合成を抑制する


メトホルミンは、脂肪酸の合成を抑制する効果も期待されています。
メトホルミンは肝臓で作られる脂肪酸の合成を抑制する効果とともに、AMPKという酵素の活性化を促します。
このAMPKという酵素は脂肪の分解を促進する効果があり、脂肪として体内に蓄積される前に、エネルギーとしての燃焼を促してくれます。
メトホルミンのダイエットでの正しい飲み方


メトホルミンに限らず、処方されたお薬は使用方法を正しく守ることで、効果をしっかり得ることが期待できます。
メトホルミンは1日1回の服用ではなく、朝晩1日2回の服用が必要であったり、服用のタイミングに気を付けることが必要です。
ダイエットを目的としメトホルミンを服用する場合でも、正しい服用方法をおさえておくようにしましょう。
ダイエット目的の服用方法
メトホルミンをダイエット目的で使用する場合、服用方法は段階的に容量を増やしていきます。
まず最初の1ヶ月は1回1錠250mgを朝晩1日2回と、少量からスタートして様子を見ます。
医師が診察時に、効果や副作用の様子も確認しながら、1ヶ月経過後に500mgに容量を増やすパターンもあります。
服用のタイミング
メトホルミンは1日2回の服用が必要ですが、服用のタイミングも気を付けるようにしましょう。
医師に指示されたタイミングを守ることが前提ですが、食前か食後かのどちらかの服用を推奨することが多いです。
食後にメトホルミンを服用することで、胃や腸への負担を軽減しつつ、血糖値のコントロールへの効果が期待できるためです。
食後30分以内に服用するなど、あまり食後に時間を空けすぎないようにし、飲み忘れに防止にも気をつけましょう。
メトホルミンを1日2回服用する理由


1日1回の服用であれば、2回服用するよりも服用することのハードルが低くなるので、さらに手軽に内服できることに魅力を感じる方もいるかもしれません。
ですが、メトホルミンは1日2回、服用が必要なお薬です。
なぜ1日1回の服用ではなく2回必要であるかは、副作用の軽減や、血中濃度を一定に保つ効果を得るためなどの理由があります。
以下で、メトホルミンを1日に2回服用する理由を詳しく解説します。
血中濃度を一定に保つため
1度の服用で、メトホルミンが期待できる効果の持続時間は、6〜8時間ほどです。
服用回数を2回に分けることで、服用した際の血中濃度を一定に保ちやすくなります。
服用したメトホルミンの効果が時間によって薄れてしまうのを防ぐためにも、1日1回ではなく、2回に分けて服用する必要があるのです。



メトホルミンは1日2回の服用が基本ですが、場合によっては1日3回の服用指示が出ることもあります。
医師の指示に従い、正しく服用しましょう。
副作用の軽減
一度に体内に入れる容量を2回に分けることで、副作用の軽減にもつながります。
メトホルミンを服用することで考えられる副作用に、腹痛や下痢などの消化器系が挙げられます。
また、メトホルミンを自身の容量に合わせずに大量に服用した場合、低血糖や乳酸アシドーシスにといった副作用を引き起こす恐れも。
低血糖や乳酸アシドーシスは、服用した際にメトホルミンの血中濃度が濃くなってしまうと起こる恐れがある副作用です。
2回に分けて服用することで、こうした副作用の軽減につながります。
飲み忘れ防止
安定的な効果を得るためには、1日2回に分けての服用が推奨されていますが、誰でもうっかり飲み忘れてしまうこうもあるでしょう。
忘れてしまっても慌てることはなく、気づいた時点で飲み忘れた1回分を服用できます。
メトホルミンは1日に時間を空けて2回の服用が必要なので、1回服用を忘れてしまっても、その日にまた2回目分を服用できるので、効果を保ちやすいといった特徴があります。
ダイエットだけじゃない!メトホルミンの若返り効果について
メトホルミンを服用することで期待できる効果の中に「エイジングケア効果」があります。
メトホルミンを服用することで、次のようなエイジングケア効果が期待できます。
- 活性酵素の抑制効果
- 抗糖化作用効果
- 炎症反応の抑制
糖質の摂取などによって身体の酸化が進むと、細胞が傷つき老化が進んでしまいます。
メトホルミンはダイエットで健康的な体重を目指せる他に、エイジングケア効果に欠かせない「酸化」や「糖化」に対しても効果が期待されています。
ミトコンドリアにアプローチをし、活性酵素の生成を抑制する効果が期待でき、内臓の老化防止や、肌改善への効果があるからです。



健康な人がメトホルミンを美容目的で使用したい場合でも、医師による診察と判断が必要です。
メトホルミンダイエットのよくある質問・Q&A
まとめ
本記事では、メトホルミンをダイエット目的で使用を検討している方に向けて、期待できる効果や注意点について詳しく解説しました。
メトホルミンは本来は2型糖尿病の治療薬ですが、服用の手軽さや期待できる効果から、ダイエットを目的として使用を検討している方もいます。
メトホルミンは血糖値の上昇を抑える効果がありますが、他の2型糖尿病治療薬のマンジャロやリベルサスなどのGLP-1受容体作動薬とは違うアプローチのため、ダイエット効果は比較的緩やかに進むのが特徴です。
また、値段も手頃な価格であり、続けやすいといった特徴もあります。
本記事でお伝えした服用方法や容量を守って、メトホルミンを正しく使用するようにしましょう。









