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BMIの計算方法は?男性と女性の平均値や基準値も解説

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BMIはbody mass indexという体重と身長の関係から肥満度を数字で知ることができる国際的な指標です。

体重の重さだけでは分かりにくい健康的な体の目安や生活習慣病のリスクを判断するために多くの方がBMIを活用しています。

BMIの計算方法は?

BMIは男女で違いがある?

BMIの平均値は?

今回は、BMIの計算方法を詳しく解説していきます。

BMIの男女別の基準値や平均値を分かりやすくお伝えするので、参考にしてください。

この記事の監修者

 

大村 アラン

大村アラン先生メッセージ

おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。

佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。

「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。

経歴
資格

日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医

目次

BMIとは肥満度判定に用いられる体格指数

BMIとは、日本語では体格指数と呼ばれる、身長と体重から算出される指標のことです。

身長に対して適切な体重であるかどうか、健康的な体重の目安を判断できます。

BMIをもとに、痩せ・普通・肥満の分類に分けられるので、健康管理や医療分野でも活用されています。

男女や年代によって、BMIの平均値に差があり、男性は筋肉量が多いため高め、女性は体脂肪率が高いため低めになる傾向です。

BMIだけでは筋肉量や体脂肪率までは判定できないため、見た目とのバランスと合わせて、無理のないダイエットや健康的な体作りの目安として活用しましょう。

BMIの重要性

BMIは、今の体重が痩せているのか、肥満なのかの度合いを知るための指標です。

健康状態をおおまかに知ることも出来るため、健康状態を知るバロメーターにもなります。

BMIは高すぎても低すぎても、さまざまな病気の発症リスクを高める可能性があるため、上手に活用しましょう。

病気発症のリスクと関連がある

BMI計算することで、肥満や痩せすぎなどの分類に分けることができます。

肥満や痩せすぎは、どちらもさまざまな病気の発症リスクと深く関係しています。

BMIが高い(肥満)・糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高い
BMIが低い(痩せすぎ)・免疫力の低下
・月経不順
・骨祖しょう症 など

BMIが高い、肥満傾向にある場合は、体脂肪が多いため血糖値や血圧が上昇しやすいため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。

また、BMIが低い、痩せすぎの場合は、免疫力が低下や貧血など健康に悪影響を及ぼす可能性があり、特に女性はホルモンバランスも乱れやすくなるため注意しましょう。

ただしBMIだけで全てを判断できるわけではない

BMIでは、健康状態をすべて判断できるわけではありません

健康的な体格であるかどうか判断できる目安であり、体脂肪率や筋肉量は反映されません。

そのため、BMIが高くても筋肉量が多い人は健康的である場合やBMIが低くても内臓脂肪が多い隠れ肥満の場合もあります。

BMIはあくまで健康や体格チェックの一つの指標として捉えて、体脂肪率や体型、生活習慣などと合わせて活用しましょう。

BMIは、今の身長と体重が分かれば簡単に計算できます。

計算方法はとてもシンプルのため、定期的にチェックし体重の変化を数字で確認しましょう。

ネット上にBMI計算ツールも用意されているので、身長と体重を入力するだけで自動でBMIを算出してくれます。

BMIの計算公式

BMIは、体重(kg) ÷( 身長(m) × 身長(m)) = BMI(体格指数)の計算式で求められます。

計算する時のポイントは、身長をセンチメートルではなくメートルに直すことです。

例えば、身長160cmの場合は1.6m、170cmの場合は1.7mにして計算しましょう。

BMIの計算の一例

BMI計算の一例を紹介します。

身長160cm、体重50kgの人の場合、50÷(1.6×1.6)=19.5

身長160cm、体重50kgの場合のBMIは、19.5になることが分かります。

BMIを計算することで、体重が身長に対して重すぎるか、標準か、軽すぎるか判断することができます。

BMI計算をすることで、今の体格が痩せすぎ、標準、肥満の分類のうち、どの範囲に当てはまるのか判断できます。

この分類は、日本肥満学会が定めている肥満度判定に基準に基づいていて、健康診断などの医療現場でも広く活用されている指標です。

BMIが高くなるほど肥満度も高くなるため、定期的にチェックしましょう。

肥満度判断の基準値

日本肥満学会が示しているBMI値の分類を紹介します。

BMI値判定目安
18.5未満低体重(痩せ)栄養不足、免疫力低下のリスクがある
18.5~24.9普通体重(標準)健康的で理想的な範囲
25.0~29.9肥満(1度)軽度の肥満
30.0~34.9肥満(2度)中度肥満、生活習慣病のリスクが高い
35.0~39.9肥満(3度)高度肥満、医学的な管理が必要な場合もある
40.0以上肥満(4度)重度肥満、専門的な治療が必要
引用元:日本肥満学会|肥満度分類

BMI25以上が肥満に分類され、数値が上がるほど肥満度や健康リスクも上昇します。

同じBMI値でも筋肉量や体脂肪率によっては実際の健康状態とは異なるため、あくまで目安として捉えましょう。

BMI22が標準

BMI22は最も健康的で標準的な体重の目安とされています。

生活習慣病などの発症リスクが比較的低いと考えられており、健康的な体作りやダイエットの基準として理想的な数値です。

また、理想体重はBMI22を基準に、次の計算式で求められます。

理想体重(kg)=22×(身長(m)×身長(m))

たとえば、身長160cm(1.6m)の人の場合、22×(1.6×1.6)=56.32になり、理想体重はおよそ56kgです。

BMI22を目安にすることで、痩せすぎや太りすぎを防いで、病気のリスクが少ない健康的な体重を維持しやすくなります。

普段の体重管理の目標値として意識してみましょう。

男性・女性のBMIの平均値

BMIの数値は、性別や年齢によって平均値が異なります。

年代男性の平均値女性の平均値
20代約23.2約20.8
30代約23.8約21.5
40代約23.9約22.3
50代約24.1約22.9
60代約23.8約23.4
70代以上約23.0約23.1
引用元:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」

どの年代の方でも、標準とされているBMI22に近い範囲内であることが分かります。

ですが、性別によって異なる点があるので、下記の項目で解説します。

【男性】BMI平均値

男性のBMI平均値は、BMI23前後で、日本肥満学会が定めている普通体重のBMI18.5~24.9の範囲に当てはまっていることが分かります。

一般的に男性は筋肉量が多く、体重が重い傾向にあるため、BMIが24を超えていても健康的な体型であることも少なくありません。

ですが、BMI25を超えると生活習慣病のリスクが高まるため、BMI24を超えないように注意しましょう。

【女性】BMI平均値

女性のBMI平均値は22前後ではありますが、年齢を重ねるごとに少しづつ上昇傾向にあります。

上昇する理由は、基礎代謝の低下やホルモンバランスの変化によって体重が自然に変動するためです。

BMIが徐々に増えていくのを予防するために、体重だけでなく日々の体の変化に注意しながら健康的な体を目指しましょう。

過度なダイエットをしすぎるとBMIが18.5未満になり、貧血や月経困難症を引き起こす可能性もあるので注意してください。

BMI20以下は痩せすぎ?

BMI18.5~24.9の範囲内は標準に分類されるため、BMI20前後でも痩せすぎではありません

ですが、BMI20は比較的低い数値なので、やや注意が必要です。

病気になりにくく健康を維持するためにベストなBMIは22とされているため、BMI20以下の場合は健康リスクが高まる可能性があります。

BMI18.5未満が「痩せ」に分類

BMI18.5未満の場合は、低体重(痩せ)に分類されます。

もっと痩せたい、と思う方もいますが、見た目のバランスと健康状態を両立できるBMI20~23前後を目指しましょう。

また、BMI20あったとしても体脂肪率や筋肉量が少ないと、見た目よりも体力や免疫力が下がっている可能性もあります。

痩せすぎは健康リスクを伴う

BMIが18.5を下回る場合や極端に痩せている状態は、さまざまな健康リスクを伴う可能性があるため注意が必要です。

痩せすぎによる主な健康への影響

  • 貧血になりやすい
  • 栄養不足
  • 骨密度の低下
  • 疲れやすくなる
  • 月経不順や無月経

特に女性の場合、ホルモンバランスの乱れから月経不順や骨量の低下など、さまざまな影響が出る可能性があります。

月経不順や骨量の低下は長期的に健康に影響を与えてしまうおそれがあるため注意が必要です。

監修医師のコメント
大村 アラン

無理なダイエットは避け、生活習慣や食事内容を見直しながら、健康を損なわない範囲の体重をキープしましょう。

BMI計算のよくある質問・Q&A

シンデレラ体重とは何ですか?

シンデレラ体重とは、特に若い女性に目標とされている理想体重のことです。

身長(m)×身長(m)×18=シンデレラ体重、で求められます。

身長160cmの場合は、1.6×1.6×18=46.1になるため、46.1kgがシンデレラ体重です。

シンデレラ体重はBMI18を目指すため、日本肥満学会の基準では痩せに分類されます。

あくまで目標体重への目安として捉えましょう。

BMI20で太って見えると感じるのはなぜですか?

BMIは身長と体重で求める単純な指標なため、筋肉量や体脂肪率は考慮されません。

そのため、同じBMIだったとしても、筋肉が多く体脂肪が少ない場合は太って見える場合があります

また、骨格や筋肉の付き方によっても見た目が異なるため、BMIだけを気にするのではなく筋肉量を増やし見た目ともバランスの良い体型を目指しましょう。

BMIの計算ができないときはどうすればいいですか?

BMIの計算は、体重(kg)÷【身長(m)×身長(m)】で求めることができます。

電卓を使うことで簡単に計算できますが、面倒な方はスマホやパソコンの自動計算サイトの利用がおすすめです。

身長と体重を入力するだけで自動でBMIを計算してくれるので、「BMI計算 サイト」などで検索してみてください。

まとめ

今回は、BMI計算方法を解説しました。

BMIは身長と体重のバランスを数値で表すことができるシンプルな指標です。

自分の体型を数値化することで客観的に知ることができるので、ダイエットや健康目的で活用できます。

ですがBMIでは体脂肪率や筋肉量、骨格などは反映されません。

健康的で標準とされているBMI22を目安にしつつ、体脂肪率や筋肉量、体調なども合わせて総合的にチェックすることが大切です。

BMIを上手に活用して、無理せず健康的に過ごせる体を目指しましょう。

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この記事を書いた人

元気もキレイも叶えたいまるで「美容院」みたいに通えるクリニックです。
「この治療をしたい」「この治療だけをしてみたい」「初めての美容クリニックで不安。安心して通えるクリニックを見つけたい」そんな願いをそのまま叶えるクリニックです。髪を切りたいと思った時「美容院」を予約するように、当院も気軽に予約できる体制、金額としています。熟練のスタッフがしっかりとご対応させて頂きます。

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