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抜け毛が多い原因|禿げない人の特徴や対策法を解説

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抜け毛が多い原因を紹介します。

抜け毛が増えると「このまま薄毛になるのでは…」と不安になりますが、必ずしもすぐに禿げるわけではありません。

抜け毛が多くなる原因には、生活習慣の乱れやストレス、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要因があります。

本記事では、抜け毛が多い原因を医学的な視点から解説し、禿げない人との違いや今日からできる効果的な対策法を紹介します。

抜け毛が多い方や薄毛が目立ち始めた方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

 

大村 アラン

大村アラン先生メッセージ

おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。

佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。

「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。

経歴
資格

日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医

目次

抜け毛が増える背景には、頭皮や毛根だけでなく、体全体のバランスの乱れが関係しています。

生活習慣やストレス、外的ダメージ、さらには病気など、原因は一つではありません。

ここでは、抜け毛を引き起こす主な要因を6つの視点から詳しく解説。

自分の抜け毛がどのタイプに当てはまるのかを知ることが、正しい対策の第一歩です。

生活習慣全般の乱れ

偏った食事や不規則な生活リズムは、髪の成長に必要な栄養やホルモンバランスを崩す大きな要因です。

特にタンパク質・亜鉛・鉄分・ビタミンB群などが不足すると、毛母細胞の働きが低下し、髪の成長サイクルが乱れやすくなります。

また、過度なダイエットや脂質・糖分の摂りすぎも頭皮の皮脂バランスを崩し、抜け毛を悪化させることがあります。

まずは、栄養バランスの取れた食事と規則正しい生活を意識することが基本です。

紫外線ダメージ

紫外線は頭皮に直接ダメージを与え、乾燥や炎症を引き起こすことで抜け毛の原因になります。

特に夏場や屋外での活動が多い人は、頭皮が日焼けしてバリア機能が低下しやすくなります。

これにより、毛根への栄養供給が妨げられ、髪の成長が阻害されることもあります。

帽子の着用やUVカット効果のあるスプレーなどで頭皮を保護することが、紫外線対策として有効です。

過度なストレスによる自律神経の乱れ

強いストレスを受けると、自律神経が乱れ、血管が収縮して頭皮への血流が悪くなります。

その結果、毛根に十分な酸素や栄養が届かず、抜け毛が増える原因になります。

さらに、ストレスホルモンの分泌が活発になると、ホルモンバランスにも影響し、円形脱毛症などを引き起こすこともあります。

定期的な休養や運動、リラクゼーションを取り入れるなど、心身のバランスを整える習慣が重要です。

間違ったヘアケア

洗浄力の強いシャンプーの使用や、爪を立てて頭皮を洗うなどの間違ったヘアケアは、頭皮を傷つけて炎症を起こすことがあります。

また、濡れた髪を強くこする、ドライヤーを近づけすぎるといった行為も毛髪を痛める原因に。

さらに、頻繁なカラーやパーマによる薬剤ダメージも抜け毛を増やす一因になります。

シャンプーは低刺激タイプを選び、優しく洗い、頭皮環境を整えることが大切です。

喫煙による影響

喫煙は血管を収縮させ、頭皮への血流を悪化させる代表的な要因です。

血行が悪くなると毛根への栄養供給が滞り、発毛や育毛のサイクルに悪影響を与えます。

さらに、ニコチンや一酸化炭素が酸素運搬を妨げ、慢性的な酸欠状態を引き起こすこともあります。

禁煙は髪と頭皮の健康を守るためにも有効な対策です。

AGAや円形脱毛症の可能性

抜け毛が長期的に続く場合、生活習慣以外に病的な脱毛が関与している可能性があります。

男性ではAGA(男性型脱毛症)、女性ではFAGA(女性型脱毛症)など、ホルモンの影響によって進行する脱毛症が代表的。

また、強いストレスや自己免疫反応が原因で起こる円形脱毛症、貧血や甲状腺疾患などの内科的要因が隠れていることもあります。

自己判断せず、皮膚科や専門クリニックで早期に診断を受けることが重要です。

女性の抜け毛が多い原因は?

女性の抜け毛が増える原因には、男性とは異なる要因が関係していることが多くあります。

ホルモンバランスの変化や加齢、過度なヘアアレンジなどが影響し、特定のタイプの脱毛症として現れるケースも少なくありません。

ここでは、女性に多い代表的な3つの脱毛症であるびまん性脱毛症、牽引性脱毛症、FAGA(女性男性型脱毛症)について、それぞれの特徴と原因を解説します。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、頭皮全体の髪が均等に薄くなっていくタイプの脱毛症で、特に30代後半以降の女性に多く見られます。

髪の一本一本が細く弱くなり、分け目やつむじの地肌が目立つようになるのが特徴。

原因としては、女性ホルモン(エストロゲン)の減少、ストレス、栄養不足、生活習慣の乱れなどが挙げられます。

更年期以降のホルモンバランスの変化が大きく関係しており、栄養補給や生活リズムの改善、ホルモン補助療法などが有効な場合もあります。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、髪を強く引っ張るヘアスタイルを長期間続けることで起こる脱毛症です。

ポニーテールや三つ編み、お団子ヘアなどを習慣的にしている女性に多く見られます。

特に生え際や分け目の部分に抜け毛が集中し、根元に白い毛包がついた抜け毛が目立つのが特徴です。

原因は物理的な引っ張りによる毛根への慢性的なダメージであり、エクステやヘアアイロンの多用、強いブラッシングなども悪化の要因に。

髪や頭皮に負担をかけないヘアスタイルに変えることで、早期に改善が期待できます。

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGA(女性男性型脱毛症)は、男性に多いAGAと似たメカニズムで進行する、女性特有の脱毛症です。

FAGA(女性男性型脱毛症)の特徴とは?

主にホルモンバランスの変化が関係しており、40歳以降に発症しやすい傾向があります。

頭頂部や分け目周辺の髪が徐々に細くなり、全体のボリュームが減少していくのが特徴です。

エストロゲンの減少によって男性ホルモン(テストステロン)の作用が強まり、毛周期の成長期が短くなることで抜け毛が増加します。

監修医師のコメント
大村 アラン

FAGA(女性男性型脱毛症)の治療には、ホルモンバランスの調整や女性用育毛薬(スピロノラクトン、ミノキシジルなど)の使用が検討されます。

抜け毛が気になるときは、原因に合わせた適切なケアと生活改善が大切です。

生活習慣やヘアケアの見直しで改善できるケースも多く、早めに対処することで進行を防ぐことが可能です。

ここでは、自宅でできる基本的な対策から、医療機関での治療まで、抜け毛を減らすための具体的な方法を解説します。

規則正しい生活を送る

抜け毛対策の基本は、規則正しい生活習慣を心がけることです。

バランスの良い食事でタンパク質やビタミン、ミネラルを十分に摂取し、夜更かしや暴飲暴食を避けましょう。

十分な睡眠と適度な運動も髪の成長サイクルを整える上で重要です。

また、ストレスの軽減や禁煙・喫煙量の減少も、抜け毛予防につながります。

紫外線ケアを徹底する

紫外線は頭皮の老化や毛根のダメージを引き起こし、抜け毛の原因となります。

外出時には帽子や日傘で頭皮を直接紫外線から守ることが大切です。

屋外活動が多い場合は、頭皮用の日焼け止めを併用することも効果的でしょう。

頭皮マッサージの実施

頭皮マッサージは血行促進やリラクゼーション効果があり、抜け毛予防にもつながります。

力を入れすぎず、指の腹で円を描くように優しくマッサージするのがポイントです。

毎日、数分ずつ継続することで、頭皮環境の改善が期待できます。

正しい洗髪を行う

頭皮と髪を健康に保つためには、正しい洗髪が欠かせません。

予洗いで汚れを落とした後、手で泡立てて頭皮を指の腹で優しく洗い、すすぎ残しがないように十分に洗い流しましょう。

爪を立てたりゴシゴシ洗ったりせず、洗髪後はドライヤーでしっかり乾かすことが重要です。

医療機関で治療する

抜け毛が長期間続く場合や進行が早い場合は、皮膚科や専門クリニックでの診察が推奨されます。

医師の診断に基づき、内服薬・外用薬・育毛治療など、原因に応じた適切な治療を受けることが可能です。

市販薬やネット通販の薬に頼るよりも、専門医による処方が安全で効果的です。

抜け毛が多い時期について

抜け毛は季節や体調の変化によって増減することがあります。

特に春と秋は、日照時間や気温の変化、生活リズムの変化などが重なり、髪の生え変わりサイクルに影響を与えやすい時期です。

以下で、抜け毛が多い時期と季節との関係を詳しく解説します。

春と秋に抜け毛が多くなる傾向がある

春と秋は一年の中でも抜け毛が目立ちやすい季節です。

これは単に季節の変化だけでなく、気温や湿度の変化により頭皮環境や髪の成長サイクルが影響を受けることが関係しています。

次に、季節ごとの具体的な抜け毛の原因について見ていきましょう。

春に抜け毛が多い原因

春は髪の生え変わりが活発になる時期で、自然脱毛が増え、1日の抜け毛が通常の2~3倍になることがあります。

また、進学や就職、引っ越しなど新生活に伴うストレスにより、自律神経やホルモンバランスが乱れることで頭皮の血行が悪くなり、抜け毛が増加しやすくなります。

さらに、花粉症などの自己免疫反応や寒暖差による体の変化、増加する紫外線による頭皮ダメージも春の抜け毛の要因として挙げられます。

秋に抜け毛が多い原因

秋は夏の強い紫外線や汗、皮脂による頭皮ダメージの影響が表れ、抜け毛が増える季節です。

加えて、気温や湿度の変化、日照時間の変化により髪の生え変わりのサイクルが乱れやすく、ストレスや生活リズムの変化も抜け毛の増加に関与します。

季節性の抜け毛は多くの場合一時的ですが、量や期間が長い場合は専門医の診察を受けることが推奨されます。

春秋はホルモンバランスが変化しやすい

春や秋の季節の変わり目は、気温や気圧、日照時間の急激な変化により自律神経が乱れやすく、それに伴ってホルモンバランスも崩れやすくなります。

特に女性では、視床下部の働きが弱まることで生理周期の乱れや体調不良を感じやすく、秋は交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすい時期とされています。

また、春の新生活によるストレスもホルモンのリズムの乱れを助長し、抜け毛の増加やヘアサイクルの一時的な乱れにつながることも。

こうした季節性の変化には、生活リズムを安定させ、バランスの良い食事や適度な運動、ストレスケアを行うことが重要です。

抜け毛が多いけど禿げない人の特徴は?

抜け毛が増えても、必ずしも薄毛や禿げにつながるわけではありません。

禿げない人には共通して、ヘアサイクルが正常に保たれていること、毛根が健康でしっかりしていること、そして抜け毛の原因が一時的であることが多いとされています。

ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ヘアサイクルが正常に動いている

禿げない人は、髪の成長期・退行期・休止期というヘアサイクルが正常に保たれています。

成長期の髪がしっかり伸びる一方で、休止期の髪が自然に抜けるため、抜け毛はあっても髪全体のボリュームが減りません。

ヘアサイクルが乱れないことで、新しい髪が次々と生えて薄毛になるリスクを防いでいます。

毛根が健康的

毛根が健康で栄養や血流が十分に行き届いていると、抜け毛があっても髪の太さや強さが維持されます。

栄養不足や頭皮環境の悪化がないため、髪が細くなることも少なく、見た目のボリュームも保たれやすいです。

毛根が元気な状態は、長期的に髪を維持するための重要な要素です。

抜け毛の原因が一時的なもの

季節の変わり目やストレス、一時的な生活習慣の乱れによる抜け毛は、多くの場合、自然に回復します。

原因が一時的であれば、ヘアサイクルが整うことで髪は再び生えてきます。

したがって、抜け毛が増えても禿げず、短期間で元の状態に戻ることが多いでしょう。

抜け毛が多いときのシャンプーはどんなものを使用すればいいですか?

抜け毛が多いときのシャンプーは、頭皮や髪に負担をかけず優しく洗えるものを選ぶことが大切です。

具体的には、洗浄成分がアミノ酸系やベタイン系などの低刺激タイプのものが適しています。

さらに、頭皮の乾燥や炎症を防ぐ保湿成分や抗炎症成分が配合されていると、健康な頭皮環境を維持しやすくなります。

血行促進成分が含まれる製品は抜け毛予防に役立つ場合があります。

敏感肌や乾燥肌の方は、無添加処方や余計な添加物が少ない低刺激タイプのシャンプーを選ぶと安心です。

毛量が多い人ははげないって本当ですか?

毛量が多い人ははげないというのは正しくありません。

髪の量と薄毛やはげることには直接的な関係はなく、薄毛は遺伝、ホルモンバランス、生活習慣、頭皮環境など複数の要因で起こります。

つまり、毛量が多くてもAGA(男性型脱毛症)や生活習慣の乱れがあれば、薄毛になる可能性はあります。

毛量が多いと多少減っても薄毛に気づきにくい利点はありますが、ヘアサイクルの乱れや毛根の不調があれば、毛量が多くても薄毛は進行します。

毛量に関係なく、規則正しい生活、バランスの良い食事、適切なヘアケア、ストレス管理、早期の頭皮ケアが薄毛予防には重要でしょう。

20代の抜け毛の平均本数はどのくらいですか?

20代の抜け毛の平均は、1日あたりおよそ50本から100本程度といわれています。

これは自然な生え変わりによるもので、必ずしも異常とは限りません。

20代の抜け毛は、太くて長い健康な髪が多く、ハリやコシのある髪が抜ける傾向があります。

季節やストレス、生活習慣の変化によって一時的に抜け毛が増えることもあるため、日常的に抜け毛の量や質をチェックし、気になる場合は早めに医師に相談することが大切です。

まとめ

抜け毛は誰にでも起こり得る現象で、加齢や生活習慣、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、頭皮環境の悪化など、さまざまな要因が絡み合っています。

特に春や秋など季節の変わり目は、ヘアサイクルの乱れやホルモンバランスの変化によって抜け毛が一時的に増えやすい時期です。

しかし、抜け毛が増えても禿げない人は、ヘアサイクルが正常に動き、毛根が健康で、原因が一時的であることが多いことが特徴です。

日常生活では、規則正しい生活習慣、バランスの良い食事、質の良い睡眠、ストレスケア、頭皮環境に合ったシャンプーやヘアケアを意識することが大切です。

もし抜け毛が長期間続く、量が多い、または部分的に薄くなる場合は、自己判断せずに皮膚科や専門クリニックでの診察を受けることが重要です。

早めの対策と正しいケアで、健康な髪を維持していきましょう。

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この記事を書いた人

元気もキレイも叶えたいまるで「美容院」みたいに通えるクリニックです。
「この治療をしたい」「この治療だけをしてみたい」「初めての美容クリニックで不安。安心して通えるクリニックを見つけたい」そんな願いをそのまま叶えるクリニックです。髪を切りたいと思った時「美容院」を予約するように、当院も気軽に予約できる体制、金額としています。熟練のスタッフがしっかりとご対応させて頂きます。

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