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頭皮の角栓の原因は?取る方法やフケとの違いを解説

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知らない間に、頭皮から剥がれ落ちる「角栓」や「フケ」。

頭皮からポロポロ落ちてくる塊は何?

フケだと思っていたけど、角栓なのかな?

頭皮から落ちたことが自身では気付きにくいため、ふとした時の他人からの目線が気になる人もいるでしょう。

本記事では、頭皮からポロポロと剥がれ落ちる「角栓」について詳しく紹介します。

角栓ができる原因、間違えやすい「フケ」との違いなどを解説するので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

 

大村 アラン

大村アラン先生メッセージ

おおかみ美容のクリニックで技術指導顧問を務めております、医師の大村亞蘭です。

佐賀大学医学部を卒業後、これまで美容外科・美容皮膚科などで幅広い臨床経験を積み、医療の現場で一人ひとりの患者さまと向き合ってまいりました。 当院は「元気もキレイも叶えたい」という想いを大切に、まるで美容院に通うような気軽さで来ていただけるクリニックを目指しています。

「この治療を試してみたい」 「まずは気になる部分だけやってみたい」 「初めての美容医療で不安…安心して相談できる場所を探している」 そんなお気持ちに寄り添い、医学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提案いたします。

経歴
資格

日本美容外科学会 会員
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定医

目次

頭皮からポロポロ出る塊の正体は角栓

結論、頭皮を触るとポロポロ落ちる塊の正体は「角栓」です。

角栓とはズバリ、頭皮に残った角質の汚れの塊のことをいいます。

頭皮についた古い皮脂や、剥がれた皮膚、整髪料などの汚れなどが取りきれずに白い塊となったものです。

毛髪サイクルの乱れや、頭皮の状態がよくないと、角質がうまく排出されず毛根付近で固まり、トラブルを引き起こす原因となります。

また、すでに頭皮にトラブルが起きているために、角栓ができてしまうこともあります。

白い塊はもちろん、痒みや赤みを感じたり、ポロポロ落ちてきて生活に支障が出るようであれば病院早期の受診がおすすめです。

頭皮の角栓とフケの違いは?

頭皮の角栓とよく似ていて、間違えやすいのが「フケ」です。

角栓とフケは見た目に違いがあり、特徴を知ることで見分けられることがでます。

以下で角栓とフケについて特徴について詳しくお伝えしますので、違いや見分け方に疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。

頭皮の角栓の特徴

角栓は、頭皮に残った整髪料などの汚れ、シャンプー剤の洗い残し、皮脂やタンパク質などが固まってできたものです。

頭皮から落ちてくるポロポロしたものが、胡麻粒のような白い塊であった場合、それは角栓である可能性があります。

ベタつきや臭いがあることもあるため、よく観察してみましょう。

一見フケと見分けがつきにくいですが、白い塊が角栓であった場合、頭皮のトラブルが原因であることが多いです。

フケの特徴

毛髪サイクルが正常であれば、古くなった角質は自然に剥がれて落ちていきます。

頭皮から落ちる白いものがフケである場合、頭皮トラブルではなく誰にでも起こり得る現象です。

フケの特徴として、色が白く、パラパラとした質感が軽いものであれば、乾燥によるフケでしょう。

皮脂を含んだフケであれば、色は黄味がかっていてベタつきを感じることが多いです。

頭皮には毛髪があるため、他の毛穴よりも皮脂の分泌が活発で分泌量が多くなることが考えられます。

皮脂の分泌が活発であるということは、毛穴のつまりの原因や思わぬトラブルを引き起こしやすいことに繋がります。

こちらの章では、頭皮に角栓ができる主な4つの原因について、詳しく解説します。

皮脂分泌の量が多い

角栓ができる原因として、頭皮の皮脂分泌が多く過剰になっていることが考えられます。

過剰に皮脂が分泌される原因として、以下のような点があげられます。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • 頭皮の乾燥
  • 揚げ物などを多く摂取

頭皮が乾燥は皮脂の分泌にあまり関係がないように感じますが、乾燥を補おうと余分に皮脂を分泌してしまう可能性があるため、実は注意が必要なポイントです。

また、食事面でも揚げ物や麺類など、脂質が多く偏った食事を摂っていると、ターンオーバーの乱れにより皮脂の過剰分泌に繋がります。

間違ったヘアケアをしている

間違ったヘアケアを続けていると、知らず知らずのうちに、頭皮に角栓ができ毛穴が詰まってしまうことも。

中でも、以下ようなヘアケアをしている場合には注意が必要です。

  • 角栓を取ろうとして爪で頭皮を傷つけている
  • 自身の頭皮の状態に合っていないシャンプー剤を使用している
  • 油分を浮かせようと高温のシャワーで流している
  • ドライヤーを使用せず、半乾きのまま放置

中でも、自身の頭皮の状態に合っていない洗浄力のシャンプー剤には注意が必要です。

頭皮が乾燥状態なのに、皮脂をしっかり落とせる洗浄力の強いシャンプー剤を使ってしまうと、より乾燥してデリケートな状態になってしまうことが考えられます。

頭皮が乾燥状態であると、乾燥を防ごうと皮脂の分泌が活発になり、キレイにするつもりが逆効果になる場合もあります。

また、皮脂を浮かせようとシャワーの温度を高温にすると、頭皮の乾燥につながるため注意が必要です。

生活習慣全般の乱れ

生活習慣全般の乱れは、頭皮の角栓をつくる原因につながってしまいます。

  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 油っぽいものを多くとる
  • 運動不足

上記のように、普段の生活習慣全般は血行の働きにつながっています。

頭皮の血行が良ければ、皮脂がたまることなく自然とターンオーバーで剥がれ落ちていきます

寝不足や食生活の乱れは、正常なターンオーバーの乱れにもつながるため、頭皮の状態にも影響を及ぼします。

ストレスがたまっている

ストレスが溜まっていると緊張状態が続くため、血流の流れが悪くなり頭皮が硬くなることが考えられます。

血流が悪くなり頭皮が固くなると、ターンオーバーや毛髪サイクルにも影響を与えます。

分泌された皮脂が固まると、角栓ができやすくなるだけではなく、抜け毛や薄毛の原因になってしまうことも。

頭皮の角栓をそのままにするとどうなる?

頭皮の角栓が詰まった状態は、さまざまなトラブルを引き起こす原因となります。

詰まったままであると、頭皮の臭いがキツくなったり、毛髪サイクルも崩れて抜け毛や薄毛の原因になってしまう可能性も。

こちらの章では、頭皮の角栓をそのまま放置した場合に考えられるトラブルについて詳しく解説します。

臭いを引き起こす

古い皮脂が頭皮に溜まった状態であると、臭いを引き起こす原因となります。

頭皮の臭いがキツくなる原因として、汚れが溜まり硬くなった皮脂が酸化することが考えられます。

また、頭皮に潜在している菌が角栓の皮脂を好み繁殖することも、臭いを発する一つの原因です。

頭皮に炎症が起こる可能性がある

古い角質が頭皮に溜まった状態であると、毛穴に角栓が詰まってしまいます。

この状態を放置していると、頭皮に炎症を引き起こしてしまう危険性があります。

炎症が起きている状態であると、さらなる頭皮トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です。

監修医師のコメント
大村 アラン

角栓を放置したままにすると痒みや赤みなどの皮膚疾患を引き起こすだけではなく、抜け毛や薄毛の原因になることも考えられます。

抜け毛や薄毛のトラブルにつながる

頭皮に角栓が詰まった状態が続くと、毛髪サイクルが乱れる原因になります。

痒みや赤み、匂いもないからと、角栓をあまり気にせずに放置してしまいがちですが、注意が必要です。

毛髪サイクルが乱れ、古くなった角質が剥がれ落ちなければ、角栓となって毛穴が詰まり抜け毛や薄毛といったトラブルを引き起こす可能性も。

抜け毛や薄毛の予防のために、頭皮の健康状態はとても重要ですので、心配や不安があれば一度クリニックでの受診がおすすめです。

前項では頭皮の角栓が原因で考えられるトラブルについて紹介しました。

トラブルを引き起こさないためにも、頭皮の角質を詰まらせないよう意識することが大切です。

こちらの章では、生活の中で取り入れることができる、頭皮の角栓を取る方法を紹介します。

週に1回揉み出し洗いを行う

シャンプー時に簡単に取り入れられる方法として、頭皮を揉み出すように洗ってみましょう。

爪を立てないように気をつけて、指の腹で頭皮をマッサージするように揉み洗いすると、頭皮を傷つけずに角質や汚れをきれいにすることができます。

週1回程度、意識して頭皮の揉み洗いをすることで、頭皮の血行も良くなることが期待できます。

頭皮マッサージを兼ねた揉み洗いも、やり過ぎには注意が必要です。

痛くない範囲で、お風呂でリラックスしながら取り入れてみましょう。

頭皮に合ったシャンプーで正しく洗う

頭皮の汚れをしっかり落とすためにも、日々のシャンプーは欠かせません。

自身の頭皮に合わせたシャンプーを見極め、選ぶことが大切です。

皮脂が多い頭皮に対して、洗浄力が弱いシャンプー剤であると、きれいに汚れが落ちきれず角栓の原因になることも。

反対に、頭皮が乾燥状態であるのに洗浄力が強いシャンプーを使用すると、乾燥が進み補おうと皮脂の分泌が活発になることがあります。

またシャンプー剤はもちろんですが、予洗いの実施や適切な温度で洗うなど、正しくシャンプーを行うことも大切です。

スカルプブラシを活用する

頭皮の角栓を取る方法として、スカルプブラシを活用することも有効です。

スカルプブラシを使用することで、頭皮マッサージの効果が期待できます。

マッサージをして頭皮の血行が良くなると、毛髪サイクルが整い、角栓が詰まりにくくなるでしょう。

頭皮クレンジングを取り入れる

頭皮の汚れをきれいに取り除けないままだと、蓄積された角質などは角栓となり、毛穴が詰まってしまいます。

頭皮に角栓が詰まる前に、頭皮専用のクレンジングを使用することもおすすめです。

ドラックストアや通販でも、頭皮用のクレンジングは販売されているので、手軽に購入することができます。

毎日の使用でなくても、1週間に1度など頭皮用のクレンジングをぜひシャンプー時間にプラスしてみましょう。

毎日の頭皮クレンジングは、必要な油分まで洗浄してしまい乾燥を招いたりと、逆効果になる可能性もあります。

自宅で頭皮クレンジングを取り入れることが難しい方は、美容室やエステなどでヘッドスパを受けてみることもおすすめです。

生活習慣を整える

健康な頭皮に欠かせないのが「毛髪サイクル」です。

乱れた生活習慣は、毛髪サイクルの乱れにも繋がります。

睡眠不足・暴飲暴食・ストレスなどが原因で血流の流れが悪くなると、頭皮の毛髪サイクルは乱れて正常ではなくなります。

整った毛髪サイクルであれば角質は自然に排出されるため、角栓にはなりません。

即効性があるものではありませんが、日々の生活習慣を整えることは、身体だけではなく頭皮のためにも気をつけたいポイントです。

頭皮に白いかさぶたができる原因は何ですか?

頭皮に白いかさぶたができる場合、角栓ではなく、病気を発症している可能性があります。

お近くの皮膚科などで受診をし、医師の判断のもと早期対策をとることをおすすめします。

頭皮がかさぶたや角栓だらけの場合は受診したほうがいいですか?

頭皮のかさぶたや角栓が明かに多い場合は、頭皮の状態が良くないことが考えられるため、早期の受診をおすすめします。

放置すると症状の悪化や他のトラブルを引き起こす原因となる可能性があります。

頭皮が健康な状態でなければ、毛髪サイクルが乱れ、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうことが考えられるため注意が必要です。

頭皮の角栓を取り除くおすすめのシャンプーはありますか?

頭皮の角栓を取り除く効果が期待できるシャンプーは、一人一人の頭皮の状態によって異なります

頭皮が乾燥している場合は、刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

反対に皮脂の分泌が過剰である場合は、脱脂力が期待できるシャンプーがおすすめではありますが、強すぎるシャンプー剤はかえって乾燥を引き起こす可能性もあります。

自身の頭皮の状態に合わせたシャンプー剤を選べるとよいでしょう。

まとめ

本記事では毛髪に詰まる角質の塊である「角栓」について、詳しく紹介しました。

一見フケと間違えやすいですが、角栓であった場合、特徴として白い塊であることが多く、すでに頭皮トラブルを起こしていることが考えられます。

頭皮が乾燥していても洗浄力のシャンプーを使用したり、乾燥しているからといってよくシャンプーをしなかったりなど、間違ったヘアケアで悪化してしまうこともあります。

角栓の対策はもちろん、頭皮ケアは1日で劇的に効果があるものは少なく、日々のヘアケア・生活習慣などを気をつけることがとても大切です。

頭皮の毛穴に詰まってしまう角栓を予防するため、本記事でもお伝えした、日々の生活に取り入れられる簡単な対策法をぜひ参考にし、実践してみましょう。

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この記事を書いた人

元気もキレイも叶えたいまるで「美容院」みたいに通えるクリニックです。
「この治療をしたい」「この治療だけをしてみたい」「初めての美容クリニックで不安。安心して通えるクリニックを見つけたい」そんな願いをそのまま叶えるクリニックです。髪を切りたいと思った時「美容院」を予約するように、当院も気軽に予約できる体制、金額としています。熟練のスタッフがしっかりとご対応させて頂きます。

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