最近、子どもの様子がちょっと変で心配なんです…
それは子どもの心がストレスを感じているサインだよ!
子どもの様子が「なんか変だな」と感じたときは、子どものSOSに気づく大きなチャンスです。
この記事を参考に、子どものストレスをチェック・観察しましょう。
子どものストレスチェック
ストレスをうまく言葉にできない子どもは、精神面よりも体調・行動面が変化しやすいとされています。
体調や行動面に「症状」として出すことで、ストレスから自分を守ろうとするのです。
今回は厚生労働省の指標をもとに、以下の4つに分けてチェックしましょう。[1]
- 睡眠
- 食欲
- 体調
- 行動
ストレスサインが2週間以上続く場合は、子どものこころがSOSを出している状態です。
相談できる場所に連絡し、助けを求めるようにしてください。
睡眠
睡眠にあらわれる子どものストレスサインは、以下のとおりです。
- 眠れないと訴える
- 夜更かししている
- 睡眠のリズムが乱れている
- 朝、なかなか起きられない
- 睡眠時間が極端に長くなった
食欲
子どもが食事を食べなくなったときは、ストレスサインとして注意深く観察しましょう。
具体的には、以下のような様子がみられます。
- 食欲がない
- 急にやせた or 太った
- 体重を極度に気にする
- 食べる量が減った or 増えた
- パンやご飯などの炭水化物を欲しがる
体調
体調に現れるサインは以下のとおりです。
- 元気がない
- 疲れている
- 顔色が悪い
- 体がだるそう
- 腹痛や頭痛、吐き気などを訴える
行動
行動面では、以下のようなサインがみられます。
- 無口になった
- 挨拶をしなくなった
- 学校に行きたがらない
- 友達と遊ばなくなった
- 同じ動作を何度もくりかえす
- 身だしなみを気にしなくなった
- 気持ちが抑えられず暴力をふるう
- 何もしないで長い間ぼんやりしている
- 家から出ないでひきこもりがちになった
不登校で現れやすいストレスサイン
不登校のつらい気持ちをひとりで抱え込んだ結果、以下のようなストレスサインが現れます。
今回は「身体」と「心」に分けてチェックしましょう。
身体の症状
不登校で現れる身体の症状は、以下のようなものです。
- 発熱
- 頭痛
- 腹痛
- めまい
- 吐き気
- 食欲がない
- 全身がだるい
心の症状
心に現れやすいストレスサインは、以下のようなものです。
- 無気力
- 眠れない
- イライラする
- 集中力が低下する
- 気持ちが落ち込んでいる
まとめ
子どもにストレスサインが見られるときは、子どもが話せそうなタイミングに合わせて最近の様子について聞いてみましょう。
適応指導教室やスクールカウンセラーなどを利用し、第三者に頼ることも大切です。
本人が相談したがらないときは、親だけでも相談機関とつながることで問題が解決しやすくなります。
相談先を知りたい方はこちらをご覧ください。
参考文献
[1]厚生労働省 こころもメンテしよう 子どものメンタルヘルス
[2]厚生労働省 こころもメンテしよう 困ったときの相談先
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