「依存症の治し方にはどんな方法があるかな?」
「お酒やたばこをやめようと思っていても、どうしてもやめられない」
依存症により、あなた自身を責めてしまうことはありませんか。
お酒やたばこなどをやめられないのは、あなたの性格や意志の問題ではなく、病気が関係しているからです。
ひとりで依存症について悩み続けたままでは症状の悪化につながり、日常生活や人間関係に支障をきたす可能性があるのです。
依存症の正しい治し方を知ることで、平穏な日常を取り戻せるようになるでしょう。
適切な治療法と相談先を知ることで、回復にお役立てください。
依存症を自力で治すのは難しい
依存症は回復可能ですが、自力で治すのは難しい病気です。
病院での治療とサポートを受け続ける必要があります。
依存症は行動をコントロールする機能が弱くなり、自分の意志だけでは特定の物質や行動を制御できない状態になっているからです。[1]
依存症の方の多くは本人に病気の自覚がないため、自ら相談機関や医療機関を訪れるケースが少ないとされています。[1]
あなただけで「なんとかしよう」と思っていても、ひとりだけで依存をやめるのは困難です。
また、依存症は本人の健康だけでなく、家族や周囲の人間関係にも支障をきたします。
そのため、あなただけで抱え込むのではなく、周囲へのサポートも含めた取り組みが欠かせません。
依存症になりやすい人の特徴については、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
依存症の治し方
依存症の治し方には、おもに次の3つがあります。
それぞれについて見ていきましょう。

専門的な治療を受けることで、今の生活で困っていることを解決していきましょう!
薬物療法
依存症の治し方には、薬物療法が挙げられます。
薬物療法は、薬を使って症状をコントロールする方法です。
たとえば、アルコール依存症の治療薬にはおもに下記の2種類があります。[2]
- 抗酒剤
- 飲酒欲求軽減薬
抗酒剤とは服用後にお酒を飲むと、激しい吐き気や頭痛などの不快な反応を引き起こす薬です。
また、飲酒欲求軽減薬はお酒を飲みたいという欲求を抑える薬です。
薬物療法は依存対象への欲求を抑えたり、摂取した際の反応を変えたりするために行われます。
認知行動療法
認知行動療法は、依存症の治し方のひとつです。
考え方や行動の癖を見直し、依存対象に頼らない対処法を身につける心理療法です。
世界中の治療現場で採用されており、依存症の治療において有効性が認められています。[3]
たとえば「お酒がないと眠れない」といった思い込みに気づき「お酒がなくてもストレッチをしてリラックスできる」といった新しい考え方や行動を練習するのです。
対処法を身につけることで、依存物質に頼らずに生活できるようになるのが目標です。
グループセラピー
依存症の治し方には、グループセラピーがあります。
グループセラピーとは、同じ依存症の悩みを持つメンバーが集まり、体験や感情を共有する集団精神療法です。
ひとりでは気づけなかった視点を得たり、孤独感を解消したりする効果があります。[3]
あなたと似た境遇の仲間の話を聞くことで、客観的に自身の問題を見つめ直せます。
また、回復に向けて努力している仲間の存在は、治療を続けるためのモチベーションになるのです。
カウンセラーの進行のもとで行われるため、安心して本音を話せる場として役立ちます。

「ひとりじゃない」って思えると頑張れることもありますよ!
依存症を発症する背景
依存症を発症する原因は、脳内の報酬系と呼ばれる神経回路の機能不全です。
不安をやわらげたり嫌なことを忘れたりするために特定の行為を繰り返すと、脳がその刺激を強烈に求めるようになります。[1]
依存の対象として下記のものが挙げられています。[4][5]
- 薬物
- スマホ
- アルコール
- ギャンブル
依存症は、脳の回路が変化してしまうことで発症する病気です。[6]
「わたしが弱いからだ」と責めるのではなく、適切な治療が必要であると理解しましょう。
下記の記事では依存症の一覧を紹介しているので、あわせてご覧ください。
依存症かもと思ったときの相談先
依存症の疑いがあるときは、次の3つの相談先を頼りましょう。
ひとりで解決しようとせず、専門機関に相談するのが回復への近道です。
自助グループ
依存症の回復を目指す際は、自助グループへの参加を検討しましょう。
自助グループとは、依存症からの回復を目指す人や家族が自主的に運営する団体です。[4]
医療機関での治療に加え、同じ苦しみを抱える仲間と悩みを分かち合う行動が、回復を継続する力になります。
ミーティングでお互いの体験談を語り合う中で「苦しんでいるのはわたしだけではない」という安心感を得られます。
また、実際に依存対象を断ち続けている人の姿を見るのは、あなたのモデルとなり希望につながるでしょう。
仲間との連帯感の中で回復を目指すため、ひとりではくじけそうなときでもモチベーションを保ちやすくなります。
依存症専門の病院
より専門的な治療を受けるために、依存症専門の病院やクリニックを受診しましょう。[4]
依存症の知識が豊富な医師は、あなたの苦しみが病気による症状であると理解しており、医学的な視点から適切な治療法を提案してくれるのです。
専門病院では医師による診察や薬物療法に加え、カウンセリングや認知行動療法などが提供されます。[4]
専門知識を持つ医師や看護師のサポートを受けることで、あなたの状況に合わせた治療方針で回復を目指せます。
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
精神保健福祉センター
「依存症かもしれない」と思ったときの相談先には、精神保健福祉センターがあります。[4]
精神保健福祉センターは依存症に関する知識と地域のネットワークを持つため、あなたの状況に合わせた支援先を案内できるからです。
各都道府県や政令指定都市に設置されており、本人だけでなく家族からの相談も無料で受け付けています。
電話相談もできるため、いきなり受診することに迷いがあるときでも利用しやすいです。
地域の医療機関や自助グループの紹介、家族向けの教室開催など具体的な解決策を提示してくれます。[7]
最初の窓口として活用すると、必要な支援へとスムーズに繋がれます。
まとめ
依存症は、脳の変化によって引き起こされる病気です。
そのため、あなたの意志の強さだけで克服しようとするのは困難です。
ただし、決して治らないわけではなく、適切な医療や周囲のサポートを受けることで、回復につながります。
治療には、薬物療法や認知行動療法などが有効です。
ひとりで悩み続けて症状を悪化させる前に、依存症専門の病院や精神保健福祉センターなどへ相談しましょう。
おおかみこころのクリニックでは対面診療に加えて、オンライン診療も実施しています。
自宅でスマホやパソコンを使って受診できるので、通院の手間がなく誰にも会わずに医師に相談できます。
依存症で悩んでいるときは、お気軽にお問い合わせください。
24時間予約受付中
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
【参考文献】
[1]第4章日々の暮らしの基盤づくり|令和4年版障害者白書(全体版)
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r04hakusho/zenbun/h2_04_02_03.html
[2]アルコール依存症のための薬物療法|依存症対策全国センター
https://www.ncasa-japan.jp/you-do/treatment-method/drug-treatment-for-alcoholism
[3]依存症のための心理療法|依存症対策全国センター
https://www.ncasa-japan.jp/you-do/treatment-method/psychotherapy
[4]依存症って?|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001297557.pdf
[5]Vol.7 スマホ依存-若者(青年期)への影響と対策-|健康ぷらざPlus
https://www.med.or.jp/people/plaza/plus/vol7
[6]依存症についてもっと知りたい方へ |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html
[7]依存問題でお困りの方へ|埼玉県
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0606/p-bumon/izonkyoten.html









