うつ病が疑われる人に受診を勧めても、本人が病院に行きたがらず対応に困っていませんか。
「大丈夫だから」「行きたくない」と拒否されてしまい、どう声をかければいいのか悩む方は少なくありません。
受診を拒否する背景には、病気だと認めることへの抵抗感や気力の低下、世間体などが関係していることがあります。
ただ、放置すると症状が長引いたり、仕事や家庭生活に支障が出たりする可能性があるため注意が必要です。
この記事では、病院に行きたがらないときの伝え方や、受診につなげるための考え方を解説します。
おおかみこころのクリニックは新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多の駅周辺にあり利便性のよい立地で通院しやすさも大切にしています。
この記事の内容
うつ病の人が病院に行きたがらないときの説得方法
うつ病が疑われる人が病院に行きたがらないときは「受診しなきゃダメ」と正面から勧めるほど、かえって拒否されてしまうことがあります。
受診につなげたい場合は、次の3つを意識するのがポイントです。
それぞれ解説します。
うつ病で病院に行けないときの理由については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
身体の不調から切り出す
うつ病が疑われる人を受診につなげたいときは「精神科に行こう」と伝えるよりも、眠れない・食欲がないなどの身体の不調から切り出しましょう。
具体的には以下のように、心配している気持ちを伝えるのがポイントです。
- 食べられない日が続いてるし、胃腸が弱ってるかもしれないから診てもらおう
- 最近眠れていないみたいで心配だよ。身体が限界になる前に病院に相談してみない?
- 朝つらそうなのが続いてるよね。身体がSOS出してる気がするから病院に相談しよう
受診を勧めるときは精神的な病気だと決めつけるよりも、身体の不調をきっかけにして「相談へつなげる」という意識が大切です。
本人が病院に行きたがらない理由を知る
病院に行きたがらないときは、まず「なぜ嫌なのか」という理由を理解しましょう。
病院に行きたくないのは、以下のような理由が考えられます。
- 病気だと認めるのが怖い
- 気力が低下し外出や予約が負担になっている
- 世間体が気になり精神科の受診に抵抗がある
理由が分からないまま受診を勧めると、本人は追い詰められたように感じ拒否が強くなることがあります。
このような背景を理解し「そう感じているんだね」と受け止めるだけでも、本人の警戒心がやわらぎやすくなるでしょう。
病院に行きたがらない理由を聞くときは以下のように、気持ちを引き出す姿勢を意識してください。
- 「病院のことで何か気になることある?」
- 「今は行きたくないんだね。どんなところが引っかかってる?」
- 「ムリに行かなくていいけど、気になってることがあったら教えてほしい」
問い詰めずに聞くことで、本人が感じている不安や抵抗感が見えてくることがあります。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックでは、オンライン診療も実施しています。
外出が負担になっているときや精神科への来院に抵抗があるときは、自宅から受診できるオンライン診療をご利用ください。
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病院に行きやすい方法を本人に選んでもらう
病院に行きたがらないときは「受診する/しない」に限定せず、どの方法なら受診できそうかを本人に選んでもらいましょう。
たとえば、以下のような方法があります。
- 家族が代わりに予約する
- ひとりでの受診が不安なときは付き添う
- 外出が負担なときはオンライン診療を利用する
声をかけるときは「行かなきゃダメ」と迫るのではなく、本人が選びやすい形で提案するのがポイントです。
たとえば「精神科まで行くのと、オンライン診療ならどっちが受診しやすそう?」のように聞いてみましょう。
本人にとって負担の少ない方法を選べると、受診への抵抗感が下がりやすくなります。

受診までの負担を減らしてみましょう
うつ病の人が病院に行きたがらないときにできるサポート
うつ病が疑われる人が病院に行きたがらないときは、周囲が受診のハードルを下げるサポートをすることが大切です。
例として、 以下が挙げられます。
- 受診先の候補を用意して迷いを減らす
- 医師に伝える内容のメモを一緒に作成する
- 受診が難しいときの選択肢を用意する(例:オンライン診療)
本人は気力が落ちていたり不安が強かったりして、病院探しや受診の準備が負担になっていることがあります。
ムリに本人を動かそうとするのではなく、周囲ができる準備を進めておくことで、受診への一歩を踏み出しやすくなるのです。
病院に行きたがらなくてもすぐに相談した方がよいケース
本人が病院に行きたがらないときでも、以下に心当たりがあるときは早めに専門家へ相談しましょう。
- 自分を傷つけている(自傷行為がある)
- 「死にたい」「消えたい」などの発言がある
- 周囲に危害が及ぶ恐れがある(人への暴力、物を壊すなど)
本人が病院に行きたがらないときは、自治体の相談窓口や医療機関に家族だけで相談するのもひとつの方法です。
また、暴力で周囲に危害が及ぶ恐れがあるときは、まずは距離を取り安全を確保しましょう。
暴力を抑えられず周囲が怪我をする恐れがあるときは、ためらわずに警察に相談してください。
Q1.うつ病は病院に行かなくても治る?
自己判断で抱え込まず、病院で相談することが大切です。
長引く不調がうつ病によるものだと思っても、実際には双極性障害や発達特性などが関係しているケースもあります。
原因が異なれば必要な対応も変わるため、医師に相談して適切な治療を受けましょう。
また、早めに医師へ相談することで悪化や再発を防ぎやすくなり、回復までの道筋を立てやすくなります。
病院に行きたくないときは、オンライン診療のように負担の少ない受診方法から始めるのもひとつの方法です。
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Q2.うつ病の人は病院に行かないとどうなるの?
うつ病が疑われる状態で病院に行かないまま過ごすと、以下のように生活に支障をきたしやすくなります。
- 欠勤や仕事のミスが増え仕事に支障が出る
- 夫婦の会話が減る/すれ違いが増えるなど夫婦関係が悪化する
- 眠れない・食べられないなどの不調が続き日常生活が回らなくなる
うつ病は、気の持ちようで回復する病気ではありません。
放置によって心身の状態がさらに不安定になることがあります。
気分の落ち込みや眠れないなどの症状が2週間以上続くときは、早めに病院へ相談することが大切です。[1]
うつ病の人が病院に行きたがらないときはオンライン診療という選択肢を
うつ病が疑われる人が病院に行きたがらないときは、オンライン診療という選択肢を検討しましょう。
オンライン診療は移動や待ち時間がなく、受診へのハードルが下がりやすくなります。
「病院に行きたくない」という気持ちが強いときも、自宅から医師に相談できるため一歩を踏み出しやすくなるでしょう。
受診を拒否されて困っているときは通院にこだわらず、オンライン診療も含めて本人が受診しやすい方法を選ぶことが大切です。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックはオンライン診療にも対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
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まとめ|うつ病の人が病院に行きたがらないときは理由を知ろう
うつ病が疑われる人が病院に行きたがらないときは、眠れない・食欲がないなど身体の不調から切り出すことがポイントです。
また、病院を避ける背景には「病気だと認めるのが怖い」「気力が低下している」「世間体が気になる」などの理由があることも少なくありません。
本人なりの理由を理解すると、受診のハードルを下げる方法を選びやすくなります。
受診を勧めるときは「行く/行かない」で迫らず、受診への付き添いやオンライン診療の提案をしながら、本人が受診しやすい形を選べるようにしましょう。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックではオンライン診療にも対応しています。まずは気軽な気持ちでお問い合わせください。
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【参考資料】
[1]国立精神・神経医療研究センター
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease01.html
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士









