「最近、人と関わりたくない」
「前は普通に関われたのに、どうしてだろう」
このような気持ちに戸惑っていませんか。
自分の変化に気づいたとき「性格が変わってしまったのでは」「このまま戻れないのでは」と不安になることもあるでしょう。
人と関わりたくないと感じる気持ちには、疲れやストレス、環境の変化などが関係しているケースがあります。
甘えや性格が原因だと思い、あなた自身を責める必要はありません。
この記事では、人と関わりたくない気持ちが強まる背景やムリをしない過ごし方、専門家への相談の目安などについて解説します。
あなた自身の気持ちを否定せず、こころを守るヒントとしてお役立ていただけますと幸いです。
この記事の内容
人と関わりたくないのは病気とは限らない
人と関わりたくないと感じることが、必ず病気やこころの不調につながるとは限りません。
精神疾患の診断基準であるDSM-5では、症状の有無だけでなくその状態で日常生活に支障が生じているかどうかが、診断の重要な判断基準とされています。
たとえば以下のようなときは、人と関わりたくない気持ちがあっても、病気や問題にならない可能性があるでしょう。
- 家事や仕事をこなせている
- 最低限の人間関係は保てている
- ひとりの時間を確保すれば日常生活に支障がない
ただ、気持ちの落ち込みが2週間以上続くときや、人と関わりたくない気持ちが強く日常生活に支障があるときは、専門家への相談を検討してください。
おおかみこころのクリニックでは、人と関わりたくない気持ちが強く外出が難しいときも、ご自宅からオンラインでご相談いただけます。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多では対面診療も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
専門家への相談目安についてすぐに知りたいときは、こちらからご確認いただけます。
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当日予約・自宅で薬の受け取り可能
また、人と関わりたくないほど憂鬱な気分が続くときは下記の記事もあわせてご覧ください。
人と関わりたくない3つの理由
人と関わりたくない気持ちが急に強まり、戸惑いを感じる方は少なくありません。
以下に心当たりがないか確認しましょう。
ひとつずつ解説します。
SNSや情報に触れすぎて疲れた
SNSやニュースなどのさまざまな情報に触れすぎることで、人と関わりたくない気持ちが強まるケースがあります。
インターネットやスマートフォンの普及により「SNS疲れ」を感じる人が少なくありません。
とくに内向的な人は、インターネット利用が増えることで孤独感が高まったり、コミュニティとの関わりが減ったりする可能性が指摘されています。[1]
たとえば以下のような状況が重なると、人との関わりに負担を感じやすくなるでしょう。
- 否定的な意見を見て気持ちが疲れる
- SNSで目にした人と自分を比べてしまう
- 常につながっている感覚に息苦しさを感じる
このような状態が続くと、こころを守るために日常生活で人との距離を取りたくなることがあるのです。
環境が変わりこころの余裕がない
環境の変化により安心できる居場所が減ると、人と関わりたくない気持ちが強まる傾向があります。
こころは、安心できる環境のなかでバランスを保ちやすくなるものです。[2]
以下に挙げるものは、人と関わる余裕を失いやすい状況といえるでしょう。
- 相談できる相手がいない
- 信頼していた人との関係が変化した
- 異動や転居などで環境が大きく変わった
人と関わりたくないと感じたときは、環境や人間関係の変化がないかを見つめることも大切です。
ストレスがたまり面倒くさくなった
人と関わりたくない気持ちは、ストレスがたまることで強まるケースがあります。
対人関係には多くのエネルギーを使うため、以下のようなストレスが重なると人と関わる余裕が失われやすくなるのです。
- 家事や育児に忙しくて休む時間がない
- 友人やママ友に気をつかい疲れている
- 仕事のストレスで緊張状態が続いている
人と関わるのが面倒くさいという感覚は、こころの元気が低下しているサインともいえます。
ムリに関わろうとするのではなく、まずは心身の回復を優先することが大切です。
【セルフチェック】人と関わりたくないほどこころが疲れているサイン
人と関わりたくない気持ちが強まっているときは、こころの疲れが影響している可能性があります。
以下に心当たりはありませんか?
- 会話のあとに強い疲労感を覚える
- 以前のように人と関われない自分に戸惑う
- 人と会う予定を負担に感じるようになった
- 「元の自分に戻れないのでは」と不安になる
- 人と関わらなきゃいけないのに関われず焦りを感じる
このような状態が続くときは、こころが休息を求めているサインともいえます。
人と関わりたくないと感じることは、決して甘えではありません。
ムリに以前の自分に戻ろうとするのではなく、まずは疲れの回復を優先し、こころを休ませる時間を持つことが大切です。
人と関わりたくない時期にできること
人と関わりたくない時期にできることとして、以下が挙げられます。
それぞれ解説します。
心身の回復を優先させる
人と関わりたくない気持ちが強いときは、まず心身の回復を優先させることが大切です。
こころが疲れているときは、対人関係に使うエネルギーが不足している状態ともいえます。
ムリに人と関わろうとすると、不調が長引く要因にもなりかねません。
たとえば、以下のような方法で人との関わり方を調整しましょう。
- 会う予定を最小限にする
- 大人数の集まりは見送る
- 連絡の頻度を一時的に減らす
このように心身の回復を優先させる選択は、人間関係を断つことではありません。
以前と同じように人と関わろうとするのではなく、今のあなたの状態に合わせた関わり方を意識しましょう。

あなたのペースで関わっていけばいいのです!
関わる人の範囲を限定する
誰とも関わりたくないと感じるときは、人間関係を「最低限」に絞ることも大切です。
こころが疲れているときは、家族や友人であっても関わりたくない場面が少なくありません。
たとえば以下のような工夫で、関わる人の範囲を限定しましょう。
- 連絡の返信は急ぎのものだけにする
- 誘いは「今は余裕がなくて」と断る
- 仕事上どうしても必要なやり取りだけに参加する
こころが回復してくると、自然と関わる人の範囲が広がっていきます。
まずは最低限の関係だけを保ちながら、こころの回復を優先しましょう。
連絡が取りづらいことを伝えておく
連絡が取りづらい状況をあらかじめ伝えることで「返信しなきゃ」「どう思われるだろう」という不要な気疲れを減らしやすくなります。
以下のようにシンプルに伝えてみましょう。
- 最近忙しくて連絡が遅れがちです
- しばらく返信ゆっくりになると思います
- 今は余裕がないので落ち着いたら連絡します
SNSでは「名前|連絡遅くなります」と表示名に添えておくのもひとつの方法です。
こころの余裕が戻るまでは、連絡のハードルを下げる工夫を取り入れてみてください。
人と関わりたくない状態が続くときの相談目安は生活に支障があるとき
人と関わりたくない状態が続き、生活に支障が出ているときは医療機関に相談しましょう。
一時的に人と距離を取りたくなることは、こころが回復する過程で誰にでもみられる反応です。
ただ、日常生活への影響があるときは、こころの不調が背景にある可能性も否定できません。
たとえば、以下のような状態が続いているときは、医療機関への相談が必要です。[3]
- 憂うつな気分が2週間以上続く
- 食欲が落ち食事量が減っている
- 仕事や家事に取り組むことが難しい
- これまで楽しめていたことに喜びを感じない
- 寝つきが悪い/途中で目が覚めるなど不眠が続く
このような状態が続くときは、我慢せず精神科や心療内科などの専門家へ相談しましょう。
おおかみこころのクリニックは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で相談をお待ちしております。
オンライン診療では全国どこからでも相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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まとめ|人と関わりたくないときは我慢せず相談しよう
人と関わりたくない気持ちは、こころが疲れているときに誰にでもみられるものです。
ムリに人と関わろうとすると、こころの元気を消耗し回復に時間がかかるケースがあるため、まずは心身の回復を優先させましょう。
人と関わりたくない気持ちが続き、仕事や家事に支障が出たり不眠や食欲低下などの症状が出ているときは、専門家への相談が必要です。
おおかみこころのクリニックでは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多での対面診療に加え、オンライン診療により全国からのご相談をお待ちしています。
人と関わりたくない気持ちが強く外出が難しいときは、ご自宅から精神科医へご相談ください。
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【参考資料】
[1]髙橋尚也 伊藤綾花 SNS 利用における青年の対人関係特性
[2]石本 雄真 こころの居場所としての個人的居場所と社会的居場所
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cou/43/1/43_72/_pdf
[3]国立精神・神経医療研究センター
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease01.html
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士








