当院では日常の診療で得られた臨床情報を元に、精神疾患の性質・経過・予後などを分析します。将来的により良い治療、心理社会的治療法や精神保健福祉システムを開発し、精神医学・精神科リハビリテーション及び精神保健福祉の発展に寄与することを目的としています。
現在は表題の通り、うつ病(うつ症状を有する)の患者さんに対する調査研究を実施しています。
研究の目的
抑うつ症状を抱える方が受診や治療についてどのように考え、精神科を受診し、治療に取り組んでおられるのかを明らかにする。
研究の意義
うつ病の治療において継続した受診が重要である一方で、受診に対する心理的・物理的な負担によって中断されるケースもあります。
本研究ではその要因を調査し、継続しやすい治療環境の構築に役立てることを目的としています。
研究期間
- 初診時調査:2025年1月17日~6月30日
- 継続調査:初診から3か月後・6か月後
研究代表者
早稲田大学人間科学学術院 臨床心理学研究領域
医療心理学/職場メンタルヘルス学研究室(鈴木伸一研究室)
二宮朝日菜
研究室サイトはこちら
対象となる方
- 18歳~64歳の方
- 抑うつ症状を有する方
- 当該医療機関への初診の方
研究の方法
・初診時にアンケートへのご回答をお願いいたします。
・継続調査にご協力いただける方は、初診から3か月後・6か月後に再度アンケートにご回答いただきます。
※詳細は下記画像もご参照ください。
個人情報の保護
継続調査のために氏名、住所、メールアドレスをお伺いします。
お預かりした情報は匿名化し、研究室内の保管庫にて厳重に管理されます。
分析や公表時に個人が特定されることは一切ありません。

