スマホ依存症の恐ろしさとは?気づかないうちに起こる3つの変化










「気づくと何時間もSNSを見ている」

「スマホを触っていないと落ち着かない」

このような状態が続いていませんか?

スマホ依存症の恐ろしさは、気づかないうちにこころや身体、人間関係にもかかわってくることです。

この記事では、スマホ依存症についてや、スマホ依存症の恐ろしさを解説します。

また、スマホ依存症なのかチェックリストもありますので、実際にチェックして確認してください。

あなたらしさを取り戻すために、知ることから始めましょう。

スマホ依存症|使いすぎの基準とは

総務省の調査では、2024年インターネット利用率(個人)は85.6%と、日常生活に欠かせない検索ツールになっています。[1]

インターネットを使用するためのツールは、以下のとおりです。

  • スマートフォン:74.4%
  • パソコン:46.8%

スマホの方が27.6%も上回っており、スマホの使用がより身近なものとなっている背景がわかります。

スマホ依存症には「何時間以上使うと依存症」という明確な基準はありません。

スマホ依存症の診断は、インターネット依存症やゲーム依存症に沿った診断基準で判断されます。[2]

男女比は、男性より女性に依存度が高く、とくに女性はSNSを目的として使用しているという報告があります。[2]

スマホを使用していて「気づいたら時間が過ぎていた」と経験する人は少なくありません。

「使いすぎかも」と気づいた今から、スマホとの上手な付き合い方を探しましょう。

スマホ依存症の恐ろしさ

「自分や身近な人がスマホ依存になっていないか」と不安になっている人は少なくありません。[1]

スマホ依存の恐ろしさは、気づかないうちに、こころや生活のバランスが崩れてしまう点にあります。

スマホ依存の恐ろしさとして、次のような変化が挙げられます。[2]

スマホ依存の恐ろしさについて、詳しく見ていきましょう。

イライラや不安が増える

スマホ依存の恐ろしさのひとつは「使えない」状況になるとイライラや不安が強くなることです。

スマホ依存になると、気持ちが落ち着かなくなったり衝動的な行動が増えたりすると言われています。[2]

たとえば、スマホを使おうと思っていた時間より長く使ってしまったり「やめよう」と思ってもすぐに手に取ってしまったりすることもあるでしょう。

スマホが日常生活の一部になっていると、以下のようなことが起こります。[2]

  • スマホを触れないと落ち着かない
  • SNSの反応が気になり気持ちが休まらない
  • 使用を制限されるとイライラしたり不安になったりする

「なんとなく不調が続いている」「スマホを手放したくても手放せない」と感じたら、依存症の恐ろしさに気づけたのかもしれません。

まずは、あなたとスマホの付き合い方を振り返ってみてください。

睡眠の質の低下や抑うつ状態になりやすい

スマホ依存症の恐ろしさは、睡眠の質が低下しこころの健康にも関係してくる点です。

ある調査では、夜間のスマホ使用は睡眠の質を低下させ、抑うつ状態と関係していると報告されています。[3]

たとえば、次のような状態が見られることがあります。朝起きても疲れがとれない

  • 寝つきが悪くなり夜中に目が覚める
  • 夜遅くまでSNSや動画を見続けてしまう

たとえば、仕事や人間関係のストレスで気持ちが落ち着かず、寝る直前までSNSを眺めてしまうこともあるでしょう。その結果、気づけば夜更かしする日が続いて「またやってしまった…」と自己嫌悪になることもあります。

スマホ依存は「つい夜更かししてしまう」程度に思えても、気づかないうちに睡眠の質を低下させ、こころの不調へとつながるおそれがあるのです。

まずは、あなたの夜のスマホ習慣を見直すことが心身の健康を守るきっかけになるでしょう。

「やめたくてもやめられない」状態が続く

依存症とは「やめたくてもやめられない」状態が続くことです。[4]

スマホ依存では、以下のような行動が続きやすくなります。[2]

  • 生活に支障が出ているのに使用をやめられない
  • スマホが手元にないと強い不安や焦りを感じる
  • 「少しだけ」と思っていたのに長時間使ってしまう

仕事や勉強、睡眠時間が削られているにもかかわらず、 手放すことがむずかしくなると、依存が進んでいる可能性があります。

たとえば、寝る前にSNSを見始めて気づけば1〜2時間経っていたり、翌朝にだるさを感じても、また同じことを繰り返したりすることもあるでしょう。

また、SNSやメッセージアプリを頻繁にチェックすることで、気づかないうちに人間関係でもストレスを抱えるようになります。

まずは、今のあなたとスマホの付き合い方を振り返ることから始めてください。

依存症になりやすい人の特徴は以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

スマホ依存症チェックリスト

まずは、あなたがスマホ依存症の傾向があるのかチェックしてみましょう。

日本語版スマートフォン依存スケール短縮版 (SAS-SV-J)

  1. スマホを使用するため、予定していた仕事や勉強ができない
  2. スマホのために、授業、宿題、あるいは、仕事に集中することが難しい
  3. スマホを使用しているときに、手首や首の後ろに痛みを感じた
  4. スマホなしで我慢することはできないと思う
  5. スマホをもっていないときには、いらいら、そわそわする
  6. スマホを使っていないときでも、スマホのことを考える
  7. スマホが、すでに日常生活に大きな悪影響を与えていても、決してスマホの使用はやめない
  8. LINE, ツイッター、Facebookなどでのメッセージのやり取りを見逃さないように、いつもスマホを確認している
  9. 思っていたよりも、長い時間スマホを使ってしまう
  10. 周囲の人から、スマホを使い過ぎだと言われる

引用文献:インターネット依存の新しいかたち―スマートフォン依存(スマホ依存)―p551|館農 勝

全く違うを「1」、非常にあてはまるを「6」とする6段階で評価をします。

男性は31点・女性は33点を超えたら「依存の可能性が高い」と判断されます。

ただし、スマホ依存症なのかを診断するには医師の診察が必要です。

気になる結果になったら、心療内科や精神科を受診してみましょう。おおかみこころのクリニックでは、オンライン診療も行っています。

自宅からスマホで簡単にできるため、お気軽にご活用ください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

スマホ依存症の治し方

依存症とは、特定のものや人に夢中になり「やめたくてもやめられない」状態が続いていることを指します。[4]

スマホ依存症も、最初は習慣のひとつだった使い方が、少しずつ自らの意思ではコントロールしづらくなっていくのが特徴です。

治すためには、今のあなたがどのくらいスマホを使っているのかを知ることが大切です。[2]

たとえば、スマホのスクリーンタイムやアプリを使って1日の使用時間を知ることから始めてください。

スマホの使い方に気づくことで「少しだけのつもりが長時間になっていた」「寝る直前までSNSをずっと見ていた」など、あなた自身が気づいていなかった習慣が見えてくるかもしれません。

スマホ依存症への具体的な対策は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

まとめ|スマホと上手くつき合おう

スマホは便利な反面、気づかないうちにこころや暮らしに深く入り込んでいます。

 「手放したいのに手放せない」「なんとなく不調が続く」と感じるなら、スマホの使い方を見直した方がよいかもしれません。

スマホとの距離を少しとるだけで気持ちが軽くなったり、時間にゆとりを感じられたりすることもあります。

あなたの生活に必要な物であるからこそ、気づくことから始めてあなたらしく過ごせる時間を取り戻していきましょう。

ひとりで悩みを抱え込まずに、おおかみこころのクリニックへお気軽にご相談ください。

忙しいときや通院が面倒なときは、オンライン診療が便利です。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

【参考文献】
[1]第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題|総務省
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd21b120.html

[2]インターネット依存の新しいかたち―スマートフォン依存(スマホ依存)―|館農 勝
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1210070549.pdf

[3]日本の大学生におけるうつ病に関連したスマートフォン癖と睡眠の質|Ezoe Satoko、Toda Masahiro、Iida Tadayuki、Inoue Ken
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201902222075845152

[4]依存症についてもっと知りたい方へ|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html

この記事の執筆者
柚木ハル
作業療法士として精神科で17年の臨床経験を積み、現在は訪問リハビリに従事。経験を生かしメンタルヘルスを中心に、やさしく寄り添う文章を心がけて執筆しています。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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