会社に行くのが怖い人は適応障害の可能性あり!仕事を続けるための対処法も紹介

「会社に行こうとしても体が動かない」

「上司が怖くてなんて言われるかわからない」

「適応障害で検索すると自分の症状が当てはまる、とても心配」

このような悩みはありませんか。

できることなら会社に行かず、家に居たいと思っている方も多いのではないでしょうか。

職場は仕事をする場所だとわかっていても、苦手な人や大変な業務があるため辛い人もいるはずです。しかし、仕事を休むと収入がなくなるため働かなくてはいけません。辛い症状と向き合いながら働き続ける方法を見つけたいところです。

この記事では、適応障害でも会社で働き続ける方法を解説します。どうしても働けないときの対処法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

適応障害になりやすい人の特徴

適応障害になりやすい人の特徴

適応障害になりやすい人の特徴は以下の通りです。[1]

・真面目で責任感が強い

・他人を優先する

・頼みごとを断れない

・ストレス耐性が低い

適応障害になりやすい人は、人からお願いされたことを断れずに受け入れる傾向があります。その結果、タスクが終えられず周囲に迷惑をかけるなどが考えられます。

自分の限界は人に伝えないとわかりません。キャパオーバーになりそうであれば、わかった時点で助けを求めることが大切です。

その場で言いにくい人は、事前に伝えることが苦手だと相談しておくか、メールやチャットツールを使うなど方法などが有効です。いずれにせよ、周りの人に意思表示する方法を伝えておくと仕事がスムーズに進むでしょう。

「会社に行くのが怖い」と適応障害が感じる理由

会社に行くことが怖いと感じる理由は、苦手な業務や人間関係がストレスになっている可能性があります。

また適応障害は特定の要因がきっかけで発症する疾患です。

「抱えている業務があるのに次から次へと割り振られる」

「上司から仕事のやり方を細かく指摘される」

など、特定の原因が背後にかくれていることが多いでしょう。

会社に行くのが怖いと感じたら、何が怖いのか具体的に探り出すと精神的に落ち着くことがあるので、試してみてください。

適応障害を持つ人が会社で働き続けるための3つの対処法

適応障害を持つ人が会社で働き続けるための3つの対処法

適応障害の症状がありながらも、仕事を続けるための対処法は以下の通りです。[2]

順番に解説します。

ストレスの原因を特定する

まずはストレスの原因を特定します。適応障害は原因が明確にある疾患です。原因を見つけて距離をとれば、症状が改善する可能性があります。特定の人や環境など、適応障害を発症する状況を見つけることで良い変化が見込まれるでしょう。

原因を特定するときには、つらい気持ちになることも多いです。短時間からで良いので、少しずつ向き合ってストレスを特定しましょう。

働く環境を整える

適応障害の原因が人間関係の場合、社内異動か転職を検討すべきでしょう。同じ部署に復職しても再発する可能性があります。相手が部署から居なくなったのであれば問題ありません。診断書がある場合に「配置転換が望ましい」のように記載してもらうと異動しやすいと言われています

会社が小さく異動できない場合は、転職を視野に入れましょう。人間関係はすぐに解決しないため相手がいる環境への復職は困難です。休んでいる間に、自分に合った職場を探しましょう。

仕事量を調整する

仕事量が原因であれば、タスクの量を減らせないか会社に相談しましょう。これまで通りの量だと、適応障害が再発する可能性があります。

周囲に任せられる仕事があれば割り振ったり、業務効率化ツールを導入したりするなど業務量を減らしましょう。

また再び負担が増えた場合に、どのようなアクションを起こすのか決めておいた方が良いです。再発防止策を考えておかないと同じ状況におちいります。仕事が大変だと感じたら上司に相談するなど、社内で意思疎通をしておけばスムーズに仕事が進むでしょう。

どうしても適応障害で仕事にいけないときの対応

どうしても適応障害で仕事にいけないときの対応

仕事に行けないときはしっかり休むことが大切です。適応障害は原因から離れることで症状の回復が見込まれます。どうしても辛いときは、仕事を休んで体調を整えましょう。数日間休む場合は「頭痛」「体調がすぐれない」などの理由で構いません。

4日以上連続して休む場合は休職を申し出てください。休職制度は、業務外の病気や怪我で就業困難な場合に利用できます。休職期間中は給料の約3分の2が健康保険組合から支給されます。休職を検討する場合は会社の総務部に相談のうえ、手続きを進めてください。

まとめ

適応障害は原因がはっきりしている疾患です。そのため、原因の特定が症状を改善するきっかけとなります。

仕事内容や職場の人間関係など、どんなことがネックになっているのか見つけていく必要があります。原因を見つけないままだと、症状が悪化してうつ病などほかの疾患にかかる可能性が考えられるでしょう。

心身に違和感を感じたら、適応障害の症状と照らし合わせることで適切に対応できます。

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参考文献

[1] 適応障害になりやすい人|仕事での対応・上司が気を付けるべきこと – 株式会社Kaien – 企業向けサービス
https://biz.kaien-lab.com/know-how/adjustment_disorde/

[2] 適応障害になったら仕事はどうする?休職・復職・転職を考えるときのポイントを解説

https://snabi.jp/article/44

この記事の編集者
和田直人
作業療法士。薬機法管理者。障害者入所施設や就労支援施設を経験。現在は放課後等デイサービスで勤務しながら、フリーライターとして活動。医療・健康分野を中心に執筆中。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。

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