正しく逃げろ!現実逃避したい人のための対処法5選【寝るのはOK?】




「ストレスがたまっていて辛い」「現実から逃げ出したい」

このように悩んでいませんか?

健康的な現実逃避は、気持ちの切り替えを助けてくれます。

うまくストレスから逃れる方法を知っておけば、心身のエネルギーを充電することができるでしょう。

この記事では、効果的に現実逃避する方法や注意点などについて解説します。

記事の最後には「うまく現実逃避するコツ」を解説しているので、少しでも心が楽になるお手伝いになれば幸いです。

また、同じ内容の動画もあるので、動画のほうが好きな方は下記よりご覧ください。

健康的な現実逃避の方法5選

どこかに消えてしまいたい…

と、現実から逃げたくなったら、それは「ちょっと疲れているよ」という心の黄色信号だと受け取りましょう。

そして、心を休めるために、次の方法を試してみてください。

これら5つの方法は「健康的な現実逃避」といえます。

それぞれの具体的な方法を紹介するので、心の充電をしてみてくださいね。

本を読んでみる

読書はストレス解消になり知識も得られるため、自己肯定感の向上にもつながります。

たとえ、5〜10分ほどの短い時間の読書でもストレスの解消になるでしょう。

心が楽になるだけでなく、新しい気づきも得られるため、一石二鳥でおすすめの方法です。

まずは好きなジャンルの本を選んで、気軽な気持ちではじめてみましょう。

軽めの運動をする

軽い運動をすると交感神経が優位になり、物の見え方や感じ方が前向きになりやすいとされています。

また日中にからだを動かすと、ほどよい疲労感が得られるため、寝つきが良くなります。

あまりハードな運動は逆効果になってしまうため、ストレッチやウォーキングなど、無理のない範囲から始めましょう。

旅行に出かける

旅行に行くと、日常生活のストレスから距離をおくことができます。

ストレスを感じ続けていると、どんどん視野が狭くなっていくでしょう。

一方、旅に出るとそこから解放され、自分の感情を客観的に見られるようになります。

たとえば、「絶景を見たときの感動」など、その瞬間の感情と向き合えるのです。

仕事や体調により遠出をするのが難しい場合は、旅行をしている自分を思い浮かべてシミュレーションしてみましょう。

実はこれだけでも、頭は旅行モードへと切り替わり、手軽にストレスから距離を置けるでしょう。

親しい人との会話する

親しい人と話すとリラックスでき、気分がスッキリするのではないでしょうか。

人と話すことは、自分の気持ちや考えを整理することにもなります。

悩みを解決する糸口が見つかったり、「たいしたことじゃないかも」と、新しい視点で考えられるようになるかもしれません。

このときのポイントは「よし、相談しよう」と意気込まず、他愛のない会話を楽しむことです。

もし、他人と話すのが苦手であれば、「あなた」「きみ」のような二人称で自分に話しかけてみてください。

自分との間に距離ができるため、客観的に自分の現状を見られるようになります。

静かな場所でボーッとする

何もしたくないほど疲れているときは、ただ「ぼーっと」するだけでもよいでしょう。

実は、ぼーっとしている間は、何か作業しているときよりも脳が活発に働いてるとされています。

そのため、頭の中が整理されやすく、悩みの解決策を思いついたり、それまでになかった視点が生まれることもあります。

ぼーっとしやすい環境を作るために、部屋の照明をうす暗くしたり、ゆっくりお風呂に入る時間をとるのも効果的です。

やってはいけない!危険な現実逃避2選

現実逃避のやり方によっては、逆効果になることもあります。

余計にストレスを感じるようになったり、不安な気持ちが増してしまう場合もあるので注意が必要です。

とくに以下の2つの方法は、生活リズムが崩れ、昼夜逆転を起こす原因にもなるので避けるようにしましょう。

これらは、一時的なストレス解消として一定の効果があるものの、それを上回る悪影響を及ぼすリスクが高いです。

それぞれについて、解説を加えます。

テレビ、ゲーム

テレビやゲームは時間の区切りをつけにくいため、だらだらと時間が過ぎてしまいます。

すると、だんだん寝るのが遅くなり、昼夜逆転の原因になります。

結果、自律神経のバランスが乱れ、イライラしやすくなったり、不安を感じやすくなるのです。

また、テレビやゲームには刺激の強い描写が含まれるものもあり、心が疲れる原因にもなります。

寝逃げ

「何も考えたくない」という気持ちから、やる気が起こらず寝てしまうのが「寝逃げ」です。

起きたときにスッキリするのであれば、寝ること自体はストレス解消法として良いのかもしれませんが、自己嫌悪に陥ってしまう場合は注意しましょう。

寝逃げをして現実逃避するのは簡単ですが、問題を先送りにしているだけなので、逆に不安が大きくなります。

また、強いストレスを感じ続けていると、脳が無意識に寝逃げを選ぶようになり、依存してしまうこともあります。

もし、寝逃げから抜け出せなくなってしまっているのでしたら、早めに医療機関に相談するようにしてくださいね。

現実逃避をするときの注意点

現実逃避をうまく使うためのポイントは、あくまで「気分転換」として使うようにすることです。

辛くなったときに毎回逃げてしまうのではなく、緊張やストレスが続くときに限定するとよいでしょう。

現実逃避がクセになると、ちょっとでも難しい問題にあたったときにすぐに避けるようになります。

その結果、ストレスにまったく対処できなくなってしまうかもしれません。

もし、常に「ここから逃げたい」という気持ちになってしまうのは、心が限界に達しているサインです。

おおかみこころのクリニックでは、24時間予約受付を行っています。

一人で抱え込まず、いつでも相談ができるようにLINEの友達登録をしておいてください。

現実逃避で失敗しないコツ

現実逃避で失敗しないためには、休んでいる自分を許すことがもっとも重要です。

真面目な方ほど休むことに罪悪感があり、「こんなことしている場合ではない」と自分を責めてしまうケースも少なくありません。

現実からいったん離れて客観的に見ることで、悩みを解決したり、一歩成長する近道になることもあります。

「これも自分に必要な時間だ」と、少し休憩する自分にOKを出してあげましょう。

まとめ

今回の記事では、健康的な現実逃避の方法を5つ紹介しました。現実逃避がしたいと感じるときは、心が疲れているサインです。心の声に耳を傾け、休む自分にOKを出してあげましょう。
今回紹介した現実逃避の中から「お助けアイテム」のような形で、気分に合わせた方法を選べると心強いですね。

また、常に「現実逃避したい」と感じてしまうのは、心が限界に達している証拠です。

まずは当院に相談して、お話を聞かせてください。

執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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