「仕事でミスをするとすぐ落ち込む」
「まわりからの評価を気にしてしまう」
メンタルが弱い人はこのような悩みがあるかもしれません。
メンタルを強くできれば、落ち込んでもすぐに切り替えられたり、まわりを気にしなくなったりできるでしょう。
そこで今回はメンタルが強い人の特徴、メンタルを強くする方法などについて解説していきます。
メンタルを強くする方法を知ることで、ストレスを感じたときにも受け流せるようになるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
また、動画も用意しています。動画の方が分かりやすい方は下記からご覧ください。
安定したメンタルで過ごしたい方は、下記の記事もご覧ください。
メンタルが強い人の特徴5選
メンタルが強い人の特徴は5つあります。
それぞれの特徴が自分に当てはまるか、診断してみてください。
ポジティブに考えられる
メンタルが強い人の特徴は、ものごとをポジティブに考えられることです。
仕事でなにかミスをしても、悲観的になるのではなく「なんとかなるだろう」と前向きに捉えることができます。
そしてものごとが思い通りにいかなくても、自分にできることを模索しながら行動していきます。
メンタルが強い人の口癖は「まあいいか!」「次はこれをやろう!」と楽観的なものです。
「まあいいか」と折り合いをつけられる人は、精神的に安定していて、ゆとりを感じながら生きているという研究があります。[1]
ポジティブに考えられることは、メンタルの強さに繋がるのでしょう。
「まぁいいか!」使ってみます✨
自分のことをよく理解している
自分のことをよく理解しているのは、メンタルが強い人の特徴です。
自分の得意・不得意を把握しているので、できないことは頑張らなくてもいいという考え方になります。
苦手なことを認めているので、まわりに素直に助けや協力を求めることができます。
また自分の弱みについてなにか言われても、必要以上に傷つくことはないでしょう。
性格や長所・短所などから、自分がどんな人間か分析してみてください。
自分の意見を持っている
自分の意見をしっかり持っているのは、メンタルが強い人の特徴にあります。
他人と自分は違うと理解しているので、まわりの意見や反論を恐れていません。
そしてメンタルが強い人は自分の意見を伝えるだけでなく、周囲の意見にも耳を傾けます。
さまざまな意見があることを理解しているため、アドバイスを素直に聞き入れるのでしょう。
全員から好かれようとしない
メンタルが強い人は、全員から好かれようとしません。
アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズは「2:7:1の法則」を提唱しました。
たとえば自分のまわりに10人いるとしたら、以下のようになると言われています。
- 2人は気の合う人
- 7人はどちらでもない人
- 1人は気が合わない人
いくら性格の良い人でも、10人いたら1人とは気が合いません。
全員から好かれようとして振る舞うと、精神的にも疲れてしまうでしょう。
なので全員から好かれようとしなくても、気の合う2人から好かれればいいのです。
まわりを気にしないで、自分らしく行動してください。
全員から好かれなくていいと思うと、なんだか気が楽になります♪
ストレスをうまく発散できる
メンタルが強い人は、ストレスをうまく発散しています。
ストレスが溜まってしまうと、不安や悲しみなどネガティブな気持ちになったり、頭痛や腹痛が起こったりしてしまいます。[2]
ストレスをうまく対処することで、メンタルの調子を安定させているのです。
また、メンタルが強い人はどんなときにストレスを感じるかを把握できています。
仕事でミスをしたとき、人とうまく話せなかったときなど、ストレスを感じやすい状況を振り返ってみるといいでしょう。
メンタルが強い人の考え方
メンタルが強い人の考え方には、以下の特徴があります。
- ものごとを柔軟に考えられる
- 他人の時間も大切にしている
- 事実と感情を切り離している
メンタルが強い人は、ものごとを柔軟に考えられます。一つの考え方にこだわってしまうと、思い通りにならなかったときに落ち込んでしまいます。
「他にもこうやってみよう」と変化に対応できると、気持ちが落ち込むことも減るでしょう。
そして自分だけでなく他人の時間も大切にすることも、考え方の特徴の一つです。時間は平等に一日24時間与えられていると分かっているため、相手の時間も尊重できます。
メンタルが強い人は、事実と感情を切り離しています。
たとえば、仕事でミスをしたときに「自分は無能だ」と考えてしまう方がいるかもしれません。失敗した事実はあるかもしれませんが、「今回の失敗を次に活かそう」と前向きに捉えましょう。
ネガティブな感情を抱え込んでしまうと、自分を追い込んでしまう原因になってしまいます。
「失敗は成功のもと」ですね♪
メンタルが強い人と弱い人の違い
メンタルが強い人と弱い人の違いは、以下の通りです。
- 自分の欠点を受け入れられるか
- 時間の管理ができているか
メンタルが強い人は、自分の欠点や弱みを受け入れて、認めています。たとえ失敗しても、気持ちを切り替えて前に進んでいけるでしょう。
一方でメンタルが弱い人は、欠点や弱みを受け入れられないので、落ち込みやすくなってしまいます。
そして、メンタルが強い人は時間を管理できます。時間は有限なので、やるべきことの優先順位をつけて時間を使おうと意識しているのです。
仕事やスマホに時間を使い過ぎて、リフレッシュする時間がなくなると、ストレスを解消できなくなってしまいます。
メンタルを強くする方法
メンタルを強くする方法は、以下の3つです。
上記の方法を実践することで、メンタルが強くなっていきます。
それぞれ見ていきましょう。
ネガティブに考えない
ネガティブに考えないことは、メンタルを強くするでしょう。
「自分はもうだめだ」とマイナスに考えるよりも、「なんとかなるだろう」とプラスに考える方が、なにかしらの行動に移せます。
考えるだけでなく、実際にポジティブな言葉を口に出してみるのもいいでしょう。
物事を意識的に受け流す「鈍感力」を身につけるのもおすすめです。
ストレスに感じる言葉や状況にも、受け流しやすくなります。
気づいてないフリからはじめるのもいいですよ♪
自分を受け入れる
メンタルを強くするには、ありのままの自分を受け入れてください。
自分の弱さを理解して、認めることが大切です。
全てのことに対して完璧を求める必要はないので、苦手なことはできなくてもいいと考えましょう。
他人と比べたくなるときもあるかもしれませんが、他人は他人です。
それよりも過去の自分と比較をして、少しでも成長していたら自分を褒めてください。
ストレス解消法を見つける
メンタルを強くするために、ストレス解消法を見つけましょう。
ストレスに対して、具体的な方法や行動をいくつかリストアップしたものを、コーピングリストといいます。
以下はコーピングリストの具体例です。
- 音楽を流す
- 散歩する
- 温かい飲み物を飲む
- 温泉に行く
- 美容院に行く
ストレスの状況に応じた解消法がいくつかあると、抑うつ傾向が低く、精神的に健康であると示されています。[3]
コーピングリストを作成しておくと、ストレスの状況や程度に応じて、解消できるようになるのでおすすめです。
まとめ
今回はメンタルが強い人の特徴、メンタルを強くする方法などについて解説してきました。
メンタルが強い人の特徴には、ポジティブに考えられる、自分のことをよく理解しているなどがあります。
そしてネガティブに考えず、ありのままの自分を受け入れれば、メンタルを強くできるでしょう。
ストレスが溜まりすぎて気持ちが辛くなったら、小さなことでもいいので、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
おおかみこころのクリニックはいつでもお待ちしております。
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参考文献
[1]ポジティブな生き方態度の形成要因に関する検討-青年期から高齢期を対象として-
https://www.jstage.jst.go.jp/article/taiseikiyou/13/0/13_KJ00006932779/_pdf/-char/ja
[2]もっと詳しく|ストレス|生活習慣編|気になる病気・健康のこと|大阪がん循環器病予防センター
http://www.osaka-ganjun.jp/health/lifestyle/stress/more.html
[3]コーピングの柔軟性と抑うつ傾向との関係
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/72/1/72_1_57/_pdf/-char/ja