心が壊れてる人の特徴と関わり方|放置するとキケン!




「最近あの人、なんか元気がないな…」

「なんか暗いし、いつもため息ばかり…どうしたのかな?」

と、職場や学校などで周りに心配になる方はいませんか?

今回は、心が壊れている人の特徴や、そのまま放置するとどうなるのかをまとめました。

気になる人がいる方との今後のかかわり方の参考になると幸いです。

また、同じ内容の動画も用意しています。動画の方が分かりやすい方は下記からご覧ください。

「自分の心が壊れているのか気になる…」という方は、下記の記事をご覧ください。

心が壊れてる人の特徴:顔つき・雰囲気

心が壊れてる人の特徴:顔つき・雰囲気

心の変化は目に見えないため気づきにくいです。しかし、表情や雰囲気には特徴がみられることがあります。

こころちゃん
こころちゃん

あなたの周りの方が大丈夫なのか…参考になれば幸いです。

表情が暗い・無表情

ストレスや不安などで心に負担がかかっていると、表情が暗くなり無表情になることがあります。それは、物事に対する興味が持てなくなり、やる気が起きずに無気力になってしまっているためです。

身だしなみが整っておらず不衛生

心が疲れてしまっている方は、自分への興味も薄れたり、不安や考え事にとらわれてしまい、身だしなみまで気を回す余裕がなくなっているケースがあります。そのため、今まではできていた身だしなみを整える心の余裕もなくなってしまうでしょう。

 また、うつ病の症状の影響でお風呂に入るのがめんどうに感じることがあり、不衛生になることもあります。

「お風呂がめんどくさい」こととうつ病の関係を知りたい方は下記の記事もご覧ください。

活気がなく、どんよりとした雰囲気

元気が出ずにどんよりとしている雰囲気がずっと続いているのは、ストレスや不安が原因で心が限界に近いのかもしれません。[1]

うつ病では気分が落ち込み元気が出ないことがあります。このように、今まで元気だった人が心の病気によって活気がなくなり、どんよりした雰囲気になってしまうことがあるのです。

心が壊れてる人の特徴:言動

心が壊れてる人の特徴:言動

家族や周囲の人が「最近なんだか…変わった?」と感じて、本人に「何かあった?」と聞いても本人は「どうもしないよ」「大丈夫」と気づいてない場合も多くあります。[2]

 ここでは具体的にどのような人が心が壊れている、または心が壊れ始めているのかを解説していきます。

「自分なんか…」と常に悲観的

自分に対して悲観的になることがあります。そのため「自分なんか…」と悲観的になりやすいでしょう。自分なんか…がどんどん悪い方向へ進んでいくと、最悪の場合「自分なんか存在しないほうが…」という考えになってしまうケースもあります。

そうならないためにも、早めの対応をした方がいいでしょう。心が壊れた人との関わり方は、記事の後半にあります。気になる方はこちらからご覧ください。

「大丈夫です」と人との関わりを避けようとする

心が壊れた人は、ぐるぐると悩んで視野が狭くなっていることがあります。

具体的には「こんなこと人に相談できない」「なんて思われるか不安」「相談したら迷惑かもしれない」と、ひとりで悩んでいるのかもしれません。

または、人との関わりに疲れて避けている場合も考えられます。人と関わることには多少なりともストレスがあります。本人は意識していなくても、自然とストレスから逃れようと避けている可能性もあるでしょう。

こころちゃん
こころちゃん

一人になりたがることが増えたら気を付けたほうがいいでしょう。

何も手に付かずボーッとしていることが多い

何も手に付かずボーッとしている場合は、もしかしたら本人も「なんだか元気が出ないな」くらいで自分の変化に気づいていないことも考えられます。

気づいたらボーッとしてしまうため、仕事にも集中できず、ちょっとしたミスが増えてくるでしょう。

心が壊れたまま放置するとどうなる

心が壊れたまま放置しておくと、いつか限界がきます。

心が疲れていると、めまい、頭痛、吐き気など身体にも影響がでてきます。そうなる前に、ストレス原因を見つけ休養したほうがいいでしょう。

心の健康は目に見えないから軽視されてしまうことが多くあります。しかし、本当は目に見えないからこそ早く気づいて対処する必要があるのです。

おおかみこころのクリニックは、いつでも患者さんの味方です。お気軽にご相談ください。

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心が壊れた人との関わり方

周りの人の心が壊れていないか心配だけど本人に自覚がない場合は、声をかけても拒否されることがあります。

まずは「昨日、眠れなかったんだよね~!最近、○○は眠れてる?」

と、上記のように自分の話も踏まえながら、関わっていくと話しを聞きいれてもらいやすくなります。

そこから、本人が自分の体調の変化に気づき始めたら、職場に産業医がいるなら産業医に相談し、いない場合はメンタルクリニックや心療内科の受診を促してみましょう

しかし、メンタルクリニックや心療内科への受診は懸念されることが多いです。

そんな時は、「昨日ネットニュースで見たんだけど、今メンタル系のクリニックに通っている人が389万人ぐらいいるらしいよ~!結構多くてびっくり!自分もキツくなったらちょっと行ってみようかな~」

と、上記のように気軽に受診しやすい雰囲気をつくるのもよいでしょう。[3]

その他にも、心が壊れているのかのチェックリストを会社や学校でしてみてもいいかもしれません。自分を客観的に見るきっかけになるでしょう。

働く人の疲労蓄積度セルフチェック(家族支援用)|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト (mhlw.go.jp)

心が壊れてる人の特徴|まとめ

心が壊れてる人の特徴は、見た目や言動に現れます。

無表情でどんよりした雰囲気で「自分なんかは…」と言っている方がいたら、もしかしたらストレスで心が限界状態なのかもしれません。

そのような症状がみられる場合は、すこし気にかけてあげると相手の心が救われることもあります。しかし、あなたが一緒に心の負担を請け負ってしまうと共倒れしてしまいます。

そんなときは、わたしたち心の専門家を頼ってください。ひとりで悩まずに、気軽に相談してくださいね。

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参考文献

[1]体の不調はうつ病でも現れます。かかりつけ医へ相談してみましょう|e-ヘルスネット

[2]身近な人の「心の不調」 こんなサインに注意|NHK
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1525.html

[3]精神疾患を有する総患者数の推移|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000940708.pdf

この記事の執筆者
柚木ハル
作業療法士。精神科での16年の臨床経験を生かして執筆を担当。現在は訪問リハビリに従事しながら幅広いジャンルにて執筆中。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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