「自己肯定感が低い原因を知りたい」
「自分の自己肯定感を高めたい」
とお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
自己肯定感は、そのままの自分を受け入れて肯定する感覚のことです。
今回は自己肯定感が低い人の特徴や原因、自己肯定感が低いとどうなるかを解説します。
最後に、自己肯定感を高めるメリットや高める方法、低下させないための注意点もご紹介するので、自己肯定感を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。
自己肯定感とは
自己肯定感とは、ありのままの自分を認めて肯定する感覚のことを指します。
他人と比較せず自分自身を受け入れて、ポジティブに生きていくために重要なものです。
自己肯定感が低いと劣等感を感じて自分のことを卑下し、自信が持ちづらくなります。
そのため、失敗を恐れて行動できなくなったり、前向きな考え方ができなくなったりして、人間関係の構築や人生の目標達成に支障が出る可能性があります。
自分軸で生活することが大切です!
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人の特徴は以下4つです。
自分を信じて行動できない
自己肯定感が低い人は、「自分はダメな人間だ」「自分だからうまくいくはずがない」と、人よりも劣等感があるため新しい物事に取り組めません。
その結果、自分は目標達成のための能力を持っていると認識する「自己効力感」が低下し、何事にも消極的になります。
消極的な姿勢だと行動できず、成功体験を積めないため自己肯定感は低い状態のままになってしまいます。
他人と比較することが多い
自分と他人の優劣を比較することが多いのも、自己肯定感が低い人の特徴です。
職場の同僚や学校の友人の環境や能力のほか、華やかなSNSの投稿者などの身近でない人も比較対象になります。
他者と比べると自身の劣っている部分に目を向けてしまう可能性があるため、さらに自己肯定感が下がる恐れがあります。
周りが気になることありますよね💦
やる前から諦める
自己肯定感が低い場合、「自分にはこんなことはできない」とネガティブな発言や思考が習慣になっているため、行動する前から失敗を恐れて何事も諦めてしまいます。
諦める気持ちが強くなると、「どうせ自分には無理だ」と主体性が下がるため、他人とも深く関わらないよう心を閉ざしてしまう場合があります。
真面目で完璧主義
自己肯定感が低いと自分の弱点を認められないため、「完璧主義」を目指すことがあります。
たとえば、少しでもミスをしたり、周りの人たちに迷惑をかけたりした場合、「なんて能力が低いんだ」と自分のことを否定的に捉えてしまいます。
客観的に見ると失敗ではないことも、自身では失敗だと認識するため、物事に積極的に取り組めなくなってしまうでしょう。
自分の中での目標ハードルを自分であげていることもあります。
自己肯定感が低い原因
ここからは、自己肯定感が低い原因、以下5つを解説します。
幼少期に親や周りから否定された
幼少期に親や周りから否定されると、自己肯定感の低下につながります。
たとえば、幼少期にテストで80点を取った場合に「なんで満点が取れないの」「どうして平均点以下なの」などと親から責められた経験があると、自己肯定感が育ちにくくなってしまうでしょう。
態度や発言が冷たかったり、努力をほめられなかったりする場合も自分の存在を否定的に捉えてしまう原因となります。
過去の失敗・トラウマを引きずっている
過去の失敗やトラウマを引きずっている場合、「もっとこうすれば良かった」と後悔したり、「やっぱり自分にはできない」と失敗を恐れてしまったりします。
その結果、自分に自信が持ちづらくなり新しいことに取り組めないため、自己肯定感が低下してしまうでしょう。
成功体験が少ない
人生で成功だと思える体験が少ないと自分に自信が持てないため、自己肯定感が低くなります。
また、他者と自分の外見や内面を比べて劣等感を感じていたり、学歴や容姿、年収などにコンプレックスを抱えていたりする場合は「自分の存在は無価値だ」と思い込みやすいケースがあります。
小さな出来事からでも成功体験を積んで、自己肯定感の低下を防ぎましょう。
日本の学校教育の影響を受けている
周りとの調和を重視する日本の学校教育の影響が大きいと、自己肯定感が低くなることがあります。
円滑な人間関係をつくるために周囲との調和を重視しすぎている場合は、周りと違う感情を抱いた際に自分のことを否定してしまう恐れがあります。
自分の感情も大切にして、自己肯定感を下げないように気を付けましょう。
周りに合わせることが大切と教えられますもんね💦
日本人の考え方・習慣を大切にしている
日本には、謙虚さや他人への尊重を重視する文化があります。
そのため、相手を考慮して自分がこの態度を取ったら傷つくかもしれないと考えて、他人を優先しすぎる場合があります。
この結果、自己肯定感を育めずに自分を卑下してしまい、自己肯定感の低下につながってしまうでしょう。
自己肯定感が低いとどうなる?
自己肯定感が低いと、以下のような影響を受ける可能性があります。
自己肯定してもらえる人間関係が築けない
自己肯定感が低いと自分に自信がないため、自分の考えを主張することに苦手意識を感じてしまいます。
そのため自己肯定感が低い人は、積極的に困っている人にアドバイスをしたり、的確に指示したりすることに抵抗があることがあります。
また自分の意思を伝えられないとコミュニケーション不足になり、自分の考えを肯定してもらえる人間関係の構築が難しくなるでしょう。
職場や学校での評価が低くなる
自己肯定感が低い人は挑戦しても失敗すると思い込んでいるため、言われたことしかやらなかったり、新しい仕事にチャレンジしなくなったりします。
また自分に自信がないため、周りに判断を仰ぐようになる場合もあります。
その結果、職場の上司や学校の先生などから意欲的でないと判断されて評価が下がり、さらに自己肯定感が低下してしまうでしょう。
精神的な病気に罹患する
自己肯定感が低いと人間関係の構築が難しく、自分の評価が得られにくいため多大なストレスを感じることがあります。
継続的にストレスを感じるとさらに自己肯定感が低下して、うつ病やパニック障害、不安障害などの精神的な病気に罹患する可能性があります。
自己肯定感が低い状態の人は、とくにストレスを溜めないよう注意する必要があるでしょう。
自己肯定感を高めるメリット
自己肯定感を高めると、次のようなメリットがあります。
新しいことにチャレンジできる
自己肯定感が高まると、ありのままの自分を受け入れて物事を楽観的に考えられるため、失敗を気にせずに新しいことにチャレンジできます。
たとえ失敗しても、自己肯定感が高い場合はその事実を受け入れたうえで次の行動ができます。
その結果できることが増えたり、苦手なことが改善できたりするため、さらに自己肯定感が高まるでしょう。
まずは、小さな挑戦からしてみましょう!
理想的な自分に近づける
自己肯定感が低いとネガティブ思考が強いため、理想的な自分になってから初めて自分の存在を受け入れられます。しかし、自己肯定感が高いと失敗さえもチャンスだとポジティブに捉えて、理想的な自分に近づくために主体的に行動を繰り返せます。
その結果、自分が掲げた目標の達成や実現がしやすくなり、自分が目指す姿に近づけられるでしょう。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高める方法は、以下5つです。
「自己肯定感が低い」ことを認識する
自分の自己肯定感が低いことを認識できると、客観的に自分を見つめ直せるため、自己肯定感を高められます。
自分を劣っていると思い込み過ぎて行動していないか、他人と自分を比べて落ち込んでいないかなど、第三者の視点から自分のことを考えてみましょう。
また、自分がどのように見えているのか、身近な家族や友人などに意見を聞くのもおすすめです。
成功体験を思い出して自己肯定する
成功体験を思い出して自分の存在を受け入れられると、自己肯定感が上昇します。
具体的な体験内容を紙に書き出したり、仲の良い友人と会話したりして、自分の長所を思い出しましょう。
長所や成功体験を思い出すことで、「自分はできる」という感情が呼び起こされるため、自己肯定感の向上につながります。
ポジティブな言葉を使う
ポジティブな言葉を発言したり書き出したりして、ネガティブな言動や行動を前向きに捉えられるよう意識することも、自己肯定感を高めるのに効果的です。
たとえば、姿勢が悪く地面を向いている場合は胸を広げて背筋を伸ばしたり、将来に不安を感じた場合は今から準備したりして、物事をプラスに捉えられるようにしましょう。
まずは「わたしならできる!」と言ってみることから始めるのも良いでしょう!
チャレンジして自信をつける
チャレンジして成功体験を積み重ねられると、自分を褒める機会が増えるため、自信がついて自己肯定感が高まります。
まずは好きなスポーツや趣味など苦手意識がない物事にチャレンジしたり、自分だけの小さな成功体験を積んだりして、少しずつ自信をつけて自分を認めていきましょう。
信頼できる人間関係をつくる
信頼できる人間関係をつくれると、自己肯定感がアップします。
家族や友人に自分が頑張っていることを話したり、職場の同僚と切磋琢磨して業務に取り組んだりすると、自分のことを認めてくれる人間関係が構築できます。
また困っている場合には周りにいる人たちを頼ると、信頼関係が生まれて円滑な人間関係につながるでしょう。
自己肯定感を低下させないための注意点
自己肯定感を低下させないためには、以下2つのことに気を付ける必要があります。
完璧な人間はいないと理解する
自己肯定感を低下させないためには、完璧な人間はいないと理解する必要があります。
高すぎる目標や理想を追求すると、設けた基準をクリアできない自分を強く責めて自己肯定感が低くなってしまいます。
どんなに完璧に見える人間でも良い部分だけでなく、欠点や苦手なことがあることを受け入れられると、自分の存在を認められるでしょう。
また自分の短所ではなく、長所の伸ばし方に目を向けるのがおすすめです。
完璧じゃなくって良いのです。
長所も短所もあるから個性が生まれて楽しいのです。
他人と比較して自分を否定しない
他人と比較して自己否定することも、自己肯定感の低下につながります。
自分に否定的な場合、営業や学業の成績が良かったとしても、「頑張れば誰でもできることだ」「自分はこんなことしかできないダメな人間だ」とどんな事もネガティブに捉えてしまいます。
ネガティブに見える面は自分の思い込みだと気付けるよう、客観的に自分の行動を分析しましょう。
まとめ
今回は自己肯定感が低い人の特徴や原因、自己肯定感を高めるメリットや方法などを解説しました。
自己肯定感は、ありのままの自分を認めて肯定する、前向きに生きるために大切な感覚です。
人間関係がうまく構築できず自己肯定感が低い場合は、成功体験を思い出したり、ポジティブな言葉を使ったりして、自己肯定感を高めましょう。
また、完璧な人間はいないと理解して自己肯定感を低下させないように気を付けましょう。
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