「わたしって気にしすぎる性格なのかな…」
「気にしすぎる性格をなおしたい」
と悩んでいませんか?
気にしすぎる性格の人は真面目な一面があります。一方で、物事に敏感でネガティブな思考を持つことが特徴的です。
さまざまなことを気にしすぎると、注意散漫になったりストレスを溜めやすくなるため、日常生活に支障が出ることがあります。
そこで今回は気にしすぎる性格の特徴や原因、デメリットを詳しく解説します。
気にしすぎる性格を改善したい人向けに、気にしすぎる性格を治す方法もご紹介しますので、前向きに付き合っていきましょう。
気にしすぎる人の特徴
気にしすぎる性格の人には、以下4つの特徴があります。
他人に嫌われたくない
「他人に嫌われたくない」「他人から良い人だと思われたい」という感情が強い人は、周りの人の空気や発言を気にしすぎてしまう傾向にあります。
周りのことが気になると、本来自分が考えていることや感情を隠してしまう人もいるでしょう。
自分が気にしていることや、考えすぎてしまうことを具体的に書き出すことで思考の癖を見つけられます。
思考の特徴を押さえて、他人に嫌われたくないと考えてしまうのはなぜかを理解し、どのように対応していくか検討していきましょう。
みんな嫌われるのはイヤですよね💦
真面目で完璧主義
完璧主義な人や真面目で失敗を気にする人は、小さな物事を気にする傾向があります。
真面目で完璧主義な人の場合、自分の容姿に対する理想が高かったり、一つもミスがないように完璧な資料を作成したりして、細かいことを気にしやすいです。
気にしてすごしていると次第に、自分の行動が周りからどのように評価されているのか気になるようになるなど、気になることが増えてしまう可能性があります。
誰にでも短所があり完璧な人間はいないという考え方を身に付けましょう。
物事に敏感(HSP)
相手の「態度」「発言」「顔色」を気にしやすい繊細な人も、気にしすぎる性格の人が多いです。
相手を優先して自分の意思が伝えづらかったり、周りの人の雰囲気や声色を伺って慎重にコミュニ―ケーションをとったりしています。
また、繊細な気質がある人のことをHSP(Highly Sensitive Person)と呼びます。
HSPの人は共感力や洞察力が高いのが特徴的です。一方で、感受性が高くストレスを感じやすい一面があります。
物事に敏感すぎてツライときは専門家のカウンセリングを受けて、気にしすぎる性格と向き合うことを検討するのもよいでしょう。HSPで病院を受診するか迷っているなら下記の記事をご覧ください。
自信がなくてネガティブ
自分に自信がなく、ネガティブな考えになるのも気にしすぎる性格の一つです。
自信がない人は、自分の行動結果を否定的に予想したり、自分に対する他人からの言葉や行動がこわくなることがあります。
何事もネガティブに捉えるのではなく、長所に目を向けて肯定的に考える癖を付けると、気にしすぎる性格が軽減できるでしょう。
自分の良いところを誰かに聞いてみると長所に気づくきっかけになりますよ!
気にしすぎる性格の原因
ここからは、気にしすぎる性格の原因、以下5つを解説します。
感情が切り替えられない
気にしすぎる性格の原因のひとつとして、感情が切り替えられないことがあげられます。
たとえば、仕事で失敗してネガティブになり、その気持ちを引きずったままその失敗に気をとられてしまします。そして、他の仕事や私生活に影響を及ぼす可能性がでてきます。
また、気持ちが切り替えられないと、失敗したり不安を感じたりするたびに、否定的な感情に支配されやすくなるため、楽しい時間を過ごすことができなくなってしまうでしょう。
固定観念が強い
固定観念が強いと、細かいことを気にしすぎてしまう傾向にあります。
「人間として、このように振る舞うべきだ」「これは社会人ならばできて当然のことなのに自分はできない」など、固定概念が強いと自分を追い込んでしまいがちです。
「~すべき」という考えを持って向上心が高いのはよいことですが、その姿と自分を比べて考えすぎないように注意する必要があります。
わかります💦ついつい「~すべき」って考えちゃう💦
ストレスを感じやすい
気にしすぎる性格の人は、周りにいる人たちの言動を気にして振り回されストレスを感じやすいです。
たとえば、風通しが悪い職場で、自分がなんとか解決しようと上司や同僚の顔色を伺ってストレスを感じることがあるでしょう。
また、他人と自分を比べる人も、劣等感を感じてストレスを感じやすい傾向があります。
周りの雰囲気や他者からの評価ではなく、自己評価や自分自身を大切にして生活を送るように心がけましょう。
育ってきた環境の影響
育ってきた家庭環境や立場などによって、気にしすぎる性格がつくられることがあります。
たとえば、幼少期に兄弟が多いなかで育ち、弟や妹の面倒を見ることがあったり、親の仲が悪く大人の機嫌を伺って成長してきたりした場合は、大人になってからも周りを気にしすぎてしまいます。
また、不安になりやすい性格や心配性になる原因の一つとして、過去に経験したことが影響しているケースもあります。そのため、気にしすぎる性格が簡単に改善されないこともあるでしょう。
精神疾患を患っている
全般性不安障害などの精神疾患に罹患していると、日常生活に支障が出るほど、さまざまなことを気にしすぎてしまいます。
全般性不安障害は、不安が続きツラくなり、いままで送ってきた日常生活できなくなることです。
不安な感情の調節が難しいため、限られた行動しかできなかったり、力が入らない・歩けないなどの身体症状が出るケースもあります。
不安症の疑いがある場合は、専門医がいる医療機関でカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
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気にしすぎる性格によって生じるデメリット
気にしすぎると、以下のようなデメリットが生じます。
- 気にしすぎて何も行動できない
- ネガティブな気持ちを切り替えられず悲観的になる
- 何時間も1つのことが気になって疲れる
周りを気にしすぎて行動ができないと新しいチャレンジもできないため、自己肯定感が低くなりがちです。
また、1つのことに気をとられてしまうと、仕事や私生活で注意散漫になることがあります。
気にしすぎる性格を改善して楽しい人生を過ごせるよう、日頃から工夫していきましょう。
新しいことへのチャレンジって勇気いりますよね💦
気にしすぎる性格を治す方法
気にしすぎる性格を治すには、以下3つの方法があります。
気にしていることを分析する
自分が何を気にしすぎているのかを分析し、本当に気にする必要があることなのか考えましょう。すると、気にすべきものごとの数を減らすことができます。
自分が気になっていることを考えることでどうなるのか、気にする必要がないのではないかと、気にしていることと向き合うことができるのでおすすめです。
気にしていることを分析して、努力して変えられるところは意識してみましょう。
他人と比べない
気にしすぎる人は、他人と比べて劣っていると感じたり、周りからの評価を恐れる傾向にあります。
しかし、完璧な人や誰からも好かれるような人はほとんどいません。
他人と比較せずに自分の強みや成功体験を思い出し、ありのままの自分を受け入れて自己肯定感を高めましょう。
また、数字や結果だけで評価するのではなく、行動のプロセスにも目を向けると自己評価が向上しやすくなります。
「わたしはわたし~!元気なのがよいところ!」
こんな感じかなぁ?
物事に集中する時間をつくる
物事に集中する時間をつくると、気にしすぎていることを考える時間が少なくなります。
スポーツや登山、ヨガや瞑想、読書や映画鑑賞など自分が取り組みやすいことから始めてみましょう。
考えすぎる・気にしすぎる思考から距離を置いき、気分転換できるよう行動しましょう。
また、一度気にしていたことでも一旦離れて時間が経つと、大したことではないと考えられるようになることもあります。
気にしすぎる性格と前向きに付き合う方法
気にしすぎる性格を治す方法を試しても気になるときは、この性格と前向きに付き合っていく必要があります。具体的な方法は、以下3つです。
何事もポジティブに考える
何事もポジティブに考えられるように考えを変えると、気にしすぎる性格でも物事を肯定的に捉えられるようになります。
たとえば、資料が締切に間に合いそうにないピンチの場面でも自分ならできると考えたり、上司から注意されても自分は期待されていると捉えたりして、ポジティブな思考をする癖をつけましょう。
肯定的に考えられるようになると、何が起きても大丈夫だと心構えできるようになるためおすすめです。
運動習慣を身に付ける
気にしすぎる性格と前向きに付き合うために、体を動かす習慣を身に付けましょう。
運動することで、幸福感をもたらす「セロトニン」などの物質が体内で増えるため、不安に感じている気持ちやストレスを軽減できます。
通勤時の歩く距離をのばしたり、ヨガやストレッチなどの軽い運動から始めたりして、無理せずに運動習慣を身に付けましょう。
できそうな運動から始めましょう!
生活環境を変える
生活する環境を変えると、気にしすぎなくなる効果が期待できます。
たとえば、住んでいるマンションの防犯カメラなどの設備が整っておらず不安で気になる場合は、引っ越しをして住む環境を整えましょう。
また、気配りが活かせる接客業やサービス業に就いて職場環境を変えると、気にしすぎる性格を活かして働くことができます。
まとめ
今回は気にしすぎる人の特徴や原因、気にしすぎる性格によって生じるデメリットや気にしすぎる性格を治す方法などを解説しました。
気にしすぎる性格のままだと、何も行動できなかったり、ネガティブに物事を捉えてしまったりして、日常生活や社会生活に支障が出てしまいます。
そんなときは、気にしていることを分析したり物事に集中する時間をつくったりして、気にしすぎる性格を改善しましょう。
また、今回ご紹介した方法で気にしすぎる性格と上手く付き合えないと感じる場合は、専門家がいる心療内科・精神科などの医療機関などのカウンセリングを活用してみてください。
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