「発達障害じゃないのに、どうしてこんなに生きづらいのだろう」
このように感じながら過ごしている人は、少なくありません。
診断がつくほどではないと言われても、疲れやすかったり人間関係がしんどかったりして「わたしだけうまくできない」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ただ、大切なのは発達障害かどうかよりも、どのような場面で生きづらさを感じるのかを知りあなた自身と向き合うことです。
この記事では、発達障害じゃないのに生きづらいと感じるあなたに向けて、背景にある要因や気持ちを軽くするための対処法を紹介します。
発達障害じゃないのに生きづらいと感じる人は多い
発達障害じゃないと言われても、生きづらさを抱えている人は少なくありません。
たとえば、以下のような場面で生きづらさを感じやすいでしょう。
- 予定が重なると混乱する
- 周囲に気を遣いすぎて疲れる
- 周囲は普通にできることが自分だけできない
診断がつかないと支援が届きにくくなりますが、あなたの苦しさは他者から見えづらいだけで、存在しないわけではありません。
まずは「なぜこんなにつらくなるのか」を見つめることから始めましょう。
発達障害じゃないのに生きづらい人の共通点
発達障害じゃないのに生きづらいときに考えられる理由として、以下が挙げられます。
それぞれ解説します。
自分を責める思考が強い
発達障害じゃないのに生きづらい人は、すぐに「わたしのせいだ」と感じる方が少なくありません。
幼少期から以下のような経験が積み重なると自己評価が低くなり、ものごとを自分の問題として受け止めやすくなります。
- ミスをすると性格のせいにされた
- 「普通これくらいできるでしょ」と責められた
- 周りと同じように振る舞えないと努力不足だと言われた
本来、得意な分野や不得意な分野があるのは自然なことです。
ただ、周囲から否定的な言葉を受け続けると「わたしが悪い」と考えるクセが強まりやすくなります。
その結果、どのような場面でも自分のせいだと感じてしまい、生きづらさが強まりやすくなるのです。

すべてが完璧にできる人なんていません。
ゆったりした気持ちで「そんなときもある」ぐらいで考えてください。
環境による影響を受けやすい
環境による影響を受けやすいと、生きづらさが強まる傾向があります。
たとえば、以下のような例が挙げられるでしょう。
- 雑談しながら仕事をする職場環境で集中が途切れる
- 「適当にやっといて」と丸投げされゴールがわからなくなる
- 説明が途中で変わったり暗黙のルールがあったりして気疲れする
このような「説明が足りない」「仕組みが曖昧」などの環境では、まじめに取り組もうとする人ほどストレスを受けやすくなります。
発達障害じゃないのに生きづらいと感じる背景には、あなたと環境の相性が合っていないというケースもあるのです。
つらさを受け止めてもらう機会が少なかった
つらさを受け止めてもらう機会が少なく、生きづらさを感じている人は少なくありません。[1]
相談しても「そんなことでつらいなんて甘えだ」と否定され続けると、つらさそのものを間違った感情のように認識しやすくなります。
このような状態が続くと気持ちと向き合う機会が減り「何に疲れているのか」「どうすれば楽になるのか」がわからなくなるのです。
その結果、原因はわからないのに生きづらいという状態が続きやすくなります。
これまであなたが感じてきたつらさは本来もっと大切にされてよいものであり、決してあなたが悪かったわけではないのです。

こころが受け止めます💦
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発達障害じゃないのに生きづらい人ができる対処法
生きづらさを軽くするためにできることとして、以下が挙げられます。
それぞれ解説します。
1.生きづらさを感じる場面を書き出す
まずは、あなたがどのような場面で生きづらさを感じるのかを書き出しましょう。
ノートやアプリにメモしておくと、振り返るときに便利です。
書き出してみると「このパターンのときに生きづらさを感じるんだ」という気づきが生まれやすくなります。
例として、以下のような場面が挙げられるでしょう。
- 人と話した後にどっと疲れた
- 休日もずっと頭が休まらなかった
- 職場でミスをしたときに強い自己否定が出た
まずは完璧に分析しようとせず「なんとなくつらかった」「疲れた」と書くだけで構いません。
振り返ったときに似たような場面が重なると、あなたが生きづらさを感じやすい場面がより見えやすくなります。
2.「~してもよい」と考える練習をする
生きづらさを感じる場面に出会ったときは「〜してもよい」と考える練習をしましょう。
例として、以下が挙げられます。
- 人と話した後にどっと疲れた→今は休んでもよい
- 休日もずっと頭が休まらなかった→今日は何もしなくてよい
- ミスで強い自己否定が出た→助けを求めてもよい/やり直してよい
「もっと頑張らなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」という考えを繰り返すと、気持ちが追いつめられやすくなります。
肩の力を抜ける言葉をあなた自身にかけることで、生きづらさが少しずつやわらぎやすくなるでしょう。
3.安心して話せる人を見つける
安心して話せる相手をもつことが、生きづらさをやわらげる支えになります。
生きづらさをひとりで抱え込むと、気づかないうちに「わたしが悪い」と思い込んでしまうケースが少なくありません。
ただ「発達障害じゃないから」とムリに頑張り続けると、うつ病や適応障害などのこころの病気につながる可能性があるため相談することが大切です。[2]
安心して話せる人を選ぶときは、以下のような人を選ぶとよいでしょう。
- 否定しない
- 秘密を守る
- 途中でさえぎらない
もし身近に話しやすい人がいないときは、医療機関やカウンセラーへの相談もひとつの方法です。
オンライン診療を利用すれば、外出が難しいときでも自宅から医師にご相談いただけます。
信頼できる相手への相談は緊張し続けたこころをやわらげ、否定的になりやすい考えをととのえるきっかけになるでしょう。
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
発達障害じゃなくても相談や支援につながろう
発達障害の診断がなくても、生きづらさを相談できる場所があります。
たとえば精神科や心療内科には、以下のようなこころの違和感をきっかけに来院される方も多くいるのです。
- つらさが病気なのか甘えなのかわからない
- 気分の浮き沈みが続いていて自分でも説明しづらい
- 生きづらいけど病気なのかはわからないと感じている
病院では「今できる調整は何か」「どんな場面でつらさを感じるか」という点を一緒に整理します。
おおかみこころのクリニックでは、あなたが感じている生きづらさそのものに耳を傾けます。
外出や対面での相談が不安なときは、スマホからでも受診できるオンライン診療をご利用ください。
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当日予約・自宅で薬の受け取り可能
まとめ|発達障害じゃないのに生きづらいときは相談しよう
「発達障害じゃない」と言われても、生きづらさが消えるわけではありません。
診断の有無に関係なく、生きづらさを感じる理由は人それぞれです。
あなた自身を責めずに生きづらさと向き合っていくことで、少しずつ楽に生きられるようになるでしょう。
ひとりで抱え込むと「この程度で相談してもよいのかな?」と悩みやすくなりますが、その違和感こそ誰かに話したほうがよいサインでもあります。
「誰にも話せない」「どこに相談すればいいのかわからない」と感じているときは、おおかみこころのクリニックに気持ちをそのままお話しください。
あなたが感じている生きづらさに寄り添いながら、今後の選択肢を一緒に考えていきます。
24時間予約受付中
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
【参考資料】
[1]三森睦子 「生きづらさ」の背景にあるものー理解されにくい特性をどうサポートするー 4.障害を個性として活かすために必要なこと
[2]成人の精神医学的諸問題の背景にある発達障害特性|澤原光彦,村上伸治,青木省三https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/57/1/57_51/_pdf
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士









