INFP-T「やばい」って本当?病みやすい・嫌われる不安の背景










INFP-Tと検索すると「INFP-T やばい」と表示されて、不安になったり落ち込んだりしていませんか。

ネット上にはINFP-Tについて「生きづらい」「嫌われやすい」「病みやすい」など、不安になる言葉が並びがちです。

自分の性格を調べただけなのに、否定されたように感じることもあるでしょう。

この記事では、INFP-Tがやばいと言われる理由「嫌われるって本当?」「病みやすいって本当?」というよくある疑問について解説します。

「やばい性格なのかもしれない」とひとりで抱え込まず、落ち着いてあなた自身を見つめ直すヒントになれば幸いです。

※なお、MBTIは性格の傾向を知るためのひとつの指標であり、医学的な診断を行うものではありません。

INFP-Tはどのくらい「やばい」のか

INFP-Tが「やばい」といわれるのは「生きづらさを感じやすい」という意味であり、性格そのものに問題があるわけではありません。

MBTIには「A」と「T」という2つの傾向があります。

「INFJ-A」や「ENTJ-T」のようにすべてのMBTIタイプの後ろにつき、それぞれ以下のような特徴があります。[1]

  • A:感情が安定しやすく、必要以上に思い悩みにくい
  • T:向上心や感受性が高い一方で、不安を感じやすい

INFP-Tが「やばい」と言われるのは「T」の特性によって、悩みやすさや不安の強さが目立ちやすくなるのがひとつの要因です。

INFP-Tが「やばい」のではなく、合わない環境や強いストレスの中で、しんどさが表に出やすいタイプだと考えるとよいでしょう。

INFPは人生ハードモードなのかについてが下記の記事でご覧ください。

INFP₋Tが「やばい」といわれる理由

INFP-Tが「やばい」といわれる理由として、以下が挙げられます。

それぞれ解説します。

理想を追い求めすぎる

INFP-Tが「やばい」といわれる理由のひとつに、理想を大切にしすぎる点が挙げられます。

INFP₋Tは、自分の理想や信念などの価値観を重視するタイプです。

そのため以下のような状況で、こころの疲れや違和感を抱きやすくなります。

  • 納得できないやり方が続く
  • 自分の価値観と合わない環境に身を置く

自身の価値観を大切にしすぎる姿から「夢見がち」「社会に合わない」といった否定的な言葉で表現されてしまうことがあるのです。

ただ、INFP₋Tは現実を見ていないわけではなく、理想と現実のズレを敏感に感じ取れるタイプといえるでしょう。

現実逃避をする傾向がある

現実逃避をしているように見えやすい点も、INFP-Tが「やばい」と言われる一因です。

INFP₋Tはストレスを感じると、以下のように心理的な距離を取ろうとする傾向があります。

  • ひとりの時間を取る
  • 想像や空想に意識を向ける
  • 自分の気持ちと向き合いこころを整理する

INFP-Tが「現実逃避しがち」「やばい」と表現されるのは、こころを休ませるために現実から距離を取る場面が多いからと考えられます。

これらはこころの負担をやわらげる「ストレス対処行動(コーピング)」であり、現実から逃げているわけではありません。

ただ、このような状態が続くときはこころが疲れているサインとしてとらえ、信頼できる人に相談しましょう。

おおかみこころのクリニックでは、オンライン診療にも対応しています。お気軽にご相談ください。

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周囲からの批判に敏感すぎる

INFP-Tが「やばい」と言われる理由のひとつに、周囲からの批判に反応しやすい点が挙げられます。

INFP₋Tは相手の言葉だけではなく、その裏にある意図を読み取ろうとする傾向があり、疲れたり落ち込んだりすることもあるでしょう。

これは、人の気持ちを丁寧に受け止めようとする姿勢から生じる反応であり、決して打たれ弱いわけではありません。

ただ、否定的な言葉や厳しい指導が続く環境では、こころの負担が積み重なり疲れ切ってしまうことがあるため注意しましょう。

こころちゃん
こころちゃん

「周囲の人のことをよく考えている」ということですね!

INFP-Tは「やばい」のではなく環境に左右されやすいタイプ

INFP-Tは「やばい」のではなく、環境によって印象が左右されやすいタイプといえます。

INFP-Tの「理想を大切にする」「感情を深く受け取る」などの特徴は、思いやりや共感力として発揮されやすい一方で、合わない環境では生きづらさとして目立ちやすくなるでしょう。

また、INFP-Tは前に出て自分の強みをアピールすることを好まない傾向があります。

そのため、成果や自己主張が重視される環境では、評価されにくく「弱い」「頼りない」と誤解されてしまうこともあるのです。

INFP-Tは性格に問題があるというわけではなく、どのような環境で過ごすかによって印象が大きく変わるタイプだと言えるでしょう。

Q:INFP-Tは嫌われるって本当?

INFP-Tは「嫌われやすい性格」というわけではありませんが、誤解されやすい場面があるのは事実です。

INFP-Tは自分の考えや感情をそのまま出さず、整理してから伝える傾向があります。

そのため初対面や職場などでは、以下のように受け取られることがあるでしょう。

  • 距離を感じる
  • 反応が薄いように見える
  • 何を考えているかわからない

また、対立を避けようとして本音を飲み込み、考えや気持ちが相手に伝わらないことも少なくありません。

その結果、相手との距離を感じやすくなり「嫌われているのかも」と感じてしまうことがあるのです。

実際には周囲から否定されているわけではなく、気づかれにくい優しさや配慮がうまく伝わっていないだけというケースも多くあります。

Q:INFP-Tは病みやすいって本当?

INFP-Tは、必ずしも「病みやすい性格」というわけではありません。

INFP-Tは感情やできごとを深くとらえ、自分の中で処理しようとするタイプです。

そのため、以下のような状態が起こりやすくなるでしょう。

  • 嫌なことがあっても我慢してしまう
  • 自分のつらさを後回しにしてしまう
  • つらくても周囲には平気そうに見せてしまう

こうした特徴から「病みやすい」と言われることがありますが、性格に問題があるというわけではありません。

ただ、以下のような状態が2週間以上続いているときは、こころの不調を抱えてる可能性があるため専門家への相談が必要です。[2]

  • 眠れない日が続いている
  • 自分を責める考えが止まらない
  • 気分の落ち込みが長く続いている

おおかみこころのクリニックでは「性格なのか不調なのかわからない」「この程度で相談していいのか不安」  という段階からのご相談も受け付けています。

「病みやすいのかも」とひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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まとめ|INFP-Tは「やばい」わけではありません

INFP-Tは「やばい」のではなく、環境によって生きづらさが強まりやすいタイプです。

理想を大切にし、人との関係を丁寧に考える姿勢や優しさは、INFP-Tの大切な強みでもあります。

一方で、合わない環境でムリを重ねた状態が続くと、生きづらさやこころの疲れとしてあらわれやすいのも事実です。

気分の落ち込みやつらさが2週間以上続いていると感じるときは、ひとりで抱え込まず専門家に相談することを検討してください。

おおかみこころのクリニックでは、性格なのかこころの不調なのかわからないという段階からのご相談も受け付けています。

ご自宅からのご相談をご希望の時は、オンライン診療をご利用ください。

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【参考資料】
[1]16Personalities
https://www.16personalities.com/articles/identity-assertive-vs-turbulent

[2]こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/families

この記事の執筆者
とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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