「認知行動療法に取り組んでみたいけれど料金が気になる」
「どうしたらいいのか分からない」
このように思っている方もいるのではないのでしょうか。
実は、近年、認知行動療法を手軽に試せるスマートフォンアプリが増えています。
その中の一つが、認知行動療法「こころの日記」です。
今回は認知行動療法「こころの日記」の特徴や料金、使い方や効果的な日記の書き方を解説します。
さらに実際に使っているユーザーの口コミも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
認知行動療法「こころの日記」とは
認知行動療法「こころの日記」は、自分のことを記録し客観的に自分を把握できる認知行動療法アプリです。
認知行動療法は、さまざまな要因で凝り固まった思考や行動を見つめ直し、ストレスやマイナスな感情を軽減できる心理療法です。
ここからは、以下3つを解説します。
アプリの特徴
認知行動療法「こころの日記」のアプリの特徴は、以下5つです。
- 自分の感情・思考が記録できる
- 感情が出るタイミングや原因を分析できる
- 従来のネガティブな考え方に疑問を持てる
- ポジティブな出来事を想起できる
- 将来に対する思考を変化できる
自分の感情・考えを客観的に把握することで、今までの自分とは異なる考え方ができるようになるため、不安やストレスなどの負の感情を軽減できます。
おすすめの人
認知行動療法「こころの日記」は以下のような人におすすめです。
✔ 認知行動療法やジャーナリングを手軽に始めたい人
✔ 気分が落ち込み不安になりがちな人
✔ 感情がモヤモヤしている人
✔ 自分の感情を記録したい人
上記に当てはまる人は、アプリから気軽に認知行動療法にチャレンジしてみるといいでしょう。
料金
認知行動療法「こころの日記」の料金は、以下のとおりです。
トライアル期間の7日間:無料
トライアル期間終了後:有料(年額6,900円)
有料会員になりセルフケアを続けると、長期的なメンタルケア・ストレス軽減が期待できるでしょう。
また、無料トライアルだけ試したい場合は、期間内に退会しないと有料会員に自動更新されるため、注意が必要です。
認知行動療法「こころの日記」の使い方・機能
認知行動療法「こころの日記」は、公式サイトからアプリをダウンロードすると使用できます。
アプリで使用できる以下の機能を紹介します。
毎日の記録
アプリ起動時に、感情や思考を記録する画面が表示されます。
まず、気分・感情・アクティビティを選択します。
次に詳細記録として、タイトルと内容を入力すれば記録完了です。
毎日の記録を続けるために、決まった時間の通知設定も可能です。
ガイド付きジャーナル
毎日の記録が完了すると、ガイド付きジャーナルに画面が移ります。
ここでは、思考の分析や歪みに関する設問が用意されています。
毎日、自分の思考や認知の歪みに向き合うことになるため、日常的に自分の思考に意識を向けられるようになるでしょう。
アセスメントテスト
認知行動療法「こころの日記」には、以下2つのテストがあります。
- 不安スクリーニングテスト
- うつ病スクリーニングテスト
設問に回答することで、客観的数値が算出され、自身の振り返りが可能です。
アセスメントテストは、アプリのホーム画面の「ディスカバリ」機能から受けられます。
「審査を開始」をタップするとテストがスタートします。
テストが完了すると、結果が表示されます。
次回のテスト受検日まで、スコアの数値と結果内容を参考に日常生活を送りましょう。
統計
統計は、今までの記録を時系列で可視化できる機能です。
使い初めはロックがかかっていますが、アプリを使い続けることでロックが解除されます。
統計は、アプリのホーム画面の「統計」メニューをタップすると見られます。
曜日ごとの平均的な気分や最上位のポジティブ感情などが振り返れるため、出来事に対する感情や思考の癖が把握しやすくなります。
退会方法
認知行動療法「こころの日記」を退会するには、iPhoneの場合、AppleIDのアカウント設定画面からアプリのサブスクリプションをキャンセルする必要があります。
無料トライアル期間内に退会しなければ有料会員として自動更新されるため、気を付けましょう。
認知行動療法における効果的な日記の書き方2選
認知行動療法における日記は、自分の中にある認知を把握できるように記録するのがポイントです。
ここでは、認知行動療法で効果的な日記の書き方を2つ紹介します。
アプリで記録する際にも、ぜひ参考にしてみてください。
事実と思考・感情を分けて書く
事実と感情・思考を分けて記録を続けると、どのような事実に対し自分がどんな思考や感情を抱くのか、客観的に見直せます。
振り返りの際に記録を見て、どのようなときにネガティブな思考やポジティブな感情を抱きやすいのか、思考・感情の癖を把握するのもいいでしょう。ネガティブな出来事が気になりやすい人の場合、ポジティブな記録が少なくなる可能性もあります。
自分の思考や感情の癖を理解しておくと、事実と感情を切り離して考えられるようになるため、負の感情の軽減に役立つでしょう。
感情を数値化して書く
感情の度合いを数値化して毎日記録することで、どのような出来事が起きたときにどのくらい感情が揺れ動くのかが把握しやすくなります。
感情を言葉で記録するだけでなく、揺れ幅を数値化して記録することで、さらに細かい感情の分析が可能です。感情が動くタイミングや出来事がより分かりやすくなり、歪んだ認知を把握できるため、ストレス低下につながるでしょう。
認知行動療法「こころの日記」を使った口コミ・感想
アプリを選ぶうえで参考にしたいのは、実際に使用しているユーザーの感想です。
認知行動療法「こころの日記」ユーザーから投稿された主な口コミは、以下のとおりです。
- 認知行動療法をやってみたい人に向いている
- 簡単にアプリ操作ができる
- 都合のいい時間に感情や思考を記録できる
- 続けると不安やモヤモヤした感情が軽減できる
手軽に始められ、アプリの操作や感情の記録が簡単にできる点が評価されています。
また、使い続けると不安やストレスなどの負の感情が解消される点も高評価を得ています。
他におすすめなメンタルケアアプリ
認知行動療法「こころの日記」以外に、自分でメンタルケアが可能な4つのアプリの特徴・料金をそれぞれ紹介します。
気になる方はぜひ試してみてください。
Awarefy(アウェアファイ)
Awarefyは、ストレスに負けないためのスキルが身に付けられるメンタルケアアプリです。
感情や思考の記録が可能で、可視化できるデータ集計機能も使えるため、客観的に自分のことを把握できます。
また、愚痴や悩みを話せるAIチャット機能が搭載されており、24時間365日対話が可能です。
無料トライアルは期間が決められており、終了後は有料プラン(月額1,180円、年額7,200円)登録が必要です。
muute(ミュート)
muuteは、日記のように感じたことや思ったことをありのままに書くことで、感情の整理や心のセルフケアができます。
続けることで、発見やヒントが得られる「インスピレーション」や手紙のような分析レポート「インサイト」が届くため、新たな自分を見出せられるでしょう。
2週間の無料体験終了後は、有料プラン(月額500円、年額5,000円)登録が必要です。
Upmind(アップマインド)
Upmindは、適度な運動・十分な睡眠・マインドフルネスなどの習慣を身に付けることを目的とした、マインドフルネスアプリです。
スマートフォンのカメラから自律神経のバランス・心拍数を計測し、数値改善のための瞑想やヨガ・ストレッチを提案してくれます。
無料プランもありますが、有料プラン(月額1,650円、年額6,600円)のほうが使える機能がより充実しています。
emol(エモル)
emolは感情の記録と、AIロボ「ロク」に悩みを相談して愚痴を話すことで、感情と出来事を整理できるアプリです。
悩みを相談したい、過去の出来事や感情を振り返りたい方におすすめです。
アプリは無料で使えますが、テーマに特化した7日間の有料プログラムを提供している時期もあります。
まとめ
今回は認知行動療法「こころの日記」の特徴や料金、効果的な使い方や口コミを紹介しました。
認知行動療法「こころの日記」は、セルフメンタルケアができるお手軽なアプリです。
毎日の記録をはじめ、ガイド付きジャーナルやアセスメントテストで自分を振り返り、統計機能を使ってさらに自己理解を深めてみてはいかがでしょうか。