人に会うと疲れるときの対処法5選|理由や病気の可能性も解説










「友達と会うのは楽しいはずなのに、帰ると動けなくなる」

「人に会うと疲れるのはどうしてなのかな?」

友達と楽しい時間を過ごしたはずなのに、帰ったらどっと疲れが出た経験はありませんか。

人に会うと翌日まで寝込んだり落ち込んだりするほど疲れるのは、相手に合わせすぎている可能性があります

原因がわからないままムリを続けると、回復が遅れるかもしれません。

人に会うと疲れる理由を知って、適切な方法で対処していきましょう。

この記事では、人に会うと疲れる理由対処法を解説します。新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多周辺で悩むあなたのこころと身体を守るためのヒントになれば幸いです。

人に会うと疲れる理由

人に会うと疲れる理由には、次の3つがあります。

あなたの状況にあてはまるものがないか、照らし合わせてみましょう。

よい人を演じている

人と会うと疲れるのは、無意識によい人を演じていることが関係しています。

自分の気持ちを後回しにして周囲に合わせすぎる状態を「過剰適応」と呼びます。[1]

「嫌われたくない」と本音を我慢してしまうため、ストレスを溜めやすくなってしまうのです。

たとえば、相手に嫌われないように明るく振る舞い続けると、常に気を張ってしまいます。

まわりの空気を読んで行動するのは、想像以上にエネルギーを使うものです。

相手のペースに合わせていると、家に帰った途端に動けなくなるほど疲れてしまいます。

周囲からの目が気になるなら下記の記事もあわせご覧ください。

周囲の刺激に敏感になっている

周囲の刺激に敏感であることは、人に会うと疲れる原因になります。

外からの情報を処理する量が多いと、脳を休める暇がなくなり疲れやすくなるのです。とくに、HSP(Highly Sensitive Person)の特性をもっていると、音や光などの刺激に敏感になります。[2]

会話の内容だけでなく、お店の騒音や照明の明るさ、他人の些細な動きまで気にしてしまいます。

気にしない人なら流せる小さな刺激でも、吸収してしまう傾向があるのです。

人よりも多くの情報を処理しているため、普通に過ごすだけで疲れを感じやすくなります。

相手との境界線が薄くなっている

相手との境界線が薄くなっていることは、人に会うと疲れる理由のひとつです。

「境界線が薄い」とは自分と他人の感情をうまく切り離せず、相手の感情を自分のことのように受け取ってしまう状態です。とくに、HSPの性質があると、他人の言動や雰囲気に左右されやすいと言われています。[2]

たとえば、友人が仕事の愚痴を言っていると、あなたまで苦しい気持ちになるでしょう。相手の悲しみやイライラを、まるでスポンジのように自分の中に吸い込んでしまいます。

このように相手の感情に入り込んでしまうと、相手の分の感情まで処理することになり、余計に疲れを感じやすくなるのです。

こころちゃん
こころちゃん

相手を思いすぎて疲れることもありますよね

人に会うと疲れるのは病気の可能性も

人と会うと疲れるのには、病気が隠れている可能性もあります。

過度な気遣いや不安は、精神的な不調と関係しているためです。具体的には、次の3つの病気が考えられます。[1][3][4]

  • うつ病
  • 社交不安障害
  • 自閉スペクトラム症(ASD)

他人に合わせすぎる状態は、抑うつを招きやすいと言われています。相手の顔色をうかがい続けることが、心身の負担になるためです。

社交不安障害は「変に思われないかな」「嫌われたらどうしよう」と他人の目を過剰に気にする病気です。自分を取り繕うために常に気を張っているため、人と会うと疲れやすくなります。

自閉スペクトラム症ではムリをして周囲に馴染むため、疲れや燃え尽き状態を招くことがあります。

ただの疲れと判断せず、しんどさが続くときは病院の受診を検討しましょう。新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックは、オンライン診療や夜間診療も行っているので、お気軽にお問い合わせください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

人に会うと疲れるときに出るサイン

人と会って限界まで疲れると、心身に休息のサインがあらわれます。

脳や自律神経がストレスに対処しきれなくなり、活動を停止させようとするためです。

具体的な症状として次の4つが挙げられます。[2]

  • 理由もなく気分が落ち込む
  • 翌日に布団から出られず寝込む
  • 誰とも連絡をとりたくなくなる
  • 呼吸の浅さや動悸など自律神経が乱れる

これらの症状がひとつでも出たときは、心身のエネルギーが足りない状態です。ムリを続けると不調が長引く可能性があります。

予定をキャンセルして、リラックスできる時間を確保してこころと身体を休めましょう

人と話すのがこわいときは下記の記事もあわせご覧ください。

人に会うと疲れるときの対処法

寝込むほどの疲れをやわらげるには、日常の行動を少しずつ変えていきましょう。人に会うと疲れるときの対処法を5つ紹介します。

あなたが取り入れやすいと思うものから試してみてください。

疲れている自分を認める

まずは、疲れているあなたの状態を客観的に受け入れてください

「人に会うだけで疲れるわたしはだめだ」と自分を否定すると、さらにストレスを溜めてしまいます。とくに、HSPの気質をもつ人が疲れることは、決して甘えではありません。[2]

周囲の空気を読んで配慮しすぎると、気づかないうちにエネルギーを消費しています。

「今は一生懸命がんばっているのだ」と現状を認める姿勢が、こころに余裕をつくります。

人と会う時間を制限する

あらかじめ人と会う時間に制限を設けましょう

人の予定で終わりの時間が明確になっていると、エネルギーの使い過ぎを防げます。

約束をする段階で「明日は2時間だけなら会えるよ」と相手に伝えておきます。終わりが見えているとこころの準備がしやすくなり、ペース配分を意識しながら会話を楽しめるでしょう。

だらだらと長引く付き合いを避けることが、人に会うときの疲れを防ぎます。

こころちゃん
こころちゃん

時間で割り切ると気持ちがラクになることがありますよ!

ひとりになれる時間を作る

ひとりになる時間を作り、好きなことや趣味に没頭してリラックスしましょう。

人と会って他人に気を遣いすぎたときには、あなたがリラックスできるような時間が必要だからです。

たとえば、家に帰ったら好きな映画を観たりゲームをしたり、あなたが安心できる趣味の時間を確保してください。あなたの好きな世界に浸ることで、人間関係で張り詰めていた緊張が解けていくでしょう。

ひとりになれる時間を作り、こころのエネルギーをしっかりと充電してください。

完璧でいることを目指さない

相手に対して完璧でいることを目指す必要はありません

常に100点の対応を目指すと、過剰なプレッシャーがかかり疲れが溜まってしまうからです。

たまには力を抜いて友人と接してみてください会話中にうまく返答できなかったり少し気が利かなかったりしても、他人はそれほど気にしていません。

全員に好かれようとムリに振る舞うと、かえって不安を長引かせます。

肩の力を抜いた付き合い方を意識すれば、人間関係で疲れにくくなります。

誘いの返事を一度保留にする

人からの誘いを受けたときは、その場ですぐに返事を出さず保留にしましょう

あなたの体力やこころの余裕を確認してから決断しないと、ムリな予定を入れてしまうためです。

誘われた瞬間にOKを出すのではなく「予定を確認してから連絡するね」と返します。「次の日の予定に響かないか」「自分にムリなく楽しめる余裕があるか」などを基準に、行くかどうかを決めてください。

友達から誘われてもすぐに返事しないことで、心身の疲れを防ぎます。

まとめ

人に会うと疲れる理由には周囲の刺激に敏感なだけでなく、うつ病や社交不安障害などの病気が隠れているケースもあります。

疲労感が強く翌日も起き上がれないときは、ひとりで抱え込まずに病院の受診を検討してください。

まずは疲れていることを認め、会う時間を制限する工夫を取り入れて、心身を休ませましょう。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックは、対面診療に加えてオンライン診療も行っております。「人に会うと疲れやすい」と悩んだときは、相談先のひとつとして頼ってください。

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【参考文献】
[1]大学生の過剰適応に関する研究,廣﨑愼平
https://wakayama-u.repo.nii.ac.jp/record/2002959/files/AN0025796606602.pdf

[2]『HSP』をご存知ですか?|生駒市
https://www.city.ikoma.lg.jp/0000028156.html

[3]社交不安障害(社交不安症)の認知行動療法マニュアル(治療者用)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000113841.pdf

[4]自閉スペクトラム症における過剰適応とカモフラージュの臨床的意義,千田若菜,岡田智
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/repo/huscap/all/80836/070-1882-1707-15.pdf

執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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