「相手の反応が不安で会話に集中できない」
「変なこと言ったかも…と頭から離れない」
「人と話したあとひとりで反省会をしてしまう」
このように、人と話すことに怖さを感じている人は少なくありません。
人と話すのが怖い背景には「また否定されるかもしれない」という強い不安が隠れていることがあります。
この記事では、人と話すのが怖くなる理由やこころに起きていること、人と話す怖さを治したいときにできることについて解説します。
人と話すのが怖くて悩んでいるあなたの気持ちが、少しでもラクになるきっかけになれば幸いです。
この記事の内容
人と話すことに自信がもてない理由
人と話すのが怖い人は、会話に自信がないケースが少なくありません。
以下に心当たりはありませんか?
ひとつずつ見ていきましょう。
「また傷つくかもしれない」と怖くなる
人と話すのが怖くて自信がもてない人は「また傷つくかもしれない」という不安を抱えていることがあります。
過去に以下のような経験をしたことはありませんか。
- 話した内容を笑われた
- 人前で「何が言いたいかわからない」と注意された
- 家族や友人に「お前と話すとイライラする」と言われた
このような経験があると、相手の反応が気になったり頭が真っ白になったりして、人と話すこと自体が怖くなってしまうことがあるのです。
会話中に頭の中が「採点モード」になる
人と話すのが怖いときは、会話中に採点されているような気分になる人が少なくありません。
たとえば、以下のような不安を感じることがあるでしょう。
- つまらないと思われているかも
- 今の言い方変じゃなかったかな?
- 何が言いたいのかわからないと思われているかも
このように、会話の内容よりも相手の反応ばかりが気になってしまうのです。
その結果「どう見られているか」ばかりに意識が向き、ますます緊張しやすくなることがあります。
人に会うと疲れるときは下記の記事もあわせご覧ください。
本当は人と上手に話したい気持ちがある
人と話すのが怖い人ほど「本当は人とうまく話せるようになりたい」という気持ちを持っていることがあります。
以下のような気持に心当たりはありませんか?
- 相手を笑顔にしたい
- 相手の役に立ちたい
- 感じのよい人だと思われたい
このように感じているからこそ「うまく話せなかったらどうしよう」「相手を不快にさせたかも」と気になってしまうのです。
こうした不安が積み重なることで「自分は人とうまく関われない」と、自信を失ってしまうケースがあります。
もし、あなたが人の目を見て話せないことに悩んでいるときは、下記の記事を参考にしてください。
人と話すのが怖いときにこころに起きていること
人と話すのが怖いときは、こころが常に緊張している状態になっている傾向があります。
会話中に「相手を不快にさせないように」と強く意識すると、頭が真っ白になったり言葉が出なくなったりすることがあるでしょう。
また、会話が終わってからは「今の言い方変じゃなかったかな」「こう言えばよかったのに」と何度も振り返り、自分を責めてしまうかもしれません。
こうした強い不安や緊張が続くと、人とかかわること自体に大きなエネルギーを使うようになり、人間関係に疲れやすくなることがあります。
厚生労働省では、不安が強く日常生活に影響が出るときは、こころの病気が関係している場合があるとされています。[1]
仕事や学校、人間関係などに支障が出ているときは、専門家への相談を検討するのもひとつの方法です。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックでは、人と話すのが怖いあなたの相談をお待ちしております。
対面での診療が怖いときは、ご自宅からオンラインで精神科医に相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
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「人と話すのが怖い」をムリに克服しないで大丈夫
人と話すのが怖い状態を、ムリに克服しようとしなくても大丈夫です。
以下のように自分にプレッシャーをかけ続けて、人とかかわることが苦しくなったことはありませんか。
- 明るく話そう
- わかりやすく話そう
- 沈黙を作らないようにしよう
このように、不安が強いときは「頑張ればうまく話せるようになる」と思ってしまうかもしれません。
ただ、不安が強いときに必要なのは、頑張ることではなく安心できる感覚を増やしていくことです。
あなたが安心できる方法を見つけ、会話の中に少しずつ取り入れましょう。
具体的な方法は次の項目で解説しています。
「人と話すのが怖い」を治したいときにできること
人と話すのが怖い状態を治したいときは、以下の3つを試してみてください。
ひとつずつ見ていきましょう。
「今日はここまで」と時間を区切る
人と話すのが怖いときは「今日はここまで」と区切る勇気を持つことも大切です。
不安が強いときは、以下を参考に会話を自然に終える工夫をしてみましょう。
- 荷物が届くから早めに帰るね
- 少しのどが痛いから早めに休むね
- 家族から連絡が来てるからまた明日ね
とくに真面目な人ほど「どんなときでも感じよく話さなければ」と頑張り続け、自分を追い込んでしまうことが少なくありません。
ただ、人と話すのが得意な人も会話を早めに切り上げたり、ひとりの時間を作ったりしながら、人との距離を調整しているものです。
「どんなときでも頑張って話さなければいけない」と考えるのではなく、自分で時間を区切る選択ができることで、少しずつこころに余裕が戻ることがあります。
友達にかける言葉を自分にも向ける
人と話したあとに自分を責めてしまうときは「もし友達が同じことで悩んでいたら、どんな言葉をかけるだろう」と考えるのもひとつの方法です。
たとえば友達が「変なことを言ったかも」と悩んでいたら、以下のような言葉が浮かぶかもしれません。
- ちゃんと伝わってると思うよ
- 緊張してただけ。次はうまくいくよ
- 疲れてるから今日は休んだ方がいいよ
友達に向ける言葉を考えてみると「自分が思っているほど相手は気にしていないのかもしれない」という視点を持てるようになります。
このように少しずつ気持ちに余裕を作り、人と話す怖さをやわらげていきましょう。

相手を想ってかける言葉をあなたにもかけてあげましょう
話せた量より「疲労感の少なさ」を意識する
人と話すのが怖いときは、上手に話せたかどうかより、疲労感の少なさに着目してみてください。
「今日は会話が怖くなかった」と感じたときに、以下の視点で振り返ってみましょう。
- どんな場面だと話しやすいか
- どんな相手だと安心できるか
- どのくらいで切り上げると負担が少ないか
人によって、安心できるコミュニケーションの方法は異なります。
上手に話せるようになることを目指すのではなく「少しラクに話せる方法」を探していくことで、自分に合った会話の方法が見つかるでしょう。
人とかかわりたくないほど疲れているときは、下記の記事をあわせてご覧ください。
人と話すのが怖くて病気や障害かも?と思ったときは
日常生活に以下のような支障が出ているときは、早めに専門家へ相談してください。[1]
- 人と話すのが怖くて眠れない
- 学校や仕事を休みがちである
- ものごとに集中するのが難しい
- 外出や人と会うことを避けるようになった
- 人と話すのが怖くてゆううつな気持ちになる
人と話す場面を避けて日常生活に支障が出ているときは、うつ病や社交不安障害などのこころの不調が関係しているケースもあります。[1]
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックでは、人と話すのが怖いあなたの相談をお待ちしております。
全国どこからでもオンラインで精神科医に相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
「うつ病になりかけかも」と不安な時は、下記の記事を参考にしてください。
まとめ|人と話すのが怖いときはムリをしないで
人と話すのが怖い背景には、「また傷つくかもしれない」「相手を不快にさせるかもしれない」という不安が隠れていることがあります。
本当は人とうまく話したいと思っているからこそ「ちゃんと話さなきゃ」と自分を追い込み、さらに苦しくなってしまう人も少なくありません。
人と話すのが怖いときは「少しラクに話せる」と感じる方法を見つけていくことが大切です。
また、人と関わる怖さが続いていたり日常生活に支障が出ていたりするときは、こころの不調が関係している場合もあります。
おおかみこころのクリニックでは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多の精神科での診療に加え、全国からオンラインでの相談もお待ちしています。
「うまく話せるかわからない」「対面で相談するのが不安」というときも、あなたにとってラクな方法でお気軽に相談してください。
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【参考資料】
[1]厚生労働省|不安障害
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/know/know_02.html
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士








