世界のおもしろ恐怖症100選【種類ごとに一覧にしてみた】




こころちゃん
こころちゃん

今回の記事では
いろんな「恐怖症」を紹介するね!

このようにさまざまな恐怖症を種類ごとに一覧にしてみました。興味のある項目だけでものぞいてみてくださいね!

人に関する恐怖症

道化師恐怖症

ピエロやサーカスをする人など、本来愉快な格好をして周囲を楽しませる人を見ると不気味さを感じる方がいます。この理由としては「映画でピエロは悪役な場合が多い」「表情が読み取れずなにを考えているか分からず怖い」「人間らしさが感じられず不気味」などが挙げられます。

巨人恐怖症

巨人の他にも、巨大な銅像やオブジェなど自分より圧倒的に大きい人や物に対して威圧感、恐怖感を覚える恐怖症です。メガロフォビア(巨大物恐怖症)とも呼ばれます。

美人恐怖症

過去に美人に告白して惨敗した経験が多い男性がなりがちです。男性だけでなく、女性も「美人」に対して恐怖を抱くこともあります。過去に可愛い女性に陰口を言われたことがある、いじめられた経験がある人は美人に対する不信感や嫌悪感をもつ人も多いでしょう。

外国人恐怖症

外国人を見ると怯えて喋れなくなる人がいるようです。理由として、英語が話せない、一般的に大柄な人が多く怖い、文化の違いを理解できず意思疎通がうまくいかないなどの理由が挙げられるでしょう。しかし中には欧米人は苦手だけどもアジア人に対しては恐怖を感じないという人もいるようです。

子供恐怖症

子供を見ると動悸や冷や汗、ときにパニックを起こす人がいるようです。また、子供の頭を撫でたり、手をつなぐのも難しいケースも多いです。理由として、子供の頃の辛い経験がフラッシュバックされる、自分の子供を事故で亡くし思い出してしまう、などが挙げられます。

老人恐怖症

老人(高齢者)のことが苦手で怖いという人がいるようです。理由として、杖をついた老人がいつ倒れるかわからず見ているのが怖い、弱そうに見える老人がものすごい勢いで怒鳴っている姿を見た、などがありトラウマとなっているようです。

同性愛恐怖症

同性愛者に対して強い嫌悪感や不快感を示すことです。具体的には、街中で同性カップルが手を繋いでいる姿を見たり、同性愛について描かれている漫画を読んだりすると吐き気を催す、などが挙げられます。

結婚恐怖症

結婚に対してネガティブな印象を持っており、結婚することにどうしても踏み切れない人がいるようです。理由として、一度離婚を経験しもう二度と辛い思いをしたくない、周囲の不倫話をよく聞く、家族を持つ自信がない、などが挙げられます。

男性恐怖症

男性と関わることに恐怖を感じる人がいるようです。中には男性に全く触れることができない人もいるようです。理由として、子供の頃父親から虐待を受けていた、過去付き合っていた男性がDVだった、などが挙げられます。

恋愛恐怖症

恋愛をすることに対して、後ろ向きな気持ちになったり、くだらなく面倒臭いと思ってしまう症状のことです。理由として、過去に浮気をされたことがあったり、DVを受けた経験があると、人を好きになり恋愛をする勇気が出なくなってしまいます。また、恋愛をしている自分自身に対して、馬鹿馬鹿しい、みっともないと思ってしまうこともあるようです。

生活に関する恐怖症

携帯電話なしで過ごす恐怖症

スマホ依存症ともいいます。現代において顕著であり、昼夜問わず携帯電話を触っていたり、食事中やトイレなどにも携帯電話を持っていないと落ち着かないようです。また、LINEが来てないかこまめにチェックし常に誰かしらと繋がっていないと不安という気持ちにもなるようです。携帯電話をしばらく触っていないと、イライラしたりソワソワします。

待つことの恐怖症

待つことに対して過剰にイライラしてしまい、自分にも相手にもいい気持ちを起こさないという発想から引き起こる恐怖症です。理由として、人を待っている間はなにもできず行動が制限される、なぜ早く来ないんだと勝手に理由を考え悪い方に捉えてしまうなど、思慮が浅くなっているなどがあります。

人々から離れることへの恐怖症

常に誰かと一緒にいることを望んだり、1人でいるときにとてつもない不安が襲ってきて動悸息切れなどパニック症状が起こることです。子供に多くみられがちですが、自分の頭で色々考え自立できるようになると緩和していきます。中には大人になっても、1人でいることがとにかく苦手という人もいるようです。

決断をくだすことの恐怖症

自分の判断に責任を持ち発言することに自信がなく、決断できないことです。背景として、過去に自分の判断で大きな失敗をした経験がトラウマになっていることが多いようです。失敗したくない、という気持ちからくることが多いので、失敗恐怖症にも近いでしょう。

接触恐怖症

ものや、人に触れることに著しい抵抗感を示すことです。家族や異性に触れることが怖かったり、特定のものに触れると蕁麻疹がでたりします。背景として、家族や異性から暴力を振るわれた経験がありトラウマとなっている、または何かしらの理由で特定のものに対する嫌悪感が激しいことなどがあるようです。

時間恐怖症

時間が過ぎていくことに恐怖を感じます。過去に何か大きい病気をして「明日が来るのが怖い」と思ちゃことがある人、死と隣り合わせの経験をした人や、生きる目標や夢がなく、ただ漠然と日々を過ごしているだけの人にとって時間が経過する事は非常に怖いようです。めまいや吐き気、気持ち悪さなどを感じます。

運動恐怖症

スポーツをすることに著しい抵抗を感じ、少し体を動かしただけでも不安になってしまうことです。背景として何かしらのスポーツをやっていた人が大怪我し、それ以降思うように動かなくなってしまった経験があるなどのトラウマが関係しているようです。

電話恐怖症

電話に出ること、電話をかけることにビクビクするようです。電話をすることで目に見えない相手と意見を交わし、話し合わないといけないことが苦痛で恐怖感を覚えます。社会に出たら電話をする機会は無限にありますが、慣れることはなく、いつまでもビクビクしているため仕事に支障をきたすことがしばしばあるようです。

視線恐怖症

他人からの目線が必要以上に気になってしまいます。度が行きすぎると、人が多くいる場所に出向くのが億劫になり引きこもりになってしまうこともあるようです。理由として、過去に目つきが怖いと言われたことがある、自分の視線が人を不快にさせてしまうのではないか、という思いが強いようです。

学習恐怖症

学習をすることに強い抵抗感があります。とにかく机に座り参考書を開くのが嫌だ、という気持ちから食欲不振や嘔吐を引き起こしてしまう症状です。背景として、テストでいい結果を残せないと親から激しく叱咤される、学習を頑張っても一向に成績が上がらないなどが考えられます。

空調恐怖症

エアコンの空気を受けることに対して、極度の不快感を抱くことです。理由としてほこり等が混じった空気を吸うことがすごく嫌い、体に悪い、と敏感に感じてしまうからです。また空調恐怖症がひどいと真夏でもクーラーをつけずに過ごすケースもあるので、熱中症で倒れるなどの事態にならないよう注意が必要です。

横断歩道恐怖症

横断歩道を見ると、動悸やパニックを起こし、渡ることができない人がいるようです。理由として車が止まっていても、もしかしたら飛び出して弾かれてしまうのかもしれないと言う思いや、身近な人を交通事故で亡くした経験があるなどが挙げられるでしょう。

料理恐怖症

料理を作ることに極度な抵抗がある人がいるようです。理由として、過去友人に振る舞った料理が不評だった、簡単なレシピで作っているのに失敗することが多いなどが挙げられます。また、他人が作った料理が食べられないというケースは潔癖症の可能性もあるでしょう。

ユニークな恐怖症

番号13への恐怖心

西洋で特に多い恐怖症のようです。理由として、両手両足で数えられないから(両手の指合計10本+両足を1本ずつと数える)、60進法によって日常的に根付いた12という数字に対し、1つ上の13は非調和であるから、などが挙げられるようです。

ピーナッツバター恐怖症

ピーナッツバターそのものではなく、ピーナッツバターが口の中にくっつくことに対する恐怖症です。日本ではピーナッツバターはそこまでメジャーな食べ物ではないですが海外ではよく食べられるため、外国人に比較的多く見られるようです。理由として、ピーナッツバターが口についた時のベタベタ感が苦手、一度口についてしまうとずっとまとわりつき、その粘着力で口が閉じてしまうのではないかという恐怖心からくるようです。

片栗粉恐怖症

片栗粉を触ったときにキュッと音がすることや、独特な感触を苦手に感じる人がいるようです。症状として吐き気や心拍数が上がったりします。片栗粉恐怖症を放っておくと、他の粉に対しても同様の症状が起きてしまう可能性があり、料理をする際に差し支えてしまいます。

長い単語恐怖症

特にギリシャ語や英単語など長い言葉に対して恐怖心を抱きます。理由として、学生時代に長い英単語がなかなか覚えられず大変苦労した経験がある、長い単語を発音したときに派手に噛んでしまい笑われてしまった苦い経験がある、などが考えられます。

罪恐怖症

人を傷つけてしまうのではないかという恐怖心からくるようです。具体的には、後ろから人を押し倒してしまうのではないかと思う、お店で商品を盗んでしまうのではないかと思う、痴漢をしてしまうのではないかと思うなどが挙げられます。背景として日頃のストレスが上手に発散できず、強迫性障害の一つになるようです。

薬物恐怖症

薬が怖いのもありますが、薬を飲んだときの副作用の可能性に著しく怯えている人が多いようです。このような人たちは自分が風邪をひいて症状が出ていたとしても、かたくなに薬を飲むことを拒むのが特徴です。また、身内や親しい友人が副作用で苦しんでいる姿を見ると、激しく恐怖を感じるようです。

左向き恐怖症

左側にあることや、左というキーワードに反応し恐怖心を抱きます。背景として、幼い頃に左利きはおかしいと言われ右利きに矯正された経験がある人が多いようです。また道を歩いていても左へ曲がることを避ける人もいるようで、目的地まで非常に遠回りをしないと辿り着けないという弊害も起きてしまいます。

新型コロナウイルス恐怖症

新型コロナウィルスにかかって、症状が重かった人に多いようです。具体的には激しい喉の痛みや発熱、さらに重症化して肺炎にまで発展し、入院を余儀なくされたなど辛い経験をしたことからくるようです。また新型コロナウィルスにかかり、家族とバラバラに食事をしたり、トイレ使用後ドアノブ等の隅々まで消毒をしないといけなかったり、日常生活に大きな影響及び、トラウマになってるケースがあるようです。

ポエム恐怖症

詩恐怖症ともいいます。ポエムの意味が理解できず、不快な思いをしたり、詩を朗読するときにうまく読めず、周囲に笑われトラウマになった人もいるようです。症状として朗読時の息切れ、発汗等が起こることがあります。ポエム恐怖症の厄介なところは、ただ単に緊張しているだけと勘違いされやすいことです。これはポエム恐怖症の認知度が低いことも原因となっているでしょう。

死恐怖症

死ぬことに対しての恐怖が異常なまでにあることです。背景としていつもそばにいてくれた家族が不慮の事故である日突然この世からいなくなってしまった、親友が自殺してしまったなど、身近な人の死をきっかけになることがあるようです。症状として、四六時中死について考えている、死について考えると涙が止まらなくなるなどが挙げられます。また死への直接的な恐怖だけでなく、死体やお墓など死を連想させることに対しても恐怖を感じるようです。

幸せ恐怖症

自分が幸せになる、または幸せな空間にいることが辛く不快に感じるようです。背景として、自分には幸せになる権利はないとか、幸せの前には何か不吉なことが起こるだろうから怖い、という感情になるようです。また、自己肯定感のあまりの低さも関係していると言われています。自分なんて、こんなダメな自分が、とネガティブ思考により敢えて幸せを遠ざけているとも言えるでしょう。

失笑恐怖症

笑ってはいけない状況でも笑いが抑えられず笑ってしまうことです。例えば、お葬式や会議の最中に笑いがこみ上げ、堪えきれないケースが挙げられます。背景として緊張やストレスがかかる状況に耐えられず、自らの緊張を解放するための手段として笑ってしまうことが挙げられます。

アメリカ恐怖症

アメリカの文化や政治など、アメリカに関するあらゆることに対して嫌悪感を抱き、不快に思う人がいるようです。理由としてアメリカ旅行したときの辛い経験などが挙げられます。特に戦争を体験した高齢者は、アメリカに対して快く思っていない人も多いでしょう。

中国恐怖症

中国に関係するものや事象などに対して嫌悪感や不快感を覚えることです。理由として、中国製食品に異物混入していた、中国語を聞くと喧嘩しているようで怖い、中国人の性格はキツい、などが挙げられます。しかし中華料理は好んで食べる人もいるようです。

科学技術恐怖症

産業革命以降に顕著に見られる恐怖症です。生活スタイルが一気に変わり、質素な暮らしを好む人にとっては違和感や不快感に繋がってしまうことにより生じるようです。また、進歩するテクノロジーの発展により常に行動が監視されているのではないか、と恐怖に思うこともあるようです。

夢恐怖症

悪夢障害とも言われます。過度に不快で怖い夢を繰り返しみることで、睡眠をすることに対して恐怖を覚えます。夢から目が覚めても、その内容を覚えていることもしばしばあるようです。夢恐怖症の原因として、仕事や日々のストレス、お酒などが挙げられ、日常生活に支障をきたすおそれもあります。

橋恐怖症

橋を渡るとき、特に地上から高いところにある橋を渡るときに、パニックになり動悸や息切れが起きてしまうことです。背景として、今いる場所から落ちてしまうかもしれないという思い、グラグラ揺れて足元がおぼつかず不安になる、などが挙げられます。特に高いところの橋を風が吹いている時に渡ると、その恐怖感が増します。

ものに関する恐怖症

チーズ恐怖症

強烈な臭さにびっくりして食べられなくなってしまった、美味しそうに見えるチーズが食べてみたら実は非常に不味かったなど、過去の経験からチーズ恐怖症になってしまうようです。さらには、チーズの色から黄色恐怖症にもなってしまうこともあるようです。

砂恐怖症

砂のサラサラした感触に対して不安や恐怖を感じることです。例えば、公園の砂場に足を入れることができない人がいるようです。理由として砂の中に入ると足が持っていかれ身動きが取れず不安になることが挙げられるようです。また、砂のついたものを触ることもできない人もいます。

鳥への恐怖症

カラスやハトなどの鳥に対して激しい嫌悪感を抱き、冷や汗や目眩、さらにはパニック発作などを引き起こすことがあるようです。背景として、過去カラスに襲われたことがある、ハトの糞が落ちてきて洋服がとても汚れたことがある、などが挙げられます。鳥を実物ではなく絵や図を見たとしても恐怖感を抱き、ゾワっとする人もいるようです。

光恐怖症

太陽や蛍光灯など、すべての光に対して不快感を覚え敏感に反応してしまいます。まぶしくて目を細める行動だけでなく、頭痛や耳鳴りなども伴うケースもあるようです。原因として目の病気やストレスなど様々ありますが、サングラスや帽子をかぶり光に対して恐れないよう対策することが大切です。

鏡恐怖症

鏡にうつる自分自身を見ることによる恐怖と、幽霊など目に見えない何かがうつっているのではないかという恐怖の2通りが考えられます。前者は醜形恐怖症とも類似しており、自分の容姿に自信がないことからくるようです。また後者は霊感が強い人にありがちです。

金属恐怖症

銅、鉄、アルミニウム、メタルなどといった金属または金属でできたものを見たりするたりすると、恐怖心が現れます。背景として、このような金属は原子力発電装置など人々が及ばない領域で力を発するものを連想させるため脅威に感じるようです。また金属に爪があたったときの独特の音が苦手という人もいます。

風船恐怖症

風船を見ると、いつ割れてしまうのかという思いからビクビクして鳥肌が立ったり、心拍数が上がったりします。これは幼い頃風船で遊んでいて不意に大きな音を立てて、風船が割れてしまい、恐怖を感じたことがトラウマとなっていることが多いようです。

ガスボンベ恐怖症

ガスボンベの他にもカセットコンロや、スプレー缶などに対しても恐怖感を抱くことです。このようなものを見ると、予期せず爆発することを連想してしまうようです。また、ガスボンベ恐怖症が発端で会食時の鍋料理が食べれなくなったり、ガスボンベを積んだ船に乗れなくなってしまうなど二次的な行動制限を受けてしまう人もいるようです。

ボタン恐怖症

ボタン単体だけでなく、ボタンの付いている洋服、ボタンの画像やイラストなどボタンさえ不快感や嫌悪感を抱く人もいるようです。ボタンを触るだけでなく見るのも無理と言う人も多くいるため、常にボタンが視界に入らないようにしながら生活をしています。またボタンのついている洋服がある可能性を考え洗濯機を回すことができない、裁縫ができないなど日常生活に影響が及ぶこともあります。

色恐怖症

特定の色に対して恐怖を抱くことです。その色から連想するものが危険であることが原因であると考えています。例えば、赤であれば火事の炎や血液、青であれば、海や水などが挙げられるでしょう。また黄色は、黄色恐怖症として別に分類されているようです。

牛乳恐怖症

牛乳が苦手で飲むことができない人がいるようです。匂いをかぐと気持ち悪くなるケースも多いでしょう。理由として、牛乳を飲んだときの鼻から抜ける生臭い匂いが嫌いということが挙げられます。給食で毎日出ることから、学校生活にも影響を及ぼす可能性が高いです。

環境・自然に関する恐怖症

稲妻恐怖症

3大恐怖症のうちの一つです。雷が落ちてきて健康被害を被る可能性は限りなく低いですが、近くで雷音が鳴るだけで恐怖を覚えます。具体的には家から出られない、心拍数が上がりすぎる、冷や汗をかくなど諸症状が起こるようです。雷や稲妻恐怖症は人間だけでなく、動物にもおき、飼っている犬が家を暴れ回るなどの異常行動が見られることもあります。

風恐怖症

風や嵐などに対する症状で竜巻などに対しても恐怖を抱くこともあります。このような悪天候は人やモノを破壊することを連想させるため、不安感を誘発します。特に海外ではハリケーンと呼ばれる竜巻が起こりやすく、凄まじい風が人々に甚大な被害を及ぼしているため、風恐怖症になってしまう人もいるようです。

雨が降る時の地面の香り恐怖症

雨が降る時には独特な香りがしますが、その香りを嗅ぐと冷や汗や動悸などが起こり恐怖を感じます。背景として、天気が悪いと気分が落ちるだけでなく、頭痛や耳鳴りなど悪天候時の低気圧症状を連想させるためという理由があるようです。

宇宙恐怖症

宇宙や惑星、無重力空間などに対して恐怖感を覚えます。宇宙空間はまだ解明されていないことが多いため、漠然的な不安を感じるようです。例えば宇宙をバーチャル体験できるような施設に行ったりアトラクションに乗る時、などが挙げられます。過度なケースだと、過呼吸やパニック発作を起こしてしまうことがあります。

夜明け恐怖症

朝方に近づいてくるとドキドキしたり強い不安を抱く症状です。背景として1日がこれから始まってしまうという恐怖からくることが多く、うつ病の症状の1つになるでしょう。また、夜の寝つきは良いものの、朝方早く起きてしまう傾向にある人も夜明け恐怖症になることが多いようです。

日没恐怖症

夕暮れ恐怖症ともいうようです。特に認知症の人に多く、日が暮れあたりが暗くなってくると混乱し不安になるようです。背景として、日没することで周囲の明るさが変化し不安になる、昼から夜に変わることで体も夜モードへ適応するがそれがうまくできず混乱するなどが挙げられます。

雲恐怖症

雲の中でも特に積乱雲を見ると、恐怖を感じる人がいるようです。積乱雲は嵐や雷など悪天候を連想させるため、動悸、息切れ、発汗などを引き起こすことがあります。また、戦争を体験した高齢者は、入道雲などのもくもくした雲を見ると戦争のことを思い出し、トラウマとなっている人もいるようです。

爆音恐怖症

大きな音が鳴ると不安な気持ちになり、パニックを起こす人がいるようです。具体的には、災害時の緊急速報、運動会のリレーのピストル音、アーティストライブでの特殊音響などです。大きい音は意表をつかれ、ひやっとすることを連想する場合が多いためです。また、大きな音を恐れ花火大会に行けない、シャンパンボトルのコルクがひけないなど、様々な行動制限につながってしまいます。

放射線恐怖症

極度に放射線を受けることを恐れることです。実際、医療機関でレントゲンを撮れない人もいるようです。背景として、放射線を浴びたら癌になるのではないかという思いが強すぎることが挙げられますが、レントゲンだけが原因で癌になるわけではないので過度に心配しすぎる必要はないのです。

身体に関する恐怖症

身体に関する恐怖症として「膝」「髭」「体重の増加」「疼痛」「醜形」「口臭」「血液」「嘔吐」「癌」「生き埋め」に対する恐怖症を紹介します。

膝恐怖症

膝を見たり、触ったりすると、恐怖を感じ、パニックになることがあります。理由として、過去運動をしている時に膝を脱臼しとても辛い経験をしたことがあったり、膝のシワが人の顔のように見えて怖いなどが挙げられるようです。特にビーチやプールなど膝が見える人が多いところに行くときには注意が必要です。

髭恐怖症

髭が生えている男性を見ると鳥肌が立ったり、ゾクゾクし恐怖を抱きます。背景として髭が生えてる姿を不潔で非衛生的と認識するからです。また、近寄らないようにしようと、拒否行動を起こします。女性に多くみられがちで、度がすぎると男性恐怖症や集合体恐怖症も併発する可能性があります。

体重増加恐怖症

体重が増えることを異常に心配することです。過去に太っていたことが原因で陰口を言われたり、いじめられてたりしていたことが背景として多いようです。今は決して太っていなく、むしろ痩せているのにも関わらず「これ以上体重が増えないようにしないと」と過度に意識し激しいダイエットなどをしてしまう人もいるようです。

疼痛恐怖症

痛みに対して敏感になりすぎ、過度に恐怖を抱くことです。例えば、胸が痛いときに心臓病ではないかと思う、歩行するときに手足が少し痛むだけでパーキンソン病ではないかと思うなどがあるようです。本当はどれくらいの痛みかどうかの判断も大事になってきます。

醜形恐怖症

自分の容姿を醜いと思ってしまうことです。自分の見た目にコンプレックスを持った人はいますが、他人が思う以上に自分自身を気にするのが特徴です。例えば人よりも少し鼻が大きい、目が小さい、肌トラブルがあるなどで悩みがちです。また女性の方が醜形恐怖症になる人が多いようです。思春期の頃に異性から自分で容姿を悪く言われた経験があるなども関係してるでしょう。

性行為恐怖症

性行為をするときの怖さや痛さで、体がこわばる、気分が上がらないなどの症状になることです。特に女性の方が性行為恐怖症になりやすいようです。背景として、過去の辛かった性行為の経験があります。具体的には行為中にひどい言葉を言われた、レイプされかけた、挿入時の痛みが激しかったなどが挙げられます。また、自分の体に自信がない場合も同様に性行為恐怖症になることがあります。

口臭恐怖症

自分の口臭を過度に気にしてしまいます。朝起きたときの口臭はもちろんですが、日中も自分の口臭のことを考え続け、外に出られなくなってしまう人もいるようです。理由として子供の頃友達に「口臭いよ」などと言われたことがあり、それがずっとトラウマになっていることがあるようです。口臭恐怖症の人は歯磨きを徹底しており、何か飲食をする度に歯磨きをしないと気がすまないと思っているケースが多いようです。

血液恐怖症

血液を見ると気分が悪くなり、気絶してしまう人がいるようです。理由として、事故や事件で人や物が血だらけになった光景を見たことがトラウマになっている、血の生臭い匂いが苦手などが挙げられます。血液恐怖症の人は、採血をする際にも倒れてしまうことがあり注意が必要です。

嘔吐恐怖症

嘔吐することを著しく恐れていることを言います。他人が嘔吐するところや吐瀉物を見るのに抵抗感は多くの人がありますが、嘔吐恐怖症の人は自分が嘔吐することに対しても強い抵抗を示すのが特徴です。背景として、過去のトラウマや、「吐く」という通常であればしない行動をする、ということに怖さを覚えるようです。

癌恐怖症

癌になること、または癌になってしまったのではないかと過度な不安を抱いてしまうことです。例えば、最近下痢が続いていたので大腸癌なのではないか、咳が少し長引いているので肺がんなのではないか、などちょっとしたことでも気になってしまうようです。医師にきちんと診てもらい癌ではないから大丈夫という確信を持てるようにしましょう。

生き埋め恐怖症

生きたままの状態で、人が埋まっていることを連想すると、背筋が凍ったり、恐怖に感じる人がいるようです。背景としてゾンビを連想する、災害時に土砂が大量にかかり身の危険を感じたことがある、などが挙げられるでしょう。

場所に関する恐怖症

場所に関する恐怖症は「病院恐怖症」「学校恐怖症」「暗闇恐怖症」「階段恐怖症」「飛行機恐怖症」を紹介します。

病院恐怖症

病院へ行くことに対して異常な恐怖感を覚えることです。子供ならまだしも、大人でも病院へ行くことを怖がる人は多く、特に歯科医院に対してが多いでしょう。歯科治療をされる際、歯を削る音や、口を大きく開けている時間が多いことに対する不快感から、そのように感じる人はいるようです。また、医師は基本的に白衣を着ているため、反射的に「なんか怖い」と思う人もいるようです。

学校恐怖症

学校へ行くことが嫌になる、ゆううつな気分になることです。背景として、学校での人間関係や勉強の辛さなどがあります。特に人間関係については、すぐに好転する場合は多くないので、学校へ行きたくない気持ちが積もってくると引きこもりや登校拒否に繋がってしまいかねないでしょう。

暗闇恐怖症

暗いところを著しく恐れることです。本来人間は夜行性動物ではないため、ある程度の暗さには慎重になったり恐怖感を覚えますが、度が過ぎると過呼吸になったり、震えといった症状が現れるケースがあります。背景として、暗闇では何も見えず次に何が起こるか予測不可能であるため、不安になることが原因として挙げられます。

階段恐怖症

階段を上り下りするときに、呼吸が荒くなる、恐怖で足がすくむなどという症状があらわれることがあります。背景として、階段から落とされた、階段に呼び出しをされいじめられた経験がある、など階段に関わる何かしらのトラウマを持つ人が多いようです。

飛行機恐怖症

飛行機に乗ることが怖く、搭乗するとパニックをおこす人もいるようです。背景としては、大きな鉛の塊なのだからいつ墜落してもおかしくない、テロが起こるかもしれない、密室空間の中で逃げ場がない、などと思い恐れるケースが多いようです。実際のところ飛行機事故が起こる可能性は限りなく低く、必要以上に心配する必要はありません。

動物・生き物に関する恐怖症

野生動物恐怖症

動物恐怖症ではなく、あくまで野生動物に対して恐怖を抱きます。野生動物を見ると、恐怖に怯え、膝がガクガクしたり、その場で立ちすくんでしまうなどの症状があるようです。背景として、熊や猿など野生の動物に襲われ怖い経験をしたことがある、また野良犬に触ると狂犬病になると言う思い込みや、童話赤ずきんちゃんが出てくる悪役の狼の存在も、野生動物に対しての恐怖感を煽る原因となっているようです。

クモ恐怖症

クモを見るだけでゾワッとしたり、異常な恐怖感を覚えます。クモを直接見なくとも、例えばクモの巣などクモの姿を連想させるものを見ても同様です。背景として、童話や神話でクモは悪であると描写されるシーンが多いことがあります。また毒クモの存在なども恐怖感を与える一因となりえます。

カエル恐怖症

カエルを見ると気持ちが悪くなり、怖くて逃げたくなります。理由として、カエルを触るとヌルッとしていて気持ち悪い、梅雨を連想し気分が下がる、などがあるようです。海外では、カエルに触るとイボができてしまうという説があるようですが、中にはそのことを信じてしまい恐怖を抱く人もいるようです。

樹木恐怖症

特に夜に見る樹木が怖いと感じる人が多いようです。昼間は何も思わないのに、夜に恐怖を感じる理由は「大きなもの×暗さ」にあるでしょう。背景として巨大な樹木の間から何かが飛び出してくるのかもしれない、大きな樹木は威圧感があり怖いという心情が挙げられるでしょう。また童話や神話でも何か不吉なことが起こるのは、大抵森や林などであり、悪い予感を連想させるためとも言われています。

ペンギン恐怖症

一見するととても可愛らしいペンギンですが、そんなペンギンに恐怖を感じる人もいるようです。背景として大きく口を開けたペンギンの姿が恐ろしいことが挙げられます。ペンギンは餌を噛まず、丸呑みし、餌の逆流を防ぐため、口の中にトゲがついています。そのため大きく口を開けるとトゲが見えて不気味に感じる人がいるようです。またペンギンの性格は意外と凶暴であるということも一因となっているでしょう。

魚恐怖症

魚が怖くて触れない人がいるようです。背景として、生魚のヌメヌメとした感触が不快、陸上でピチピチ跳ねる姿が不気味、魚の目や口元が気持ち悪いなど様々な理由が挙げられます。また、刺身のお造りや焼き魚などは全く問題なく食べれる人は多いです。

野菜恐怖症

野菜を見たり食べたりすることに恐怖を感じます。特にセロリやトマト、ピーマンなどは子供が好まない傾向にあるため、小さい頃からずっと嫌悪感を抱え大人になった人もいるようです。背景として、親が野菜を細かく切っておかずに混ぜてくれたのにわかってしまった、給食の時に野菜が残り昼休み中ずっと奮闘していた、などの経験が挙げられます。

植物恐怖症

植物を見ると怖いと感じる人がいるようです。背景として、サボテンやアロエなどのトゲがついている植物が怖くて苦手、幼い頃植物の鋭い葉で怪我をしたことがあるなどが理由として挙げられます。植物恐怖症の人は決して植物園には行けないでしょう。

肉恐怖症

大きな肉の塊を見るとぞゾッとし、恐怖を抱くことです。スーパーで売っているスライス肉でさえ怖いと感じる人もいるでしょう。またベジタリアンの人は肉恐怖症になっている人も多いかもしれません。背景として、もともと生きてきた動物の肉を食べるなど言語道断、肉の生臭いにおいが苦手、肉の感触が不気味など様々な理由が挙げられるでしょう。しかし、生肉に対しては恐怖を感じる一方、加熱後の肉であれば大丈夫という人もいるようです。

きのこ恐怖症

きのこの形や匂いなどが苦手という人がいるようです。特に、自然の沢山あるところに生えている傘が大きなきのこを見ると、気分が悪くなると言うケースが多いようです。背景としてきのこの形が不気味、傘の裏に付いているヒダが気持ち悪い、野生にあるのは毒キノコが多いイメージがある、などが挙げられます。またスーパーで売っている普通のキノコなら、恐怖に怯えることなく食べることができるという人もいるようです。

シロアリ恐怖症

シロアリ恐怖症はシロアリの被害を受け、大変な思いをした人であれば、多かれ少なかれ共感できるのではないでしょうか。シロアリは家屋の木を食べて生息しています。そして屋根や床下、水周りにいることが多く、放っておけば柱を食いちぎられてしまいます。最悪の場合、家が倒壊してしまう可能性もあります。そのため、床や壁などが柔らかくなっていると、シロアリを連想させるため恐怖感を覚える人がいるようです。

よくある恐怖症

失敗恐怖症

仕事やプライベートで失敗することを恐れ過ぎ、色んなことに挑戦するのを控えてしまうことです。背景として、常に完璧な自分でいたい、ダサいところを見られたくない、などという思いが強いようです。また失敗せず効率よく物事を運びたいと思うばかりに、新しいことにチャレンジするのをやめてしまうこともあるようです。

笑われ恐怖症

人から笑われることに対して敏感に反応してビクビクしてしまうことです。過去に自分の言動で笑われたり、からかわれたりした経験がトラウマになっていることが多いようです。度が過ぎると、人が全く別のことで笑っていたとしても自分のことを笑っているのかも?という錯覚にとらわれてしまいます。

先端恐怖症

針や鉛筆、またナイフやカッターの先端を見ると、頭がクラクラしたり、吐き気を催すことがあるようです。このような先の尖ったものが自分に刺さることを反射的にイメージし、恐怖を覚えます。また、歯科医院では麻酔のための注射をうったり、歯を削ったりするための先端が尖った器具がたくさんあるため、歯医者にかかるのを恐れることにも繋がりかねません。

高所恐怖症

高いところに登ったり高い場所にいることを非常に怖く感じる人がいます。具体的にはマンション高層階やエレベーター、バンジージャンプなど複数あり、日常生活にも影響を及ぼすことが多いでしょう。症状には個人差がありますが、中にはパニック発作を起こす人もいるようです。

水恐怖症

お風呂やプールや海に入ることに対して強い恐怖感を抱くことです。また洗面器に水をはって、顔を洗うことすらもためらう人もいるかもしれません。過去に海で溺れかけたり、何かしらの水に関するトラブルに巻き込まれた経験のある人が陥りやすいようです。水が怖いというのは子どもにありがちですが、大人でもトラウマになっている人はいるでしょう。

ジェットコースター恐怖症

ジェットコースターが怖くて乗ることができない症状です。程度にもよりますが万が一乗った際は最悪パニックを起こすこともあるようです。理由として、ジェットコースターが上昇した後に急降下するときのお尻がふわっと浮く感じが苦手という人が多いようです。

意見恐怖症

人前で自分の思っていることを言うことに著しく抵抗感があり、声がどもる、言葉に詰まる、頭の中が真っ白になり何も言えなくなるなどの症状があります。背景として、過去自分が何か発言して笑われたり、いじめられたことがあるなどトラウマを抱えた人が意見恐怖症になる傾向があるようです。

閉所恐怖症

自分が閉ざされた空間にいるときに恐怖を感じることです。具体的には、医療機関でのMRI、エレベーター内、飛行機内などが該当するでしょう。症状として、動機や息切れだけでなく、パニック発作を起こすケースもあるようです。

対人恐怖症

人との関わり合いがとにく苦手で、なるべく交流を持たないようにします。背景として、いじめや虐待などの辛い経験したことがある、家族や親戚に対人恐怖症の人がいて遺伝しているなど様々なケースがあるでしょう。

赤面恐怖症

緊張すると自分の顔が真っ赤になり恥ずかしい、と恐れている人がいるようです。具体的には、複数人で喋るとき、会議で発言をしないといけないときなどが挙げられます。自分が思うほど人は自分に注目していないと思うことが大切です。

集合体恐怖症

点の集合体を見てゾワっとする症状です。例えば、蜂の巣、チーズの穴、ホットケーキにできる気泡でさえ、不快感や気持ち悪さを覚える人もいるようです。また点の集合体は、伝染病やにきびなどの皮膚疾患を連想させるため、恐怖を覚えるということもあります。

汚れ恐怖症

潔癖症とも言えるでしょう。比較的この恐怖症になる人は多いと思われます。目に見える汚れであれば誰しも嫌がりますが、菌やウィルスなど目に見えないところまで敏感に反応し、過度に綺麗であることを求めます。またこの症状の特徴として、手を何度も繰り返し洗う、電車の手すりがつかめない、部屋に髪の毛1本さえあるのが許せない、など日常生活に影響を及ぼすことが多々あるようです。

アルコール恐怖症

アルコールに対してネガティブな印象を持つことです。背景として、アルコールで失敗した経験がある、酔い癖が悪く人に迷惑をかけがち、など様々なケースが挙げられます。アルコール依存症とは意味合いが違うので注意しましょう。

恐怖症に治療は必要?

結論、すべての恐怖症に治療が必要なわけではありません。

今回の記事では、さまざまな恐怖症を合計100個紹介してみました。中には「そんなものが怖い人いるの?」というものをあったかと思います。

物の見え方や感じ方は誰一人といて同じではなく、恐怖の感じ方も人それぞれです。もしも不安や恐怖が強く、日常生活に支障が出るようでしたら医療機関での治療が必要なケースもあります。

「過去の経験がきっかけで恐怖を感じるようになった」という悩みについて相談したいことがあれば、ぜひおおかみこころのクリニックで話を聞かせてください。

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執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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