一喜一憂しないメンタルを身につける5つの方法【心の平穏を取り戻そう!】




「小さなできごとに一喜一憂して嫌になる」

「いつも冷静な人がうらやましい」

なんて思ったことはありませんか。

一喜一憂しすぎると、感情に振り回されているようで、なんだか自分でも疲れてしまいますよね。

小さなできごとで一喜一憂すると、心のバロメーターの振り幅が大きくなります。

振り幅が大きくなればなるほど、元に戻すのが難しくなるのです。

しかし、ささいな物事に一喜一憂しなくなると、心のバロメーターの振り幅を小さく抑えられます。

振り幅が小さいと、すぐに心を穏やかな状態に戻せるのです。

この記事では、ささいなことで一喜一憂しなくなる方法対処法を紹介しています。

小さなできごとで、すぐメンタルが揺らいでしまう方は、ぜひ参考にしてくださいね。

一喜一憂しない人の特徴

ささいなことで、一喜一憂しない人の特徴は以下です。

一喜一憂しない人の特徴
・過度に期待しない
・感情的にならない
・自分の軸が決まっている

小さなできごとに一喜一憂しない人は、人や物事に対して過度に期待しません

相手にも事情がある、状況は変わることもある、と常に理解しているからです。

感情に振り回されず、常に現実を受け止めているため、周囲から「落ち着いている」「いつも冷静だ」と思われている人も多いでしょう。

また、一喜一憂しない人は自分の軸がしっかりと定まっているため、相手の感情や言動にも大きく動じません。

たとえ、傷つくようなことを言われても「いろいろな考え方の人がいるな」と、受け流せるのです。

一喜一憂してしまう人の特徴

小さなできごとに一喜一憂してしまう人の特徴は以下です。

一喜一憂してしまう人の特徴
・過度に期待してしまう
・気持ちの切り替えが苦手
・他人や周囲に敏感

たとえば、恋人と連絡中に返信が途絶えてしまったとしましょう。

相手に過度に期待してしまうため、返信がないと「まずいこと言っちゃったかな」や「なんで返事がないんだろう」と不安になってしまいます。

また、気持ちの切り替えも苦手なため、返信がないとソワソワしたり、目の前のことが手に付かなくなったりするのです。

その結果「メンタルが不安定な人」だと思われてしまうこともあります。

ささいなことで一喜一憂してしまう人は、他人や周囲にも敏感です。

「どうして機嫌が悪いんだろう」と、過度に気を使ってしまうため、人間関係においても気疲れしやすい人が多いと言えるでしょう。

一喜一憂しないメンタルを身に付ける5つの方法

一喜一憂しないメンタルを身に付けると、揺らいだ自分の感情をコントロールできるようになります。

意識してほしいのは「視点」です。

具体的な方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ありのままの自分を受け入れる

「一喜一憂するなんてかっこ悪い」「なんだか情緒不安定」と落ち込む必要はありません。

人は誰にでも考え方の癖があるからです。

「自分はささいなことに一喜一憂してしまう癖がある」と、ありのままの自分を受け入れてしまいましょう。

自分の考え方の癖を知ると、心が揺らいでしまったときに、まずは落ち着こうと意識するようになります。

落ち着いて考えることができると、少し違う景色が見えてきますよ。

自分を客観的に見る

変化する状況に気持ちがうまくついていかないと、動揺したり落ち込んだりしてしまいますよね。

そんなときは、視点を変えて自分を客観的に見てみましょう。

たとえば、仕事で上司に注意され落ち込んでいても、客観的に見ると「まだできることがあるのでは?」と冷静に考えることができます。

目の前の「注意された」ということにとらわれると、視野が狭まり周囲や全体を見渡せません。

視点を変えることで、新たに気づけることもたくさんあるのです。

感情ではなく現実に目を向ける

一喜一憂しないメンタルを身に付けるためには、感情に目を向けるのではなく、現実に目を向けるようにしましょう。

期待した結果が得られなかったときは落ち込み、他のするべき仕事に手がつかなくなることもありますよね。

落ち込んでいるときは、どうしても自分の感情に目が向いてしまいがちです。

しかし、少し現実に目を向けると「他の仕事も残っているから、そちらから取りかかろう」と思えるのです。

自分の感情を受け止めつつ、現実にも目を向けることができると、自然と自分の心をコントロールできるようになりますよ。

結果ではなく行動に焦点を当てる

結果に一喜一憂してしまう人は、これまでの行動に焦点を当てるようにしましょう。

達成できなかったことより、できたことや頑張ったことに焦点を当てるのです。

目の前の結果にこだわりすぎると、すべてが無駄だったと悲観的になってしまいます。

たとえ残念な結果であったとしても、努力や経験をどこかで活かそうと考えたり、失敗も一つの経験だとポジティブに考えたりするようにしましょう。

結果に行きつくまでの努力や経験は、積み重なると自信につながります。

たまには自分自身を褒め、自己肯定感を高めることも大切です。

自己肯定感を高める方法を知りたい方は、以下記事の【自己肯定感を上げる方法5選】を参考にしてくださいね。

体調を整える

見落としてしまいがちですが、体調を整えることも一喜一憂しないメンタルを身に付けることに役立ちます。

体の不調は、イライラしたり不安になったりとメンタルに悪影響を及ぼします。

体調を崩すと気持ちに余裕がなくなるため、マイナス思考におちいりやすいのです。

とくに睡眠時間が短いと集中力が途切れ、ミスをしたり疲れが取れずにイライラしたりします。

日頃から「疲れたら休む」「無理をしない」を合言葉に、規則正しい生活を送るように心がけましょう。

一喜一憂してしまったときのメンタル対処法3つ

目の前のことにとらわれず、淡々といられたらどんなに楽だろうと思うこともありますよね。

そんな状況から早く脱するためのメンタル対処法を3つ紹介します。

腹式呼吸をする

誰かの言葉や、思わぬ状況に気持ちが一喜一憂したときには、まず腹式呼吸を試してみましょう。

腹式呼吸は落ち着かない心をリラックスさせ、肩の力を自然と抜いてくれますよ。

【効果的な腹式呼吸のやり方】

1.両手をおなかの前で重ねる

2.5秒間かけて、鼻からゆっくり息を吸い込みお腹を膨らませる

3.10秒間かけて、お腹をへこませながら口からゆっくりと息を吐く

4.この呼吸を5~10回繰り返す

吐く息に意識を集中させると、筋肉の緊張を緩め、ガチガチになった肩の力を抜いてくれます。

「どうにか気持ちを落ち着かせたい」というときには、ぜひ試してくださいね。

気持ちを切り替える

一喜一憂してしまったときに効果的なのは、気持ちを切り替えることです。

おすすめの気持ちを切り替え方法
・趣味に没頭する
・走る
・お風呂に入る
・映画を見る
・歌う
・漫画を読む
・ゲームをする

小さなことが気になりだすと、考えたくないのに考えてしまい自分で止めることはなかなかできません。

そんなときは、一喜一憂してしまったできごとから一時的に距離を取ってしまいましょう。

大事なのは、もやもやした感情を引きずったままにしないこと。

時間が経つと自然に「そこまで気にする必要もなかったかも」と思えてきますよ。

自分の気持ちを外に出す

一喜一憂してしまったときには、その気持ちをいったん外に出してしまいましょう。

自分の気持ちをいったん外に出すことで、少し冷静になり自分でも気付かなかった側面や、新たな気持ちにも気付くことができます。

信頼できる誰かに話すのもよし、紙に気持ちを書き出すのもおすすめです。

もやもやした気持ちをためこむと、知らぬ間に積み重なりあなたを苦しめてしまいます。

マイナスな感情は定期的に外に出し、メンタルを労わることも大切ですよ。

まとめ

一喜一憂しないメンタルを身に付けるには、視点を変えて物事を見つめ直すことが大切です。

生きていると、うれしいことや楽しいこともあれば、嫌なことも悲しいこともあります。

思わぬ状況に心が揺らいでしまったときには、気持ちを落ち着かせたり、一時的に距離を取ったりするなどの対策を取りましょう。

「自分でもどうしていいかわからない」「不安が続いて眠れない」という場合は、速やかに医師の診察をうけましょう。

おおかみこころのクリニックでは、夜間祝日も診察を行っています。

お電話が苦手な方はLINEからも予約することができますので、どうぞご活用くださいね。 

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参考サイト

ストレスと上手につきあおう リラクセーションのすすめ|中央労働災害防止協会 健康快適推進部 研修支援センター支援課 課長補佐(心理相談員/ヘルスケア・トレーナー/認定健康心理士)山口 英郎さん|こころの耳

https://kokoro.mhlw.go.jp/video/files/slide_yamaguchi.pdf

セルフメンタルヘルス ストレスに負けないセルフメンタルヘルス |厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000881325.pdf?referrer=www.google.com

この記事の執筆者
小久保有希
医療ライター。看護師経験15年。4年間精神科に勤務し、病棟・訪問看護に携わる。相手の気持ちに寄り添う記事が得意。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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