どうしても勉強したくないのは病気のせいかも?考えられる病気と対処法5選

「どうしても勉強したくない病気ってあるのかな?」

「今勉強しなくちゃいけないことはわかっている」

受験勉強の期間は長くなるため、いつもやる気を出して勉強するのは難しいことです。そのため「どうしても勉強したくない」「やる気が出ない…」と思う時期は誰にでもあります。

この記事では、どうしても勉強したくない原因隠れた病気対処法を解説しています。勉強方法を工夫して、 試験に向けてがんばりましょう!

どうしても勉強したくない理由

勉強をしたくない理由は多くあります。たとえば、下記のようなものです。[1]

  • 勉強に疲れた
  • 楽しくない
  • 難しくてわからない
  • 勉強の方法がわからない
  • 努力しても成績が伸びない
  • 勉強する意味がわからない
  • 何からしたらいいのかわからない
  • 何のために勉強しているのかわからない 

なぜ勉強しているのかをもう一度考え、目標や目的をはっきりさせるのも良いでしょう。

まずは、自分自身と向き合うことが大切です。

こころちゃん
こころちゃん

なぜやりたくないのかを考えてみましょう

「どうしても勉強したくない」に隠れている3つの病気

わけもなく勉強する気が湧いてこないのは、なんらかの病気が隠れているのかもしれません。たとえば、以下の3つが考えられます。 

それぞれ詳しく解説します。

起立性調整障害

起立性調整障害とは、10〜16歳の中高生に多く見られる身体疾患です。[2]

不登校やひきこもりの原因になることもあります。[3]

起立性調整障害は、血圧や心拍数、体温など身体のあらゆる機能をつかさどる神経(自律神経)の乱れによって、以下のような症状が表れます。[2]

  • たちくらみ
  • 失神
  • 朝起不良
  • 身体のだるさ
  • 動悸
  • 頭痛

症状は午前中に強く、午後には軽くなる傾向があります。また、立っているときや座っているときに強くなり、横になると軽くなります。

起立性調整障害は怠けているように思われやすく、親子関係が悪化する原因となることも少なくありません。起立性障害について親子で正しく理解することが大切です。

また、起立性調節障害が原因で不登校になることもあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

不登校と起立性調節障害

受験うつ

長い受験勉強や周りからのプレッシャーなどがストレスとなり、受験うつになることがあります。親に「うるさい!」「ほっといて!」と声を荒げて言うのは、受験うつの症状の一つです。[4] 

受験うつになると、とくに肩こりがひどくなり、勉強に対してやる気が起きなくなるケースが多いです。

受験生は長時間イスに座り勉強しているため、肩こりになりやすいです。受験うつになると、自律神経の乱れも関係して、さらに肩こりがひどくなります。[2]

そのため、どうしても勉強したくないと思う悪循環にハマってしまうのです。

最近なんだかイライラする、微熱が続くと感じたときは、親や先生など身近な相談しやすい大人に相談してみましょう。

心の病気は早めに気づいて専門家に相談し、心を軽くすることが大切です。

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発達障害

発達障害には脳の機能的な問題が関係しています。軽度〜重度まで人によってさまざまです。そのため、なかなか気づかれずに生きづらさを感じながら生活しているケースも少なくありません。

文部科学省の令和4年の調査では、発達障害の可能性があり学習面で困難さを示している児童の割合は小学校・中学校で6.5%、高校では1.3%です。[5]

代表的な発達障害は、自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(限局性学習症、LD)です。それぞれの特徴は以下のとおりです。[6]

  • 学習障害:読む書く計算するなどが極端に苦手
  • 注意欠如・多動症(ADHD):集中して取り組むことが苦手
  • 自閉スペクトラム症(ASD):人とのコミュニケーションが苦手 

発達障害については、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

 どうしても勉強したくないときの対処法5選

みんないつもやる気がある訳ではありません。どうしても勉強したくないときもあります。

ですが、受験が近くなってくると、やる気の有無にかかわらず勉強する必要が出てきます。そのようなときは、以下の方法を試してみてください。

どうしても勉強したくないときは、下記のやらなきゃいけないのにやる気が出ないときの対処法も参考にしてください。

とりあえずやってみる

どうしても勉強したくないときは、とりあえずやってみるのも一つの手です。

勉強をしたくないときに、苦手な教科を勉強しようとしてもやる気は出ません。

たとえば、以下のようなことをやってみましょう。

  • 得意な科目を勉強する
  • とりあえず参考書を開いてみる

一度はじめてみると気分が変わり、ほかの教科にもやる気が出ることがあります。

「今できそうかな?」と思う勉強から始めてみましょう。

気分転換をする

一度勉強から離れて、全く別のことをすると、どうしても勉強したくない気持ちが切り替わることがあります。

たとえば、以下のようなことです。

  • 軽い運動をする(ラジオ体操、ストレッチなど)
  • 友達と電話をする
  • 1つYouTubeの動画を見る

ここで注意したほうがよいことが1つだけあります。気分転換をするときは、必ず時間を決めて行いましょう。時間を決めていないとダラダラと自分の好きなことに時間を使ってしまうためです。メリハリをつけた気分転換は勉強への集中力アップにもつながります。

環境を変える

いつもと違う場所で勉強すると意外と捗ることもあります。

いつも家で勉強している場合は、図書館や市民センターなど違う場所で勉強してみるのもよいでしょう。

もし、場所を変えることが難しいなら、集中できる音楽をかけたりLINE通話をつなげて友達と一緒にやってみるなど、そのときの自分に合った環境を探してみましょう。

タスク管理をする

どうしても勉強したくないときは、今どこを勉強しなければいけないのかが明確になっていないケースもあります。

タスク管理をするポイントは以下のとおりです。

  1. 今必要な勉強を書き出す
  2. 書き出した勉強に優先順位を付ける

実際にノートや紙に書き出すことで、どこを重点的にやるべきかを客観的に把握することができるのです。まずは自分のやるべきところを明確にしてみましょう。

ご褒美を作る

「ここまでやったらこれをするぞ!」というご褒美を作ってみるのも一つの手です。

たとえば、以下のようなことです。

  • 1時間勉強したら3回ゲームをする
  • ここまで復讐をしたら好きなお菓子を1つ食べる
  • この問題集が解けたら1つYouTubeを見る

このように何かご褒美を用意することで、やる気を出してみるのもおすすめです。

こころちゃん
こころちゃん

簡単にできる身近なご褒美を設定してみましょう

まとめ

勉強しなくてはいけないときに限って「どうしても勉強したくない」と思うことは誰にでもあります。

どうしても勉強したくない原因に隠れている病気には、起立性調整障害・受験うつ・発達障害がありました。

まずは、病気を疑う前に、今回紹介したどうしても勉強したくないときの対処法を参考にしてみましょう。それでも、やる気が起きない場合は病気を疑ってみることも大切です。

もしかして受験うつかも?と思ったら、おおかみこころのクリニックも24時間LINEでお問い合わせ可能です。お気軽にご相談くださいね。

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【参考文献】
[1]中学・高校生の学習に対する態度についての研究―認知・行動・情緒の3側面からの検討―|児玉 裕巳、石隈 利紀
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/63/3/63_199/_pdf

[2](1)起立性調節障害(OD)|一般社団法人 日本小児心身医学会

[3]起立性調節障害~明日から使えるテクニック~|関西医科大学小児科学講座 石崎 優子
https://boshikenshu.cfa.go.jp/assets/files/history/r2/tr7_lecture_4.pdf

[4]親子で受験うつを克服 メンタル超アシスト: 合格を勝ち取る25のメソッド,吉田たかよし,造事務所
https://amzn.asia/d/aJ3i96M

[5]通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について |令和4年 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課
https://www.mext.go.jp/content/20230524-mext-tokubetu01-000026255_01.pdf

[6]発達障害の理解|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000633453.pdf

執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。

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