パニック障害のチェックシート!なりやすい人の特徴を知り対処しよう




パニック障害は100人に1人くらいの割合で発症するとされており、誰もが発症する恐れがある病気です。[1]

なんの前触れもなく息切れや動悸などの症状を感じ、心配になったり不安になったりしていませんか?

この記事では、パニック障害のチェックシートで自身の症状を確認できます。

「もしかしたらパニック障害かもしれない」と考えるあなたが、この記事を読むことで悩みを解決できるきっかけになれると幸いです。

パニック障害のチェックシート

ここでは、パニック障害のチェックリストを紹介します。次に挙げる項目のうち、あてはまるものをチェックしてみましょう。

▢ 電車や飛行機の中、エレベーターの中、人混みの中などで、突然不安や恐怖を感じることがありますか?
▢ 胸がドキドキしますか?
▢ 何もしていないときに汗をかきますか?
▢ ブルブルと震えたりしますか?
▢ 息切れがしたり、息苦しさを感じますか?
▢ のどに何かつまった感じ、胸がつかえた感じがしますか?
▢ 胃の調子が悪い、お腹あたりの不快、吐き気がすることがありますか?
▢ めまいがしたり、ふらつく感じ、気が遠くなる感じがしますか?
▢ 熱感や寒気を感じたりしますか?
▢ 起きていることが現実ではないような感じや、自分が自分でないような気がしますか?
▢ コントロールを失うこと、どうにかなってしまうと思うことがありますか?
▢ 自分はこのまま死ぬのではないと感じますか?

参照元:こころもメンテしよう|厚生労働省をもとに作成[2]

このチェックシートは、あくまでもパニック障害の可能性を判断するものであり、診断結果ではありません。上記のチェック項目に複数あてはまる方は、クリニックに相談にきてくださいね。

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こころちゃん
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先生たちは優しくお話きいてくれますよ!

パニック障害になりやすい人の特徴

ここでは、パニック障害になりやすい人の特徴を紹介します。日々の生活を改めたり、考え方を見直したりするきっかけにしてください。

細かいことが気になる完璧主義の人

細かいことが気になる完璧主義の方は、ストレスをためやすいためパニック障害になる恐れがあります。

具体的には、難しいことも無理して乗り越えようとしたり、つらいときに誰にも相談できず落ち込んだりします。

まじめさゆえにストレスを感じるため「まあこれくらいで良いか」と考えると、気持ちが楽になるでしょう。

精神的に追い詰められやすい人

精神的に追い詰められやすい方はパニック障害になりやすいです。

もともと不安や心配が強いと些細なことでも気になり、それがパニック障害の引き金となるためです。

たとえば、毎日育児で忙しかったり仕事に追われていたりすると、こころとからだが休まるときがありません。

そのため、一人でゆっくりする時間を作ったり、家族や友人に育児や家事などを手伝ってもらったりしましょう。

こころちゃん
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自分の時間をつくってリフレッシュしましょう

こだわりが強い頑固な人

こだわりが強く頑固な方は、自分のこだわりから外れ思いどおりにいかないと強い不快感をいだきます。その結果として、パニック障害が起きるのです。

さらに「自分ではどうすることもできない…」と自信を失うきっかけにもなります。

こだわりが強く頑固な方はストレスを感じやすいため、散歩したり音楽を聞いたりして自分がリラックスできる方法を取り入れましょう。

気配りが上手な人

気配りが上手な方は、家族や友人が困ったり悩んだりしているときにいっしょに考えてくれます。

自分のことを後回しにしがちであり、知らないうちに我慢してストレスがたまる恐れがあります。

早めにストレスに気づけ対処できるように、自分のことに目を向けてください。

感受性が豊かな人

感受性が豊かな方は、周囲の人から感情の影響を受けやすいため、パニック障害になりやすいです。

イライラや悲しみなどのネガティブな感情になる回数が多く不安を感じやすいためです。

不安な気持ちは時間が経つと少しずつ和らぐことを知っておくと、うまく感情をコントロールできるでしょう[3]

タバコやコーヒーが好きな人

タバコやコーヒーはパニック障害のリスクを高めます。[4][5]

ニコチンやカフェインは交感神経を刺激する作用がありパニック障害の原因となるためです。

ですが、タバコやコーヒーを無理に止めることでストレスを感じ、かえってパニック障害を起こす要因となる恐れがあります。

そのため、精神科や心療内科などのクリニックでタバコやコーヒーを無理せずに止められる方法を相談しましょう。

こころちゃん
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コーヒーが美味しくてついつい飲んじゃう💦

過去にうつ病になったことがある人

過去にうつ病になったことがある人は、パニック障害を起こすリスクが高いでしょう。[6]

パニック障害の方は「いつ発作が起こるか分からない」という漠然とした不安を感じています。また、パニック発作が起こったときの恐怖心から、自宅ばかりで過ごしたり人に会うことを避けたりします。

うつ病になったことがある方は、これらの不安や恐怖心を感じやすいため、パニック障害を発症しやすいといえます。

パニック障害になりやすいのは男性よりも女性

パニック障害は男性よりも女性が約2倍の頻度で発症しやすく、10代後半~40代に多いのが特徴です。[7]とくに、幼少期にトラウマがある方はパニック障害が起こる可能性が高いです。[8]

「パニック障害かもしれない」と悩む方は、精神科や心療内科などのクリニックを受診しましょう。

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パニック障害に似た病気

パニック障害に似た病気は以下のとおりです。

  • 心筋梗塞や狭心症
  • 喘息
  • メニエール病
  • 甲状腺亢進症

これらの病気は、パニック障害と似た症状があらわれることがあります。[7]

パニック障害には命に関わる病気が隠れている可能性があるため、クリニックを受診してからだの病気がないことを確認しましょう。

こころちゃん
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気になる症状がありましたら、お気軽にご相談くださいね

まとめ

パニック障害は誰もが発症する恐れがある病気です。ただし、多くのパニック障害は治る、もしくは症状が落ち着く可能性があります。[9]

パニック障害が初期段階のときに受診し治療を開始することが重要です。

パニック障害のチェックシートで複数の項目に当てはまった方は、ひとりで悩まずにおおかみこころのクリニックに遠慮なくいらしてくださいね。

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参考サイト・文献
[1]eーヘルスネット|厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-050.html

[2]こころをメンテしよう|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/know/know_02.html

[3]認知行動療法|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000113842.pdf

[4]喫煙とパニック発作:疫学調査
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10591292/

[5]パニック障害患者の不安とパニック発作に対するカフェインの影響:系統的レビューとメタ分析
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34871964/

[6]うつ病とパニック障害の併存症
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8917130/

[7]パニック障害|MSDマニュアル

[8]パニック障害
https://medlineplus.gov/panicdisorder.html

[9]女性の病気について|一般社団法人 日本女性心身医学会https://www.jspog.com/general/details_22.html

この記事の編集者
西川正太
看護師、保健師、保育士。 2009年大学を卒業後、大学病院や総合病院で勤務経験あり。現在はフリーライターとして医療を中心に執筆中。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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