最近なんだかつまらないわ…一度きりの人生なのに、なんでこんなに楽しくないって感じちゃうのかしら?
やることが大きく変わらない毎日を送っていると、人生つまらないな…と感じることもありますよね!もしかしたら、心の元気がなくなっているのかもしれません。今回は「人生つまらないな…」と感じることについてお話していきますね!
寝る、食べる、起きる、と毎日同じことの繰り返し……。刺激もなく「人生つまらない、人生楽しくない」と感じることはありませんか。こうした思いをめぐらせるだけならまだしも、考えが悪い方向へ進むと深刻な事態を招く可能性もあります。
この記事を通して「人生つまらない」「人生楽しくない」と思ってしまう原因を知り、事前に対策しておきましょう。
下記の記事も気になる方は、参考にされてください。
人生つまらない・人生楽しくないと感じる理由
人生を悲観的に「つまらない」「楽しくないと」感じるのはどんな理由があるのでしょうか。
大きく4つの原因が考えられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
心の病
うつ病の症状として「気分が落ち込みやすい」「憂うつな気持ちが続く」「やる気が出ない」などが挙げられます。
「眠れない」「体がだるい」「疲れやすい」といった症状が出ることもあるでしょう。
心身ともに健康でない場合、うつ病をはじめとする「心の病」を抱えている可能性があります。
脳内物質のノルアドレナリンやセロトニンが少なくなっているために「人生つまらない」「人生楽しくない」と思いをめぐらせてしまうのです。
ネガティブ思考
何か問題がおこったときに「こんな自分だから……」「だからダメなんだ……」とネガティブに考える傾向はありませんか?
いつまでもマイナスな感情のままでいることは、人生がつまらないもののように思える原因になります。
悪いことが起きたときに、ずっとネガティブ思考のままで、うまく気持ちの切り替えができないこともあるでしょう。
せっかくいいことが起きたとしても、気持ちの切り替えができずネガティブ思考のままでいては、負のスパイラルから抜け出せないのです。
完璧主義
完璧主義な人は、少しでもうまくいかないことがあるとストレスに感じてしまいます。
その結果「人生つまらない、人生楽しくない」と思ってしまいがちです。
また完璧主義な人は、ものごとに真摯に向き合い過ぎる真面目な性格をもつ人が多く、うつ病になりやすいという報告もあります。[1]
細かいことにまで完璧さを追求するのは立派です。ただし、必ずしも全てうまくいくとは限らないので、完璧にできなかったときに自分自身がしんどくなることに注意しましょう。
単調な日常
「寝る」「食べる」「仕事をする」といった毎日同じルーティンをくり返していると「人生つまらない」と感じやすい傾向があります。
ただ月日が過ぎていくばかりで、1ヶ月後の自分、そして1年後の自分が成長している姿を想像できず、だんだん焦りが出てきてしまいます。
変化がありすぎてしんどくなる毎日も大変ですが、逆に変化がなさすぎては何のために生きているのか?と思う人も多く出てくるはずです。
年代別「人生つまらない、人生楽しくない」の特徴
10~20代「人生つまらない・人生楽しくない」学生
中高生である10代は、勉強やバイトなど好きなことが思う存分できる時期にも関わらず、何かしらの事情があり行動制限されてしまうケースがあります。思春期にありがちな人間関係で悩むこともあるでしょう。
20代は就職活動や社会人デビューなどもあり環境変化が大きい時期です。就職活動がうまくいかなかったり、希望の部署で仕事ができなかったりすると大きなストレスを抱えることになるでしょう。
30~50代「人生つまらない・人生楽しくない」社会人
30代や40代になると、仕事では責任あるポジションを任されたり、やりたくない仕事をしなければならないこともあるでしょう。
また職場が激務な環境だと、四六時中仕事のことばかり頭にある状態になってしまいがちです。
多くの会社員では、仕事をしている時間は1日の1/3程度を占めるため、人生がつまらなく感じるのも無理はありません。
プライベートでも家族や友人関係が円滑にいっていないと、ストレスを感じるケースは多いようです。
「人生つまらない・人生楽しくない」主婦
主婦は、旦那を支えながら家事全般や育児をこなしており、家庭において非常に大事な役割です。
ただ一般的に主婦のすべきことは多岐にわたり、「買い物」「洗濯」「掃除」「炊事」「育児」など、ほかにも数えきれない仕事があります。
毎日同じルーティンの繰り返しであると感じると、人生を退屈なものであると感じてしまいやすいでしょう。
子どもがいると、ママ友との付き合いやPTA活動などの面倒くさいタスクが多いため、人間関係でストレスに感じやすい特徴があります。
人生つまらない・人生楽しくないときの対処法5選
人生がつまらないと感じるなら、以下の対処法を試してみましょう。
それぞれ解説していきます。
心の病気の治療をする
原因が「心の病」とわかっている場合は、その治療を最優先にしましょう。
具体的には、しっかりと通院を続け、薬を規則正しく飲むことが挙げられます。
実際、抗うつ薬で治療中の人は3人に1人以上の割合で薬を途中で飲むのをやめてしまっているという報告があります。[2]
きちんと薬を飲み続け、まずはしっかり病気を治すことを念頭においておきましょう。
ストレスのない生活を送る
「人生つまらない、人生楽しくない」人はストレスフリーな生活を心がける。
生きていればストレスはつきものです。しかし工夫次第でストレスを最小限に抑えることは可能でしょう。しっかり嫌なものは嫌と言い、自分を苦しめないことが大切です。具体的には、仕事で理不尽な対応を受けた時にはしっかり抗議する、プライベートで人間関係が厄介になりそうな時には早めに手を引くなど、自分にストレスがかからないようにしましょう。自分を守ってあげられるのは自分しかいないのです。
小さな挑戦をする
刺激のない日々からの脱却には、小さな挑戦をしてみましょう。
- たとえば…
- ・1日20分散歩する
・副業を始める
・新しい習い事を始める
・付き合う友達を変える
上記のように、さまざまなものが挙げられます。
何か挑戦するときには、一歩踏み出す勇気が必要です。
挑戦に成功すれば成功体験として自信につながり、人生を悲観的に考えにくくなるでしょう。
ポジティブに考える
ネガティブ思考のままでは「人生はつまらない」というマインドから抜け出すことができません。負の連鎖は自分たちで切るしかないのです。
ときには無理矢理にでも、気持ちを切り替えることが必要になります。
- たとえば…
- ・美味しいものを食べる
・睡眠時間を長めにとる
・旅行にいく
・趣味に没頭する
上記のように、自分にあったものを選びましょう。
どうすれば自分の心が幸せになるか、理解しておくことも大切です。
考えすぎないようにする
人生をつまらなく感じる理由は、必ずしも一つではありません。いろいろな原因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。
そんな中、一人で閉じこもって考えていても明確な答えは見つかりません。答えの出ない問いに対しては、考えすぎないようにしましょう。
信頼できる家族や仲の良い友人に相談してみるのも一つの手です。
まとめ
一度「人生つまらない」「人生楽しくない」と思い始めると、どんどん気持ちが落ち込んでいってしまいます。はじめのうちは少しおおげさに「人生を楽しむんだ」という前向きな気持ちでいることが大切です。
気持ちの落ち込みが長く続く場合は、うつ病をはじめとする心の病が隠れている可能性もあります。そんなときは我慢する必要はありません。無理せず、心のケアをしてくれるクリニックに相談しましょう。焦らず、自分のペースで、元気を取り戻していけばいいですよ。
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【参考文献】
[1] 厚生労働省|4.うつ病はどうして起こるの. うつ病を知っていますか?(国民向けパンフレット案). うつ対策推進方策マニュアル-都道府県・市町村職員のために-
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5d.html. (2023-10-19閲覧).
[2] Ai Tamaji et al. Development of clinical pharmacy services to improve drug adherence in psychiatric hospital patients. YAKUGAKU ZASSHI 2010 130(11) 1565-1572 p.1緒言10行目