酔って記憶がないときの行動が不安|よくあるトラブルと対処法










「昨夜、何をしたか全く覚えていない…」

「誰かに迷惑をかけてないかな?警察沙汰になっていたらどうしよう…」

お酒を飲んだ翌日、記憶が飛んでいることに気づいてどうしようもない不安や自己嫌悪を感じた経験はありませんか?

お酒で記憶をなくす状態は「ブラックアウト」と呼ばれ、経験がある人も多いでしょう。

この記事では、酔って記憶がない状態について翌日の不安への対処法、そして予防策について詳しく解説します。

新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多周辺でお酒について悩んでいたら、おおかみこころのクリニックへお気軽にご相談ください。

酔って記憶がない状態とは

酔って記憶がなくなることは「ブラックアウト」と呼ばれ、脳の記憶に関係する部分がアルコールによって働かなくなっている状態です。

体内の水分量に対するアルコール濃度が高まると、ブラックアウトが起こります。

体重が軽いと体内の水分量が少ないため、一般的には男性より女性の方がアルコール濃度が高まりやすくブラックアウトになりやすいでしょう。

また、睡眠薬や抗不安薬を飲んでる人は記憶をなくしやすい傾向にあります。[1]

酔って記憶がない間も、意識はあり会話や何気ない行動はできています。ただ、その間の記憶が脳に保存されないため、後から思い出すことができません。 

ブラックアウトを経験すると「知らない間に誰かを傷つけたのではないか」「社会的地位を失うようなことをしたのではないか」という不安から精神的ダメージを受けるでしょう。

もし、実際には何も問題がなかったとしても想像だけで不安になってしまうのです。

こころちゃん
こころちゃん

記憶がなくなると不安ですよね

酔って記憶がないときのよくある不安行動

酔って記憶がないときは、以下のような行動をしている可能性があります。

それぞれ詳しく見てみましょう。

金銭トラブル

飲酒による判断力の低下や衝動性の高まりによって金銭トラブルが起こってしまいがちです。[2]

酔って記憶がないときは、以下のような金銭トラブルが起こりやすくなります。

  • 財布や貴重品の紛失
  • 身に覚えのない出費
  • 無計画なキャッシング

財布や貴重品をどこかに置いてきてしまっていたり、コンビニやネットショップなどで不要なものを衝動的に購入してしまったりしているかもしれません。

酔っているときは気が大きくなっているため、後輩におごってしまったり、ATMで現金を必要以上に引き出してしまったりして、翌朝後悔することもあります。

金銭トラブルは、経済的な損失を負うだけでなく「自分をコントロールできなかった」ことへの自己嫌悪を感じてしまうでしょう。

他者への迷惑行為

飲酒によって判断力や運動機能が低下しているために、他者への迷惑行為をしてしまいがちです。[3]

たとえば、以下のような迷惑行為があります。

  • 公共の場で大声で騒ぐ
  • 駅のベンチで眠ってしまう
  • 相手の承諾なくキスをする
  • 道で人にぶつかって転倒する
  • お店のもの(お皿やグラスなど)を壊してしまう

酔っていると、場にそぐわない行動をとったり、ふらついて物や他者に危害を及ぼしたりといった迷惑行為に発展します。

中には暴力や性的暴行など衝動的な犯罪行為を犯してしまうケースもあるでしょう。[2]

人間関係のトラブル

お酒によって抑制がきかなくなると、普段は言わないようなことを口にしてしまい人間関係のトラブルが起こります。[4]

たとえば以下のような人間関係のトラブルが起こりがちです。

  • SNSに暴言や愚痴を投稿する
  • 立場をわきまえない対応をする
  • 上司や得意先に不満を述べてしまう
  • 他人の秘密を周囲にばらしてしまう
  • 元恋人や気になる人に感情的なメッセージを送る

飲み会の翌日から「周囲の対応が変わってしまう」「周囲から急に心配される」といったように人間関係に影響を与える可能性があります。

一度失った信頼を取り戻すには長い時間がかかるため、ギクシャクした空気が続いてしまうかもしれません。

酔って記憶がなくなり不安なときの対処法

酔って記憶がないことに気づいたら「誰かに迷惑をかけていないかな」「警察のお世話になることをしていないかな」と不安になってしまいます。

不安になったときは、以下のような対処をしましょう。

それぞれ詳しく解説します。

信頼できる人に事実確認する

想像で不安を膨らませる前に、客観的な事実を把握することから始めましょう。

「昨日は記憶が飛んでいるのだけれど、何か問題がありましたか?」と素直に確認してください。

信頼できる人なら、事実を教えてくれるはずです。

信頼できる人に確認したら、以下のようなところも確認しましょう。

  • 財布の中のレシートや領収書
  • ネットショップやATMの利用履歴
  • SNSの投稿やメッセージの送信履歴

知らない間に支払ったり購入したりしているものはないか、不適切な発言をしていないか確認してください。

事実を確認することで、根拠のない不安から解放されることができます。

自分を責めすぎないようにする

酔って記憶がないことで自分を強く攻めてしまうのは、あなたが責任感のある真面目な性格だからではないでしょうか。

「飲みすぎた」ということへの反省は必要ですが「自分はダメな人間だ」という過度な自己否定は避けましょう。

過度な自己否定は、不安を強め、うつ病や不安障害につながる可能性があります。[5]

不安が強いときは、腹式呼吸をくり返して気持ちを落ち着かせてください。[6]

事実を整理して今後の対応を考える

酔って記憶がないときは「実際に起こったこと」と「自分が想像していること」を区別し、事実を整理して今後の対応を考えることが大切です。

不安から想像を膨らませがちですが、実際には想像しているほどひどいことは起こっていないケースもあります。

もし迷惑をかけたことがあれば、すぐに誠実な謝罪をしましょう。起きてしまったことは変えられませんが、その後の誠実な対応で人間関係の悪化を防げます。

後悔だけで終わらせず「次からは飲みすぎないようにしよう」という前向きな姿勢で過ごすようにしてください。

酔って記憶をなくさないための予防策

酔って記憶をなくさないためには、以下のような予防策を実施しましょう。[3]

  • 空腹時に飲まない
  • 適切な飲酒量を把握する
  • 体調不良時の飲酒は避ける
  • 一気飲みや早飲みはしない
  • 水分や食べ物を補給をしながら飲酒する

空腹時に一気にアルコールを摂取すると、アルコールが体内に回りやすくなります。

ゆっくりとしたペースで、水や食べ物を合間に補給しながら飲むようにしてください。

飲む量や飲み方をコントロールして、アルコールによる心身の不調をやわらげましょう。

酔って記憶がなくなるときは専門家に相談しよう

酔って記憶がなくなることで不安を感じたときや、記憶をなくすことが頻繁に起こるときは専門家へ相談してみるとよいでしょう。

実際、アルコールに関する相談はブラックアウトをきっかけに受診するケースが少なくありません。[4]

1度でもブラックアウトを経験したら、それはアルコールとの付き合い方を見直すよい機会です。[1]

過度な飲酒の背景には不安障害、うつ病、アルコール依存症などのこころの病気が隠れていることがあります。

飲酒量をコントロールできない、飲酒が日常生活に支障をきたしている、という方は新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックへいつでもご相談ください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

お酒を飲んだ翌日に気分が落ち込むときは、酒鬱が関係していることもあります。

酒鬱については以下の記事をご覧ください。

まとめ

酔って記憶がないという経験は、誰にでも起こりうることです。

想像で不安を膨らませるのではなく、周囲の人に事実を確認し適切に対処しましょう。

また、同じ失敗を繰り返さないための予防策を実践すれば、酔って記憶がないというリスクは減らせます。

酔って記憶がないことが頻繁に起こる、飲酒のコントロールができないと感じたら、なるべく早く専門家に相談してください。

おおかみこころのクリニックは新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にある精神科です。

自宅から相談できるオンライン診療も実施しております。

お酒にまつわる不安をひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。

当日予約・自宅で薬の受け取り可能

【参考文献】
[1]途切れた記憶 アルコール誘導性のブラックアウト|National Institutes of Health
https://www.niaaa.nih.gov/sites/default/files/publications/Blackouts_Japanese.pdf

[2]酔い方の異常|健康日本21アクション支援システム|厚生労働省
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/alcohol/a-03-004

[3]健康に配慮した飲酒に関するガイドライン|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001223643.pdf

[4]改訂新版 今すぐ始めるアルコール依存症治療 樋口進|法研

[5]不安障害|こころもメンテしよう 厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/know/know_02.html

[6]腹式呼吸をくりかえす|こころもメンテしよう 厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_03.html

この記事の執筆者
すみこ
作業療法士歴13年の経験を活かし、医療記事を中心に活動するWebライター。 読者の皆様のこころと身体の健康をサポートし、前向きな気持ちになれる文章を心がけています。
執筆者:浅田 愼太郎

監修者:浅田 愼太郎

新宿にあるおおかみこころのクリニックの診療部長です。心の悩みを気軽に相談できる環境を提供し、早期対応を重視しています。また、夜間診療にも力を入れており、患者の日常生活が快適になるようサポートしています。




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