「最近なんだかストレスで眠れない」
「仕事に行くと動悸がすごい。どうにかしたいけどメンタルクリニックは受診したくない」
「精神科に行ったら、心病んでる認定されそうでイヤだな」
精神科を受診することに対する「戸惑い」や「恥ずかしさ」をもつ方は少なくありません。
一方で、心の病は「5人に1人は通院した経験がある」という身近な病気になってきています。[1]
自分でも気づきにくく、周囲の目が気になる心の病気。
今回は「精神科に行った方がいいのか」と悩んでいる方に向けて、セルフチェックで精神科に行った方がいいのか、なぜ早く受診した方がいいのかについて解説していきます。
精神科に行った方がいい人～セルフチェック～
うつ病とストレス状況のチェックリストを用意しました。
精神科に行ったほうがいいかを判断するには、自分自身と向き合うことから始まります。
まずは、気になるものからやってみましょう
うつ病セルフチェック
下記の症状が2週間以上続いている場合は、うつ病の可能性も考えられます。[2]
▢ 食欲がわかない、食べ過ぎてしまう
▢ 今まで楽しめていたことが楽しく感じない
▢ 何にも興味がわかない
▢ 疲れているのに眠れない、一日中眠い
▢ たくさん眠っても疲れが取れない
▢ イライラして落ち着かない
▢ 集中力や注意力が続かない
▢ 自分には価値がないと感じる
▢ なにかあると自分が悪く、自分のせいだと感じる
▢ 死にたいと考えてしまう
より詳しくチェックするには、下記のうつチェックリストもお試しください。
うつチェックテスト | 千葉県精神神経科診療所協会（千葉精診） (capc.jp)
ストレスセルフチェック
よいストレスは、やる気やエネルギーへつながります。一方で、抱えきれないほどの大きなストレスは、心身に悪い影響を与えます。[5]
下記のセルフチェックで、自分のストレス状況を見てみましょう。[3]
▢ ひどく疲れている、すぐに疲れる
▢ なにをするのも面倒に感じる
▢ ものごとに集中できない
▢ 便秘や下痢をする
▢ 頭が重かったり頭痛がする
▢ めまいがする
▢ 一日中ゆううつな気分がつづく
▢ いつもイライラする
より詳しくチェックするには、下記の職場ストレスチェックリストもお試しください。
1つでもあてはまるサインがあれば、精神科や心療内科の受診を考えてみてもよいでしょう。
日常の悩みや身体の不調など心の専門家は優しく受け止めて話を聞いてくれますよ。
24時間予約受付中
なぜ精神科を早く受診した方がいいのか
風邪の治療を早く始めると、治りが早くなります。同じように、心の病気も早く気づき、速やかに治療をすると軽症ですむことがわかってきました。[1]
心の病気と言っても「適応障害」「うつ病」「双極性障害」「統合失調症」など、さまざまです。それぞれの疾患に合った対処法や適切な関わりが必要になります。
速やかに正しく治療をすることで、重症化や慢性化を防ぐことができます。そのおかげで、より早く元の生活を取り戻すことができるでしょう。[4]
生活環境やストレスの感じ方はひとり一人違います。今「きつい」「つらい」と思うならば、今が受診のタイミングなのです。
「きつい」「つらい」が続くとストレスが溜まっていいことないですよ💦
精神科・心療内科に行ってはいけない人はいない
心療内科に行ってはいけない人はいません。
内科と同じで気になる症状があったら、気軽に受診して大丈夫です。
今や、メンタルクリニックも1年に1度、健康診断のように受診すべき場所になってきました。
もしかしたら、精神科を受診して「病気ではありません」と言われることもあるでしょう。その場合は「心の病気ではなくて良かった」と思えばいいのです。
自分自身が安心できたら、それだけで受診した価値があります。
みんな周りに話してないだけで、通院経験ある人多いですよ
おおかみこころのクリニックで相談できる悩み｜まとめ
心の病は早期発見・早期治療が早く治るための一番の近道です。
おおかみこころのクリニックでは、セルフチェックで重症でなくとも、下記のような悩みがある方のご相談も受けています。
- 休日も仕事のことを考えてしまってつらい
- 子育て中にイライラしてしまう
- 友達との関係がうまくいかない
- 夜寝ようと思ってもソワソワして眠れない
先生やさしいよ！ なんでもお話聞いてくれるの♪
おおかみこころのクリニックは休日診療も20時以降などの遅い時間の受診もできます。
LINEから24時間いつでも予約可能です。お気軽にご相談ください。
24時間予約受付中
参考文献
[1]第4回「精神保健・精神疾患を学ぶ」～改めて知っておきたい基礎知識～｜日本学校保健会
https://www.gakkohoken.jp/special/archives/223
[2]うつ病｜NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター
https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease01.html
[3] 国が推奨する 57 項目の質問票（職業性ストレス簡易調査票）｜厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf#page=6
[4]精神疾患の早期発見・治療の重要性｜e-ヘルスネット
[5]メンタルヘルスについて～自分を知りしなやかに生きる～｜県北地域保健・職域保健連携推進連絡会
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/460348.pdf
- この記事の執筆者
- 柚木ハル
作業療法士。精神科16年の臨床経験を生かして執筆を担当。現在は訪問リハビリに従事しながら幅広いジャンルにて執筆中。
