「話の途中で違うことを考えてしまう」
「人の話が聞けず何度も聞き返して怒られる」
「性格の問題なのか、病気なのかわからない」
このような悩みを抱えていませんか。
人の話を聞けないと、仕事や学校、人間関係に支障が出るだけでなく、周囲からの信頼を失う感じがして自分が嫌になってしまうことがあるでしょう。
人の話を聞けない背景には、不安やストレス、生まれつきの特性など、さまざまな要因が関係している可能性があります。
この記事では、人の話を聞けないときに考えられる理由や対処法、病院に相談する目安について解説します。
「人の話を聞けないなんてわたしだけかも」と自分を責めているあなたが、誰かに相談してもいいんだと思えるきっかけになれば幸いです。
この記事の内容
人の話を聞けなくて悩んでいる人は少なくない
「人の話を聞けない」と悩んでいる人は少なくありません。
実際に、人の話を聞けないことに悩む人からは、以下のような声が聞かれます。
- 人の話が入ってこないです。いつも「話聞け頭悪いな」と学校の先生にも怒られるのですが、理解できないんです。病気なんですかね。[1]
- 人の話が聞けないです。職場ではその場で確認をしようとすると「だからあ~!!」とキレられたり呆れられたりします。[2]
- 私は人の話を聞くことができません。正確に言うと、覚えることができないんです。これには何か理由があるのでしょうか?それともただ私の性格ですか?[3]
人の話が聞けないと、このように「性格に問題があるのでは」「病気かもしれない」と悩んでしまうかもしれません。
ただ、人の話を聞けない背景にはさまざまな理由があります。
「性格の問題だ」「病気に違いない」と決めつけず、どのような理由が考えられるかを整理することが大切です。
また、人と話すのが怖かったり自信がもてなくなったりしているときは、以下の記事もあわせてご覧ください。
人の話を聞けないときに考えられる理由
人の話を聞けないときに考えられる理由として、以下が挙げられます。
ひとつずつ見ていきましょう。
不安や悩みに注意が向いている
人の話を聞けないときは、不安や悩みに注意が向いていることがあります。
たとえば、以下のように違うことを考えているかもしれません。
- 相手に嫌われたらどうしよう
- 今日も話の内容を理解できないかも
- また話を聞いてないと怒られたらどうしよう
不安や悩みで頭の中がいっぱいになると、相手の話よりも自分の考えに意識が向きやすくなります。
その結果、話に集中しづらくなり、さらに話が頭に入りづらくなることがあるのです。

悩みがあると頭の中でぐるぐるしちゃいますよね
ストレスや睡眠不足が続いている
人の話を聞けないときは、ストレスや睡眠不足が続いているかもしれません。
厚生労働省では、ストレスが続くと思考力や集中力が低下するとされています。[4][5]
例として、以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 聞こえているのに説明が頭に入らない
- 話を聞いた直後なのに内容を思い出せない
- 話に集中できず気づくと違うことを考えている
このように「聞く気がない」のではなく、ストレスによる集中力や思考力の低下が関係している可能性があります。
まずはストレスや睡眠不足が続いている可能性を考え、心身を休ませることが必要です。
生まれつきの特性が関係している
子どもの頃から人の話を聞くことが苦手なら、生まれつきの特性が関係しているかもしれません。
幼少期を思い出して、以下に心当たりはありませんか?[6]
- 話を聞くのが苦手でしゃべりすぎてしまう
- 話を聞いていないように見えると言われた
- 話を聞いている途中で違うことを考えてしまう
このような背景には、ADHD(注意欠如・多動症)が関係していることがあります。
ただ、人の話を聞けない背景にはさまざまな要因が考えられるため、これらに当てはまるからといって、必ずしもADHDとは限りません。
子どもの頃からずっと「人の話を聞けない」と悩んでいるときは、病院に相談する目安を参考にしながら専門家への相談を検討してみましょう。
人の話を聞けないのを治したいときにできること
人の話を聞けないときは、聞き逃しても困らない仕組みを作ることが大切です。
「聞き逃したらどうしよう」「理解できなかったらどうしよう」と違うことを考えてしまうときは、メモやスマートフォンの録音機能を活用しましょう。
無断で録音機能を使用するとトラブルにつながる可能性があるため「聞き逃してしまうことがあるため、録音してもよろしいでしょうか」と、あらかじめ相手に確認しておくと安心です。
とくに、メモは手軽に取り入れやすい方法のひとつです。
メモを取る際は、綺麗にまとめる必要はありません。
あとで内容を思い出せるよう、日付や期限、やることなどを箇条書きにするだけで十分です。
聞き間違いを防ぐためには「〇日までに△△ですね? 」と、メモした内容を復唱するのが効果的とされています。[7]
また、信頼できる人に対して、以下のように伝えておくのもよいでしょう。
- メモを取らせてもらうね
- 後で確認させてもらうことがあるかも
- もし聞き逃していることあったら教えてね
周囲の助けを借りながら、あなたに合った方法を見つけてみてください。

メモを取っていると「真剣に聞いてくれている」いう印象にもつながりますね!
「人の話を聞けない」という悩みが病気につながる可能性もある
人の話を聞けないからといって、必ずしも病気とは限りません。
ただ、人の話を聞けないことで悩み続けるうちに、こころの不調につながることがあります。
たとえば、以下のような経験が続くと、気分が滅入ってしまうことがあるでしょう。
- また怒られてしまった
- いつも理解できなくて恥ずかしい
- 周囲に迷惑をかけている気がする
このように、人と話すことが怖くなったり「また失敗するかも」という不安が続いたりすると、こころの不調につながる可能性があります。
ひとりで抱え込まず、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックにご相談ください。
オンライン診療では、スマホやパソコンからご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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人の話を聞けないときに病院に相談する目安
人の話を聞けない背景には、疲れやストレス、一時的な体調不良などが関係していることがあります。
ただ、以下に心当たりがあるときは、精神科への相談を検討しましょう。[4][6]
- 仕事や学校生活に支障が出ている
- 子どもの頃から同じ悩みが続いている
- 人の話が聞けず不安や落ち込みが2週間以上続いている
人の話を聞けないことでお悩みのときは、精神科医のような専門家に相談するのもひとつの方法です。
精神科では、今の困りごとやこれまでのご様子をうかがいながら、どのような要因が関係しているのかを整理していきます。
また、不安や落ち込みなどの症状が強いときは、必要に応じて治療を検討することもあります。
相談することで「わたしの努力不足ではなかった」と気づけたり、自分に合った対処法が見つかったりすることがあるでしょう。
対面での相談をご希望のときは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックにご相談ください。
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ひとりで抱え込まず、あなたに合った方法でご相談ください。
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
まとめ|人の話を聞けない悩みは相談しても大丈夫
人の話を聞けないと「性格の問題かもしれない」「周囲に迷惑をかけている」と悩んでしまうかもしれません。
ただ、人の話を聞けない背景には、ストレスや睡眠不足、生まれつきの特性など、さまざまな要因が関係している可能性があります。
また、人の話を聞けないことで自信を失ったり「また違うことを考えてしまうかも」と不安を感じたりして、こころの不調につながることもあります。
まずはメモを活用するなど、聞き逃しても困らない工夫を取り入れてみてください。
仕事や学校、人間関係に支障が出ているときや、不安や落ち込みが続いているときは、ひとりで抱え込まず専門家へ相談することも大切です。
おおかみこころのクリニックは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多であなたのご相談をお待ちしております。
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【参考資料】
[1]Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14259176109
[2]Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11121749626
[3]Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14304521024
[4]こころの耳|2 ストレスからくる病
https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh002
[5]厚生労働省|休養・こころの健康
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b3.html
[6]こころの情報サイト|発達障害(神経発達症)
https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?%40uid=MbkmLbVbTEhSpxyE
[7]独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業センタ ー|在職中又は休職中の発達障害者に対する作業管理支援
https://www.nivr.jeed.go.jp/center/report/h3iskd000000408p-att/practice39.pdf
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士








