「次から次へと体調不良が続く…」
「わたしの身体どこかおかしいのかな?」
このように体調不良が続いて不安になっていませんか?
だるさや吐き気、頭の重さなど、原因がわからない不調が続くと「このままで大丈夫かな」と不安になるものです。
体調不良に振り回されず、あなたらしく落ち着いて過ごせる日々を取り戻したいと思うでしょう。
この記事では、原因がわからない体調不良が続く理由や日常生活でできること、一度受診しても体調不良が続くときの対処法を解説します。
「これくらいで休むのは甘えかも」と我慢を続けずに、まずは今の状態を一緒に整理していきましょう。
体調不良が続くと「わたしの身体どうしたのかな」と不安になる
次から次へと体調不良が続くと「わたしの身体はどうしたのかな」と不安になることがあります。
たとえば、次のような症状が入れ替わるように出てくることもあるでしょう。[1]
- 頭が重い
- 身体がだるい
- よく眠れない
- 胃が気持ち悪い
- めまいや動悸がする
このような症状があるにもかかわらず、病院で検査を受けてもはっきりした原因がわからない状態を「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ぶことがあります。[1]
原因がわからない不調が続くと「異常がないなら、この不調は何なのだろう」と、さらに不安になるでしょう。
なかには、体調不良が続くスピリチュアルな意味を調べたくなる方もいるかもしれません。
このような気持ちは、次から次へと続く不調をどう受け止めたらよいのかわからず、あなたなりの理由を探している状態ともいえるのです。
原因がわからずにとにかく体調が悪いときは以下の記事もあわせてご覧ください。
体調不良が続くときに考えられる理由
体調不良が続く背景には、いくつかの要因が重なっていることがあります。
たとえば、次のようなものです。[2]
体調不良が続く理由をひとつに決めつけず、身体とこころの両方から今の状態を見ていきましょう。
女性ホルモンの変化
女性は、月経周期や更年期などによってホルモンバランスが変化します。
女性ホルモンは、骨、脳、皮膚や粘膜、自律神経や免疫機能にも関係しています。[3]
そのため、女性ホルモンのバランスが変わると、身体だけでなく気分にも不調が出ることがあるのです。
たとえば、更年期では以下のような症状があらわれます。[4]
- 頭痛
- 疲れやすい
- 息切れ/動悸
- めまい/吐き気
- 気分が落ち込みやすい
- 寝つきが悪い/眠りが浅い
- イライラしやすい/怒りっぽい
とくに40代以降で月経周期が乱れてきたときは、更年期が関係していることが少なくありません。[2]
次から次へと体調不良が続くときは「更年期だから」「年のせいでしょ」と我慢せずに内科や婦人科で相談しましょう。
貧血や甲状腺の異常など身体の病気
体調不良が続くときは、貧血や甲状腺の異常などが関係していることもあります。
たとえば、鉄不足による貧血では、身体や脳に酸素が届きにくくなり、次のような不調が出ることがあります。[2]
- 眠れない
- 疲れやすい
- 動悸がする
- めまいがする
- 集中しにくい
- 息切れしやすい
- 気分が落ち込みやすい
また、甲状腺の異常でも「なんとなく体調が悪い」と感じることがあります。
甲状腺から分泌されるホルモンは、身体の成長や心臓の働き、体温、代謝などを調整しています。[5]
そのため、少なくなったり多くなったりすると以下のような症状があらわれます。[5]
- 甲状腺ホルモンが少ない
- ・体温の低下
・冷え
・コレステロール値の上昇
・月経不順
・肌の乾燥やむくみ
・脈拍数の減少
・便秘
・無気力感 など
- 甲状腺ホルモンが多い
- ・体温の上昇
・体重の減少
・脈拍数の増加
・動悸
・息切れ
・手の震え
・落ち着かない
・情緒不安定 など
これらの不調は、ストレスや更年期、こころの不調と似ていることもあります。
病院を受診し血液検査で確認できることもあるため、医師に「体調不良が続いている」「貧血や甲状腺も気になる」と伝えてみてください。

気になる症状があるときは我慢をせずに病院で相談しましょう
ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
ストレスや睡眠不足が続くと、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は、呼吸や血流、体温、胃腸の働きなどを調整している神経です。[6]
意識しなくても、身体の調子をととのえてくれています。
ただ、忙しさや緊張が続いたり十分に眠れない日が重なったりすると、自律神経は乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、次のような心身の不調があらわれることがあるでしょう。[6][7]
- こころの不調
- ・悲しくなる
・不安になる
・イライラする
・やる気が出ない
・憂うつな気分になる
- 身体の不調
- ・身体がだるい
・胃が気持ち悪い
・食欲がなくなる
・めまいや動悸がする
・寝ても疲れが取れない
また、周囲とのかかわりを避けるようになったり、お酒を飲む量が増えたりすることも少なくありません。
体調不良が続くときは「どこか悪いのかな」と身体のことばかり気になるでしょう。
けれど、ストレスや睡眠不足が重なって、身体の不調として出ていることもあるのです。
体調不良が続くときにできること
体調不良が続くときは、次のように今の負担を軽くしてみましょう。
できるところから、身体とこころを休ませる時間をつくってください。
予定を減らして身体を休ませる時間をつくる
体調不良が続くときは、予定を減らして身体を休ませる時間をつくりましょう。
「これくらいならできる」と思っていても、不調が続いているときは、いつもより疲れやすくなっていることがあります。
たとえば、以下のようにして身体を休ませる時間をつくってください。
- あらかじめ何もしない日をつくる
- 休日の予定は1~2個までと決める
- 買い物はネット注文や宅配を利用する
ほかにも、人と会うときはあらかじめ短い時間を決めておくのも有効です。
ゆっくり過ごすことは怠けるわけではありません。
あなたのできる範囲であなた自身の調子をととのえることが大切です。[8]
ムリをしない生活を心がけましょう。
症状・睡眠・月経周期を書き出して見える化する
「なんとなく体調が悪い」と感じる漠然とした不安を、書き出して見える化してみましょう。
紙に書くことで、今抱えている不安を客観的に捉えられるようになります。[9]
症状や睡眠、月経周期などを次のように簡単にメモしてみてください。
- 眠れた時間
- 食欲の変化
- いつから続いているか
- 気分の落ち込みや不安の強さ
- 月経周期や排卵日前後との関係
書くことで「いつも体調が悪い気がする」という漠然とした不安を整理しやすくなります。
また、病院で相談するときにも、自分の状態を伝えやすくなります。
きれいにまとめる必要はありません。スマートフォンのメモや手帳に、気づいたことを一言だけ残すことから始めてみましょう。
ひとりで抱え込まずに家族や職場・専門家に相談する
体調不良が続いているときは、あなたが思っている以上に疲れがたまっているかもしれません。
それでも「家族に迷惑をかけたくない」「職場に言いにくい」と思い、ひとりで抱え込んでしまうときもあるでしょう。
ただ、あなただけで対応しきれないストレスや体調不良は、周囲の力を借りることも大切です。[10]
たとえば、以下のような相談先があります。
- 家族に家事や育児を頼む
- 職場に仕事量や締め切りを相談する
- 内科・婦人科・心療内科に相談する
「こんなことで相談してもいいのかな…」と思うかもしれません。
体調不良が続いてつらいときや生活に支障が出ているなら、ひとりで抱え込まずに「ちょっと話聞いてほしいな」ぐらいの気持ちで相談しましょう。
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一度受診しても原因がわからずに体調不良が続くとき
一度受診して「とくに問題はなさそうですね」と言われた後も、不調が続くことがあります。
そのようなケースでは「異常がないと言われたから、もう相談してはいけない」と思わないでください。
体調不良が続いて不安な気持ちを抱えたまま過ごす必要はありません。
再度受診するときは、どのような症状があるのか、睡眠、食欲、気分の変化をメモしておくと伝えやすくなります。
「前回の受診後も不調が続いている」「症状が変わってきた」なども、あわせて伝えてみましょう。
内科や婦人科で異常が見つからずに、つらさが続いているなら、心療内科や精神科に相談することも考えてください。
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まとめ|体調不良が続くときはひとりで抱え込まないで相談しよう
次から次へと体調不良が続くと「わたしの身体はどうしたのかな」と不安になるものです。
原因がはっきりしない不調には、女性ホルモンの変化や貧血、甲状腺の異常、ストレスや睡眠不足などが関係していることもあります。
一度受診して「問題ない」と言われても、不調が続いているなら、もう一度相談して大丈夫です。
症状や睡眠、食欲、気分の変化をメモしておくと、今の状態を伝えやすくなります。
体調不良が続くときは「甘えかな」「気のせいかな」とひとりで悩まないでください。身体の不調だけでなく、こころの疲れが関係していることもあります。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックはあなたの不安に寄り添います。
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【参考文献】
[1]不定愁訴|厚生労働省 こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-1681
[2]病気ではないけれど快調でもない“なんとなく不調”。女性に多い「不定愁訴」への対処法は? |働く女性のウェルネス向上委員会 東京都産業労働局
https://women-wellness.metro.tokyo.lg.jp/columns/10
[3]女性のライフステージと健康の特徴|ヘルスケアラボ 厚生労働省
https://w-health.jp/introduction/lifestage
[4]更年期症状で仕事をあきらめないために 早めに婦人科とつながろう|働く女性の心とからだの応援サイト 厚生労働省
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menopause.html
[5]甲状腺の病気|働く女性の心とからだの応援サイト 厚生労働省
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/thyroid.html
[6]ストレスとは|働く女性の心とからだの応援サイト 厚生労働省
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/column-3.html
[7]3 ストレスへの気づき|厚生労働省 こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh003
[8]こころと体のセルフケア|厚生労働省 こころもメンテしよう
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/index.html
[9]今の気持ちを書いてみる|厚生労働省 こころもメンテしよう
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_02.html
[10]4 ストレスへの対処|厚生労働省 こころの耳
https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh004
- この記事の執筆者
- 柚木ハル
作業療法士として精神科で17年の臨床経験を積み、現在は訪問リハビリに従事。経験を生かしメンタルヘルスを中心に、やさしく寄り添う文章を心がけて執筆しています。








