「うつ病の治療中だけど、仕事柄どうしてもお酒を断れない」
「薬を飲んでいるのにお酒を飲んでしまったけど大丈夫?」
仕事を続けるために、どうしてもお酒を避けられない場面がありますよね。つらくても必死に仕事を頑張っている中で、お酒による体調の変化や薬との飲み合わせに不安を感じているのではないでしょうか。
薬とお酒を併用すると酔いが覚めにくくなったり、副作用が強く出たりする恐れがあります。
医師に「お酒を飲んでいる」と伝えて怒られるのが怖くても、現状を隠していると、回復が遠のいてしまうこともあるでしょう。
この記事では、うつの治療中にお酒を飲む悪影響や断れないときの対策を解説します。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多周辺で悩むあなたにとって、負担を抑えて治療を続けるためのヒントとなれば幸いです。
うつの治療中はお酒を飲まない方がよい
うつ病の治療中、とくに薬を服用している期間は原則としてお酒を控えましょう。
通常、薬は時間をかけて分解され、身体の外へ出ていきます。しかし、そこへお酒が入ってくると、肝臓はアルコールの処理を優先してしまいます。そのため、薬の分解が後回しにされ、成分が長い時間体内に残り続けてしまうのです。
薬の分解が遅くなることで、通常量の薬でも効き目が強くなったり、思わぬ副作用が出たりする恐れがあります。[1]
まずは「なぜお酒がよくないのか」という理由を理解し、あなたの身体を守るための知識として持っておきましょう。

うつ病の薬を飲んでるときはお酒は避けれるなら避けたいですね
うつの治療中にお酒を飲む悪影響
うつの治療中にお酒を飲む悪影響は、おもに3つ考えられます。
仕事でお酒を飲むときにこうした症状が出ると、普段ならしないミスをして信用に関わるかもしれません。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
酔いが続いてしまう
薬とお酒を併用すると、普段よりも酔いが長時間続きやすくなる可能性があります。
肝臓が薬とアルコールの両方を処理しなければならず、体内からアルコールが抜けるまでに時間がかかるからです。[1]
たとえば、以前なら一晩眠れば抜けていた量のお酒でも、薬を飲んでいる期間は翌日まで二日酔いや倦怠感が残るケースもあります。
お酒が残ったまま翌日の仕事を迎えれば、身体的なつらさだけでなく、気持ちの落ち込みもより感じてしまうでしょう。
「最近お酒が残りやすいな」と感じたときは、薬との併用が関係しているかもしれません。
下記の記事では飲酒後に気分が落ち込む「酒鬱」について解説しているので、あわせて参考にしてください。
判断力や身体の反応が鈍くなる
抗うつ薬とお酒を同時に摂取すると、判断力や身体の反応が鈍くなると言われています。[1]
たとえば、お客さんや上司との会話が頭に入りにくくなったり、グラスを運ぶ手元の感覚がいつもと違ったりするかもしれません。とくに、細やかな気配りが求められる接客業では、判断力が鈍るとミスにつながる心配があります。
「わたしはお酒が強いから大丈夫」と思っていても、薬のせいで感覚が変わる可能性があると覚えておいてください。
眠気やふらつきを引き起こす
薬とお酒の併用は、我慢できないほどの強い眠気や、足元のふらつきを招くケースがあります。
多くの抗うつ薬には、眠くなる成分「抗ヒスタミン作用」が含まれています。お酒の酔いと重なると強烈な眠気に襲われたり、身体が思うように動かなくなったりするのです。[1]
具体的には、仕事中に急に意識がぼーっとして立っているのがつらくなったり、移動中にバランスを崩しそうになったりするかもしれません。とくに、ヒールを履いての接客や店内の移動では、転倒してケガをするリスクも考えられます。
うつ病治療中のお酒は、眠気やふらつきを引き起こす可能性があることを頭の片隅に置いておきましょう。
うつの治療中にお酒を断れないときの対策
うつの治療中にお酒を断れないときには、3つの対策を試してください。
治療のためにはお酒を控えるのが理想ですが、仕事の付き合いや接客業など、どうしても断れない事情があるかもしれません。
職場でできる工夫と、普段の生活でできるケアの両面から対策していきましょう。
飲み物を置き換える
どうしてもお酒の席を避けられないときは、飲み物をお酒以外に置き換えてください。
お酒の摂取量を減らすと、薬の効果を守ることができるでしょう。
仕事でお酒を飲まないといけないときは、周囲に見えないようスタッフと連携してノンアルコールドリンクを用意してもらったり、水割りをさらにチェイサーで薄めたりする工夫が有効です。
お酒の合間に炭酸水やウーロン茶などを挟むだけでも、飲むペースを落とす助けになります。[2]
「飲んでいるフリ」を上手に使いこなし、少しでもお酒を飲む量を減らしましょう。
お酒以外の楽しみを見つける
仕事以外のプライベートでは、お酒を飲む以外の楽しみを見つけておくことが大切です。
仕事のプレッシャーやストレスをお酒で発散しようとすると、飲酒量がコントロールできなくなり、薬との併用リスクが高まるためです。
たとえば、仕事終わりには好きな香りの入浴剤を使ってゆっくりお風呂に入ったり、休日は映画鑑賞やマッサージに行ったりするなど、自分を労わる時間を作りましょう。
お酒に頼らなくてもこころが満たされる手段をいくつか持っておけば、お酒への依存度を下げられます。[3]
「付き合いの席では飲むけれど家での晩酌は控える」とメリハリをつけることが、ムリなく治療を続けるコツです。
お酒が飲みたくなるきっかけを知る
あなたがどのような状況や感情のときにお酒を飲みたくなるか、きっかけを把握しましょう。[3]
無意識に飲んでしまうパターンを理解すれば、事前に対策を準備できるからです。
たとえば「プレッシャーを感じたとき」「ストレスが溜まっているとき」など、不安や緊張が高まったタイミングでお酒に手が伸びていないか振り返ってみてください。
飲酒のきっかけが特定できれば「今は不安だから飲みたくなっているだけだ」と冷静になれます。そうすれば、お酒で不安を解消する代わりに「一旦トイレに立って気分を変える」「深呼吸して落ち着く」といった別の選択肢を持てるようになるでしょう。
お酒に頼ってしまうサイクルから抜け出すために、まずはあなたの感情の動きを知りましょう。
うつの治療前は医師にお酒を飲むことを伝えよう
精神科や心療内科を受診するときは、お酒を飲む頻度や量を正直に医師へ伝えるようにしてください。
正確な状況を共有しておかないと薬の効きすぎや副作用を招き、症状が悪化するリスクがあるためです。
「お酒を飲んでいると言ったら怒られるかも」と不安になる気持ちはあるでしょう。すでに治療を始めているのにお酒を飲んでいることを隠していると、今さら言い出せずにひとりで罪悪感を抱えているかもしれません。
もし、今の先生に話しづらさを感じているなら、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にあるおおかみこころのクリニックへいつでもご相談ください。
今の仕事を続けながら治療を進めるためにも、あなたのライフスタイルに合った治療計画を一緒に立てていきましょう。
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まとめ
うつ病の治療中に薬とお酒を併用すると、肝臓が処理しきれずに薬が長く体内に留まり、副作用が強く出る恐れがあります。
仕事でどうしてもお酒が必要なときはノンアルコールに置き換えたり、飲酒のきっかけを把握して量をコントロールしたりする工夫をしましょう。そして、ひとりで抱え込まず、今の状況を医師に正直に話すことが大切です。
おおかみこころのクリニックは、新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多にある精神科です。仕事帰りや予定の合間にも立ち寄りやすいよう、アクセスのよい立地を大切にしています。
また、自宅から相談できるオンライン診療も実施しております。「今の仕事を続けながら治療できるか相談したい」と思ったときは、お気軽にお問い合わせください。
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【参考文献】
[1]アルコールと薬物の相互作用~主に向精神薬について|アルコール関連問題予防研究会
https://www.al-yobouken.com/pdf/H21/PREVENTION_NO207.pdf
[2]お酒をやめるために|滋賀県
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5269104.pdf
[3]新しい認知行動療法を用いたアルコール依存症入院治療|久里浜医療センター
https://kurihama.hosp.go.jp/hospital/pdf/pharmacy_info_01.pdf








