「もしかしたらうつ病になりかけかもしれない」
「まだ普通に生活できているけどつらい」
「病院に行くほどではない気がする」
うつ病と診断されていないけど、こころと身体に違和感を覚えて悩んでいませんか?
「迷惑をかけたくないから休めない」「この程度で相談していいのかわからない」と感じ、ひとりで抱え込んでいる方も少なくありません。
この記事では、うつ病になりかけの状態について、あらわれやすい症状やムリのない対処法、相談の目安について解説します。
「このままで大丈夫?」という不安な気持ちを、少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。
この記事の内容
うつ病になりかけの人が感じやすい3つのつらさ
うつ病になりかけの人が感じやすいつらさとして、以下の3つが挙げられます。
ひとつずつ見ていきましょう。
うつ病だと認めたくない気持ちがある
うつ病だと認めたくない気持ちと体調の悪さの板挟みにより、つらさを感じやすくなることがあります。
うつ病に対して「普通じゃなくなってしまう」「社会から離れてしまう」というイメージを持っている方も少なくありません。
そのため心身のつらさを感じたときに「うつ病になりかけているかも」「まだ大丈夫だろう」という気持ちの間で揺れ動いてしまうことがあるのです。
「もう少し頑張ればもとに戻るかもしれない」と考えて、つらさに気づかないふりをすることもあるでしょう。
ただ、うつ病だと認めたくない気持ちがある一方で、こころと身体には負担が積み重なっています。
そのため「まだ大丈夫」と思おうとするほど、つらさが強く感じられてしまうのです。

気になる症状や違和感あるときは、ゆっくりしてくださいね
つらいのに身体は動くため相談しづらい
うつ病になりかけのときは、つらさを感じていても日常生活は送れることが多いため、周囲に相談しづらいケースがあります。
うつ病は軽症の段階では、つらさを感じていても対人関係や仕事への影響は少ない状態とされており、外から見ると「普段どおり」に見えやすいのです。[1]
たとえば、気分の落ち込みや不安が続いていても、仕事や家事はなんとかこなせることもあるでしょう。
日常生活は送れるため「これくらいで相談してよいのか」と迷ってしまい、ひとりで抱え込んでしまうケースが少なくありません。
このようにうつ病になりかけの段階では、つらさを抱えているのに周囲に伝わりにくい状態になりやすく、ひとりで抱え込みやすいのです。
「怠けているだけかも」と自分を責めてしまう
うつ病になりかけのときは、怠けているだけかもしれないと感じ自分を責めやすくなることがあります。
やる気の低下や気分の落ち込みを感じていても、診断がないため「本当にうつ病なのか、それとも自分の甘えなのか」と迷いやすくなるのです。
たとえば「これくらいでつらいと思っていいのだろうか」と悩み、本当につらさを感じているのかわからなくなることもあるでしょう。
このようにうつ病になりかけの段階では、つらさを認めてよいのかわからない状態になることが大きな負担になりやすいのです。
うつ病になりかけの人が感じる症状
鬱になりかけの人が感じる症状を、以下の3つに分けて解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
気分や興味に関する症状
うつ病になりかけの人が感じる症状として、気分の落ち込みや興味の低下が挙げられます。
たとえば、以下のような変化があらわれるでしょう。
- 理由もなく気分が落ち込む
- 何事にも興味を持てなくなる
- 趣味の時間も「楽しいはずなのに楽しくない」と感じる
うつ病は「抑うつ気分」または「興味・喜びの低下」のいずれかがみられるのが特徴です。[2]
このように気分や興味に関する変化は、うつ病になりかけの段階で気づきやすい症状といえます。
精神的な症状
うつ病になりかけのときは、以下のような精神的な症状を感じることがあります。
- 漠然とした不安を感じる
- 考えがまとまりにくくなる
- 理由もないのに焦ってしまう
仕事や勉強に集中できずミスが増えたり「自分はだめだ」と責める気持ちが強くなったりすることもあるでしょう。
このようにうつ病になりかけのときは、考え方や感じ方など精神的なつらさを感じやすくなることがあるのです。
身体的な症状
以下のような身体的な症状を感じることも少なくありません。
- 食欲が落ちる/食べ過ぎてしまう
- 寝つきが悪くなる/途中で目が覚める
- しっかり休んでいるはずなのに疲れが抜けない
このような症状は身体の問題だと思われやすいものですが、こころの状態と関係していることも少なくありません。
そのため「疲れているだけ」「生活リズムのせいかもしれない」と見過ごされやすいのが特徴です。
身体の不調が続いているときは、こころの状態にも目を向けましょう。
うつ病になりかけのときにできる対処法とNG行動
うつ病になりかけのときにできる対処法とNG行動を解説します。
つらさを感じているときは、何かを頑張るよりも「負担を減らすこと」が大切です。
また、知らないうちに状態を悪化させてしまうNG行動もあるため、参考にしてください。
うつ病になりかけのときの対処法
うつ病になりかけのときは、頑張ることよりも「やらないこと」を増やす視点を持ちましょう。
例として、以下が挙げられます。
- 予定を詰め込まない
- ムリに人と会うのをやめる
- 意識して「頑張らない時間」をつくる
このような対処法とあわせて、ひとりで抱え込まないことも意識しましょう。
すぐに相談する気持ちになれないときも、いざというときに頼れる場所を用意しておくことが大切です。
たとえば、相談できそうな人をリストアップしたり、相談窓口や医療機関の情報を調べたりするだけでも「ひとりじゃない」と感じやすくなるでしょう。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックでは「うつ病になりかけかも」と悩むあなたのご相談をお待ちしております。
オンライン診療ではご自宅から精神科医にご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
また、人とかかわること自体がつらいと感じているときは、下記の記事をあわせてご覧いただけます。
うつ病になりかけのときのNG行動
うつ病になりかけのときは、以下のような行動によりつらさが長引いてしまう可能性があります。
- 体調がすぐれない中でも頑張り続ける
- 「気のせいかもしれない」とムリをする
- 人に心配をかけたくなくて普段どおりに振る舞う
うつ病になりかけのときは「これくらいで休むのはよくない」「迷惑をかけたくない」という思いから、ムリを続けたりひとりで抱え込んだりすることが少なくありません。
ただこうした行動を続けると、気分の落ち込みや心身の疲れが抜けにくくなってしまうことがあります。
うつ病になりかけのときはムリをせず、早めに休息をとったり相談したりすることが大切です。
憂鬱な気分から抜け出せないときは、下記の記事を合わせてご覧ください。
うつ病になりかけのときに病院に行く目安
以下に心当たりがあるときは、なるべく早く病院を受診しましょう。
- 日常生活に影響が出ている
- 2週間以上気分の落ち込みが続いている
- 死にたい気持ちや自分を傷つける行動がある
うつ病は「甘えなのではないか」「まだ頑張れる」という思いから相談が遅れやすい病気ですが、治療が早いほど回復しやすい病気でもあります。
「この程度で相談していいの?」と迷うかもしれませんが、そのように感じている時点で、こころと身体に負担がかかっているサインかもしれません。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックでは、あなたのご相談をお待ちしております。
オンライン診療ではご自宅から精神科医にご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
当日予約・自宅で薬の受け取り可能
「病院に行きたいけど勇気が出ない」「周囲に知られたくない」と感じている方は、こちらの記事をあわせてご覧ください。
Q:精神科を受診したら必ず薬を処方されますか?
精神科を受診しても、必ず薬が処方されるわけではありません。
精神科では、症状やご本人の希望に配慮しながら医師が治療方針を決めます。
「できれば薬を使いたくない」という希望があるときは、その旨を医師に伝えることも可能です。
状況に応じて、環境の調整やカウンセリングなど、薬以外の方法が提案されることもあります。
Q:精神科に受診したことは周囲にバレますか?
医療機関には秘密を守る義務があるため、本人の許可なく会社や家族に受診について伝えられることはありません。
「通院しているところを見られたくない」と感じるときは、オンライン診療を利用する方法もあります。
ご自宅から相談できるため、周囲の目が気になるときも利用しやすい方法です。
なお、未成年は原則として受診の際に保護者の同意が必要となります。
医療機関や年齢、状況によって対応が異なるケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
Q:うつ病なのかわかりませんが、相談してもいいですか?
うつ病かどうかわからないときも、精神科や心療内科にご相談いただけます。
実際に「この程度で相談していいのかな?」と悩む方は少なくありません。
精神科を受診するきっかけは「眠れない」「ゲームがやめられない」「恋人と別れて気分が沈む」など、人それぞれです。
つらさの感じ方は人によって違うため、ほかの人と比べる必要はありません。
まずは最初の一歩を踏み出す気持ちで、医療機関に相談しましょう。
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まとめ|うつ病になりかけかもと感じたときに大切なこと
うつ病になりかけかもしれないと感じるときは「これはうつ病なのか、それとも甘えなのか」と迷いやすいものです。
ただ、ムリをして普段どおりに過ごそうとしたり「まだ大丈夫」と抱え込んでしまったりすることで、つらさが続いてしまうこともあります。
うつ病になりかけのときは、負担を減らすことを意識しながらムリせず過ごすことが大切です。
「うつ病かどうかわからない」と感じている段階でも、早めに医療機関に相談しましょう。
新宿・秋葉原・横浜・大阪梅田・博多で診療しているおおかみこころのクリニックでは「うつ病かどうかわからない」というあなたのご相談をお待ちしております。
オンライン診療ではご自宅から精神科医にご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
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【参考文献】
[1]日本うつ病学会治療ガイドライン
https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/iinkai/katsudou/data/20190724.pdf
[2]MSDマニュアル|抑うつ症群
- この記事の執筆者
- とだ ゆず
精神科看護師としての経験を活かし、メンタルヘルスを中心とした記事を執筆。こころと身体のつながりを大切にしながら、そっと寄り添う文章を心がけています。
保有資格:看護師、保健師、上級心理カウンセラー、漢方養生指導士








